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季節の変わり目は、洋服を断捨離するいい機会です。今回は、特に子供服の断捨離のコツ、捨てるものを見極める判断基準、実際の捨て方をステップ・バイ・ステップでお伝えします。
4歳の子供の服の断捨離について質問をもらいました
読者の方から、自分の物と4歳の子供の衣類を寝室に置くしかないけれど、仕分けなどに着手できない、というお問い合わせをいただきました。
床下収納があるが、ホコリと湿気があるので置きたくない、4トンコンテナの導入を考えている、とのこと。
寝室の大きさや家具の構成もわからないので、質問されても、具体的に答えることはできません。
ですが、自分の服と子供の服を断捨離すれば、そんなに収納に悩むこともないし、4トンコンテナを入れる必要もありません。
せっかくのいい機会ですから、よけいな物をとことんそぎ落としてください。
子供服を管理するときの3つの考え方
子供の服も大人服同様少ないほうが人生がラクになります。服の数が多い人は、朝着るものがない、と迷うものですが、これは子供にしても同じこと。
いや、子供は迷わないかもしれません。というのもお気に入りの服ばかり着たがるからです。
子供の服に関しては、以下のように考えると、いたずらに数が増えません。
1.数はほんの少しでいい
自分の服はもちろんのこと、子供服も最小限でいい、とミニマリストな私は思います。
先にも書きましたが、子供はより好みが強く、お気に入りのおもちゃや服をヘビーローテーションするものです。
親が思うほど、数は必要ありません。昨今の親は、子供に必要以上の服を与えすぎている印象です。
2.子供のものを増やすのは大人である
服もおもちゃも学用品も、子供が自分で買うケースは少ないです。
私の娘が自分の服や持ち物を自分で買うようになったのは高校生になってから。中学生ぐらいまでは、親の裁量で与えることになると思います。
よって、親が、物を増えすぎないように気をつければ、いたずらに数は増えないのです。
この点についてはこちらの記事をごらんください⇒子供の服を増やし過ぎない7つのコツ~ミニマリストへの道(39)
3.使い切ることをめざす
大人の服と違って、子供服は、着る期間が短いので、こんな迷いが生じます。
◯兄弟、姉妹がいるとき、下の子が使うのを見越して取っておきたい。
◯第二子が生まれるかもしれないのでベビー服を取っておきたい。
◯着用回数が少ないので、コンディションのよいものが多く、捨てるのがもったいない。親戚や孫のためにとっておきたい。
以上、すべて不用品を増やしかねない思考です。
できるだけ数を少なく持って、着倒してもらう、という方法をとることをおすすめします。
兄弟、姉妹がいるときは、古着を回すのではなく、それぞれに新品(中古品でもいいですが)を少しだけ与え、使い切るようにするといいのではないでしょうか?
私は長女だったので、下の子の気持ちがわかりませんが、いつもいつも、兄や姉のお古をおしいただく人生は、楽しくないと思います。
「私って2流の人?」という気持ちになるかもしれません。子供は気持ちをうまく言語化できないので、「2流」と思わないまでも、もやもや感が残るのではないでしょうか?
それに、いくら同じ親から生まれた性別が同じ子供でも、1人ひとり違う人間です。それぞれに個性があり、好みの違いはもちろんのこと、似合う、似合わないという現象も出てくるでしょう。
子供の服を買いに行くときは、兄弟、姉妹を連れていき、それぞれに新品を買い与え、徹底的に着てもらうほうがいいのでは?
長年衣類を保管していると、黄ばみが出たりします。流行のキャラクターがついていると、いかにも古めかしくなるでしょう。
今、洋服はそんなに高くないので、消耗品と考えることができます。特に子供服はそうです。とはいえ、あまりチープなものはおすすめしません。そこそこ質がいい、度重なる洗濯にたえそうなものを用意してください。
次に、捨てたほうがいい服をお伝えします。
捨てたほうがいい子供服
1.もはや着れなくなった服
当たり前ですが、サイズアウトしたら、持っていても意味がないので処分します。
ここで、「まだきれいだから、誰か別の人のためにとっておく」と考えるのはやめてください。収納とは、次回使うときのために、何かを取り出しやすくしまっておくこと。
次の出番があるのかどうかわからないものをしまっておくべきではありません。
逆に言うと、当人は着なくなったものの、次の出番が明確に決まっている服は、捨てなくてもいいです。
2.難のある服
破れたり、ボタンが取れていて直す気が全然ない服、大きなシミがついている、黄ばんでいる、よれよれになっている、糸がほつれている、裾が広がっている、膝が出ているなど難がある服は処分します。
3.あまり活用されていない服
数が多すぎると、「着ない服」が出てきます。よけいな服は捨ててください。
4.子供が着たがらない服
「親が子供に着せたい服」で、子供が拒絶する服は断捨離してください。
5.あまりにお手入れが大変な服
特殊な素材の服など。子供は服を汚すようにできていますので、「汚しちゃだめよ」と言うのはナンセンスです。
どのぐらいの服を持つべきか
子供服が何着必要かは、その子供のライフスタイルによって違うので、一概に言えません。親の洗濯の頻度にもよるでしょう。
以下に書くのは目安ですから、家庭の状況に合わせて調節してください。
◯ミニマリストキッドにしたい場合:1シーズンに普段着4パターン。お出かけ着2パターン(1パターンでもいいですが)。特殊な用途の服(レインコートやアウター、スポーツウエアなど)を必要な分だけ。
子供がめったに服を汚さず、親は毎日洗濯でき、24時間以内に乾燥できる状況にある場合。
◯ふつうの子供:1シーズンに普段着7パターン。お出かけ着2パターン。特殊な用途の服を数着。
適量がわからないときは、実際に自分の子供が1週間に何着、使っているか、モニターしてください。
子供の服の断捨離(仕分け)の手順
1.家中にある子供服をすべて出す。
2.第1段階の仕分け:捨てるもの、人にあげるもの、手元に置くものの3つに分ける
捨てるものについては、上に書いたことを参考にしてください。
3.第2段階の仕分け:キープすると決めたものをすべて取り出し、しげしげと眺め、以下のことを検討する。
◯組み合わせがきくかどうか?
◯子供が好きな服か?
◯実際に子供が着る機会があるのか?
組み合わせにくいもの、子供が着そうにないものを捨てる。
4.必要に応じて2と3を繰り返し、目標の着数になったら断捨離終了。
ポイントは子供の目線に立つことです。親が着せたいと思う服に執着していると数が減りません。
また、子供服はいつでも供給できるということを忘れるべきではないでしょう。足りなくなったら簡単に買い足すことができます。
5.キープする服を適宜収納。
クローゼットのように吊るすスペースがあると、子供にも扱いやすいと思います。しかし、子供の年齢にもよります。
子供にとって見やすく、探しやすく、手に取りやすい収納をしてください。
6.人にあげる服はすぐそうできるように準備する。
寄付センターに持ち込んだり、箱詰めして送ったり。バザーに出す服はそれ用の箱にしまい、できるだけ早く家の外に出す。
普段車を使っている人は、トランクに入れてしまうといいです。
7.捨てる服は資源ごみの袋に入れてスタンバイさせる。
8.余力があるなら、自分の服も断捨離してしまう。
☆関連記事⇒子供がいてもミニマリスト的ライフスタイルを生きる4つのコツ
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捨て方はあくまでも1つのモデルプランです。家庭の事情によってそういうふうにできないことなど、いくらでもあります。
自分の家の子供の実情に合わせ、無理にこのとおりにやろうとしないでください。
捨てる一方で、今後は服を増やさない暮らしにシフトすると管理がラクになります。必要な服だけを買うようにすれば、もう大規模な断捨離は不要。
季節ごとや、子供の成長に合わせて、節目節目で見直し、買い換えるだけでよくなるのです。