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物を捨てたら、身も心も軽やかになった、という読者のお便りを2通紹介します。ともに今月いただきました。
いままさに、部屋の片付けと格闘しているが、コロナ禍(ころなか)で、家族が家にいるため、どうでもよくなりつつある。
そんな人が立ち直るきっかけになるかもしれません。
まず、北欧の修道士さんのお便りです。
私が捨てたら両親もまねして捨てている
件名:ファンレターです
「筆子ジャーナル」は2016年ぐらいからずっと拝読させていただいております。
これまでの筆子さんのさまざまな記事からの学びをもとに、チャレンジのひとつとして、今回思い切ってお便りをいたしました。
以前から、その日の記事の感想や意見などをお伝えしたいなあ、と思いつつも、そのままにしてしまっておりましたので。
伝えたいことがありすぎて、どう書いていいかわからなくなってしまうんですね:苦笑
筆子さんのおかげで、湯シャンや砂糖を控えることが習慣となりました。
もちろん捨てることに関しても、大変参考になっております。物質的なもの、メンタル的なもの両方をいろいろ捨てることができました。
わたしが服などをガンガン捨てていると、母も影響を受けてか、いらない(というより気に入っていない)服やバッグなどをガンガン捨てていました。
「サッパリした!」 と言ってました:笑
そして、タメコミアンの父も、わたしたちがいらないものを捨てまくっているので影響を受けたのか、古い衣類や雑誌(ほかの紙ものも?)などを少しずつですが捨てているようです。
驚きましたが、いいことです:笑
わたしもまだ捨てにくいものが多数残っていますが、それらはあまり躍起にならずに、ゆっくり向かい合っていこうかなと思っております。
それでも今は、空間と、アタマと心の中身がスッキリした日々をすごせておりますので、いろんなことをおしえてくださった筆子さんには感謝です。
ありがとうございます。
今後とも「筆子ジャーナル」を楽しみにしております。
ずいぶん暖かくはなってきましたが、未だコロナウイルスの終息のメドは立ちませんね。
筆子さんもご家族様共々、お気をつけください。
北欧の修道士さん、はじめまして。メールありがとうございます。
長いあいだ、ブログを購読いただき、合わせてお礼申し上げます。
空間がスッキリしてよかったです。
お母さんもお父さんも、捨てそびれていた物を捨てているそうで、思わぬ親孝行ができましたね。
まあ、家族の誰かが捨てていたら、絶対影響を受けます。
私の夫ですら、毎晩、いらない紙をシュレッダーにかけています。
私が物を捨てない人間だったら、今ごろは、ガラクタだらけの部屋で、ストレスいっぱいの毎日を過ごしていたでしょう。
「捨てることに躍起にならない」とは、いい心がけですね。
修道士さん、これからも、シンプルライフを楽しんでください。お元気で。
湯シャンとは? ⇒ 湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ
砂糖について ⇒ 砂糖の害について書いた記事のまとめ
次は、とりさんからいただいたメールです。小見出しは私が入れました。
心身ともにリラックスできる部屋
いつも楽しく見させてもらっています。
たくさん引っ越しをして気づいたことをシェアさせていただきたいと思い、メッセージにいたしました。
わたしは今20代前半で、家の事情などから今まで2桁ほど引越しをしてきました。
不思議なことに、理由は様々でしたが、まるでいらないものをどんどん削ぎ落とすように、わたし自身も物も軽やかになっていきました。
物がたくさんあると大事にできない
物がたくさんあった頃は、物をあまり大切にできていませんでした。
埃をかぶり、忘れられ、心の奥では「いらない」と思っているから見るたびに無意識のストレスがあったり。
また、自分の内面をあまり見ておらず、物やまわりの人などにフォーカスが向いておりました。
しかし、度重なる引越しによってわたしも部屋もどんどん変化していきます。
自分と向き合った
まず、物を精査するにあたって必然的に自分と向き合うこととなり、自分に対して正直にならないといけなかったのです。
なにがしっくりくる物で、なにがいらない物なのか、ひたすら問うては手放し、クリアにしていくからです。
そして今の自分に必要かどうかは、心の奥底で本当はわかっていました。
本当にしっくりきていて幸せを感じるものは迷うことはありません。
迷うのは、わからないからではなくて、迷うことを自分が選択しているだけだからです。
決めれば決まってしまうのです。
でもどんどんやるうちに、コツというか流れが自然にわかってきました。
買い方にも変化が
それに、捨てる大変さ(外に運び出すことや分別もそうですが、何より心の面でも)を身にしみてわかりますから、最初から自分に問いかけて家に迎える前にある程度精査できるようになりました。
一瞬 素敵!と思って、そのあとは買うことなくそれだけで満足して、次の瞬間にはパッとどうでもよくなり執着しないのです。
わたしが手に入れなくてもこの地球に存在していて、素敵だなという気持ちになれて満足したし、わたしじゃなくても他の誰かが買って喜ぶだろうから別にいいやという具合です。
本当に買うときはひと目でピンときて、下手な理由を並べなくてもそれを今からでも使っているのがわかるものを選びます。
迷うことについて
買うときに迷ったものほど、高確率であとで買わなければよかった、別に買わなくてもよかったと思った経験があります。
捨てるか迷ったもの、買うか迷ったものは、そのあと正当化するように「ほら、あってよかった」という現実をつくって自分に納得させ、むりくり飾ってみたり活用しようとしたり、その後ひと時の満足感を得るかもしれません。
でもそのあともずっと迷い続けるのです。その物を見るたびに揺れて、無意識に負担となってしまうのです。
住みやすく日当たりのいい部屋
ところで、筆子さんのこちらのブログも、ものを手放していく上でわたしにとってとても力にさせていただきました。
筆子さんの視点は非常にニュートラルに見えます。
そしてさまざまな観点からのアプローチの記事があるのでハッとする気づきや知見も得ることができるのでとても感謝しています。
筆子さんの記事を読み、最近ピンときてカレンキングストンさんの本を読むことにしました。とても楽しみです。
筆子さんのおかげもあって現時点ではかなり物の量は少なくなり、圧倒的に住みやすく日当たりもいいです。
息がしやすくて、使う物、読む物、着る物だけなので迷いがなくシンプルで、身も心もリラックスできるのです。
まさに共存している感覚です。
まだまだ精査する点はあり、もっと軽やかになれますが、筆子さんのブログも読ませていただきながら楽しくクリアリングしています。
この最中ですが、筆子さんもご自愛くださいませ。いつもありがとうございます。
お読みいただきありがとうございます。
とりさん、はじめまして。メールありがとうございます。
住みやすい部屋に住めるようになってよかったです。
まだお若いのに、たくさん引っ越しをしているのですね。
引っ越すためには、家の中にある物を全部出さなければならないから、とても大変です。
ないように見えても、全部出すと、ものすごくたくさんありますからね。
私も毎回苦労しています⇒ゼロになって引っ越したいと思ったけれど叶わず:ミニマリストへの道(94)
私のものの見方はそこまでニュートラルでもないと思いますが、ブログがお役に立ったのならよかったです。
カレン・キングストンの本に興味を持っていただき、うれしいです。
とりさん、これからも、お元気でお過ごしください。
カレン・キングストンについて⇒スペース・クリアリングとは何か?そのやり方とは?~カレン・キングストンに学ぶ
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ウイルスのせいで、急に時間ができた人、多いと思います。
テレワークの準備をバタバタと終えて、一息つくと、「ああ、時間があるうちに、あれも、これもやりたい。断捨離しなくちゃ」と前向きになったりもするでしょう。
しかし、手当たり次第に、思いつきで片付けをしていると、そのうち片付けなくなります。
1ヶ月もたつうちに新鮮さは薄れ、不安もあるので、ダラダラとニュースやSNSを見て1日が終わるのです。
部屋はぐしゃぐしゃのまま。
心の平安を保つためにも、1日、15分ぐらい、時間を決めて、片付けを継続することをおすすめします。
現在、寄付センターが閉まっているので、私はデジタルデータを捨てています。
それでは、次回の読者のお便り紹介をお楽しみに。