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料理が苦手だから、便利な道具があればなんとかなる。
そう考えて調理グッズをつい買ってしまう人は多いです。
ですが、ものが増えるほど台所は散らかり、料理を始めるまでの手順が増えて、かえって料理しにくくなります。
この記事では、料理が苦手な人ほどキッチンのものは増やさない方がいいこと、そして、本当に残すべきものの見極め方をお伝えします。
引き出しがいっぱいで使いたいものがすぐに出てこなくてイライラ。そんな人は、ぜひ、先を読んでください。
道具が増えると、キッチンが使いにくくなる
いい道具さえ揃えれば素晴らしい料理を作れる。そう思ってしまう気持ちはわかります。
私も料理が苦手だからです。
確かに、使いやすい道具は助けになります。ですが、その前に何をどう作りたいのかわかっていないと、道具を買ってもうまく使いこなせません。
むしろ余分な道具が増えて、料理しにくくなります。
以前、メロンの果肉を丸くくり抜く道具やシトラス絞りを持っていました。
何度か使ってみましたが、果肉をくり抜くよりそのまま食べるほうがおいしいし、レモンも手で絞るほうが手軽でした。
問題は、そうやって本来はいらなかった道具が、引き出しの奥に押し込まれていくことです。
引き出しがぎゅうぎゅうだと、よく使うフライ返し1本を取り出すだけでも探す手間がかかります。
取り出したいときにさっと取り出せない。こうした小さなストレスが、調理に対する抵抗感を作ってしまいます。
読者の方からも、SNSやレシピサイトで見かけた専用グッズを衝動買いしたけれど、自分の暮らしには合わなかった、という声をもらうことがあります。
見た目はおしゃれでも、自分の食事の作り方やキッチンの広さに合っていなければ、出番がありません。
フルーツの皮むき専用グッズ程度なら、引き出しがいっぱいになるだけで済みます。
しかし、これがもう少し大きさのある調理家電だったら、キッチンの棚やカウンターのスペースを占領してしまいます。
調理スペースが手狭になり、台所がさらに使いにくくなります。
フードプロセッサーをやめたら、パン作りが続いた
ミニマリストになるプロセスでキッチン関係のものもたくさん減らしました。
捨ててラクになったのは、意外にも便利ツールの代表であるフードプロセッサーです。
パン作りが好きだった頃、大きなフードプロセッサーで生地をこねていました。
スイッチを押せば生地がまとまるので、それなりに便利でした。
ただし、使ったあとが大変でした。
本体、刃、ふた、パッキン。
パーツを全部外して洗い、乾かし、また組み立てて棚にしまう。
この一連の片づけがしんどいので、パンを焼きたいと思っても、後始末が頭に浮かんで手が止まることがありました。
あるとき、ボウルと手だけでこねてみたら、思いのほか簡単にできました。
洗いものはボウルひとつ。
思いついたときにすぐ始められて、あっという間に片づく。
フードプロセッサーを使わないほうが、パン作りが気軽にできました。
このフードプロセッサーはしばらく持っていましたが、結局手放しました。
すると、キッチンのカウンターのスペースが空いて、料理全般がしやすくなりました。
便利だと思って買ったものが、かえって料理のハードルを上げているケースは意外と多いです。
残す道具の見極めは、使用頻度と使い回しのしやすさで
よく使うものは残し、ほとんど使っていないものはもう手放します。
手元に残すツールは、いろいろなことに使えるかどうかという視点でも選んでください。
たとえば、フライパンは焼くだけでなく、炒めものにも蒸し料理にも使えます。
よく切れる包丁が1本あれば、皮むき専用グッズがなくても困りません。
逆に、用途が限られているもので、ほかのもので代用がきくなら手放す候補です。
私が今キッチンで使っているのは、フライパン、鍋、エアフライヤー、包丁、まな板。
あとは木べら、ゴムべら、おたま、フライ返しが数本です。
これだけで、ふだんの食事はほぼ作れます。
中華やエスニック料理を作るなら、専用のツールが必要かもしれません。
けれど、そういう料理を作るときでも基本的なツールで間に合わないか考えてみてください。
日本は食文化がとても豊かなぶん、卵焼き器やすり鉢、巻きすなど、用途が限られたものが増えやすい環境です。
そこで、自分の食卓に本当に必要かどうか、ひとつずつ確かめるといいですよ。
お弁当のおかずを型抜きするグッズを持っている人もいるでしょう。
毎日お弁当を作るなら活躍しますが、週末にしか作らないなら、包丁で切るだけで十分です。
たとえば、週に3回はお弁当作りで卵焼き器を使うなら、それは残すべきツールです。逆に、月に数回しか出番がないかさばるサラダスピナーは、ザルとふきんで代用できないか試してみる。
こんなふうに、ツールを絞り込むことを意識します。
新しいツールを買う前にする質問
調理家電や調理雑貨を整理した後も、新しいグッズが欲しくなるかもしれません。
SNSでおしゃれなキッチンツールを見かけたり、料理番組で紹介されたアイテムが気になったり。誘惑はたくさんあるでしょう。
新しいものを買えばもっと便利になる気がするし、なんとなくうまく作れる期待もわいてきます。
そんなときは、買う前に以下の3つを自問してみるのがおすすめです。
1)今あるもので代用できないか。
包丁で切れるものを、わざわざ専用のスライサーで切る必要があるのか。
手元にあるもので間に合うことも多いです。
2)週に何回使う場面があるか。
月に1回しか出番がないなら、収納スペースで待機している時間のほうが長いです。
3)しまう場所は決まっているか。
置き場所が思いつかないなら、台所のキャパシティを超えているかもしれません。
どうしても必要なら、さらなるキッチンの断捨離をしてから迎え入れましょう。
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ずいぶん前ですが、同じパン生地で何度もパンを焼いたほうが、パン作りの腕が上がると書いたことがあります。
ミニマルライフと、道具がたくさんいる趣味のバランスをとる方法。
料理もレシピや道具をシンプルにしておいたほうが、料理全般の腕が上がるのではないでしょうか?
道具が増えれば増えるほど、判断する回数も増えます。
道具やレシピを絞ると、迷う、探す、考えるという手間がぐっと減ります。スペースに余裕が生まれるので、キッチンも使いやすくなります。
1つの料理が終わったあとに、あれこれ片づけなくて済みます。
ちゃんと作らなければいけない、もっと料理上手にならなければと思っていると、道具を減らすことに抵抗を感じるかもしれません。
ですが、ものを減らすともっと気軽に台所に立つことができるのです。
うまく作ろうと気負わず、とりあえずフライパンを出して何か焼いてみる。そんな気になれます。
この記事を読み終えたら、キッチンの引き出しを開けて、ここ1か月で一度も手に取らなかったものを出してみてください。
すぐに捨てなくてもいいけれど、せめて、どこか別の場所に移しましょう。
それだけで、次の食事から準備しやすくなります。














































