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「真のミニマリストは自炊などせず、自分の食器も持たず、毎回外食する」と聞いたことがあります。しかし、筆子はあくまで「50代主婦ミニマリスト」なので主婦の努めである家事をしなければなりません。
どんなものを作っているのか詳しくお伝えしましょう。
同じメニューだと楽ちんです
私は「節約して老い支度に励むミニマリスト」でもあります。外食や、半分できているものばかり買ってきて食卓に並べるのは不経済です。
さらに、「なるべくエコな暮しをして健康に留意したいミニマリスト」なので、加工品ばかり食べるのもいやです。
そこで結局、ほぼ自炊をしています。
ところが、筆子は料理があまり得意ではありません。しかもズボラです。新しいレパートリーにチャレンジしようという気持ちもなく、毎週ワンパターンの献立を展開。
自分が食べるものは、西式甲田療法をベースにした、青泥とサラダが多いのですが、家族にはふつうの食事を作っています。
マンネリ料理ですが、こうした料理に甘んじることは、ある意味、シンプルライフの追求に役立っています。
以下に私がよく作っている献立を紹介しますね。
ズボラ主婦筆子のシンプル料理
今は娘の希望を取り入れてメインはこんなものが多いです。
●チキン
ドラムスティック(太鼓のバチではなく、鶏の脚。よくKFCのフライドチキンになっています)テリヤキソースをつけてオーブントースターで焼く。
●サーモン
そのへんの野菜と一緒にアルミホイルで包んでオーブントースターで焼いたり、フライパンで適当に焼いたり。
●ビーフステーキ
塩コショウしてフライパンで焼く。
筆子は正しくビーフステーキを焼くことができないため、夫に何度も文句を言われ、トラウマに。
●カレーライス
母が時々送ってくれる「こくまろカレー」を使用。先日、近所のドラッグストアにグリコのカレーがあったので買ってみて作ったら、おいしくなかったです。市販のカレールーは添加物いっぱいで不健康なので、自分はあんまり食べません。
●チャーハン
適当な野菜といっしょにごはん(玄米)を炒めます。娘の希望で肉類(牛肉やチキン)は別にして炒めます。
●パスタ
パスタは娘の好みで、フジッリ (Fusilli)というショートパスタを使用。ねじねじになったマカロニみたいなのです。原材料が玄米か、野菜が混ざっているものを選んでいます。
トマトソースにはベジタリアン用のミートボールを入れます。
ミートボールについてはこの記事に書いています⇒私が高いオーガニックフードを買う理由
●トーフステーキ
豆腐をフライパンで焼くだけ。
●焼きそば
●スターフライ
野菜と肉の炒めもの。
これはメインで、サイドディッシュとして、野菜サラダをたっぷり作ります。メインがほぼ炭水化物である、チャーハンやパスタの時以外は、炭水化物として、玄米や、ポテトを出します。
カロリーがあがるのと、オーブンが汚れるので、あまり作りませんが、自家製フレンチフライのときもあり。
私のこの超シンプル料理に、たまに夫が作るものが加わります。彼も私以上に決まったものしか作りません。
●チリ
ひき肉と豆をトマトソースで煮込むもの。刑事コロンボが好きな料理。
●ポークのマッシュルームソースぞえ
豚肉をふつうにパンフライして、缶詰のマッシュルームスープをもとにしたクリームソースみたいなのであえる。気持ち悪いから私は食べません。
●スパニッシュオムレツ
いろんなものが入っているオムレツ。ただし、娘は卵をあまり好きでなく、食べません。
●骨付きリブ
骨付きの肉ををバーベキューソース付けてオーブンで焼いたもの。
●カレーソーセージ
ソーセージをいためて、カレールーをそえる。ルーにはレーズンをいれる。
このカレールーは彼の手作りで、ホワイトソースみたいなのに、カレー粉を入れる要領で作っていると思われます。油ギトギトなので私は食べません。
たまに夫がデリバリーで以下のものを取ることがあります。
●ピザ
●チャイニーズのいろいろ。春巻き、チャーハン、焼きそば、野菜炒め、ワンタンスープなど。
●KFCのチキンとサラダ(これは自分で買ってくる)。
さらに、最近、娘がヘルシー志向になったためあまり登場しませんが
●ペローギ(冷凍)
も以前はよく出していました。
ペローギはもともとウクライナ料理。すごく大雑把に書くと、餃子の中身がマッシュポテトとチーズになったようなもの。
さらに、今年の冬は作りませんでしたが、マカロニグラタン、シェパーズパイ(ひき肉のトマトソース煮込みの上にマッシュポテトをのせてオーブンで焼いたもの)、ミネステローネスープ、チラシ寿司、ハンバーグなども、以前はよく作っていました。
私はスープが好きですが、夫も娘も、自分たちは「スープ・パーソンではない」と言うのであまり登場しません。
そして、クリスマスとサンクスギビングデーに、夫がシチメンチョウのローストを作ります。
一般のご家庭からみると、とても少ないレパートリーだと思います。だいたい自分は豆腐と生野菜があれば平気なので、そんなにこったものをいろいろ作る気にもなりません。
昔はピザを作ったりしましたが、お菓子やパンを作ると、1人でどんどん食べて太る一方なので自粛しています。
このようにワンパターンですが、カナダの食文化は、日本のそれと比べるときわめてシンプルです。
家庭によって違うでしょうが、日本の食卓みたいに、たくさんのものをのせる必要はありません。「だから、許されている」という側面があります。
弁当もシンプル
高校2年の娘は毎日学校にお弁当(もどき)を持参します。カフェテリアもあるのですが、昼休みは忙しいらしく、さっとつまめるものがいいようです。
こちらの一般的な弁当はサンドイッチだと思います。サンドイッチを毎日繰り返すだけで事足ります。
サンドイッチのパンの種類や具は変えるかもしれませんが、パターンは一緒です。子供が小さかったころは、自分でベーグルを焼き、それでサンドイッチをよく作っていました。
娘はおにぎりを食べないので、サンドイッチしか選択肢がありません。
しかし、中学生ぐらいから彼女は「私はサンドイッチは嫌いだから、弁当に入れないで」と言うようになりました。
サンドイッチを取ったら、弁当が成立しないんですけど?
そこで、一時期は、パスタとか、ペローギとか、夕食の残りを詰めていました。
最近は、りんごと何かちょっとつまめるドライなスナック(ライスパフや、プレッツエルなど)や、スティック野菜を持たせています。
ただ、放課後、夜9時半までバイトするときは、サンドイッチを用意。さすがにおなかがすくらしく、バイト先では素直にサンドイッチを食べています。
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日本のお母さん方の料理や弁当作りにかける時間やエネルギーに比べると筆子の料理のそれは相当省エネ化が進んでいます。
いつも同じ献立をローテーションしているだけ。
献立を固定化し、特に何か新しい展開をしようとしないこの方法は、生活のシンプル化に役立っています。調理道具もあれこれそろえる必要もないし、余分な食器も断捨離できます。
ごくまれに外食すれば、目先も変わります。
料理が苦手な主婦は、無理に「料理大好き主婦」の作るようなものを毎日作る必要ないと思うのですよね。
もしご主人や子供のほうが料理が得意なら、そういう人に作ってもらえばいいし。
「欲張って、無理していろいろなことに手をひろげすぎない」というのも、暮しをシンプルにする方法の1つです。