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時短家事をする工夫をお伝えするシリーズ。今回は、私が時間管理をするために使っているシンプルなツールを5つ紹介します。
時短家事のベースはミニマリストマインド
ツールの話に入る前に、私の時間管理のベースにある「やらなくてもいいことは捨てる」というマインドについてお話させてください。
私は決して、スーパー主婦やカリスマ主婦ではありません。子供が3人いて、家事も仕事もしっかりやり、趣味も楽しみ、おしゃれで、社交的で、人生を楽しんでいる、というタイプではないし、そんなふうになりたいとも思いません。
昔からずっとシングルタスク志向なので、もし、3人子供がいたら、きっと育児だけに全力投球するでしょう。
実際、子供が小さいときは、周囲に親類縁者がなかったこともあり、四六時中子供とべったり暮らしていました。
社交的というより引きこもりです。
そのような、一度に1つしかやらないタイプですが、これはこれでよかった、と考えています。私のやり方は、物と同様に、家事においても、できるだけやることをベースにしています。
今、当たり前のように毎日やっていることが、全部、同等に大事なことか、といったら、そんなことはないでしょう。
「時短家事をしたい」と考える人は、忙しい人だと思いますが、そういう人たちは
●欲張っている
●やらなくてもいいことをやっている
●他人の仕事までやっている
こんな理由から忙しいのではないでしょうか?
ほかにも忙しい理由はあります⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
自分の理想の暮らしを心にいだきながら、大切だと思うことだけに集中すれば、そんなに忙しくならないし、部屋もくしゃくしゃになりません。
食事の支度もちゃんとできるし、子供も育っていくでしょう。
よけいなことを、たくさんやろうとするから、家事がうまくまわらないのではないでしょうか?
「やらなくてもいいことは、やらない」とう考え方ができると、ごくあたりまえのシンプルなツールだけで、うまく時間管理できます。
では、実際に私が時間管理に使っているツールを紹介します。いずれも、アナログで、コストもかからない、どこにでもあるものばかりです。
1.カレンダーがないと始まらない
カレンダーを使っていない人はいないと思います。
たとえ、学校や職場に行かない人でも、その日が何年の何月何日であるかは知っておくべきです。
私が毎日参照しているカレンダーは、母が毎年暮れに郵便局からもらう卓上カレンダーです。いつも送ってくれるので、1枚ずつ壁に貼って毎日眺めています。
1日が終わったら、赤いバッテンをつけています。このバッテンは、私がその日の目標を達成できた印です。
私は、「30日間チャレンジ」をやっており、毎月小さな目標を立てています。
30日間チャレンジについて⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
それができたら、「よしよし」と喜びながら印をつけています。
カレンダーにスケジュールを書くというよりも、今がいつなのか知るためと、「きょうもちゃんとできたよ」と自分を鼓舞するために使っています。
「今日がいつなのか知る」ということはとても大事なことです。
まあ、ほとんどの人はそんなことはできているでしょう。けれども、汚部屋の中でうずくまって、時の流れに身を任せっぱなしの人もいるようです。
健全な部屋を手に入れるために、まずはカレンダーを1枚入手することをおすすめします。そして、1つでも片付けができたらバッテンをつけてください。バツじるしはゲンが悪いという人は丸でもいいです。
Googleカレンダーというデジタルなカレンダーで便利な物もありますが、スケジュールの変動の少ない人は紙のカレンダーで充分です。
カレンダーの一般的な使い方はこちらをどうぞ⇒上手なカレンダーの使い方。スケジュール管理のコツを押さえて汚家を脱出
2.付箋は万能ツール
私は付箋のヘビーユーザーです。
50mmx15mmの付箋、1枚1枚に次の日やるべきこと(つまりTo-do)を毎晩書き出しています。そして、朝、順番を並べ替えたり、別の用事を加えたりして調整します。
付箋はレターサイズ(ほぼA4サイズ)の厚紙に貼っています。
毎朝、付箋でTo-doリストを作っている時、その日の夕食のメニューや、買い物に行くなら買い物リストも書いています。
私が付箋に書いているのは、その日やるべきことだけではありません。
今週中にやりたい、今月中にやりたい、その他思いついたこと、覚えておくべきことがあったら、とりあえず、何でもかんでもすべて付箋に書いて、机の上に貼っています。
以前、ブログに書いたような気もしますが、メグ・ライアン主演のIn the cut(イン・ザ・カット)というサスペンス映画に付箋が登場します。
メグ・ライアンは主人公のフラニーで、大学かどこかでクリエイティブ・ライティングを教えています。一人暮らしで孤独なフラニーの趣味は「言葉集め」です。
フラニーは、地下鉄の中で広告や看板を見て、おもしろい言葉があったら、さっと付箋にメモしています。このシーンを見たとき、「あ、私と同じや」と思いました。
フラニーと私の共通点はそれだけですが。
まあ、こんな感じで、思いついたら何でもかんでも付箋に書いております。
付箋がたまってきたら、
– 今週中
– 今月中
– そのうち
など、それぞれ所定の場所に、貼り替えています。
思いついたことはとにかく何でも付箋に書き、あとで、いつやるか決める、という感じです。
とりあえず付箋に書き出してしまえば、そのことについては忘れてもよいので、目の前の仕事に集中できます。
ちなみに、思いついたことを書く付箋のサイズは50mmx39mmです。
私は付箋1枚1枚にタスクを書いていますが、正方形の付箋にまとめてTo-doリストを書く人もいますね。付箋は本当に便利なツールです。
3.スケジュール帳で家族の予定を管理
歯医者に行くとか、クレジットカードのお金が引き落とされるとか、そういう日常の、覚えておいたほうがいい予定はすべてスケジュール帳に書いています。
私が管理しているのは、自分と娘のスケジュールだけです。
私自身は、スケジュール帳に書くことなんてほとんどありません。会社にも学校にも美容院にもエステサロンにもおけいこごとにも行かないのですから。
夫の仕事も毎日スケジュールが一緒だし、出張もないので、他人が管理するまでもありません。
娘は家族3人の中で、一番行動範囲が広く、行く場所も、学校、アルバイト先、ジムと最低でも3箇所あります。
ほかにも買い物に行ったり友達のところに泊まったり多岐に渡った活動をします。多少は娘のスケジュールを把握していないと、弁当と夕食がムダになるので、記録しています。
スケジュール帳について詳しいことはこちらをどうぞ⇒ツイン手帳を愛用中~手書きにこだわる50代節約系主婦の手帳術
時間管理の工夫はこちらにも⇒仕事や家事の優先順位を決める6つのポイント。やりたいことをやれる人生に。
4.タイマーで所要時間を意識する
家事や仕事、昼寝、ほとんどのタスクを時間を決めてやっているので、よくタイマーを使っています。
私が行うタスクの最小単位は15分であり、付箋にタスクを書くときは、15分単位で、所要時間を入れています。
たとえば、
スクワット 15
ゴミ出し 15
歯医者 240
といった具合です。
毎日ではありませんが、たまにこの数字を全部足し算して、1日におさまるかどうかチェックしています。
どの仕事に、「どのぐらい時間がかかるかのか」、あるいは「時間をかけるのか」を意識していると、だらだら仕事をすることを防げます。
まあ、いつもこの通りにはいきませんが、To-doを書かないより、書いたほうが、やり忘れや思い違いが減り、マイナス時間が減りました。
マイナス時間とは、本来は失う必然性のなかった時間です。
詳しくはこちら⇒片付けられない主婦がすぐに言う5つの言い訳とは? 「1.片付けたいけどできないのよ、だって時間がないから」をお読みください。
タイマーについてはこちらをどうぞ⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法
5.モーニングページとさまざまなリストで思考をクリアに
モーニングページは、毎朝3ページ書くノートです。私は、3つの感謝などを書いています。最近は、昼間でも夜でも、この同じノートに、いろいろなリストを書いています。
たとえば1週間の食事のプランや、パントリーチャレンジで食べるべきものやブレインダンプなどです。
以前はそのへんの紙に書いていましたが、そうすると紙ゴミが増えるいっぽうなので、すべて一冊のノートに書くことにしました。
こういうリストはちょっとした覚えや、頭の中でごちゃごちゃしている思考の整理のために書くものですから、別にとっておく必要はありません。
モーニングページは使い切ったら、すぐに捨てています。
モーニングページについて⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
ブレインダンプとは?⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
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時短家事に使えるツールと言いながら、あまりに当たり前のものばかりで恐縮です。まあ、ツールは使い方が重要です。
結局、私の方法は
●やることを減らす
●とにかく書く
この2つが肝です。
この2つを徹底すると、次にやるべき家事に迷わず、すぐに次のタスクに取り掛かれます。
書くことで、考えも整理できるし、目標達成に近づけます。