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クリスマスや新年にストレスをかかえこまないコツを2回に分けて紹介します。
年末年始は、楽しいことも多いですが、何かとストレスを感じることも増えます。
生活が不規則になって、暴飲暴食もしやすいので、体調をくずす人もいますね。
マインドフルに過ごすと、心穏やかに過ごすことができます。
以下のことを心がけてください。
1.ストレスの原因を知っておく
特に自分がストレスを感じることや、ゆううつになる理由を自分なりに把握しておくと、外的状況に振り回されにくくなります。
ストレスは、できごと(外的刺激)に対する、自分の反応です。
同じことが起きても、すごくストレスに感じる人と、さほど感じない人がいますが、起きたことに対する解釈が違うからです。
何かをすごくストレスに感じるときは、受け取り方を変えてしまうのが、一番てっとり早いのではないでしょうか?
なぜ、楽しい祝い事が続くときにストレスを感じるのか?
どんな考え方がストレスを呼ぶのか?
それは人によって違います。
期待が大きすぎるからストレスが増える
ストレスを増やす思考を1つだけあげると、「いろいろことに対する期待が大きすぎる」になります。
ストレスを呼ぶ期待の例:
・年末年始は、皆で集まって、誰もが楽しく過ごすべきだ
・クリスマスパーティでは、同僚から「素敵ね」と言われる装いをしなければならない
・クリスマスは恋人とデートをして、普段は食べられないような豪華なディナーを食べて、貴金属をもらわなければならない。それがあたりまえよね?
・誰もが100%喜んでくれるようなプレゼントを見つけなければならない
・忘年会では、あっと驚くような隠し芸を見せて、皆に称賛されなければならない
・皆が、「すごいわね」「おいしいわね」と大絶賛するような、ごちそうやおせち料理を用意せねばならない
・もらった人が関心するような素敵な年賀状を出さねばならない
・1年の締めくくりに、完璧に大掃除して、滞っていた断捨離も一気にしたい
ここまでしっかり自覚していないかもしれませんが、無意識のうちに「完璧なクリスマス」や「完璧な正月」をイメージして、その目標に向かって行動していると、ストレスが増えます。
ごちそうを食べて、まったり楽しめばいいのに、自分で勝手に、「すばらしいパーティ」や「すばらしいお正月」を目指すため、準備段階では、ストレスを感じるし、当日も、「思ったようにいかない」という不満が残ります。
今は、SNSがあるので、ほかの人の、「すごく楽しそうなパーティ」「素晴らしすぎるおせち料理」「縁起がよく、美しい花で満載の生け花」の写真を見ることが多いでしょう。
他人軸寄りで生きている人ほど、こうしたものに影響を受け、ハードルの高い年末年始をめざして、がんばってしまうので、自分軸を採用し、無理な目標は掲げないようにしましょう。
2.計画的に準備する
年末年始は、やることが多く、忙しくなるので、ストレスが増えます。
この状況を防ぐために、一番効果的なのは、前もって計画を立て、早め早めに、やっておくことです。
大掃除をするなら一気にやらず、数日前からちょこちょこ掃除しておく、とか。
年賀状を書くなら、早めに書いて投函します。
計画を立てる段階で、やらなくてもいいことは、どんどんやめてしまいましょう。
何も大晦日に大掃除をする必要はありません。冬の寒い時期に掃除をするより、春先のほうが、きれいになるとも思います。
師走の大掃除をしたくない人におすすめするピンポイントな掃除場所。
年賀状を書かないという方法もあります⇒年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?
私は、日本の友人に、クリスマスカードを書いていますが、これまでのところ、ずっと続けています。実質、年に1回しか手書きの便りを書いていないし、ふだん、全く会わないので、1年に1回ぐらいは、近況を伝えたいと考えているからです。
去年は、新型コロナウィルスの影響でギリギリの到着になったので、今年は、11月の半ば前に、出しました。
年々切手代があがり、お財布に痛い面もありますが、財布を破壊しないために、前もって、切手代を貯めています。
今からでも遅くないので、年末年始にやるべきことを、すべてリストアップし、スケジュールの割り振りをしてみましょう。デジタルでもアナログでも好きなほうでどうぞ。
3.予算を立てる
出費が増えるので、お金も計画的に使ってください。
特に、暮れや新年にクレジットカードで買い物しすぎて、明細を見てドキドキすることが多いなら、この機会に予算を立てる暮らしにシフトしてください。
理想は、1年のはじめに、イベント費、特別費、年末年始費、などと、別枠で、予算を立てておくことです。
ですが、そういうことをしていなくても、この年末年始に、どれだけのお金を、どんなことに使うか、前もって、紙に書き出し、できるだけそのとおりにしようと努力するだけで、カードの明細を見たときのショックを和らげることができます。
4.できないことは断る
人に、何かを頼まれても、自分の都合を優先し、できないことは、しっかり断ってください。
長期休みに合わせて、その前後でたいてい仕事が忙しくなります。
12月の終わりが決算という会社も多いです。
プライベートでも、いつもより用事が増えるでしょう。
こんなときに、人の用事をすることに時間とエネルギーを使いすぎると、大きなストレスになります。
できることはすればいいですが、「ちょっときついな」と思うことはしっかり断りましょう。
人の機嫌を取ることが習慣になっていると、ひじょうに断りにくいと思います。
しかし、断ることができずに、あとで苦しい思いをするのは自分です。しかも、用事を頼んできた相手にうらみつらみを感じるというおまけ付き。
断ればいいものを、断らないと、その後、ネガティブな感情が押し寄せてくるので、ちょっと勇気を出して断ってください。
暮れに忙しいのは、誰だってわかっていますから、相手も理解してくれます。
5.休憩をとる
ノンストップで、馬車馬のように、用事をこなしてはいけません。
いつも以上に意識して、休憩を取るべきです。
夜はしっかり寝て、仕事も休憩を取りながら、してください。
日本は長時間労働の国ですが、この文化は、変えていくべきではないでしょうか?
大昔のOL時代の私は、馬車馬のように働くタイプでした。
職場の同僚から、「ロボットみたい」と言われていました。
「バリバリ働いて、さっさとを終わらせたい」という気持ちゆえの行動ですが、働きすぎてそれがストレスになり、つまらない物をたくさん買ってしまいました。
当時の私は、マインドフルネス、スローライフ、シングルタスクといったことは夢にも考えていませんでした。
今は、人間はロボットではないことも、人生は昼間の活動と夜の睡眠から成り立っていることも、休憩をとったほうが、私的にも公的にも、生活の質があがることもよくわかっています。
ついつい、バリバリ働いてしまう人は、休憩の時間もちゃんとスケジュールに入れてください。
去年から、在宅ワークが増え、通勤がなくなって、楽になった人が多いと思います。
しかし、逆に忙しくなった人もいます。自宅だと、邪魔がたくさん入るため、作業に集中できず、結局、納期前に、半徹夜してこなしている、これなら会社に行っているほうが楽だ、と感じる人が。
この場合も、鍵は計画と時間配分です。
ストレスの半分ぐらいは、計画を立て、うまく時間を割り振ることで、阻止できます。
◯この続きはこちら⇒紙にいろいろ書き出そう~年末年始にストレスをかかえこまないコツ(後編)
◯年末年始のストレス対策
時間もお金もない! 年末年始によくあるストレスとその対策(その1)
人の集まりが苦手ならこうしよう:年末年始のストレス対策その2
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年末年始に、ゆううつにならないコツを5つ紹介しました。
「今年の年末は去年よりは、ましか」と思っていたら、オミクロン株の出現により、また、規制がきびしくなってきましたね。