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以前、読者の方から「だるい、重い、キツイ。何もしたくない。ずっと寝ていたいくらい無気力です。これはものが多いせいですか?」というメールをいただいたことがあります。
確かに3月は、「春バテ」という言葉があるほど、疲れている人がいますよね。
そんな人に向けて、エネルギーを奪うものを5つ紹介します。
ものが多いのも問題ですが、それ以外にも暮らしの中に気力を取られてしまうものは複数あります。
思い当たるものがあったら、手放すことを考えてみてください。
目次
- 1. 目に入るたびに気が重くなるもの
- 2. 今の自分を助けてくれない過去の遺物
- 3. 断れずに引き受けた義務や約束
- 4. 情報を取り込みすぎる習慣
- 5. 「ちゃんとやらなきゃ」という思い込み
- 6. おわりに:暮らしを軽くした先にあるもの
1. 目に入るたびに気が重くなるもの
ものが多すぎると視覚的な情報が増えて疲れます。
部屋がごちゃごちゃしていると落ち着きませんよね。
さらに、自己嫌悪や罪悪感も生まれます。
壊れたまま使っていない家電、開けていない荷物、とりあえず置いた紙の山。
こうしたものが、視界に入るたびに「どうにかしなきゃ」と自分をさいなむ声が聞こえるのです。
毎日のように繰り返されると、気力が削られていきます。
私にも似た体験があります。
以前、引っ越しをしなければならないのに、引っ越し先がなかなか決まらなかったことがありました。
荷造りだけは進めていたので、段ボール箱がどんどん部屋に積み上がっていきました。
行き先のない段ボールの山を毎日眺めていると、本当に気持ちが沈みました。
荷物そのものが重いのではなく、「どうにもできない」という状況が目に見える形でそこにあることが、つらかったんです。
もしあなたの部屋にも、見るたびに気が重くなるものがあるなら、まずはそれを1つだけ処分してみてください。
1つ減らすだけで、視界が少しクリアになり、気持ちもほんの少し軽くなります。
2. 今の自分を助けてくれない過去の遺物
もう使わない仕事の道具、終わった趣味の材料、何年も開いていない教材や本。
こうした「過去の自分のためのもの」が、今の自分のエネルギーを奪っていることがあります。
持っている本人は「まだ使えるから」「いつか読むかもしれないから」と思っています。
でも、そのものが果たしている役割は、「過去の自分」を守ることであって、「今の自分」を助けることではありません。
古いものが多いと、過去に足を引っ張られます。
昔の自分や終わったはずの役割に意識が向いてしまいます。すると、今日すべきことに使うエネルギーを奪われます。
また、途中でやめた英語教材、手をつけていないハンドメイドキット、読みかけの本の山などは、「やってないこと」「できなかったこと」を思い出させます。
これはやり残しとして、罪悪感や自己嫌悪につながります。
私はかつて、教材や積ん読本がとても多い時期がありました。
語学が趣味なので、テキストや参考書がたまりやすいし、それ以外にも読みたいと思って買った本がどんどん増えていきました。
寝室のベッドの横に本がずらっと積まれている状態で、朝起きるとまずその山が目に入ります。
本の背表紙にはタイトルがびっしり並んでいるから、起きた瞬間にたくさんの文字が視界に飛び込んできました。
とても気が散るし、ためいきをつきたいほど疲れを感じました。
あるとき、本当に好きで何度でも読みたい本と、今ちゃんと読む予定のある本だけを残し、あとは手放しました。
すると、気分が驚くほど軽くなりました。
過去のものは思い出深く、深い愛着があるかもしれません。
でも、「あの頃の自分はもう卒業した」と考えると、わりにあっさり手放すことができます。
今の自分が使っているかどうかだけで判断すると、残すものがはっきりします。
「いつか読む」本が重荷になっていませんか?本棚を軽くする7つのヒント
3. 断れずに引き受けた義務や約束
エネルギーを奪うのは、ものだけではありません。
「やらなきゃいけないこと」も、大きなストレスになります。
特に、自分から望んだわけではないのに、断れずに引き受けてしまった約束や義務は重荷になりやすいです。
やりたくてやっていることなら、多少忙しくてもエネルギーは湧いてきます。
でも、義理やその場の流れで引き受けたことは、スケジュール帳に書いてあるのを見るだけで疲れます。
予定を見るたびに、「嫌だな」「面倒だな」と感じるなら、それはあなたのエネルギーを奪っています。
私はわりと断るのが得意ですが、以前、うっかり引き受けた用事があります。
里帰りをしたとき、ブログの読者でもあり、ほかにも少し接点のあった方から「会いましょう」と誘われて、なんとなく引き受けてしまいました。
でも、里帰り中は日本でしかできない用事がたくさんあって、スケジュールがかなり詰まっていました。
それに正直なところ、お会いすることにワクワクするよりも、「なんだか乗り気になれないな」という気持ちのほうが強かったんです。
結局、相手の方に別の用事ができて、先方から「行けなくなりました」と連絡がありました。
そのとき、ほっとしている自分に気づきました。
ほっとするということは、最初から自分が望んでいなかった約束だったということです。
こういう「ほっとする約束」をたくさん抱えていたら、そりゃあ疲れますよね。
全部の誘いを断る必要はないけれど、自分で選んでいない約束があるなら、いくつか断ってみてください。
4. 情報を取り込みすぎる習慣
何もしていないのに疲れる原因として見落としがちなのが、情報の取り込みすぎです。
体を動かして起きる疲れは自覚しやすいですが、情報の追いすぎで疲れていることはなかなか気づけません。
SNS、ニュース、動画など、情報は尽きることがありません。
スマホやパソコンを開けば、あっという間に情報の渦に巻かれます。
自分では「ちょっと見ているだけ」のつもりでも、脳はその間ずっと処理を続けています。
私も、情報の取り込みすぎで疲れた体験があります。
冬場、外に散歩に行けないので、家の中でミニトランポリンを使って運動しています。
去年の終わりごろ、トランポリンをしながらYouTubeを見るのが習慣になっていました。
でも、YouTubeには気持ちを揺さぶるサムネイルやタイトルがとても多いんです。
AI関連の動画だと「あなただけが遅れている」「知らないと損する」といった見出しが目に飛び込んでくるし、海外在住者向けの動画だと「日本の銀行口座がバレる」「法律が変わった」といった不安をあおるサムネイルが並んでいます。
運動して体を動かしているのに、目から入ってくる情報のせいで気持ちはふさぐ。
これではなんのために運動しているかわかりません。
それで、ミニトランポリン中はYouTubeをやめて、オーディオブックやポッドキャストを聴くことにしました。
画面自体を見なくて済むので視覚的な誘惑がないし、そもそもオーディオブックを再生してしまえば、YouTubeに移動する理由がなくなります。
視覚情報をオフにして、耳だけ使う。
たったこれだけのことで、運動後の気分がずいぶん変わりました。
疲れやすいと感じている人は、1日にどれだけの情報を目から取り込んでいるか、振り返ってみるといいかもしれません。
見る時間や見るものに上限を決めるだけでも、脳の負担は減ります。
5. 「ちゃんとやらなきゃ」という思い込み
最後にもうひとつ。
目に見えないけれど、とても大きくエネルギーを奪うものがあります。
それは「ちゃんとやらなきゃ」という思い込みです。
家事はきちんとやらなきゃいけない。
仕事は手を抜いてはいけない。
人付き合いはちゃんとしなきゃいけない。
こうした「べき」をたくさん抱えていると、すべてをがんばりすぎてしまいます。
朝起きた瞬間から「今日やるべきこと」のリストが頭に浮かび、夜寝る前には「できなかったこと」を数えてしまう。
これでは、体が元気でも疲れます。
だるいときは、体が疲れているのかもしれません。
でもそれと同じくらい、心が「これ以上がんばれません」と言っていることもあります。
だるくて動けない日は、やらなくてもいいことを探してみましょう。
掃除機をかけなくても、洗濯を1日延ばしても、メールの返信が明日になっても、たいていの場合、何も困りません。
「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちを手放すと、ラクになれます。
まずは、温かいお茶でも飲んで、今日やらなくても誰も困らないことを見つけてください。
片付けが進まないのは「正しくやろう」とするから:完璧主義を手放すヒント
おわりに:暮らしを軽くした先にあるもの
今回は、目に見えるガラクタから、義務感や完璧主義といった目に見えないものまで、私たちの気力を奪うものを5つ紹介しました。
だるさや無気力の原因は、体調や季節の変わり目だけではないかもしれません。
暮らしの中に、気づかないうちに気力を消耗させているものがあると思います。
立ち止まって、自分のエネルギーの行き先を考えてみてください。
一番問題になっていると思うものから、手放していきましょう。














































