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断捨離が終わって、スッキリしたあと、物が少ない暮らしを維持しつつ、さらに、物を減らしていく。
実際に私がやっていることです。
物の少ない生活を楽しむために、いろいろ試してみて、とくにいい方法だと思うことを5つ紹介します。
1.所有しないで楽しむことをめざす
昔は私も、何かが欲しいと思ったら、値段の安い物はわりと簡単に買っていました。いまは、自分で所有しないまま、その物を楽しむことはできないかなあ、と考えることにしています。
いま、たいていの人は、すでに必要な物を持っています。
それでも、新しい物を買い続けるのは、それを使うと何か楽しいことや、いまよりもっといいことが起きる、と思っているからです。
つまり、それがもたらしてくれそうな楽しみや、わくわくする何かに期待して、買っているのです。
その「わくわく」は、それを買わなくも手に入れられないだろうか、と考えてみると、意外と「なくても楽しめる」と思えます。
わかりやすい例で言えば、DVDです。いま、ストリーミングサービスがたくさんあるので、何もわざわざDVDを買わなくても、作品を楽しむことはできます。
CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
見放題のサービスになくても、数百円払ってレンタルして見ることができます。1回しか見ないものは、所有しなくてもレンタルで充分です。
本は図書館で借りればいいですしね。
CD、DVD、本といったメディア以外の物、たとえば、衣類や調理雑貨でも、「べつに、これ、自分の物にしなくても、楽しめるんじゃないかな?」と考え、創造力を使うクセをつけると、物は増えません。
すぐに使わず、ちょっと考える心のゆとりを持てると、物のない暮らしを楽しむことができます。
2.自分の幸せを物に求めない
すっきり片付いた部屋で、お気に入りの物に囲まれて暮らす。好きな物に囲まれているだけで幸せ。
そういう意見を否定する気はありません。
好きな服を着て、好きな色の口紅をぬると、元気になれる、という人もいるでしょう。
ですが、物を持つことで幸せになろうとしていると、いつまでたっても、物質主義から抜けられないと思います。
物は物でしかなく、外的条件の1つにすぎません。
それよりも、自分の心の中から、自前で幸せを供給できることをめざしたほうがいいです。
こんなふうに⇒幸せは自分の心の中にある、幸せをアウトソーシングしてはいけない(TED)
そのほうが、結局は自由になれるんじゃないでしょうか?
お気に入りの物があると幸せ、ということは、それがないと不幸せということですからね。
同様に、買い物に幸せを求めないことも重要です。確かに、買い物は楽しいアクティビティかもしれませんが、楽しいことは、ほかにもたくさんあります⇒お金を使わない楽しみ50選。買い物しなくてもこんなに人生はおもしろい。
買い物に、たくさんの時間、エネルギー、お金を注ぐ人が多いですが、ショッピングは、単にひとつの娯楽にすぎません。もっとほかの楽しみを発掘できると、物は増えないまま、楽しく暮らせます。
3.すでに持っているものに感謝する
すでに自分が持っている物や手にしている状態に感謝できると、少ないもので暮らせます。
「私はまだ~が足りない」と思うから、物を買ってしまうのです。
感謝日記をつけると、だんだん感謝できるようになっていきます⇒感謝ノートの書き方と女の子のよいところ(Q&A)
私もモーニングページを始めてすぐの頃は、毎日感謝できることを3つ書いていました⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
いまは、わりと自然に、さまざまなことをありがたく思えるので、書いていません。
それと、自分の家にある物の、在庫調べをすると、意外とたくさんあることに気づくので、感謝できます。
全部の物を書き出すのは大変なので、私は、衣類、食器、趣味グッズなど、カテゴリーをしぼって書いています。
関連記事⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。
在庫を把握しておくと、感謝できるだけでなく、物を買いすぎることもないし、予算の把握にもつながるのでいいことづくめです。
在庫調べは、ほとんどコストがかからないので、一度やってみてください。
感謝するメリット⇒幸せになる最強の方法、感謝する気持ちがうむ7つの効果。
4.使いみちの限られている物は買わない
ある特定の用途しかない、特殊な道具を安易に買ってしまうと物が増えます。
先日、「買わなくてもよくなった物を教えてください」とブログに書いたところ⇒もう買わなくていい物3つ。ミニマリスト主婦、筆子の場合、何通かメールをいただきました。
複数の方が、特殊な洗剤はいらなかった、と書いています。
一般の衣料用洗剤だけでなく、がんこ汚れ用や手洗い用洗剤を買っていたり、お風呂用の洗剤も、かびとり、ぬめとりと用途が別れているものを使っていたけど、よく考えたらいらなかった、というわけです。
洗剤だけでなく、キッチンツールなども、「◯◯専用」と銘打たれているものは、買うとき、慎重になったほうがいいです。
グラハム・ヒルは、ミニマルライフを送るコツとして、マルチユースできるものを使うことをすすめています⇒『ものは少なく、幸せは多めに』~グラハム・ヒルに習う「小さく暮らす」メリット
すなわちそれは、用途が限られている物は買わないということです。
その特殊なツールや洗剤を、高い頻度でがんがん使うのならいいのですが、たった1回とか、週に1、2回使うぐらいなら、買わない選択をしたほうが、生活の質はあがるでしょう。
5.ワン・イン・ワン・アウトをうまく利用する
ワン・イン・ワン・アウト(one in one out)とは、1つ何か家に入ったら、べつの何かを手放す(家の外に出す)ことです。
きわめて単純な方法ですし、物を増やさないようにするのにいいのではないかと思い、ブログで何度か紹介しました。
しかし、読者のお便りを拝見していたら、数をそろえることにフォーカスしすぎて、持たない生活を楽しむ方向からずれていくケースがあると気づきました。
1000個捨てチャレンジもそうですが、数値目標を作ると、まるで営業所のノルマのように、「とにかく数だけを合わせよう」という気持ちになりすぎて、変な捨て方をすることがあります。
そこまで必要でない新しい物を買い、まだまだ使えるものを捨てることを何度も繰り返すとか。
この場合、持ち物の数は増えていませんが、物と自分の関係の見直しがなされておらず、買い物習慣の修正もされないままです。
こうしたワン・イン・ワン・アウトを繰り返しても、暮らしの質は変わりません。
自分が望む生活に近づいているか、物を減らすことで手に入れたい自分のゴールを忘れないようにして、ワン・イン・ワン・アウトを行ってください。
持たない暮らしを楽しむコツ、関連記事もどうぞ
持たない暮らしを10年やって気づいたミニマルライフのよいところ。
物を捨てるとこんなふうに人生が変わる~私が少ない物で暮らす7つの理由
いらない物やよけいな行動。減らせば人生がどんどん楽しくなる。
まだ捨てている最中の人はこちらをどうぞ⇒まとめのまとめ:捨てるコツをぎゅっと詰め込みました。
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物が少ない暮らしを楽しむポイントをお伝えしました。
早いもので、7月もそろそろ下旬ですね。今年前半6ヶ月の、物の収支を振り返って、後半の暮らし方の検討やプランニングをするといいかもしれません。