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買いたい衝動をかわす方法を書いた記事に関して、読者のかんのこさんから質問をいただきました。
返信を希望されていますが、返信先のメールアドレスが書かれていないので、この記事で回答します。
質問の回答に追加して、頭の中を片付ける方法もお伝えしますね。
頭の中が混乱していると、「物を増やしたくない」と思う一方で、あれこれ物を買ってしまいます。
まず、メールをシェアします。
買いたい衝動との対話
2021.08.19
買いたい衝動をうまくかわす3つの方法(ネットショッピング編)をみて、思い切ってメールしました。
いつもブログ読ませていただいています。
私は物が沢山あるのが苦痛で、出きるだけスッカスカで暮らしたいと思っているのですが、スッカスカ過ぎてあれが無いこれが無いとなって、ネットでの買い物がやめられないと言う、意味不明状態になっています。
で、この記事を読んで、買いたい衝動に名前をつけて会話してみようと思うのですが、嫌いな人の名前だと大げんかしそうだし、好きなアーティストの名前だと甘えて買ってしまいそうだし、知らない名前だとどちらさん?と。
どう言うのが適切だと思われますか?
変な質問ですみません。
かんのこさん、はじめまして。
お便りありがとうございます。
いつもブログを読んでくださっているのですね。とてもうれしいです。
四の五の言わすに、とにかくやってみる
まずは、嫌いな人の名前をつけてやってください。
大げんかするかどうかは、やってみなければわかりません。
嫌いな人の名前をつけて、対話をしているのに、何の効果もなく、相変わらず、ネットでの買い物が多いなら、今度は、好きなアーティストの名前で呼んでください。
大事なことは、とにかくやってみることです。
やってみない限り、うまくいくかどうかはわかりません。
私たちは、何かをやってみたいと思うことはよくあるのに、やる前に、「こんなことが起きるんじゃないかな。あんなことも起きそうだよ」「きっとうまくいかないんじゃないかな」「どうせ、失敗するよ」「何の効果もないよ」と、考えて、やらない選択をすることがよくあります。
失敗を恐れているからです。
失敗して、痛みを感じたくないので、まだ何もやっていないうちから、「失敗する理由」を考えて、始めないのです。
ですが、買いたい衝動との対話を試みて、失敗したとしても、かんのこさんが、失うものはありません。
前と同じように、ネットで無駄遣いをしてしまうだけです。
対話を試みたからといって、買い物が増えてしまうことはないので、安心して、始めてください。
だって、買い物をやめたいから、対話しようと思っているのですよね?
かんのこさんの、「ネットショップでの無駄遣いはもうやめるぞ」という決意は、ゆるぎのないものですよね?
それなら、多少失敗したからといって、どうってことはありません。
かんのこさんの今のゴールは、ネットショップでの買い物のしすぎをやめることであり、買いたい衝動との対話を成功させることではありません。
買いたい衝動との対話がうまくいかなかったら、別の方法を試せばいいだけだし、ほかの方法は、このブログにも新刊にもたくさん書いています。
たとえばこれ⇒自分で自分の購買意欲を高めてしまう愚かな買い物習慣5選~ネット通販編。
新刊について⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
好きな人の名前も、嫌いな人の名前も、自分にとっては、意味のある名前なのでどちらでもいいですよ。
関心のない人に対しては、好きとも嫌いとも思いません。
名前をつけたくないなら
もしピンを来る名前がないなら、名前をつけなくても、「あ、買いたい衝動が出てきた」と認識できる呼び方ならなんでもかまいません。
たとえば
・あの人
・あの子
・衝動さん
・いつもの人
・例の人
・困ったちゃん
こんな名前で呼んでもいいでしょう。
要は、買いたい気持ちを客観視できればいいのです。
「かんのこダッシュ」を略して、「のこダ」でもいいですよ。
本当に求めているものは何?
かんのこさんは、「出きるだけスッカスカで暮らしたいと思っているのですが、スッカスカ過ぎてあれが無いこれが無いとなって、ネットでの買い物がやめられないと言う、意味不明状態」にいると書いています。
自分が求めている状態やゴールがはっきりしていないと、買い物習慣は変わらないので、まずは、方針をはっきり決めてください。
スカスカにしたいのか、あれこれ詰め込みたいのか、どちらですか?
ゴール(目的地)がわかっていないと、いくら、買いたい衝動と対話しても、ゴールにたどり着くことはできません。
「たまたまたどり着いちゃった」ということはありますけどね。
自分が本当に求めている状態を見極めてください。
「スカスカな状態」とは、具体的にどういう状態ですか?
棚の中にある物がゼロ%の状態でしょうか? それなら、その棚は必要ないので、先に処分してください。
「スカスカな状態」が、「いろいろな物を手に取りやすい状態」なら、物をゼロ%にする必要はありません。
スカスカな状態が、具体的にどんな状態なのか、そして、本当に自分はその状態を求めているのか、考えてください。
なぜ、「スッカスカで暮らしたい」のか、その理由を考えてみると、本当に求めているものがわかると思います。
もし、本当に、からっぽの部屋にしたいと思っているのなら、「そこまでやらなくてもいいかもしれない」とお伝えします。
買いたい衝動につける名前で迷ってしまうかんのこさんは、完璧主義的傾向があるかもしれませんから。
頭の中を片付けよう
かんのこさんには、自分が本当に求めていることを知るために、頭の中の片付けをおすすめします。
下記のタイトルでブレインダンプをしてください。
ブレインダンプとは? ⇒ 頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
・私が必要としているもの
例:家族、信頼できる友達、どこにでも行ける自由、マイホーム、経済的な安定、愛情、自分自身を表現できること、かわいい猫。
参考記事⇒自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)
・気がかりなこと・不安なこと・いやなこと
例:貯金がないこと、自分の体調、仕事上の何か、子供の成績、新型コロナウィルスはいつ収束するのか? 実家の片付け、地球温暖化、お風呂掃除
・私を幸せにしてくれるもの
例:恋人と一緒にいること、ふかふかの布団で寝ること、仕事で成果をあげること、やせること、しっぽまであんこが入ったたい焼きを食べること
・私が大事にしたいもの
例:心の安定、家族と笑顔で暮らすこと、毎日成長すること、誰かにほめられること、誰かに認めてもらうこと、誰かを笑顔にすること、シンプルライフ
以上を、書き出したら、それぞれのリストについて、重要なものから、5つぐらい番号をつけてください。
結果を突き合わせてみると、自分が求めている暮らしがわかると思います。
最後に、
・理想の暮らしに近づくために今私がすべきこと・したいこと
というタイトルでも、ブレインダンプしてください。
スカスカで暮らすことは、その暮らしに貢献することでしょうか?
「あれがない、これがない」と思って物を買ったら、その暮らしに近づきましたか?
意味不明な状態になってしまうのは、自分のほしいものがぼんやりしているからです。
頭の中が混乱するたびに、ブレインダンプをしてください。
かんのこさんが、心地よく暮らせますように。
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ここでお知らせです。
8月22日(日)に、エッセオンラインにて、新刊の紹介記事の第2弾が掲載されました。
今度は、捨て方に関するものです。
ぜひ読んでください⇒どうにも片づかないから卒業。「1日1個捨て」ですっきり暮らす | ESSEonline(エッセ オンライン)
こちらはライターさんが書いた記事です。
私が書いた記事で最新のものは、こちらです⇒⇒50代からは定期的にチェック!意外とものがたまりがちな5つの場所 | ESSEonline(エッセ オンライン)
では、あなたも、感想、質問、気づきなどありましたら、お気軽にお寄せください。
できるだけ、記事で紹介していきます。