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2016年も後半に入りました。
お正月に「今年こそ断捨離しよう」と決めたのに、スタートすら切れていない。相変わらず、部屋の中にはいらない物がいっぱいだ。
そんな人のために、すぐに断捨離に取りかかれないよくある理由(あるいは言い訳)と、その対応策を5つお伝えします。
理由1:時間がない⇒実は時間はある
「きょうは時間がない」「あっちを先にやらなくちゃ」「明日やろう」「来週やろう」「来月やろう」「来年やろう」「いつかそのうちやろう」。
こんなふうに思っていたら、いつまでたってもできません。
「いつか」は来ないのですから。
それに時間はあるんです。誰だって毎日24時間ずつ持っています。「時間がない」と思っているのは自分だけです。
「時間がある」とか「時間がない」と決めるのは結局自分自身。
ちゃんと自分で時間配分をできるのに、なぜかそのパワーを放棄しているのです。
しかも、断捨離するのに、たいして時間は必要ありません。
片付けは一気にやるより、少しずつやるほうがはかどります。30秒、1分、3分、5分、10分、15分。ごく短い時間を見つけて、捨て作業をやってみてください。
今、このブログを読んでるでしょう?その時間を断捨離にあてればいいのですよ。
片付けが終わったあとも、ブログを読む時間はあります。
1日も早く捨てることを始めて、ある程度きれいにしてしまえば、その後は、今より時間ができます。
短時間でできる片付けのアイデア⇒今すぐできる8つのプチ断捨離。捨てるのが苦手でもトライする価値あり
不用品を手放す1分がないとしたら忙しすぎます。暮らしそのものを見直すときが来ているのかもしれません。
忙しくなくなる方法⇒忙しすぎて断捨離できない人が「忙しさ」を手放す方法
理由2:物が多すぎて怖気(おじけ)づいている⇒細分化
「本当にどこから断捨離を始めたらいいのかわからないのです」とメールに書いてきた人がいます。
確かに物が多すぎると、どこから手を出したらいいのかわからなくなってしまいますね。
ですが、これは物の多さに圧倒されているだけなのです。
始める前は、「すごく大変そう」「すごく物が多い」と悪いほうに妄想がふくらみがちです。
やる前に(やる前だからこそ)、妄想がふくれあがった経験は私にも何度もあります。
たとえば、学生の頃の宿題。いつも夏休みの最後になって着手していました。宿題のリストを見てうんざりしていたものです。
宿題なのでやらなければなりません。
こんなとき私はどうしたか?
一番手をつけやすい宿題から始めました。試験の解答をするのと同じ要領です。難しい問題はあとまわしにして、簡単に解けるものからやりますよね。
断捨離も、一番簡単に捨てられるものから、捨ててみるといいと思います。すなわち、純然たるゴミです。
まずは、ゴミ箱をカラにしてください。
それから、床に落ちている目立つガラクタを拾って捨てます。
1つ、2つと捨てていると、だんだん調子が出てきます。
もっと戦略的にやりたいなら、タスクを細分化してください。
ガラクタいっぱいの部屋をイメージするのではなく、はしっこのごく小さなスペースを見てください。
その日はその小さなスペースをクリアするだけでよし。そうやって毎日少しずつ山をくずしていけばいいのです。
いつか必ず終わります。
あまり気が進まないこと、膨大な作業がありそうなタスクを前にしたら、私はとりあえず15分だけやってみます。毎日15分を延々と続けます。
日々の継続の力とは、大したもので、そのうち終わります。
「量が多すぎてとてもできない」と思うときは、今すぐできるタスクまで細分化するのがコツです。
見てるだけでは作業をばらせないと思うので、紙に書いてください。書き出してみると、実はそんなにやることはない、とわかります。
理由3.疲れてできない⇒まずは休息する
体力不足、エネルギー不足で断捨離に取りかかれない人もいます。また、
●片付けたってどうせまたすぐ散らかる。どうして片付けなければならないの?
●片付けたって、またすぐに家族が散らかす。なんで私ばっかり片付けなければならないの?
●捨てても、またすぐに夫が変なものを買ってくる。断捨離なんてやっても無駄だ。
●このままでいいんじゃない?このほうが私らしいわ。無理するのはやめやめ。
こんなふうに後ろ向きの考えを持ったり、言い訳して、片付け始めない人がいます。
仕事や家事、育児で忙しくて疲れているとき、断捨離をしたいと思う人はいません。それより、ソファに横になってテレビを見たり、さっさと寝たいと思うでしょう。それは当然のことです。
あまりに疲れているときは、休息をとってください。
昼寝のすすめ⇒疲れの取れる昼寝の方法。睡眠不足ぎみの人は試す価値あり
ちょっと休憩したら、ほんの少しでいいので捨ててください。
そもそも、そんなに疲れているのは、物が多すぎるせいもあります。静かにリラックスできる環境がなければ、日々の疲れを癒やし、明日への英気を養うことができません。
毎日元気に暮らすためには、まずはガラクタを減らすことがとても大切なのです。
物がいっぱいの散らかった部屋にいて、「疲れたから、掃除や断捨離はやめておこう」と思うならすでに悪循環にはまっています。
どこかで悪循環を断ち切らなければ、明日も明後日も同じ汚部屋で生活しなければなりません。
☆こちらも参考に⇒今すぐやる人になる6つの方法。先延ばしグセを手放して今度こそ汚部屋を脱出
理由4.そのうちなんとかなる⇒自分が動かなければ何も変わらない
今は子供が小さいから散らかってるけど、子供が大きくなったら、自然に片付くだろう。
今は夫の物がいっぱいだけど、夫が定年退職したら、片付けるだろう。
今は仕事が忙しくて、片付ける暇がないけど、そのうち落ち着いたら、きれいにする余裕が出るだろう。
こんなふうに、根拠もないのに、「そのうちなんとかなる」と思って、行動を起こさない人がいます。
老後のための貯金がないのに、「なんとかなる」と思っているのも同じです。
確かに、何も手を出さなくても、日々は過ぎています。気づいたら、人生の終盤になっているかもしれません。
ずっと汚部屋のままで、自分がいなくなったあと、誰かが捨てることになるかもしれません。
でも、こんな生き方は、楽しくもなんともないです。
「あなた任せ」的な態度でいると、気分は晴れないし、何でも人のせいに思えて不満は募るし、ガラクタのせいで、ストレスもたまります。
ほんの少し主体的になって、邪魔になっている物を1つ捨てれば、そこから暮らしやすい生活になっていくし、気分も前向きになり楽しくなります。
多くの人が、不幸っぽい気分でいるのは、自分でコントロールできることなのに、コントロールしようとせず、何もかも流れに任せているからです。
理由5.失敗するのが嫌だ⇒失敗は成功の元
以前、物が捨てられないのは結局、恐怖のせいだ、という記事を書いたことがあります⇒不安や恐怖のせいで物が捨てられない。恐れる心とうまくつきあう方法
断捨離が始められないのも、心の奥底に恐怖があるから。
たとえば、
●失敗したら嫌だ。
これは失敗を恐れる気持ち。ですが、失敗のない人生なんてありえないのです。望む結果を手にしたかったら、できるだけたくさん失敗をしたほうがいいくらいです。
関連⇒もう自己啓発本を読む必要なし~成功するため8つの秘密とは?(TED)
●断捨離してることを人に知られたくない。
これは他人の目や評価を恐れる気持ちです。
なぜか、断捨離してることを人に隠す人がいます。「断捨離していると、物を粗末にしていると思われる」と怖れているようなのです。
ですが、不用品を捨てることは、物を粗末にすることではありません。使わない物を、押入れに放置しておくほうが、粗末にしています。
自分の家の外に出せば、誰かが使うチャンスが生まれます。使わないまま家の中に不用品を置いておいても、誰の役にもたちません。
また、「断捨離してゴミをたくさん出している、地球にやさしくない人だと思われたくない」という気持ちの人もいます。
確かに、断捨離をするとゴミが増えますが、家の中でゴミになっているか、外でゴミになるかの違いです。
使わないものはみんなゴミになるのです。
●大事なものを捨てて後悔するかもしれない。
これも失敗を恐れる気持ちです。
ガラクタがいっぱいある環境で暮らしていると、何が大事で、何が不用なのかということすらわかりません。
大事なものを捨てないかもしれませんが、いらない物もずっとかかえこんだまま生きることになるのです。
それに、人は何をしてもしなくても後悔します。どうせ後悔するなら、自分のやりたい方向に向きながら、後悔するほうがいいのではないでしょうか?
後悔しない捨て方もあります⇒「しまった!捨てるんじゃなかった」後悔しない断捨離のやり方
後悔する気持ちを解消する方法も書いていますよ⇒捨てなければよかった。後悔の念を解消する6つのステップ。
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きょうは書きませんでしたが、完璧主義すぎる人もなかなか、片付けのスタートを切れません⇒完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由 「1.捨て始めることができない(先延ばしする)」をお読みください。
めんどくさい気持ち、不安な気持ちを解消する方法は、実際に行動に移してみることです。
やってみると、意外と楽しい、思ったより簡単だ、もっと早く始めればよかった、と思うものです。
やってみて、やっぱり楽しくなかったら、やめればいいだけ。
半年前と同じくらい部屋の中が雑然しているのなら、今こそ捨て始めるチャンスです。