ランプをチェックしている若い女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2020.10.9

物がたくさんありすぎて、片付ける気になれない? 重い腰をあげる方法、教えます。

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部屋に物がたくさんあって生活しにくいから、少しを物を捨てたほうがいい。

頭ではこうわかっていても、動きだせないときがあります。

膠着(こうちゃく)した状態から抜け出す方法を7つのステップにわけて紹介しますね。

汚部屋の中で体操座りをしてうらびれている…そんな状態の人はぜひ試してください。



1.ブレインダンプ

まずブレインダンプをして、頭の中をスッキリさせます。

ブレインダンプは、自分の頭の中にあることを全部紙に書き出すことです。

やり方⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

部屋の片付けに着手できない人は、これからするその片付けが何か、とてつもなく大変で、苦しいことだという先入観を持っています。

勝手に想像してしまっているのです。

また、半ばあきらめている人もいます。

私はどうせ片付けられない人だから。片付けても、すぐにまた散らかるし。片付けても、また家族が物を買ってくるし、と。

動き出せない人は、先の心配をしていることが多いので、そういう心配や不安の気持ちをすべて紙に出します。

おすすめのテーマ

ブレインダンプするテーマは何でもいいのですが、ここでは、以下の3をおすすめします。

1)片付けに関する自分の不安や心配、障害に感じていること

2)理想の状態(望む生き方、理想の部屋、持ち物との付き合い方、自分が欲しいもの・状態など)

1つにつき15分ぐらいかけて、頭の中にあることをしべて出し尽くします。

考えていることを紙に書き出すだけで、正解・不正解はありませんから、がーっと自由に出してください。

ブレインダンプをするだけで、気分が軽くなります。





2.いまの自分にできそうなことを考える

理想の状態についてブレインダンプをした紙を読み、その欲しいもののを手に入れるにはいったいどうしたらいいのか、考えてみます。

欲しいものの中に、「きれいな部屋」「片付いた部屋」「捜し物しなくてもすむ人生」などがあったら、そういう部屋にするために、いまの自分にできることを考えるわけです。

これも紙に書き出してください。

時間は5分~10分程度。

タイトルは、たとえば、

現在、汚部屋で、理想が、片付いた部屋であるとき、そのギャップを埋めるにはどうしたらいいか?

この場合、「あそこに積んである本をちょっと捨てる」、「テーブルの上に散らばっている紙を拾ってくずかごに入れる」とか、「出しっぱなしになっているマグカップを台所に持っていく」なんてタスクが並ぶと思います。

そうしたタスクをどんどん書いていきます。

このタスクはできるだけ、具体的な形にするのがコツです。

そのため、ちょっとむずかしいタスクは、いまの自分がそんなに無理しなくても、すぐにできるところまで細分化します。

たとえば、部屋の中に他人の物があったら、まずやることは持ち主への連絡です。

以前、「家を出ていった夫の物があって、勝手に捨てるわけにはいかないし、かといって連絡も取りたくないので、どうしたらいいのかわからない」という相談メールをもらったことがあります。

そのまま放置しても部屋は片付かないので、いやでも相手に聞くしかありません。

捨て方がわからないから動き出せないこともあります。

この場合は、スマホで検索して、捨て方を調べることから始まります。

紙に、「スマホで捨て方を調べる」と書いてください。

こうした小さな行動を積み重ねることで、部屋が片付いていきます。

必要なのは、小さなことをたくさんすることで、それは誰にでもできます。

細分化について⇒モノを持ちたくないあなたへ~こんなものはキッチンには不要です

3.捨て始める

やるべきことを書いて、これから自分がする作業のイメージが、なんとなくつかめたら、実際に捨て始めます。

キッチンタイマーや、スマホのタイマーを15分にセットして、不用品を捨て始めてください。

参考⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)

15分たったら、きょうはそれで終わりです。

15分でも、たくさんの物が捨てられます。

15分はきつい、と思うなら、5分でもかまいませんが、できるだけタイマーを使って、その時間だけは、しっかり集中してください。

タイマーについて⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?

4.毎日のルーティンにする

明日も明後日も、1日15分の捨て活動を続けられるように、日々のルーティンにします。

どこで、その15分を確保するか決めて、スケジュールに入れてください。

おすすめは、朝一番を毎日です。

なぜ、朝一番がいいかというと、やり損なうことがないからです。

毎日がいいのは忘れないからです。

1日おき、とか、毎週火曜日、みたいにするとそれを覚えるのに脳を使ってしまいます。

片付けが苦手な人はできるだけハードルを下げるに越したことはありません。

朝起きると、トイレや洗面所に行くと思いますが、そのあと、15分とって片付けます。

もしモーニングページを書いているなら⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ、モーニングページを書いたあとがいいでしょう。

朝一番の片付けの例⇒物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。

「朝起きると、忘れているかもしれない」と思うなら、付箋に書いて洗面所の鏡に貼っておきます。

5.変化を記録する

変化が見えないと、人間は挫折しやすいので、片付けたプロセスがわかる工夫をするといいでしょう。これが励みになります。

物を捨てれば隙間ができるので、ふつうはそれが励みになりますが、たくさんありすぎると、ちょっと捨てたぐらいでは、代わり映えしません。

意識的にログをとってください。

プロセスの視覚化の方法

以下のことをすると、変化を肌で感じられます。

・ビフォー・アフターの写真を撮る

・捨てる前に、ガラクタの写真を撮る

・何を捨てたか記録しておく

・ごく小さなスペース(引き出しでもOK)をからにして維持する

・15分の片付けができた日は、スケジュール帳やカレンダーに印をつける

記録するのはひと手間かかるので、負担にならない方法を使ってください。

私は、以前、毎日、捨てた物を記録するブログを更新していました。

片付け計画なども書いていたので、頭の整理にも役立ち、よかったと思います。

スケジュール帳やカレンダーに印をつけるのはちょっとしたことですが、たまっていくと達成感を感じられます。

2018年から、デイリープランナーに、日々のタスクを書いて、できたらシールを貼ったり、四角を塗りつぶしたりしていますが、印がたまったページをパラパラ見ると、みょうに達成感があります。

6.週単位で計画・テーマを考える

週の終わりに、翌週とくにがんばりたいところや、取り組みたい片付けを考えて、紙や付箋に書きます。

週ごと、計画やテーマを考えるのは、片付けを継続するためです。

汚部屋の片付けは1日では終わりません。だらだらやっていると飽きてくるし、いつのまにか片付けない日々に戻ります。

月ごとに目標を決めてもいいです⇒何かに挑戦したいなら30日間チャレンジがオススメ

5番と6番は、片付けを継続するための工夫です。

あくまで、ゴールは部屋をきれいにすることなので、記録することや、計画を立てることにエネルギーを注ぎすぎないでくださいね。

7.チャレンジを組み合わせる

ときどき、企画やプロジェクトを混ぜてみると、目先が変わって、新しい展開を期待できます。

当ブログでも、いろいろなプロジェクトを紹介しています。

ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。

持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。

物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?

自分でプロジェクトを考えてやると、「誰かにやらされている感」がなくなるので、片付けがすすみます。

番外:ネガティブなことから離れる

ネガティブな情報を消費しすぎないようにしてください。

「やらなきゃ、やらなきゃ」と思っているのに、とりかかれないのは、頭の中で、暗いことや、うまくいかないこと、つらそうなことを想像しているからです。

人間は想像力があるから、過ぎ去ったことについて悔やんだり、まだ起きていない未来について心配したりします。

自分と人を比べて嘆くのも、想像力があるからできることです。

想像していることは想像にすぎず、現実ではありませんが、本人にとっては、現実そのものです。

脳にネガティブな刺激を与えすぎると、あなたの現実が暗くなります。

その暗い展望が、行動にブレーキをかけます。

だから、ネガティブな気持ちにさせるものから意識的に離れてください。

たとえば、ネガティブなことばかり言う人、不安をあおるニュースなどから。

ネガティブな情報の消費が減ると、ポジティブなほうに想像力を使うことができます。

つまり、希望を感じられるようになります。

これは、無理にポジティブになれ、という話ではありません。

同じできごとでも、希望を感じることも、絶望することも、どちらでもできます。

部屋を片付けたいなら、希望を感じることを選ぶべきです。

関連記事もどうぞ

毎日少しずつ片付ける、15のアクションプラン。誰でもできます。

仕事から帰ったあと、断捨離する習慣をつける5つの方法。

汚部屋からきれいな部屋にする7つのちょっとした作戦。

気力をふりしぼらないと捨て始めることができない人へ~さっとスタートする7つのコツ。

汚部屋すぎて、どこから始めていいかわからない人に伝える片付けの始め方。

*****

汚部屋の片付けをなかなかスタートできない人に、やってみるといいことをお伝えしました。

とりあえず、きょうは、ブレインダンプだけでもやってください。

15分がきついなら5分でもOK.

そのぐらいの時間はありますよね?





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