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今回は、読者の質問2つに回答します。
1.実家の片付け、自分でやるべきか、業者に頼むべきか?
2.本や雑誌を買いすぎるのをやめたい。
まず、みにらさんの質問からいきましょう。
自分で片付けるか、業者に任せるか?
件名:親の家を自分で片づけるか業者にすべて任せるか
いつも楽しんでみています。
実家をそろそろ片づけようと考えています。
しかし、親は昔の人なので、家を壊すときに、中のものもすべて一緒に壊してくれると思っております。
また、生きている間は、片づけられると…と考えているようで、祖父母が遺していった家具もすべてまだ実家にある状況です。
自分の手で捨てれるものは先に捨てた方が良いのかと考えているのですが、業者にすべてお願いしたほうが手っ取り早いのでしょうか。
やはり自分で細々としたものを捨てて行った方が、費用はかからないのでしょうか。
費用の面で悩んでいます。
よろしくお願いします。
みにらさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
いつも、ブログを見てくれてうれしいです。
もちろん、業者に頼んだほうが費用がかかりますよ。しかし、その分、自分は楽です。
プロに頼まなければ、自分がやるべき作業を、誰かがやってくれるのですから。
何でもそうですよね?
家事代行サービスを頼めば、自分は家事をしなくてもいいけれど、サービス料金を支払う必要があります。
どのぐらい費用がかかるかは、一度、見積もりをとってみるといいでしょう。
いま、「訪問見積もり」というのもあるので、こちらを依頼すれば、かなり、正確な数字がわかると思います。
遺品整理だけでなく、生前整理もあるので、両方の見積もりをとってください。
もっとも安くあげる方法は、見積もりの数字をご両親に見せて、「家の取り壊し以外にも、これだけかかるんだよ。今のうちに一緒に整理しない?」と持ちかけて、家族全員ですぐに片付け始めることです。
そして、ある日、みにらさんが1人で片付けなければならなくなったときに、「私だけじゃ、無理だ」と思ったら、残りの片付けを業者に頼んではどうでしょうか?
「あとでまとめてやればいいや」と思っていると、ご両親はもちろん、みにらさんも、物を増やしてしまうライフスタイルがまったく改まらないので、時間がたてばたつほど、物が増えていきますよ。
それに、物はあまりないほうが、暮らしやすいから、今日から自分の手で捨て始めたほうが、自分たちのためになります。
実家の片付けの進め方は、その人が何を一番優先したいかによって変わってきます。
・とにかくお金をかけたくない
・忙しいから、極力、時間と労力をかけたくない
・できるだけ両親が望む形にしたい
・両親の意向なんてどうでもいい。私の思い通りにしたい
こんなふうに、いくつかポイントがあるので、譲れないポイントを考えてください。
費用をかけたくないなら、自分の知恵、時間、エネルギー、体力を最大限注ぎ込むしかありません。手伝ってくれる人がいれば、多少は楽ですが。
それから、実家の片付けはその家の持ち主(両親)が、その気になっていないと、いくら、みにらさんががんばっても、すすみません。
一度、ご家族で話し合いをして、めざす方向を確認するといいですよ。
「実家の片付け」のカテゴリーに読者や私の体験を書いているので参考にしてください⇒実家の片付けに関する記事一覧 全部で50記事あります。
それでは、みにらさんの片付けが進むことを祈っています。
次はありすさんの質問です。
同じ本を捨てては買ってを繰り返す
いつもブログを楽しみにしています。
私はこの春専門学校を卒業して就職した30代女性です。(ただ、仕事はうまくいっておらず、正社員からパートになりました)
私はうつ病の治療中でもあります。(ほぼ病気はおさまっていて、薬も少量のため働き出しました)
学生時代から気になっていることがあって、私は同じ本を捨てては買ってを繰り返してしまうのです。(引き寄せの本です。何冊かあります)
元気なときは本に頼らず生きていこうと思えるのですが、気持ちが不安になると本に依存してしまうようです。
また不安なときは本や雑誌を買いすぎてしまいます。
こんな自分を変えたいと思い、筆子さんのブログに書いてあることを実践しますが、挫折ばかり。
どうしたらいいのか何かアドバイスいただけないでしょうか。
ありすさん、こんにちは。ご質問、ありがあとうございます。
ブログを楽しみにしていてくれてうれしいです。
さて、同じ本を「捨てて、買って」を繰り返したくないなら、捨てなければいいだけです。
そういう本が何冊あるのか知りませんが、10冊あるなら、そのうちの20%、つまり2冊を残して、残りを捨てるのはどうでしょう?
残すのは、もっとも自分が好きな本、わかりやすいと思う本、愛読書です。
80対20の法則の説明⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です
引き寄せの本を読みたくなったら、手元に残した2冊を読めばいいのです。
引き寄せの法則を知るのに、そんなに何冊も本を読む必要はないですよね? 中身はみんな同じじゃないですか?
2冊を徹底的に読み込んで、オーディオブックもあれば聞いて、実践して、コンセプトを身に着けてしまえば、もう本はいりません。
リマインダーとして、その2冊をたまに読む程度でいいと思います。
「バリエーションや、最新の情報も知りたいな」と思ったら、図書館を利用すればいいでしょう。
私は、断捨離や片付けに関する本は、ふだんいっさい読まないし、『お片付けのショー』みたいな番組も見ません。
ブログのコンテンツにするために、読むぐらいです。
この記事とか⇒近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?
この記事⇒近藤麻理恵が欧米で人気がある理由。
捨て方は自分でよくわかっているし、そのシャンルの本や番組の中身も想像つくから、わざわざ読んだり見たりする必要はないのです。
それでも、12~3年前、シンプルに暮らすために、物を減らしていたときは、捨て方指南の本を読んでいました。このブログで紹介していますが、
この本と⇒断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)
この本です⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
この2冊を何度も読み、自分の物を捨てていったら、物の捨て方は身につきました。
今でもこの2冊は持っていますし、リンクした記事にも書いていますが、カレン・キングストンの本に至っては、翻訳版、英語版、オーディオブックも持っています。
ありすさんも、軸になるテキストを徹底的に読み込んではどうでしょうか?
次に、本や雑誌を買いすぎる問題ですが、何が欲しくて、本や雑誌を買っているのか考えてください。
べつにその雑誌や本が欲しいから買っているのではないと思います。
その行為をすることで、得たいものがあって、それを求めて買っているんじゃないですか?
屈だから、ちょっと刺激が欲しいとか。
うつうつとするから、ドーパミンを出して、快感を感じたいとか⇒買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
買い物することで、自分が本当に得ようとしているものについて考えてみると、買い物習慣を変えることができます。
この点については、新刊に詳しく書いていますが⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
ブログにも、書いています。
これまで失敗ばかりだったそうですが、自分と向き合う度合いが少なかったのかもしれません。
悪習慣は、そんなに簡単には改まらないので、これまでのは練習だと思って、引き続き、試みてください。
買い物に関する記事だけでなく、TEDの記事なども読むと、参考になると思います。
こちらの記事で、やはり、本を買いすぎてしまう人からの相談に答えているので、読んでください⇒次々と本を買ってしまうのをやめる方法。
それでは、ありすさん、これからもお元気でお暮らしください。
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何かを買う前に、家にあるものを、全部使うことを意識すると、新しい物を買う勢いが止まります。
死蔵品活用プロジェクト⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。
洋服の記事でも書きましたが、すでに所有している物を遊ばせないようにしてください。
似たようなものがたくさんある時は、ローテーションさせて使う、使い道が思い浮かばないものは、何かに作り変えて使うなど、工夫します。
使うほうに意識を向けると、買うほうまで、エネルギーが回りません。
それでは、あなたも、質問、感想、近況など、お気軽にお寄せください。
お待ちしています。