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持たない暮らしを追求したら、家事もどんどん簡単になっていきました。私はこれをミニマリスト流家事と呼んでいます。何を減らしたらどんないいことが起きたのか、5つの事例をお伝えしますね。
私は家事があまり好きでなく、得意でもありません。しかし、ミニマリストになって、生活のすべてのシンプル化をはかってみたところ、日々の家事がだいぶ楽になりました。私と同じズボラ主婦の方は試してみてはどうでしょうか。
敷き布団と枕を断捨離⇒収納が簡単
1年半前に、敷き布団(というかベッドのマットレス)を捨てたら、寝具のケアがとても楽になりました。
私は毛布に寝ていますので、ベッドのように場所を取りません。しかも敷き布団がないので、寝具をしまう場所もそんなにいりません。
私の寝床や布団の収納方法はこちら⇒ミニマルな寝床を実現~床に毛布をひいて寝るようになって4ヶ月、こんな変化あり
実は敷き布団を断捨離して毛布に寝るようになって一番よかったことは、どこでも寝られるようになった、ということです。娘が学校に行っている昼間はよく娘の部屋で昼寝をしています。
もちろんベッドは使わず、床の上で寝ているのです。毛布と木枕を持っていけば、簡単に寝床ができあがります。
たぶんどこに行っても寝る場所に困ることはないでしょう。
掃除道具や洗剤を最小限に⇒使い分けなくていい
住宅用洗剤をたくさん買い込むより、汎用性が高く、安全で、安価なナチュラルな洗剤を使えば、場所も取らないし、節約になります。
私がナチュラルクリーニングで使っているものはこちら:
お酢⇒家事も簡単、シンプルに~お酢を使ったエコ掃除と洗濯のアイデア10選
重曹⇒私のベーキングソーダ(重曹)の使い方7つ。エコな掃除の決定版
この他に私が使っている洗剤らしきものは
●洗濯用の洗剤(これは夫が買ってくるふつうのリキッドタイプを使っています)。
●食器を洗うのに使うフロッシュ⇒食器用洗剤を断捨離しそこないフロッシュに落ち着く~ミニマリストへの道(34)
●石けん(あまり使いませんが)。
●水
洗浄や掃除にはこれだけしか、使っていませんが、それでふつうに人間的な暮らしができています。
洗剤が少ないと収納スペースも不用です。ただし、家は夫が頼みもしないのに自分の趣味でいろいろな化学的な洗剤を買ってくるので、洗剤の絶対量は一般の家並みです。私は全然使わないのですが。
家具と飾り物を減らす⇒掃除が簡単
所持品が減れば、メンテナンスが楽になることは誰しも想像つくでしょう。特に、飾り物や家具を減らすと、掃除が格段に楽になります。
飾り物が少ないと、はたきをかけるのが楽です。
私はほこりを払うのに、こぶりのオーストリッチのはたきを使っています。ダチョウの羽根です。
これを、はたきにしようと考えた人、えらいですね。細かいところにあるほこりも、とてもきれいにはたき落とすことができます。
ダチョウの羽根は静電気が起きにくいです。つまり羽根にほこりが再吸着しません。掃除をしながら、実はほこりをなすりつけている、という事態にならないわけです。
下にはらったほこりは掃除機で吸引します。我が家はキッチンとバスルーム以外は、全面カーペット敷きなので、掃除機を使っています。
ほこりに気づいたときに、この羽根バタキをパタパタとかけています。掃除機は週に2回ぐらいしかかけません。しかも最近は夫がかけています。
飾り物の断捨離の方法はこちら⇒センスのいい人なら知っているインテリア小物(飾り物)をガラクタにしない10のルール
食事のメニューをシンプルに⇒調理が簡単
食べる食材をしぼりこみ、献立もあれこれ手を広げなければ、食器も少なくてすむし、キッチンの中にいろいろな食材があふれることもありません。また、特殊な調理道具を用意する必要もなし。
料理好きな人は、「こんな食生活はさみしい」と思うかもしれませんが。
私はある程度メニューを決めて食事の用意をしています⇒私の好きなシンプル貧乏節約料理~料理の手間もミニマムに 料理が苦手なので、あまり手を加えず、新鮮な食材に最低限の調理をほどこすスタンスで作っています。
できるだけオーガニックフードを使うようにしています⇒オーガニックフードは本当に健康的?私がオーガニック食品を好む4つの理由
調味料もあまり使っていません⇒買わなくてよくなった調味料~食事をシンプルにすれば調味料も減らせます この記事にのっているえごま油>と、はちみつはなくなったので、今は、ヘンプシードオイルとメイプルシロップを使っています。
ヘンプシードオイルとは?⇒ヘンプシードオイル(麻の実油)の健康効果を信じて、食卓に導入しました
メイプルシロップはめったに使いません。娘がパンケーキを食べるときに出すぐらい。夫は自分専用のダイエット用シロップみたいなのを使っています。ダイエット用甘味料はかえって体に悪いと思うのですが。
実は、家族がいるからそれらしい物を作っていますが、一人暮らしなら、もっとシンプルにできるだろうなあ、と思っています。
シングルタスク⇒かえってはかどる
家事をするときは、シングルタスクを心がけています。もちろん洗濯機を回しているときは、他のこともしていますが。
ただ、複数の仕事の同時進行はせず、すべてのタスクを付せんに書き出し、15分単位で時間をわりふり、1つずつやっていくようにしています。
これまでは、マルチタスキングが仕事の効率と生産性をあげると思われていたと思います。スマホはもちろん、調理家電にもいろいろな機能がついていますね。
ですがいくら道具がマルチになっても、人間の脳はそういうふうにできていません。基本的に脳は1つのことしか処理できないのです。
その理由はこちら⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
私はもともと、いろいろなことを同時進行でやると混乱するほうでした。特に、料理の段取りが苦手でした。コンロが4つあるとき、それぞれのコンロで違うものを作ったり、4つの違う料理を食べごろの温度出だす、そういうことができないのです。
やろうとすると絶対失敗します。こがしたり、生焼けだったり、鍋をひっくりかえしたり。
早くやるはずが、かえって後片付けや事後処理に時間がかかるのです。
4種類の時間が計ることのできるソルターのタイマーを使って、何とかうまく段取りしようと努力したこともあります。
ソルターのタイマーの画像はこちら⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法
しかし、このタイマーを導入したら、かえって頭が混乱しました。今は1つ1つのタスクをできるだけ丁寧にやるようにしています。すると失敗が少ないし、トータルで見ると、マルチタスクするときより早くできます。
さらに、ストレスや頭の疲れもずっと少ないのです。
ソルターのタイマーはそうそうに台所から押しやられ、今はデスクの上にのっています。
現在、ソルターは早朝の読書時間(15分)を計るときだけ使っています。電池がなくなったら断捨離予定です。
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ミニマリスト流家事は、家の仕事のいろいろな面に効果を発揮します。あなたも、特に大変だと思っている家事があったら、掃除している対象、道具や扱っている物、やっていることを減らすことを考えてみてください。