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私の著書、『書いて、捨てる!』を読んだ方からノートの使い方について、質問をいただきました。
この記事で回答します。
まずメールをシェアしますね。差出人はとーこさんです。
全部1冊のノートに書いていいですか?
件名:書いて捨てるの本について
以前よりブログは時々拝見していたのですが、先週、「書いて捨てる!」の本を購入しました。
私にしては珍しくあっという間に読んでしまいました。
早速ですが、質問なのですが、5つのノートの使い方を紹介していましたが、1冊のノートに全てのことを記する事でのデメリットはありますでしょうか?
筆子さんは何冊のノートを使い分けているのですか?
本にも書いてありましたが、「気を負わず、気楽に書くことをお勧めする本です。」と書いてありましたので、自分なりの書き方で良いのでしょうけど・・・
少し気になったのでお便りさせていただきました。
とーこさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
『書いて、捨てる!』を読んでいただき、うれしいです。
筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
早速、これから書こうと思っていらっしゃるのですね。
もちろん、すべてを1冊のノートに書いても問題ないですよ。
新しいノートを使う必要はなく、そのへんにある使いかけのノートでいいし、いつも書いている家計簿の備考欄に書いてもいいし、コピー用紙を使ってもOKです。
むしろ、5種類のことをべつべつのノートに書いていたら、ノートの冊数が増えて、邪魔じゃないですか? 物が増えると管理の手間も増えますので。
ただ、内容が混ざると使いにくくなる可能性もあるので、書く場所は分けたほうがいいかもしれません。
この本では、以下のノートを紹介しています。
プレノート:ブレインダンプ、何でもランキング
ノート1:管理ノート(持ち物や買い物習慣を管理するためのノート、たとえば洋服ノート)
ノート2:ストレスノート
ノート3:感謝ノート
ノート4:日記・手紙
このうち、ストレスノートや感謝ノートは手元に残さなくてもいいノートです(残したければ残してもいいですが)、しかし、管理ノートや日記は、ある程度の期間、手元に置いて、継続してつけるから、この2種類は、わけて書いたほうが使いやすいと思います。
残すノートは、読み直すノートであり、残さないノートは、読み直さないノートです。
1冊のノートを使いたいときは、仕切りをつければいいですね。
北米には、5 subject notebook(ファイブ・サブジェクト・ノートブック、5教科ノート)と呼ばれるノートがあります。
これは1冊のノートで5教科のノートを取ることを想定して、途中に仕切りがついています。
原理的にはこのノートみたいな感じ。
しかし、専用のノートを買わなくても、自分で付せんやインデックスタブをつけて仕切りをすればいいし、ルーズリーフを使えば、仕切り(見出しシート)みたいなのも売っているので、そういうのをはさみこめばいいでしょう。
すべてのノートをいっせいに書かなくてもいいし、毎日書いている日記に、感謝を書くとか、そういうやり方をしてもOKです。
私が使っているノート
私も、毎日、すべてのノートを書いているわけではありません。
この本を執筆していたのは2019年の秋で、当時は手書きをしていました。しかし、今年のはじめから、紙のデジタル化プロジェクトを開始したので、手書きのノートの割合は減りつつあります。
■今私が書いているもの
私が書いているノートを紹介しますね。文房具についてもっと書いてほしいというリクエストもあるので、詳しめに説明します。
1.モーニングページ:専用の紙のノートに手書き
モーニングページについては、この本にはあまり詳しく書いていませんが、私が一番時間を使って書いているのはこのノートです。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
使っているノートは、以前も紹介しましたが、北米で売られている、composition book(コンポジションブック)です。
こちらに写真あり⇒朝のルーティン、50代ミニマリスト主婦の場合。書くことに時間を使っています。
コンポジションブックは、罫線の入ったノートで、日本で言えば、大学ノートみたいなものです。
北米で、紙でノートを取るとしたら、たいてい、ルーズリーフか、スパイラルノートブック(リングノート)ですが、私は、リングノートが嫌いなので、糸綴じで、どこでも手に入るコンポジションブックを愛用しています。
もし日本に住んでいたら、コクヨのキャンパスノートを使っていると思います。
2.10年日記:専用の日記帳に手書き
日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
このノートです。
3.スケジュール帳:アップルペンシルでアイパッドに書き込む
4.家計簿:紙のノート、使い終わったらデジタルに以降する予定
使っているノートは以上4つです。
ストレスノートや感謝ノートは、書くとしたら、モーニングページに書いており、ブレインダンプはノートではなく、紙に書いています。
管理ノートとしては、日々の買い物の記録を、Googleシートに記録しています(フォームを作って、買い物するたびに入力し、スプレッドシートを生成)。
洋服は数がそんなにないから、すべて頭に入っているし、忘れてもいつでも目視できるので、ノートに書き出す必要性は感じていません。
ほかに、ブログのネタを書いたノートが、ふつうのノートとバインダーの2冊ありますが、今は、ネタは全部GoogleのKeepに記録しているので、ノートのほうは、そのうち捨てようと思っています。
買い物メモや30日間待つノート(欲しいものが出てきたら、書いて、1ヶ月待つノート)も、Keepに書いています。
「ちょっと覚えておきたいなあ」と思うものは、全部Keepに入力するので、覚書をするために紙のノートを使うことはなくなりました。
数時間覚えておけばいい情報は、そのへんにある紙を使います。ブログの構成も、そのへんの紙切れに書き、終わったら、その紙は捨てます。
もう少し長く覚えておきたいもの(本の構成など)は、Windowsのメモ帳にタイプします。
ノートの使い方に関して
自分の好きなことを、好きなように書けばいいのですが、手のひらサイズみたいな小さいノートは使いにくいと思います。
好みがあるので、一概に言えませんが、小さいノートに書こうとすると、文字も小さくなるので、書きにくいし、読みにくいですよね。
それに、「書いて、捨てる!」で紹介したノートは、携帯する必要はないから、できれば普通サイズのノートをおすすめします。
特にブレインダンプ、ストレスノート、モーニングページは、頭の中にあることをがーっと書くノートですから、小さいノートにちまちま書いていたら、制限がかかって放出できません。
筆記具も、芯が太くて、すべりのいいものでがんがん書いてください。
私は鉛筆なら3B、シャープペンは芯の太さが0.9で、B~2Bをつかいます。筆圧が強いので細い芯だと書いている途中に、ぼきぼき折れます。
太い芯が手元になかったら細めのものも使いますが、太いペンのほうが、思考が流れ出すスピードに負けずに書けると思います。
とは言え、自分の好きなように書いてくださいね。
紙も筆記具もなんでもいいです。ツール選びより、実際に書くことが重要です。
書くことに関して書いた記事のまとめ記事にリンクしておきますので、必要に応じて読んでください。
では、とーこさん、お元気でお過ごしください。
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読者の質問に回答しました。
私の趣味は語学ですが、語学のノートもデジタルで取っています。
ただ、デジタルでノートを作ってみてわかったのですが、単語や例文は、紙に手書きしたほうが記憶に残ります。
デジタルノートを何度も見ると目が疲れるので、覚えたいものを書くノート(何度も見返すノート)は紙を使っています。
それでは、あなたも質問や感想がありましたら、お気軽にメールで聞いてください。お待ちしています。