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持たない暮らしを目指している読者のみなさんのお便りを紹介するコーナーです。先月、2019年1月にいただいたメールから4通紹介しますね。
内容は以下のとおりです。
・読者のメールから得た人生訓
・筆子の自己紹介を読んで
・弁当作りを開始したこと
・エントロピー増大の法則に抗するには?
まず、私と同い年だというりこさんのお便りです。
読者のメールから人生訓を得た
件名:1/13付け記事の感想(読者メールの紹介)
今年も素敵なメッセージを楽しみにしています。
今日の読者メールの紹介で、色々気づくことができました。
人形供養のお話は、親にしてみれば孫のお祝いに当然のように贈った人形でしょう。
でも、ガラスケース入りの大きな人形はこの地震国では本当に心配な物なのですよね。
私もこれから息子たちが結婚して、孫ができることもあるかもしれません。良かれと思って相手の意向も聞かずに贈ることは慎まなくてはならないと思いました。
地震のことだけでなく、インテリアにこだわりのある方は、部屋に合わない大きな物を贈られたら本当に困ると思います。
小さな物でも人から贈られた物を捨てるのは負担です。特に手作り品は。
相手に負担をかけるような贈り物はしないことをよくよく気をつけたいと改めて思いました。
そして、義両親の敷地内に親の指定で家を建て、引っ越ししたお話。
人生って、良いも悪いも考え方次第という良い例だと感心しました。
自分がゆううつをかかえて、否定的に受け取れば、すべてがゆううつ。トラブル続出です。
でも、良いことを見いだして、楽しく過ごせば、みんなハッピー。感謝して、仲良くできますね。
すごい人生訓となりました。
筆子さんと同い年生まれの私は、いよいよ還暦の年です。一日一日を生ききるように過ごしたい一年です。
りこさん、お便りありがとうございます。
私と同い年なんですね。還暦、おめでとうございます。
読者のメールを紹介した記事を読んでいただき、重ねてお礼申し上げます。
こちらの記事ですね⇒人形供養をして、大事な人形を手放して思ったこと。
確かに、贈り物ってむずかしいですね。
以前も書いたことですが、昔は、物が少なかったから、プレゼントをもらった側はたいてい喜んだと思います。
ところが、今は、物があふれているから、みな、必要な物はすでに持っているため、もらった物を持て余すことが多いですよね。
それなのに、贈答の習慣は相変わらずあるし、自分が買い物したいから、贈り物を買う人もいるし、ありがた迷惑なプレゼントが増加しています。
贈るなら、相手の負担にならない物を選びたいですね。それが結局、相手のためになりますから。
環境は変わらなくても、考え方次第で、楽しくも、不愉快にも暮らせる、というのもそのとおりですね。
私も読者のメールから、いろいろなことを学ばせていただき、毎日感謝しております。
りこさんも、どうぞお元気でお暮らしください。
次はカリフォルニアにお住まいのみはさんのメールです。
我が家と家族構成が同じ
件名: はじめまして
はじめまして。 私は、カリフォルニアに在住し数十年になります。
筆子さんのブログをいつも楽しく拝読しております。
最初は、断捨離、片付けで検索し、出会いました。
人生においての考え方や、日々の生活での大事なこと、ものを持たない、片付けについても、とてもためになる内容で、共感するところが非常に多く、勇気づけられます。
今日、初めて筆子さんの紹介文を読んで、びっくりしました。
うちも、夫が一つ下、娘が大学生の3人暮らしです。 私もどちらかと言うと、インドア派です。
一昨年までは、フルタイムで仕事をしておりましたが、やめてからは、家事、趣味(家の片付け、ほか趣味)にあけ暮れております。今は、節約節約の毎日です。
引き続き、ブログを楽しみにしております!!
みはさん、お便りありがとうございます。
カリフォルニアはあったかくていいですね。
自己紹介を読んでいただき、ありがとうございます。
この自己紹介は2017年に書いたものなので、少し情報が古くなっております。
娘(20歳)は大学生ですが、18歳の時、家を出て、現在、一人暮らしです。その結果、私は夫と二人暮らしになりました。
娘が使っていた部屋を譲り受けたので、いまはその部屋に毛布を敷いて寝ています。
以前は、パソコンのある部屋(居間ですが)で、パソコン机の足元で寝ていました。
私の寝床⇒ミニマルな寝床を実現~床に毛布をひいて寝るようになって4ヶ月、こんな変化あり
居間で寝ていたときは、夫が見ているテレビの光線が邪魔で、眠りに入りにくく、よく言い争いをしていました。いまは、夫が何時間、テレビを見ようと関係なくなりました。
インドア派なのは変わりません。特に、いまは寒いので家の中にいることが多いです。
この春、60歳になると、もう50代主婦ではなくなるので、そのタイミングで自己紹介をアップデートするつもりです。
みはさんも、どうぞお元気で楽しくお暮らしください。
次は、ワーキングママのclakoさんのお便りです。
自分の弁当作りをはじめました
件名:初めてお便りします。
初めてメールいたします。
いつもこのブログを楽しみにしております。
私はまもなく40代のワーママです。
昔から片付けに興味があり、片付けに関する本や雑誌を見つけるとすぐに手を取っていました。
にもかかわらず、なかなか片付かず、家事も停滞、子どもにもイライラ、自己嫌悪…の毎日でした。
その生活を改善したいと、また新しい本に手を出し、それでも解決しないといったスパイラルに陥っていました。
昨年あたりから、子どもも成長して、少しづつ余裕ができたのか、断捨離の成果が実感できるようになり、自分の持ち物や視界が少しづつ開けた気がしています。
そんな中で、筆子さんのブログに出会い、自分がずっと興味があったテーマや、探し求めていたことが記事にされており、本当に毎日楽しく読んでおります。
昨年を振り返り、色々と変化や成果があったのですが、その中で最も自分で驚いているのは、自分のためにお弁当を作ることができるようになったことです。
それまでは、朝の時間ももったいないし、面倒だし、外で外食する方が気分転換もできると思っていました。
でも、あるとき突然、お弁当を作ろうと思い立ち、意外と自分にも負担なく出来ました!
お弁当を持参すると、もちろん節約にもなるし、お昼の時間をゆったり過ごせます。
すごく小さなことですが、自分のためにこうやって出来るようになったことが、すごい変化だと思っています。
そして、今年のやりたいことですが、体力づくり、断捨離、砂糖断ち、スマホ断ち等々ありますが、筆子さんのブログにメールを送る!ことも今年のやりたいことの1つです。
早速、このように実行できたことを自分自身うれしく思っています。
実際にメールを書いてみると、自分が伝えたいことがたくさんありすぎて、それを初めての相手に伝えることは難しいな、と感じています。
それを思うと、わかりやすい文章で様々な話題を提供されている筆子さんはすごい!と改めて尊敬した次第です。
また自分の近況や変化をご報告させていただければと思っています。これからもお体気をつけてください。今後も楽しみにしています!
clakoさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
お弁当作りを始めることができてよかったですね。
食費を節約したいなら、お弁当持参がベストです。自分が食べるのだから、こったものを作ることはないし、残り物も消化できますし、いい事づくしですね。
また、やりたいと思ったことを着実に実践できるようになってよかったです。
やる前は、なんとなくめんどくさそう、と思っても、やってみると、思ったより大変じゃない、と思うこと、たくさんあります。
人が新しいことに手出ししないのは、コンフォートゾーンにいたいからでしょうね。
だから、新しいことをしなくてもいい言い訳をどんどん考えつくのだと思います。
clakoさん、今年も充実した日々が続くことをお祈りしています。
最後は人形供養のメールをくださったやよいさんからです。
エントロピーの増大に抗するには?
件名: エントロピー増大の法則!
「何と!私のメールを筆子様が紹介してくださってる!!きゃ~♪」と、主人に叫んでしまいました。
つたないメールに目を通してくださり、コメントまでいただけてとても嬉しかったです。
あまりひんぱんにメールを差し上げてはご迷惑になるかと思いましたが、筆子様にご紹介したい新聞記事がありましたので、お知らせしますね。
私は活字中毒なので新聞はやめられないのですが、昨年の12月頃の朝日新聞の記事で生物学者の福岡伸一先生が(大変失礼ながら腹話術のお人形に似ておられると勝手に思っています)書いておられるコラムの中で、
ピラミッドのような壮麗な大建築も年月とともに風化し、砂粒に戻っていく。
整理整頓したはずの机もたちまち散らかり、淹れたてのコーヒーもすぐにぬるくなる。熱烈な恋愛もまたたく間に冷める。
これは万物が宇宙の大原則・エントロピー増大の法則にしたがっているからである。
秩序は無秩序に、形あるものは形なきものに、つまりエントロピー(乱雑さ)が増大する方向にしか動かない。
それにもかかわらず生命だけはこの法則に抗っている。細胞内はいつも整理整頓され、冷めることなく、常に形を維持している。
生命のこの特性を指摘したシュレーディンガーも、それがいかにして実現されているかまでは答えられなかった。しかしこの指摘に先立つ10年前ほど前、生化学者シェーンハイマーは生命が絶えず自らを分解しながら作り直していることを明らかにした。
あえて先回りして壊すことによってエントロピーを捨て続ける。その流れの中に自らを置くことで生命は生命たりえているのだった。
と紹介し、最後に
さて皆さん、年末の大掃除も同じこと。見えないところにモノをしまうだけでは何も解決しない。使わないものは捨て、使うものでさえ常に更新し続けないことにはエントロピー増大に抗うことはできないのだ。
と、お話は結ばれています。
特に福岡先生のファンというわけではではないのですが、筆子様と福岡先生が同じことをおっしゃっておられるのが興味深く、やはり意識していなくてはモノは増え、混沌としていくものなのだなあとしみじみ思い、まめに片付けよう!と決心した次第です。
宇宙の大原則に抵抗するのだと思えばちょっとおもしろいです。
長くなってしまい、ごめんなさい。お元気でいらしてくださいませ。
やよいさん、こんにちは。メールありがとうございます。
新聞記事のご紹介、ありがとうございます。
福岡伸一先生は存じ上げないのですが、興味深いお話ですね。
体内では、いつも、タンパク質やらがすごい勢いで壊され(分解され)、これまであったものと置き換わっている。だからこそ、見た目は、きのうとだいたい同じ自分でいられる(秩序を保っていられる)ということだと思います。
秩序を守るためには、その秩序の構成要素を常に壊して、再構築しなければなりません。
それは川の流れのようなもの。方丈記の、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と同じです。
流れや循環を意識していると、生活から出るごみを手放しやすいですね。
やよいさんも、どうぞ、お元気でお暮らしください。
方丈記の話は過去記事でも書いています。
やればできる。断捨離後のスッキリ片付いた部屋を維持する3つの鉄則。
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いつもたくさんのお便りありがとうございます。楽しく拝見しています。
いただいたメールは全部読んでおります。「返信希望」のメールには100%返信しています(過去、間違えて、アーカイブしてしまったこともありましたが)。
あなたもお気づきのことなどありましたら、お気軽にメールください。