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服を少し捨てなければ、と思っているけど、重い腰があがらずぐずぐずしている人のために、私が服を断捨離して得た気づきやメリットを5つお伝えします。服を捨てると収納スペースが空く、と言いますが、私の場合脳内スペースが空いたのが最大のメリットでした。
1.「収納スペースに対して服が多すぎた」という気づき
私も20代はたくさんの衣類を持っていました。数を数えたことはありませんが、洋服ダンスとファンシーケースには収まり切らず、ベッドの下にもTシャツを巻いて収納していました。
さらに、未使用の部屋着やパジャマ、靴下を母の部屋にある押入れに入れてました。これはフェリシモの頒布会で買ったものです。
その頃は、自分が服を持ちすぎだとか、少し捨てるべきだとか、ストックの見直しをするべきだ、持っている服をフル活用すべきだ、という考えは全く浮かびませんでした。だから数を数えるということもしなかったのですね。
20代後半でかなり服を断捨離しましたが、単純に洋服ダンスやファンシーケースからあふれていて、始末に困ったからです。
当時は、捨てている時ですら、服が多すぎるとは考えず、部屋が狭い、ファンシーケースが小さすぎると思っていました。もっとうまく収納できる方法があるはずだ、とも。
しかし、服をどーんと捨てたら、自分が収納スペースに対して、多すぎる服を持っていたことに気づきました。
私たちは、気に入った服があると、わりと気軽に買います。ですが、本来なら、先に、家にどれだけ服を収納するスペースがあるか考えてから買うべきなのです。
車を買うとき駐車スペースを確保して買いますが、洋服もそうすべきだと思います。私は服を捨ててからようやくこんなシンプルなことに気づきました。
☆こんなふうに服を捨てました⇒必ず知っておきたい洋服を減らすコツ~私はこんなふうに衣類を断捨離しました
2.着る服に迷わなくなった
今、服と名のつくものは14着持っており、スタイルはいつも同じなので、着るものに全く(本当に)迷わなくなりました。
昔は出かける前に、数着の服を着たり脱いだりして決めることがよくありました。1回の外出にトップス3回、ボトムス2回ぐらいは着替えていたのです。
朝の忙しいときにこんなことをやっており、ようやく着る服が決まった時、足元には脱ぎ捨てた服が数着落ちていました。しかし、それをきれいにしまっている時間がないので、そのまま洋服ダンスの底というか、棚というのかよくわかりませんが、服が落ちるところ(?)に押し込んでいました。
今はこんなことはありません。
まあ、フライレディの言うように前の晩に翌日着る服をレイアウトしておけば、こんなことをする必要はないでしょう。でも、前の晩に用意するにしても、カプセルワードローブを作っておけば、準備が格段に楽になると思います。
家族で出かけるとき、もっとも身支度を早く終えることができるのは私です。
3.服の買い物にムダな時間を使わなくなった
服をたくさん持っていたときは、当然のことながら1着1着の服を買うのに時間を使っていました。
1着の服を買うのにどのぐらいの時間がかかるか、それは人それぞれでしょう。
フェリシモで服を買う時は、カタログを見て、何を注文するか決めて、注文書を書いて、ポストに投函すれば終わりました。
しかし、「カタログを見て考える」、この行為にけっこう時間をかけていました。フェリシモのカタログはすごく分厚かったのですが、わりと丁寧にじっくり見ていました。
今思うとあんなカタログをじっくり見てる時間があったなんて、やはり独身の時は暇だったと思います。
店舗に服を買いに行くのは、たいてい仕事の帰り、たまに週末に友達と買い物に行くこともありました。この時間もバカになりません。実際に買わなくてもウインドウショッピングをしている時間が長かったです。
7,8年前、ネット通販で安い服を買っていたときも、それなりに時間を使っていました。
まずショップから届くメールを見る時間。ざっと見てメールを削除するなら30秒~1分でしょうか。もし、気になる商品がありリンクから店にアクセスし、店の商品をいろいろ見たら1分では終わりません。
必ずしも買うわけではありませんが、サイトの中をあちこち見ているとあっと言う間に30分ぐらい過ぎていました。実際に買うときは、もっと時間がかかっていたと思います。
ネット通販は時間がかからないといいますが、私の場合は、あちこち見て、時には他の店と値段を見比べたりしていたので、それはそれで時間がかかり、また買い物が終わると頭も相当疲れていました。
レビューやら商品の説明やらを見比べて、迷うから脳が疲れていたのです。現在はこの迷ったりする時間がもったいないので、別に最安値でなくてもいいから、できるだけ早く買い物を終えたい、と思うほうです。
服を買うのに使う時間は実際に服を買っている時間だけではありません。買うことを意識して雑誌を見たり、アマゾンや楽天市場をぼーっと見ていたり、どんな服を着ようか考えている時間やウインドウショッピングの時間も含まれています。
おしゃれな人は1日のうち服について考えている時間が長いと思います。
しかし私はさしておしゃれでもないのに、けっこう服について考えていたのです。それは意識的な深い思考ではありません。なんとなく考える、無意識の思考パターンとなっていました。
ミニマリストになってほとんど服を買わなくなったので、服について考えることは格段に少なくなりました。
去年はいくらか服を断捨離していたので、「これはもういらないかな」なんて考えるのに時間を使っていましたが、ある程度捨て終わった今は、服について考えることなんて、週に30分もないと思います。
たまに胸にシミがついているのに気づき、ふいたりするのですが、そんな時ぐらいです、私が服に意識を向けるのは。
こうなると、もう脳はどんな服を見ても、それについて考えないようになってしまいます。私はたまに娘の買い物につきあってショッピングモールに行きますが、服を見ても、何も感じなくなりました。
あまりに無反応なので、娘にいやがられています。
脳はいったん「自分には関係ない」と思ってしまったものには、意識的にならない限り、全然注意を向けないんだ、と身を持ってわかりました。
さて、服について考えない脳になり、浮いた時間を何に使っているのかというと、趣味の語学、読書、ジョギングやミニトランポリン、そしてブログを書くことです。
前と同じ調子で買い物をしていたらとてもブログを書く時間などなかったと思います。
服を捨てたら生産性があがった話はこちら⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
4.服を捨てたことで他のものも捨てられた
私にとって服はわりと捨てやすいものでした。服は、たとえば食器などに比べて軽いし、丸めることができるので、袋にどさっと入れてそのまま寄付センターに持っていけば、断捨離は終わります。
私が服を持っていく寄付センターの写真はこちら⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
それに、衣類はどこにでも売っているので補充しやすいので安心して捨てられます。
まあ実際は、私の場合小柄なので、サイズが合って、天然繊維で、好みの色で、値段もそこそこのもの、となると探すのはちょっと手間ですが、それでもその気になればたぶん簡単に手に入ります。
服をミニマムにしたら、いろいろと楽になったし、捨てる力がついたようで、他のものもどんどん捨てられました。
私は、引越前に、マットレスやらキャビネットやら、自分が使っていた家具を捨てましたが、全く抵抗はありませんでした。昔の私なら多少なりとも「もったいない」なんて思ったんじゃないでしょうか?
5.収納も整理も簡単になり、スペースが不用に
これは誰でも想像つくメリットです。自分の服のために特に収納家具はいらないし、収納するスペースもほんの少しで足りています。
服が少ないことに付随して他のものも不用になったのです。
特に家具やスペースが不用になったのは大きなメリットでした。
もし私が一般女性と同じくらい服を持っていたら、このアパートに入居するのは不可能だったでしょう。自分専用のクローゼットもなければ、チェストなどの家具を置く場所もないのですから。
旅行するときの荷物も、とてもコンパクトになりました。持っていくものに迷うこともありません。
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こうしたメリットを享受することで、私の脳内スペースがかなり空きました。だから、もっと大事な自分の好きなことに集中できるわけです。
これは捨ててみないと実感できないかもしれません。私ほどたくさん捨てることはありません。少し捨てただけで変化が感じられる思います。