母と娘

ミニマルな日常

いらない物を送ってくる親に上手に断る方法を教えて←質問の回答。

持たない暮らしにしたいのに、親や実家の隣の人がいらない物を送ってくるので、断り方を教えてほしい、という質問をいただきました。

この記事で回答します。

まずメールをシェアします。Nさんからです。



実家にはどんなふうに断ったらいいですか?

毎日筆子さんの更新を楽しみにしてます。

実家の自分の物をほとんど処分し、今は家族で住んでいる家の物もいらない物を処分している時に、ミニマリストという言葉を知り調べている間に、筆子さんのブログを知りました。

紅茶にカフェインが入ってるのを筆子さんのブログで初めて知り、今は朝だけ紅茶でハーブティーを飲んでます。

紅茶がなくなればカフェインは辞める予定です。

相談なんですが、実家から、私は使わない柔軟剤やトイレの洗剤など届いて、ありがとうとお礼を言って、私は使わないのでもったいないけど、親には内緒で捨てちゃいました。

あと、実家の隣の家の人からは20個くらいの売りには出せないりんごが毎年届きます。

今まではもらって嬉しかったのですが、私はこれからなるべく物を持たない暮らしにしたいので、実家の隣の家の人には、子供も私もあまり食べれないから余ってもったいないからもう送らないでとやんわり断る予定です。

実家にはどう断ったら良いですか? 

出来れば物よりお金が欲しいと正直に言いたいです。 

今までは物をもらって嬉しかったのですが、考え方が変わって今は物をもらってもうれしくないです。

そんな自分に戸惑ってます。 

こうして文章にして少しスッキリしましたがまだモヤモヤしてます、筆子さんならどうしますか? どう思いますか?

最後まで読んで頂きありがとうございました、よろしくお願いします。

Nさん、メールありがとうございます。

毎日、ブログを読んでいただいているのですね。とてもうれしく思います。

「どう思いますか?」と書いてあるので、率直に答えます。

このブログの過去記事すべてに注意深く目をとおしていれば、私の回答はわかります。というのも、似たような質問にもう何度も答えているからです。

先週もこんな記事を書きました⇒いらないサンプルや販促品を店で上手に断るには?

ですが、きっと、Nさんは、今すぐ、単刀直入に答えを教えてほしいのでしょう。

断り方を一字一句お教えすることはできませんが、考え方の道筋を以下に書きます。





自分の本当の気持ちについて自分で考える

まず、自分の本音に気づいてください。

いったい、何がどうしてもやもやしているのか、自分で考えてみるのです。

考え方が変わって戸惑っているそうですが、その状態について具体的に客観的に自分で考えてください。

たとえば、こんなことです。

・もやもやの原因は何だろう?

参考記事⇒もやもや、ざわざわを解消する7つの方法。心の断捨離も忘れない

・いまの私にとって大事なことは何か?

参考記事⇒もったいないから捨てられないという人へ。それは自分の人生で本当に大事なものなんですか?

・自分の考え方が変わったことに、なぜ私は戸惑っているのか?

自分がいったい何をもやもやしているのか、気持ちの整理をするために、紙に考えを書いたり、散歩したり、ひとりでじっくり考えてみてください。

紙に自分の考えを書くのは、ひじょうにおすすめです⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

ブレインダンプをしようとしても、何も考えが浮かばないときは、なんでも書いていいモーニングページを書いてみるか⇒モーニングページの書き方、やり方を教えてほしいという質問の回答。

「なぜ自分は、何かを書こうとしても、何も出てこないのだろう?」と考えて、その理由を書きます。

Nさんに必要なのは、自分で考える努力をすることだと思います。

実際に断る(コミュニケーションをとる)

次に、実家への断り方ですが、親に率直に自分の気持ちを伝えてください。それ以外に方法がありますか?

ご両親や、実家の隣の人に、物を送ってこないでほしいと頼む方法は、上でリンクしたサンプルの断り方の記事が参考になります。

コミュニケーションを取るだけです。

Nさん、これまで、断る努力をしましたか?

サンプルの記事では、断る相手は他人ですが、断るときの考え方は同じです。特に1番と2番はしっかりあてはまります。

こんな理由があるので、もう物は送ってこないでください、と親に伝えればいいだけです。

断れない、と思い込まない

1番は、むずかしいと思い込まない、です。

親に断るのは、むずかしいとか、気が引けるとか、めんどくさいとか、言ってもわかってもらえない、という気持ちがあるなら、それはひとまず横においてください。

自分で勝手に、相手の反応を予測して、むずかしい、気詰まりだ、と思い込んでるだけではないでしょうか。

面と向かって断ったり、電話をしたり、手紙を書いたり。コミュニケーションするしか方法はありません。

しっかり断らないと、これからもお母さんは、柔軟剤やら洗剤を「娘のために余分に買おう」と思い、買ってまた送ってくるでしょう。

「柔軟剤を捨てた」とありますが、どんなふうに捨てたのでしょうか? 寄付ですか?

そっくりそのままトイレや下水に流してしまうのは、環境によくありません。古新聞などに吸わせて可燃ごみとして出すのがベストでしょう。容器はプラゴミです。

使わないものをもらってしまうと、たとえ、自分の家の外に出したとしても、地球規模的にはゴミが増えています⇒なぜ、今すぐプラスチックのごみを減らすべきなのか?

柔軟剤そのものの使用も、あまり地球環境によくないのですが、そのまま捨てるより、使ってくれる人にまわすほうがまだいいと思います。

開発や輸送、小売などにリソースが使われていますから。

捨てるのは意外と責任を伴う行為です。またもらってしまわないように、はっきり親に自分の考えを述べるべきではないでしょうか?

断れない理由を考えてクリアする

サンプルを辞退する記事に書いた2番は、「断れない理由を全部書き出し」1つひとつ解決していく、です。

Nさんは、なぜ実家への断り方がわからないのでしょうか?

相手はとても親しい自分の親なのに、なぜ自分はさっさと断らないのか、断り方がわからないのか、その理由をご自身で考えてください。

理由をリストアップしたら、どうすれば、それを解決できるのか考えて実践します。

親切心を忘れずに断る

できるだけ相手の立場になって、親切心や愛情をもって、コミュニケーションをとってください。

ご両親は、べつにNさんを苦しめようと思って、物を送ってくるわけではありません。りんごをくれる隣人も好意から送ってくれているのですよね?

そこには親切心や愛情があります。物は断っても、気持ちはありがたく受け取るべきです。

自分がりんごを送ることを考えてみてください。りんごは勝手に木からぽとぽと落ちるかもしれませんが(よく知りません)、その後こんなアクションが必要です。

◯手頃なダンボール箱を用意する

◯落ちてるりんごを拾い集める

◯売り物になりそうなりんごと、そうでないりんごをカテゴリー分けする

◯りんごについてるゴミをはらったりする

◯りんごを新聞紙などの紙や、緩衝材に包み、箱にいれる

◯箱を閉じてテープをはる(つまり梱包)

◯宅配便の伝票に、Nさんの宛名を書いて箱に貼る

◯箱を郵便局にもっていき、送料(自腹)を払って出す

◯「無事に届いたかな」「おいしく食べてもらえたかな」と気をもむ

Nさんの隣人は毎年、こんなことをしているのです。Nさんから見れば、「売り物にならないりんご」かもしれませんが、作った人にとっては大事なりんごです。

そのような愛しいりんごを大事な人に送ってくれるわけです。

もし私の家にりんごの木があって、りんごが余ったら、人に送らず、箱にまとめて入れて外に出し、「ご自由にどうぞ」と書いた紙を箱に貼り付けます。私はめんどくさがりだからです。

時間と手間をかけて送ってくれるのですから、断るときも、それなりの覚悟をもって、失礼のないように断るべきでしょう。

「物はいらないからお金を送って」とは、子供が親にいいそうな言葉です。もちろん、それが本音なら、そう親に伝えてもいいです。

ですが、いいとこ取りをしないほうがいいと思います。

言っても無駄だと何もしないうちから決めつけない

最後にお伝えしたいのは、親にNさんをサポートするチャンスを与えてほしい、ということです。

「親から物を押し付けられて断れない、とても迷惑です」というメールにこれまで何通も答えてきました。

断らないよくある理由に「言ってもわかってもらえない」「説明するのがめんどくさい」というのがあります。

ですが、子供は親に説明する義務があるのではないでしょうか?

Nさんもお子さんがいるからわかるでしょうが、親にとって子供はとても大事でかわいいものです。

子供にはいつも幸せでいてほしいし、辛い目にあってほしくない、と親は思っています。それは子供がいくつになっても変わりません。

私も、笑顔でいる娘のイメージトレーニングをよくしています。

娘には、悲しい目にあってほしくないからです。まあ、現実にはなかなかそうはいきません。

先日紹介したTEDの動画に、人間は「プロクリエイティブサクセス」(procreative success、繁殖を成功させ、次の世代に命をつなぐこと)するようにできている、という話がでてきました⇒100歳まで生きるには? 長生きする9つの秘訣(TED)

どんな人間も自分の子供は大事なのです。

たとえ親の愛情表現が、Nさんの望むやり方ではなかったとしても、その愛情は受け取り、感謝すべきですよね?

親に何か言いたいことがあったら、「いくら話してもわかってもらえるわけがない」とは思わず、必要なら、何回でも、丁寧に、具体的に、自分の状況や望みをわかりやすく説明するべきだと思います

他人を変えることはできませんが、何かを依頼したり、交渉することは必要です。

「私の親はこういう人だから」とあまり決めつけず、親に、自分(子供)とうまくやるチャンスを与えてください。

断り方や親と交渉するとき参考になりそうな過去記事

7つ紹介します。時間があれば読んでください。

いらないプレゼントを差し出されたときの正しい対応とは?

70代の両親が物を溜め込んでいてゆううつです。どうしたらいいですか?←質問の回答

買い物依存の母とコレクター気質の夫のせいでイライラが止まりません←質問の回答。 母親が100均で物をたくさん買って、私に押し付けます、という質問に答えています。

もらい物を断れない性格を直せば、シンプルライフが加速する。その方法とは?

自分の進路に関して上手に親を説得する方法←質問の回答

義理母が余計なものをくれる問題の解決法は、きっぱりノーと言うことに尽きる。

人を説得する方法はあるか?断捨離を邪魔する家族との対話の進め方。

*****

きょうは、親の贈り物を断る方法を考えてみました。

家族にまつわる質問は相変わらずよくいただきます。先日は結婚生活に関するメールが舞い込みました。

私のメールに書いていることをそっくりそのまま、当事者(親や夫など)に伝えればいいのに、とよく思います。

なぜ、そうできないのか? 

そこに問題を解決する鍵がありそうです。





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