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ブログの感想をお寄せくださった読者のお便りコーナーです。6月の後半にいただいたメールから4通紹介します。そのうちの3通は、記事でメールを取り上げたことに対する返事です。
今回のテーマは余計なもの(物理的な物、思考、行動)を捨てて次へ行く、です。
まずはIさんから。
野望ガラクタをさっぱり捨てた
件名:夢の残骸捨てました
野望ガラクタの記事を見てお便りせずにはいられなくなりました(*^o^*)
5年ほど前に無趣味の私は 何かしら趣味や習い事をしたいと思い 着付けを始めました。
この教室は着物を着るだけでなく実際に着物でおでかけもしましょうという謳い文句で そこが気に入って入会。着付教室でのおでかけ企画もたくさんありました(着物でランチや、初詣など自由参加)
ですが 着付教室お得意の?販売で まんまと小紋2点と帯2点購入。
その他小物類はネットでたくさん買い、結果、着物関係は大きめの衣装ケース2つ分になりクローゼットの場所をとる存在になってしまいました。
着付教室を卒業したあと実際に着たのは3回だけ。
その直後 子供が産まれ現在子育て中ですが、子供がいるとさらに着る機会もなく、ならば古くならないうちにと先日買取業者に来てもらい引き取ってもらいました。
着物2点帯2点の買取合計額は3000円でした(笑)
当時これらは40万円でローンを組んでまで買ったのに、結局自分は習い事に行くことに満足してその後の生活に着物を活かせなかったこと、着物に飽きてしまったこと、趣味にはならなかったことを認め、潔く断捨離しました。
筆子さんのblogを毎日読んでいたので高価なものも断捨離できましたとお伝えしたかっただけです。
長々とすみませんでした。これからもblog楽しみにしてます。お返事不要です!
Iさん、メールありがとうございます。
着物を捨てられない人が多い中、さくっと処分できてよかったですね。処分したあとの気持ちはどうだったでしょうか?
たいていの人は、「今は着られないけど、年をとったら着るかもしれない」と思ったりします。着付けをしていた時は楽しかったでしょうから、着物に費やしたお金の元はとっているかもしれませんね。
使わないものを捨てれば、また新しいことを始める気分になれます。これからも楽しくお暮らしください。
野望ガラクタを捨てる話⇒半期に1度の野望ガラクタ捨て祭りのススメ。今日こそ現実と折り合いをつけよう。
着物が捨てられない人はこちらをどうぞ⇒親が買ってくれた着物を断捨離する方法。捨てることで幸せになる方を選ぶ
次は以前、楽天市場のお買い物マラソンについてメールを下さったこみつさんです。私の返事を読んで、再度メールをくれました。
ネットショッピングを見直すことができた
件名:めざせゴール!
収納があまりないので、さらに持ち物を減らす選択をし、普段はスッキリしています。
小さな子供がいるので、散らかしては片付けてのループは日々延々ですが、今はこんなものですね。
25年ローン、金利の関係で10年で返済すべく(主人の案です)、やりくりしています。利率云々、私の知らない経済のノウハウがあり、また数字にも強いので、楽天セールなどでポイントを貯めるのも、主人が言うならお得なのかなと思ってしまう訳です。笑
しかし筆子さん、記事にしていただき気づきました。おかげでローン(借金!)返済中の身と再認識。
『10店舗マラソン完走!』なんて喜んで、翌月以降のカード払いにあくせくしている場合ではないですね。
余計な出費は控え、10年で完済する、主人も私も目指すゴールは同じです。
あと7年。ネットショッピングの極端な利用を見直せば、月々返済に充てられるお金も増えそうです。
余計なものは買わない!自分基準で賢くお買い物、ほんとこれに尽きますね!
ありがとうございます。今後もブログ楽しみにしております。
こみつさん、メールありがとうございます。
なるほど、ご主人は数字にとっても強いのですね。たとえ、ご主人がファイナンシャルプランナーのように、お金に関する知識が豊富な人だとしても、買わせるワナにはまらない、とは言えません。
どんなに賢い人でも、行うことすべてが理にかなっているなんてありえません。どこかで愚かな行動をしてしまいます。
こみつさんにとって、ご主人は尊敬の対象でしょうし、好ましい人物でしょう。そういう人物の言うことはすべて正しく思えてしまいがちです。
これは認知のワナです。というわけで、これからはローン完済という、もっとも重要なゴール達成のために、お金に関する意思決定を行なってください。
こみつさんの相談メールはこちらで紹介⇒お得な買い物の真実。知らないうちに無駄遣いしているかもしれない3つのケース。 「ポイントは本当にお得なのか?」のところです。
3通目はスピリチュアルなことにお金を使いすぎる、というご相談をいただいた、たまさんからです。記事を読んで、感想を送ってくれました。
勝手に因縁にしばられていたのかもしれない
件名:ありがとうございます
筆子さんの書かれていた、
「他人の幸不幸はもちろんのこと、自分の幸不幸も簡単に決めてはいけないのです」
の一文に、思わず涙が溢れてきました。
私は、両親とも早くに亡くし、特に母は苦労ばかりして、最後も病に倒れてしまったこともあって母は不幸な人生だったとずっと思っていて、因縁が深いとか考えるようになってしまいました。
私も色々と苦しいことがあるたびに母のようになるのが怖くてスピリチュアルな事にすがっていました。
でも、母の人生が不幸だったっていうのは私が思ってるだけで、もしかしたら母は全力で生き抜いて幸せな人生だったのかもしれませんね。
メタ認知についても興味深く読ませていただきました。もっとメタ認知についても勉強してみたいと思いました。
素晴らしいメッセージをありがとうございました。
たまさん、わざわざお礼のメールありがとうございます。
そうですか~、ご両親、早くに亡くなられているのですね。
人が亡くなったあと、その人の人生を評価するのは、生きている人たちです。主観で勝手に、その人物像を作り上げてしまいますよね。
お母さんは不幸だった、お母さんは幸せだった、お母さんは不幸でも幸せでもなかった、それは誰にもわからないし、この3つのうち、どれを採用するかはたまさん次第です。
けれども、たった1つ、確かなことがあります。それは、たまさんのお母さんは、いつもたまさんに笑顔でいてほしいと願っているということ。
たまさんが、いろいろなことで悩んで苦しい思いをすると、お母さんも悲しむでしょう。これからはなるべく笑顔になれる道を選んで暮らしてください。
メタ認知ですが、この言葉を聞くと難しげですが、単に自分の考えていることについて考える、ということです。
「わたしはいったい何を心配しているんだろう? どうして心配しているんだろう? どうしてスピリチュアルなことにこんなにお金を使ってしまうんだろう? そうやってわたしはどうなりたいんだろう?」なんてことを、考えてみてください。
たまさんの相談メールと回答はこちら⇒スピリチュアルなことにお金を使ってしまい貯金ができない時の解決法。
他人の幸不幸は簡単に決められない話⇒実際の体験とその体験の記憶の幸福度は違う:ダニエル・カーネマン(TED)
最後は53歳のかすみさんからです。
リフォームめざして片付けがんばり中
件名:物置部屋の片付け
3度目のメールです。
前回、図書館で予約してます。と書いた『1週間で8割捨てる技術』は、次の予約をしている人がいたので、大急ぎで2日間で読ませていただきました。ブログの内容が復習できたのと、もっと片付けたい!と意欲がわきました。
6月20日「物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。」を読んで、まさに私が始めていることだったので、タイムリーでした。
最近、「リフォームをしよう!」という話が出てきて、リフォーム関係の本を読んでいます。
リフォームをするにあたっても、「まず家の中の物を要るもの要らないものに分けて、要らないものは、処分しましょう。」と、書いてあります。「断捨離をしなさい。」ということではないか!!と目から鱗でした。
そこで、日常生活を送るには、目につかない物置部屋があることに気が付きました。
「捨てよう」と言っていたのに、夫が腰を痛め捨てられず、腰痛が治っても忘れ去られていた大型ごみがありました。
今までの私は、いつか思い出してくれるだろう…と甘い期待を持っていましたが、何とかできるのでは…と思いなおし、物置部屋から引っ張り出しました。2階から降ろすのは無理だったので、階段わきの部屋に置きました。
帰ってきた夫は、工具を持って2階へ・・・。大型ごみとして捨てられるのに、わざわざ分解してくれちゃいました。一部小型複雑ごみとしてしばらく保管することになりましたが、無事捨てられたので、OKです。夫には、これからも捨ててほしいものがあるので、いい勉強になったと思っています。
この時、物置部屋の物を見渡して、息子の物が多いことに気づき、社員寮に入っている息子に「リフォームを考えているんだけど、一度帰って要るものと要らないものを分けてください。」とメールしました。滅多に帰ってこない息子が、木曜日にメールしたら、土曜の夜帰ってきました。
向かいの部屋を片付け、「ここに要らないものを置いてね。」と言ったら、翌日朝、畳半畳に山盛りのごみが出してありました。そのごみを仕分けして、バザーに何品か出せたし、本は110円で売れました。小型複雑ごみがごみの日を待っていますが、一仕事終えた気分です。
夫は、息子が片付けた後を見て「ごみだらけだなあ。」と言いました。あえて「あなたの物もいっぱいあるのよ。」という言葉は飲み込みました。再度、息子が帰ってきて片付けてくれるのを期待している所です。
今回、人の物は勝手に処分できないし、人の行動を思い通りにできないけれど、やり方次第で人が動いてくれることもあることがわかりました。
リフォームをする話が出て、「一時、家の物をよそへ預けるとしたらこれは要るだろうか?」という目で物を眺めていると、たくさん捨てることができています。「私の断捨離もまだまだだわ・・・」と痛感している今日この頃です。
改めて、筆子ジャーナルの過去記事も読み返したりしています。
いつも役に立つ情報をありがとうございます。どうぞお元気で。
かすみさん、メールありがとうございます。
確か昨年の9月に私の本を予約してくださったんですよね。読んでいただきありがとうございます。
新刊も出ますので、よろしければ図書館にリクエストしてください⇒筆子の新刊「それって、必要?」7月20日発売のお知らせ。著者による内容紹介です。
さて、ご主人が大型ゴミを解体してくれてよかったですね。まめな方ですね。息子さんも不用品を片付けてくれたし。まあ、ずっと物置部屋においてあるものは、ほとんどがいらない物でしょうね。
確かに、人の物を勝手に捨ててはいけないし、人の行動を変えることはできません。
ですが、自分が何か行動を起こすと、状況が変わります。結局、自分が変わるしかないのですよね。リフォーム目指して、ますます片付けに励んでください。
物置部屋を片付ける記事はこちら⇒物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。
かすみさんの前回の記事はこちらで紹介⇒食べ盛りの子どもがいてもできる最強の節約法とは? 「こだわりがなくなり自由に生きられるように」のところです。
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いつもたくさんのメールありがとうございます。
いただいたメールはすべてありがたく拝見しています。あなたも何か伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。