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雛人形をお焚き上げに出すことに決めた読者のお便りを紹介します。
去年の12月にいただいたお便りで、「来年の3月のお焚き上げに出す」と書かれています。
ということは、予定どおり処分していれば、今月のお焚き上げで、別れを告げたことになります。
では、メールを紹介します。差出人はmakikoさんです。
メールが長いので、ところどころ削ってます。小見出しは私が入れました。
雛人形を捨てることにした
私のメールを取り上げていただきありがとうございます。
今回の断捨離を始めてから、やましたひでこさん、こんまりさん、金子由紀子さん、辰巳渚さんなどの本やブログもたくさん読みました。
今までは、「自分は片付けも収納も管理もできているから、その手のハウツーを読む必要はない」と思っていたのです。
当時の大ベストセラーを今読んで、発見や気づきがたくさんあり、それらを手に取ることができて良かったなと思っています。
その中でも筆子さんは、「断捨離に関しては誰よりも(いい意味で)容赦がなく清々しい」と私は思います。
今でも、捨てたいけど…どうしよう…というときは筆子ジャーナルを読んで、よし!と心を決めて捨てる決心がつくことが多いです。
雛人形の処分を決意
とうとう、ひな人形を手放すことを決めました。
近所の神社が年に一度3月に、人形のお焚き上げをしていることが分かったので、来年の2月に最後に飾り、そのまま神社へ持ち込みます。
このひな人形は私の初節句で祖父母が買ってくれたもので、私自身も気に入っています。
木目込み人形でとても上品な顔立ちをしているし、2段3列飾りですが、きっと何十万もしたのだと思います。
私が2回目の(現在の)結婚をした3年前に、母が勝手に引っ越し荷物の一部として荷造りをして、その時も正直「こんな大きくてかさばるもの、どうしよう…」と困惑したものの、幸い新居(2LDKの賃貸)にはしまう場所も飾る場所も確保でき、それから3シーズン飾って、しまって、を繰り返しました。
ですが、もしこれを手放せばクローゼットが広々するし、人形にはもう十分役目を果たしてもらった、と思っていました。
かといって普通に捨てるのは忍びない…それを近所の神社が引き取ってくれるなら、本当にありがたいです。
本の断捨離も進む
本棚の方も、さらに2段分のスペースが空きました。
私にとっても、本は減らしにくいアイテムです。
本と知識欲のお話も筆子さんはされていたと思いますが、私もそのタイプかもしれません。
私の場合、母から「本を読むのは教養として必須、読まない人間はレベルが低い」と言われて育ったことも、本への執着になっているような気がします。
そのため、母の教えを信じていた結婚当初の私は、読書を趣味、習慣としない夫のことを下に見ていました。
まあ、「本を読むのは教養」だとしても、それを全て自分で所有している必要もないと今なら思います。
我が家では私が小さいころから、本はほぼすべて買い、図書館を利用することはありませんでした。これも、「お金があるから本を買う、借りるのは貧乏くさい」という母のマネーシェイムですよね…
今では徒歩20分ちょっとの場所にある図書館を活用して、様々な本を借りて読んでいます。
図書館を利用すると、ふだん読まなかったジャンルの本を気軽に読めるので世界が広がって楽しいです。
買わない生活
最近は、不要だと気づいたものは捨てますが、それよりもどちらかというと「買うこと(いかに買わないか)」にフォーカスした思考、行動をしています。
衝動買いはゼロではありませんが、従来の1割以下になったと思います。
私が、「貧乏は犯罪ではない」と同じくらい気に入ったフレーズが、「冷静に衝動買いするひとはいない」というものです。
最初に読んだときは一人で大笑いしてしまいました(笑)
確かに、冷静になれば衝動買いなんてしませんよね。
お店で物が欲しくなったときは、この言葉を思い出して、冷静に判断するようにしています。
満足できた買い物
先日、夫と箱根に日帰りドライブをして「箱根ガラスの森美術館」というところに行きました。
ベネチアングラスの展示(屋内外)をしている施設です。
お土産売り場が充実していて、4フロアもありました。
その中から、4000円ちょっとする、チェコガラスを使ったワイヤー製のツリーを買いました。
決して安くはないし迷いましたが、「これを寝室の窓際のチェストの上に飾ったら良さそう」というイメージが湧いたので決めました。
結果、寝室だけでなく気分次第でリビングでも楽しめて、眺めるたびに楽しい気持ちになり、「買ってよかった」と思っています。
良い買い物ができたな、と嬉しく思っています。
この時、ガラスのピアスも買おうか迷ったのですが、「ツリーがあればいいや」と思えてそちらは買いませんでした。
後から夫が「絶対買うと思ったのに。(断捨離前と)変わったね」と感心していました。
これも、「何でもかんでも欲しいものは(買える範囲で)手に入れる」、という考え方が変わったからですね。
makikoさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
その後も、不用品の片付けが進めているのですね。
かなりスッキリしたのはないでしょうか?
makikoさんの前回のお便りはこちらで紹介⇒必要なものは思ったより少ないことが、ようやく腑に落ちる。
ガラスの美術館で素敵なツリーを買うことができてよかったです。
欲しいものを、何でもかんでも買っていると、どんなに好きな物でも、1つひとつの価値が落ちます。厳選して買ったほうが、買い物の満足度は上がりますね。
今後も厳選する暮らしを続けてください。
冷静に衝動買いをする人はいない話⇒バーゲン会場で威力を発揮する。衝動買いを売り場でこらえる7つのコツ
マネーシェイムとは?⇒自分のお金の問題についてもっと正直になろう(TED)
飾りものを手放すこと
お雛様は、捨てにくいと思いますが、もともと子供の成長を願うものだから、もう成長しきっていたらいらないと思います。
その人形が好きで、毎年、3月が来るのを心待ちにして、とても楽しみに飾っている、というなら別ですが。
たいていは、義務感から飾っていたりするんです。
新刊にも書いていますが⇒新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
自分が本当に飾りたいものを飾るべきだと私は思います。
大きなお雛様だと、場所も取るし、出し入れも大変なので、それが負担になっているなら、一度、自分の正直な気持ちを確かめてみるといいでしょう。
節句人形だけでなく、他の飾り物も、お土産や記念品でもらったから、という理由だけで、なんとなく飾ることがあると思います。
ですが、毎日目にする物ですから、「もらってなかったら飾っていなかっただろう」という飾り物は、見直したほうがいいです。
そばに置いている飾り物から負のメッセージを受け取っていることもあります⇒ガラクタをためこむ7つの弊害:不用品があなたをむしばんでいる~カレン・キングストンに学ぶ
3月は学年末だから、飾り物はおもちゃの見直しをするのに最適です。
希少価値のあるものなら、燃やさずに、寄付したり、フリマで売ったりすればいいでしょう。
なくてもいい飾り物を捨てる:手っ取り早く部屋をきれいにする方法(その2)
雛人形や五月人形を捨てた人
買ったまま5年ずっと箱に入れっぱなしだったフィギアを買い取ってもらった顛末。
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もうあと1週間で4月ですね。
こんな記事を参考にしつつ⇒年度末の3月なら捨てられる4つのモノ。引っ越しの予定がなくても片付けたい。
去年捨てそびれていたものを手放してみてください。生活が変わります。
では、感想、質問、気づきなど、言いたいことがありましたらお気軽にメールください。
お待ちしています。