文化財になる本は国が保存しているから、自分で持つ必要なし(本の処分、その5)

ミニマルな日常

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先週に続いて「文化的価値のある貴重な本を処分するのはまずいのでは?」という相談メールと私の回答に対する感想を着信順に3通紹介します。

発端となった記事はこちら⇒本は貴重な文化財だから捨てるべきではない、という意見に私が思うこと。

内容

・図書館に行けばたいてい読める

・積んどく本がたまってしまっている

・読んだらさっさと処分がおすすめ

まず、Nさんのお便りです。

所有することにこだわらなくてもいい

件名:本を捨てるなという記事に対する意見

研究者でもない

普通の人は2度と手に入らないような本をたくさん読んではいないと思います。

それに今は図書館がネット化されているので、県内の図書館の蔵書は最寄りの図書館に取り寄せることもできますし、国会図書館に行けば大抵は読めるでしょう。

本を所有することにこだわる必要はないと思います。

ついでに言うと本は買って読んだ方が身につくと言う人もいますが、私に言わせれば変わりません。

ちゃんと読んだかどうかだけです。

Nさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

そうですね。今、図書館はとても便利になりましたね。

「2度と手に入らないかも」というのも、本人が勝手に恐れているだけで、「その本が読めなくても、他の本を読めばいいんじゃない?」と私は思います。

それに、とても大事な本は、最初から捨てる選択肢に入らないので、処分するかどうかを迷うこともないでしょう。

それでは、Nさん、これからもお元気でお暮らしください。

次は、なずなさんのお便りです。

積んどく本の山

件名:本のこと

筆子さま、こんにちは。

いつも役に立つ楽しいブログを読ませていただきありがとうございます。

わたしは本を買うのがやめられません。

本がほとんど定価で販売されていて、今のように中古本が安く買えなかったころは、1冊読み終わったら次の1冊、というように、大事に読んで、うまくいっていました。

高いから図書館もよく利用していました。ネットも知らないし、読むものといえば本でした。

今は「安いから。今逃すと安い値段の在庫がなくなるから。」と思ってしまって、その上、「これは筆子ジャーナルで紹介されていた本だからいいかー」と、最後は人のせいにしてアマゾンでポチってしまいます。

積んどく本の山です。配達の人も気の毒に。すぐに読まない安い本を暑い日も雨の日も配達させられて。

天井まである本棚が夢で購入しましたが、今は少し後悔しています。

昔は本がたくさん置いてある学者さんの家が夢でした。

しかし私は学者でもなんでもなく。

不要な本を捨てられるかどうかというと、いったん爆捨てして、リバウンド、今は増えるペースのほうが速いです。

知識がないことが不安、今の自分が不安です。野望ガラクタでもあると思います。

本は文化財かもしれませんが、国立国会図書館に行けばみんなあると思われるので(よく知らないけど)、文化財の保護を自分でしなくてもいいのかなとは思います。

紙の本は古くなると変色してぼろぼろになるし。

読んでいないと思うと宿題抱えてる気分になるし。

10月は本を買わないチャレンジをしようと思います。(それを理由に9月の今だからと本を買ったわたしです。だめだ。)

捨てること自体が目的でなくて、自分がどういう暮らしをしたいのか、何回でも考えてみないと私はだめだなと思います。

あきらめないでがんばります。

なずなさん、こんにちは。メールありがとうございます。

今月は本を買わないチャレンジをしているのですね。調子はどうでしょうか?

筆子ジャーナルで紹介されていた本だから買う? じゃあ、私の著書もムックもすべて買っていただいているのでしょうか? 

重ねてお礼申し上げます。

なずなさん、洋服やタオルだけじゃなく、本を買うのも好きなんですね。

タオルを捨てることができません。うまい処分法はありませんか?←質問の回答。

なずなさんが、大きな本棚を持っていることも、本が増える理由の1つでしょうね。

買うのをセーブしたいなら、買う対象が何であれ、いったい私は何のために買っているのか? と、考えてみるといいと思います。

やたらと物を買う人は、それが必要だから/欲しいから買うわけではありません。

買う瞬間の快感を得たい、買ったあとに起きる何かに期待している、所有することにこだわっている、単なる習慣で自動的に行動している。こんな理由からお金を払っているのです。

なずなさんの場合は、どれでしょうか?

買い物は習慣の1つなので、重度の買い物依存症でない限り、自分で買い方を変えることができます。

とりあえず、次に、「本を買いたい!」という衝動が起きたら、すでに家にある本を読むようにするといいでしょう。読むために買っているのでしょうから。

それと、なずなさんに本当に必要なのは、知識ではなく自信だと思います。

セルフエスティームを高めて自信を取り戻す10の方法

では、なずなさん、どうぞお元気でお過ごしください。チャレンジの成功をお祈りしています。

野望ガラクタとは?⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法

1ヶ月のチャレンジ⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

次はぶうさんのお便りです。小見出しは私が入れました。

どんどん読んでさっさと処分

件名:「本は貴重な文化財だから捨てるべきではない、という意見に私が思うこと。」の感想

筆子さんの意見に全面的に賛成です。

文化財を自分で保存することはない

”鮮度”が良いうちにどんどん読んで、さっさと処分したらよいのです。本は所詮紙です。

いわゆる”積読”になってしまったものは、内容的に読み進められない何か引っかかるものがあるのでしょうから、無理して読むことはないと思います。

読むことがストレスになるなんてつまらないでしょう。本は所詮娯楽です。

また、一般に流通する本に文化財といえるほど貴重なものはありません。

本当に貴重なものはしかるべき機関で保存されています。庶民が余計な心配をする必要はありません。

子供への影響

本を捨てないことのほうが子どもへ悪影響だと思います。

埃・カビによって喘息になるような健康面の悪影響だけでなく、知的な面でも本を家で所有する必要はないと思っています。

ネットの世界だけでなく、本でもエコーチェンバーと言える現象が起きないでしょうか。余程注意しないとどうしても偏ります。所有した本が”垣根”になって子が親を超えられないことになりはしないでしょうか。

複数の図書館で色々な本に触れるのがベストだと思います。

本好きになると頭が良くなり、あわよくば良い学校へ入って高収入を得る…のような下心も持たないほうがいいと思います。その学校が求める試験に適した勉強をするよりほかないです。
 
本でなくても知性を養う方法はあると思います。たまに100歳近いおばあさんが、はっとするような金言を伝えてくれることがあります。草取りしながら心に去来することを反芻しているのだそうです。

手を黙々と動かしながら自然と哲学をしているのかもしれません。一意専心の大切さを感じます。

日々の片づけも黙々としてみたら、哲学になるような気がします。本について四の五の言うより、きっと自分のためになるでしょう。(筆子さんの「四の五の言わずに」の文句、大好きです。真似しました。)

*筆子註釈:エコーチェンバー:音がよく響くように設計された小さな部屋。ソーシャルメディアで自分と興味関心が似ているユーザーばかりをフォローし、自分が思っているのと同じような意見ばかりにふれる閉鎖的な空間。エコーチェンバーにいると、自分の信念ばかりが強化されるので、偏見が強くなります。

ぶうさん、お便りありがとうございます。

本が多いとほこりやカビが増えるのは、その通りですね。

私もかつては、本をたくさん持っていたので、本箱の中の整理をして、1冊でも多く詰め込もうとしていましたが、作業中に、「くしゃみが止まらない」という現象によく見舞われました。

本だけじゃなく、部屋の掃除をしているときも、たいていくしゃみをしていました。よほどひどいほこりだったのでしょう。

家にある本が垣根になって、子供が親を超えられない…なるほど。

私の家は本がなかったので、垣根もありませんでしたが、本が嫌いな子だと、家に本がいっぱいあると、親の無言のプレッシャーを感じる、ということはあるかもしれません。

それでは、ぶうさん、これからもお元気でお暮らしください。

■これまで紹介した感想です

本は捨てるな、という意見を読んで(その1)

家に本がないと子供は読書好きにならない、という意見について:本の処分(その2)

本は文化的な価値があるから捨てるべきではない、という意見について(本の処分、その3)

本を捨てることは文化を軽視すること、という意見について(本の処分、その4)

■次の感想はこちら

本を捨てるのはしんどい作業だったけど手放してよかった(本の処分、その6)

*****

本の処分に関するお便りを特集しました。

先週も書きましが、本はたまると処分が大変なので、ふだんから持ちすぎないようにしたほうがいいですよ。その瞬間に読める本は1冊だけですから。

それでは、あなたも感想などありましたら、メールください。お待ちしています。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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