収納ケースにセーターを入れている手元

断捨離テクニック

片づけ、もう無理かも…と感じたら? それでも続けるための7つの工夫

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新年のスタートとともに、「今年こそ片づける!」と意気込んでそろそろ1ヶ月。

やる気がなくなってきた人も多いのではないでしょうか?

最初は順調に捨てられていたのに、最近は「片づけるのが面倒」「もう無理かも」と感じている…。あるいは、片付けようと思ったことをすっかり忘れているかもしれません。

断捨離に対して気持ちが折れかけている人のために、やめない秘訣を7つお伝えします。

「毎日がんばらなきゃ」と自分を追い詰める必要はありません。

のんびりペースでもコンスタントに継続するほうが、部屋はきれいになります。

ものがびっしりある実家、何が入っているのかわからないお蔵、見るのもいやな押し入れ。

嫌にならないギリギリのところで片づけを継続しましょう。



1.目標をちょっと下げる

年始に立てた目標を下方修正して、負担を減らしましょう。

1日1個捨てることがきついなら、1週間に1個でもOKです。

ただし、忘れないように気をつけてください。

私が、毎日捨てることをおすすめするのは、捨てることを忘れにくいからです。例外がないので、脳に負荷をかけずに、捨てることができます。

1週間に1回だと、思い出す必要があるので、自然に思い出せる仕掛けを作っておくといいでしょう。

たとえば、

・週に1度やっている行動にひもづける(例:ゴミの日、週に1度のおけいこ、毎週テレビで見ているドラマ)

・スマホのリマインダーを使う

・毎日必ず見るもの(家計簿、日記帳など)に予定として書き込んでおく。





2.視覚的なリマインダーを作る

自分が捨て活をしていることを忘れない工夫をします。おすすめは視覚的なリマインダーを作ること。

捨てるものを入れる箱を置く

「あ、これ、もう捨てたほうがいいかも」と思ったときに、すぐに入れられる「捨てるもの専用のボックス/袋/スペース」を作ってアクセスしやすいところに置きます。

たとえば、衣類を減らしたいと思っているのなら、クローゼットや洋服ダンスの片隅に、「捨てるもの入れ」を置き、不用な衣類が出るたびに、放り込みます。

片付けたいものを付箋に書いて貼っておく

週末など時間のあるときに、捨てたいものをひとつずつ付箋に書きます(題して「今日の「片付けメモ」)。冷蔵庫やデスクに、その付箋を貼っておきましょう。

捨てたいものすべて書き出したチェックリストを作り、捨てたらチェックを入れるのいいです。

自分に合う片づけの情報を定期的に読む

たとえば、このブログで、捨てることをおすすめする記事を毎日読み、自分が捨て活をしていることを思い出します。

こんな記事はどうでしょう⇒たまりにたまった冬小物を捨てるすすめ:プチ断捨離45

3.捨てたものを記録する

自分がした捨て活を振り返る時間を作るのもおすすめです。

きょう捨てたものを日記や手帳、家計簿に簡単にメモしましょう。

書き出すのが面倒な人は写真に撮ってもOK。

私も、毎日捨てたものをブログに書いていたことがあります。

そのブログは捨てたものだけを記録するために作ったもので、ほかのことはいっさい書いていませんでした。ただ単に

・フードプロセッサー
・穴のあいた靴下
・娘の絵本

その日捨てたものを、毎日つらつら書いていただけです。

これだけでも、「片付け」に意識が向きます。

アプリを使ってメモしてもいいでしょう。

私のLINEには、Keepメモ(自分のみ見ることができる個人的なトークルーム)があるので、日本のLINEにもあるんじゃないでしょうか?

仮になくても、自分だけが使うトークルームを作ればいいので、こうしたものを利用してメモするのはとても気軽にできると思います。

4.増やさないことにフォーカス

捨て活をする気になれないとき、ものを増やさない活動をしましょう。

新しいものを増やさず、手持ちのものを使っていけば、時間の経過とともに、ものは減っていきます。

増やさないために、まず、おまけ目当てでものを買うのをやめましょう。

おまけをもらえると、「得だ」と思うかもしれません。しかしよく考えると、おまけをもらうのは、目当ての商品以外に必要でないものが1個、新たに家に入ることを意味します。

ノベルティや試供品もできるだけ断ってください。

プレゼントをもらう機会が多いなら、「消えもの(食べ物など)」をリクエストしましょう。

断捨離をしていると、どうしても「捨てること」に熱心になりがちですが、長い目で見ると、余計なものを家に入れない習慣をつけたほうが、暮らしはシンプルになります。

生きている限り、買い物はずっと続ける活動ですから。

5.やり方を変える

今している片付けに行き詰まりを感じたら、べつの何かを捨てる作戦に切り替えましょう

たとえば、実家の片付けに苦労しているなら、先に庭まわりをやってみる、仕事の書類がなかなか減らないのなら、プライベートでためこんだものを捨てるという具合です。

また「捨てる」ことが困難なら、「整理する」「まとめる」「計画する」といった片付けに関連する別の行動をするのもおすすめ。

たとえば

・捨てる決断ができないなら、ものを「使っているもの」「保留」「手放す候補」に仕分ける

・収納を見直し、いつも使っているものの置き場所を変えてみる

・これから捨てたいものをブレインダンプで書き出す

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

このような「負担の少ない片付け関連作業」をしてみると、自分が捨て活をしていることは忘れないし、またやる気になるものです。

6.ついでに片づける

わざわざ片付け時間をもうけず、ふだんやっている活動のついでに捨て活をします。

・料理をしながらキッチンにある不要なものをひとつ捨てる

・仕事や勉強のために机に向かったら、作業が終わって使ったものをしまうときに、ひとつはゴミ箱へ放り込む

・掃除をしながら、ものを元の場所に戻しているとき、不用品を見つけて捨てる

ほかにも、冷蔵庫を開けたときに、何かひとつ整理/処分する、洗いものをしながら、不要な食器やタッパーを捨てる、外出から戻り、買ってきたものを整理するときに不要なレシートやチラシを処分するなど、ふだんの生活の流れの中で、ものを捨てるチャンスはたくさんあります。

わざわざ捨て活をする時間を作らなくてもすむので、無理なく片づけが進むでしょう。

7.シンプルライフにつながる決断をする

日常のあらゆる場面でシンプルライフを加速させる選択を心がけると、結果的に不用品を手放すことにつながります。

片づけに対する意識を「捨てること」から「よりシンプルに生きること」に広げて、ごく自然に「余計なものを持たない・増やさない」ライフスタイルに変えていきましょう。

シンプルライフにつながる決断の例:

買い物:

・すぐに買わない、「本当に必要か?」と自問してから購入を決定する

・すぐにガラクタになりそうなもの(流行りの雑貨、安物)を避ける

スケジュール:

・不要な予定・付き合いを見直して、スケジュールに余裕を持たせる

・スマホをだらだら見る時間を減らす。その時間は部屋の整理や心を整える時間に充てる

人付き合い:

・やりたくないことは断る

・物理的なもの交換より、体験を贈り合う

「贈り物」という名のガラクタを増やさない7つの方法。

*****

捨て活に対してモチベーションが低下しているときは、今回紹介したような「低空飛行だけど続けている」状態を目指してください。

量は多くなくても、コンスタントに不用品を捨てていると、スッキリ暮らすのが普通になってきます。その後はそこまで力まなくても自然にものを減らせます。

「気づいたら部屋がきれいになっていた」。

そんなふうに驚く日が来るのもそんなに遠いことではありません。

ポイントは実践すること。記事を読んだら、必ず不用品を捨てるようにしてください。





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