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初心者でも取り組みやすいように、服の捨て方のコツを5つお伝えします。
年度が始まる春は、新しいことにチャレンジする季節。この機会に、服の断捨離をやってみませんか?4月は冬ものを順番にしまっているご家庭が多いと思います。春はワードローブの整理をする絶好のチャンスなのです。
断捨離をやったことがない人、大掃除のときに捨てそこなった人は、このタイミングで、洋服を捨ててみましょう。
近藤麻理恵さんの本によると、最近は日本でも、以前ほど、服装に季節のしばりがないようですね。
この機会にいらない服を捨てて、通年で使えるワードローブを作ってしまうと、のちのち管理が楽になります。
衣類をミニマムにすることから、ミニマリスト的ライフスタイルを作っていくのもありです。よければ試してくださいね。
さて、服をミニマムにするとき、いっぺんに何もかも捨てようとすると失敗します。現在私は14着の服を持っていますが、ここまで減らすのに、数年かかっています。
最初は、明らかにいらない物から捨てて、少しずつ自分の好きなワードローブを作っていくそのプロセスを楽しむといいと思います。
1番始めにやること:服をミニマムにしたあとのゴールについて考える
私はどんなプロジェクトでも、まずその仕事のゴールを設定することが大切だと思っています。
断捨離も例外ではありません。
何ごとも始めることが、一番難しいのです。服を減らして、どんなふうになりたいのか少し考えてみるとわくわくして、やる気も出ます。
始める前にちょっとしたゴールを思い描いておけば、障害にあったとき、戦略を立てやすくなるので、継続しやすいです。
たとえばこんなゴールが考えられます。
とにかく服が部屋にあふれているから何とかしたい、服のメンテナンスにかける時間を減らしたい、服に使うお金を減らして節約したい、「着ない服は持たない人」になりたい、好きな服だけ所有したい、など。
それでは、服を捨てるヒント、服の数を減らす秘訣を紹介します。
ヒント1:少しでいいので余白を作る
余白を作るとは、服を少し捨てて、収納スペースに空きを作るということです。クローゼットでもたんすでもかまいません。びっしり入っているなら、この1年着なかった服から、寄付してください。
クローゼットを使って服を管理しているなら、ある服を着て戻したら、ハンガーの向きを反対にすると、数カ月後に自分が着ていない服を簡単に発見できます。
私は、服を着たら、一番左側にかけるようにしていました。するとあまり着ない服はどんどん右側に行きます。いつも右側でくすぶっている服はそのクローゼットから出て行く時期が来ているのです。
ハンガーを一番はしっこにかけるやり方は、カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』という本から学んだことです。
カレンの本について⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
ヒント2:服をグループごとに分ける
少し余白を作ったあとは、できれば、服をアイテムや色でグループ分けをしてみましょう。グループ分け余計な服を見つけるのに効果があります。
自分はやたらとアウターを持っているとか、タンクトップばかりある、なぜか黒い服ばかりだ、ということもわかるのです。
何もしない前から、「私はコートをいっぱい持っている」となんとなくわかっている人もいると思います。しかし実際に、服をグループ分けしてみると、もっとはっきりと現実に直面します。
頭のなかでぼんやりと「服が多すぎるからちょっと整理しないとね」と思っているより、「私はアウターを7着も持っているから、半部捨てよう」と考えるほうが、断捨離がうまく行きます。
グループ分けすると、自分が着たいファッションのインスピレーションもわいていきます。
あまりにたくさん服があるとグループ分けできないので、ある程度数が減ってからやってみてください。
ヒント3:ハンガーを断捨離する
ハンガーの数を減らせば、かける服も減ります。逆にいたずらにハンガーの数を増やすと、服の数も増えてしまいます。
先にクローゼットやバーにかけるハンガーの数を限定してしまうのも1つの方法です。
また、ハンガーの種類がバラバラだと見た目が悪く、視覚的ノイズになりやすいので、なるべく同じ種類にしたほうがいいです。
クリーニング屋さんでもらう針金のハンガーはすべて断捨離したほうがいいでしょう。クリーニング屋さんのハンガーはあくまで一時的に服をかけるために作られている製品だからです。
ハンガーには、木製、プラスチック、ベルベットハンガー(表面をベルベットで覆ってすべりにくくしたハンガー)など、いろいろな種類があります。
おしゃれなファッションやインテリアにこだわるなら、ハンガーにも少し投資してお好みのハンガーを買ってください。私は、非おしゃれ系なので、量販店で売っている白いプラスチックのハンガーを使っています。
ブランコハンガー(ブランコみたいな形をしているハンガー。クローゼットにもう一つ細いバーを作り、服を2段、吊るすことができる)や、スリムなハンガーなど、収納力を高めるハンガーを買うのは、最後の最後の最後にしてください。
服を減らせば、このような特殊なハンガーは必要ないし、最初にクローゼットの収納力を高めてしまうと、減る洋服も減りません。
収納場所があるから、人は物で埋めてしまうのです。
ヒント4:タンスに入れる服は立てて収納
こんまり先生は、何でも立てて収納しろ、と言っています。立ててしまえばたくさん収納できますが、私の狙いはこれではありません。
立てる収納のメリットは、すべての服の見える化ができることです。重ねて入れてしまうと、あたりまえですが、下にある服が見えません。見えない服はどんどん忘れ去られてガラクタ化します。
タンスにすべて立てて収納して、着たら手前に入れるようにすると、後ろでくすぶっている服は、このたんすから出て行ってもらう時期が来ているとわかります。
立てる収納をすると、服が取り出しやすいのもいいところです。服を立たせるたたみ方はこんまり先生のやり方を参考にしてください。
こちらに、こんまり流長袖のTシャツのたたみ方の動画を紹介しています⇒こんまり流、衣替えをしない収納とは?秋こそ服の断捨離のチャンスです
このたたみ方、慣れないとけっこう面倒です。洋服が立つなら、どんなたたみ方をしてもいいです。Tシャツなどは、たたまずにぐるぐると巻いてもいいですね。要はすべての服を見える化することです。
ヒント5:始末に迷うものは猶予期間を設ける
私は「迷ったら捨てる」ことをおすすめしていますが、それができないなら、迷ったら、猶予箱(ゆうよばこ)に入れて、半年後に見直すといいでしょう。
猶予箱とは、私の命名で、執行(捨てること)を猶予する箱です。箱と書いていますが、引き出しを1つ当ててもいいし、カゴや風呂敷を使ってもいいです。
私の経験では、猶予箱に入れたものは、ほぼ執行される運命をたどりました。ですが、1度も断捨離したことがない人は、この事実に納得できないでしょうね。
実際に自分の猶予箱を作り、「やはり、迷ったものはいらないものなんだ」ということを体験することは有効だと思います。
1度猶予箱を作って、すべてを執行したら、その後は、「迷ったら捨てる」ことを確信を持ってできるようになります。
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私も今、服の入れ替え作業を少しずつ進めています。
2年半ほど着ていたトップスやトラックパンツがことごとくだめになり、順次新しい服に替えているのです。
私はどこにも通勤、通学しないのですが、やはり春は、シーズン的に服を入れ替える作業をする気になります。
春は再生の時期。これまで断捨離がうまく行かなかった人も、今度こそうまく行く、という希望が持てるタイミングではないでしょうか?
生きている限り希望はあります。