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人に見せつけるために物を買うと、無駄な物が増え、結局はガラクタになります。
物を増やしたくない人は、誰かに見せつけるために物を買う頻度を落としてください。
見せつけるのをやめる方法を7つ紹介しますね。
見せつけは無駄な物を増やす行為
先日、新しい職場で、センスのいい人だと思われたいから衣料品の買い物が増えてしまうという相談がありました⇒クローゼットはスッキリさせたいけど、服もほしい。2つの矛盾した願望のバランスを取るには?
このように、物を使って他人の評価を得ようとすることはよくあることで、やりすぎなければ悪いことではないと思います。
職場にセンスの悪い人がいるよりセンスのいい素敵な人がいるほうが、仕事環境は明るくなるでしょう。
ただ、やりすぎると、無駄な物をどんどん買ってしまいます。
他人に自慢するためや人の関心を引くために買う物は、自分が欲しいというよりも、他の人を納得させるために買っているわけですよね?
冷静に考えてみると、本当は欲しくない物ではないでしょうか?
本当の自分が求めていない物は遠からずガラクタになるので、人の関心を引くための買い物をやめれば、もっとシンプルに暮らせます。
1.素の自分を認める
過度に他人の評価や承認を求めてしまう人は、自分で自分を認めることが苦手なのだと思います。
自分で認めることができないから、「あなたは素敵ですよ」「あなたはいい人ですね」「すばらしい人です」と、他の人に認めてもらいたいわけです。
もっと自分に自信を持って、「私は大丈夫」「私はこんなふうに価値のある人間だ」と自然に思うことができれば、外側からの承認はそこまで必要ありません。
セルフエスティームを高めて、自分で自分を認めてください。
2.競争するのをやめる
「この社会は競争だ」と思っていると、物を数多く持つことで、その競争に勝とうとします。
持ち物で競争するのが、一番わかりやすいですから。
しかし、生きることは競争ではないので、もし何かを競っているならやめましょう。
競争しなければ、優位に立つために、いろいろな物を用意する必要もなくなります。
自分では競争しているつもりはないかもしれませんが、小さい頃からの習慣で、さまざまな場面で知らないうちに張り合うことはよくあります。
いつも親に、兄弟姉妹と比べられて育ったら、作為的にアピールするのがくせになるでしょう。
学校では、ずっと点数や偏差値で順位をつけられるので、大人になってからも競争するくせが抜けない場合もあります。
3.さみしいなら友達を作る
さみしいから人の関心を引くという、幼い子どもがするようなことを、大人になっても続ける人がいます。
しかし、自慢する人を好きな人はあまりいません。たいていの場合、見栄をはったり、自慢したりすると、人から嫌われます。
本人は、好かれたいからせっせと自慢しているのに、逆の結果を手にしてしまうのです。
全体的にとてもいい性格で、ちょっと自慢しいのところはあるけど、それは玉に瑕よね、という場合はいいかもしれません。
それでも、周囲の人がいつも心理的に余裕があり、笑って許してくれるとは限りません。相手に余裕がない時は、自慢する人は、とても不愉快に映るものです。
さみしいなら、友達を作ったほうが、自慢するより、より自分のゴールに近づきます。
大人になると、友達を作りにくいですが、共通の趣味があるとつながることができるので、お稽古ごとをやってみたり、同じ趣味の人たちが集っているコミュニティに参加するといいでしょう。
4.現実を受け入れる
現実を受け入れるのが嫌で、自慢することもあります。
どういうことか?
本当は人生に問題があるのに、それを受け入れず、「私はこんな素敵な暮らしをしているのよ~」とインスタグラムやフェイスブックで物を使って自慢するのです。
職場で人間関係がうまくいっていない、夫や子供とうまくいっていない、親族で問題がある、家計が破綻気味、部屋が汚部屋ぎみ、片付けようと思っているのに、片付けられず、ずるずると今年も4分の1以上すぎてしまった。
こんなふうに、自分の人生でうまくいっていないことがあるのに、直視するのが嫌だし、他人に気づかれるのも嫌だ。あくまで、自分の人生は素晴らしいとアピールしたいので、あれこれ買って、幸せそうな生活を演出するわけです。
そうやって幸せをアピールしている間は、なんとなく幸せな気分になって、うまくいっていないことなんて、本当はないのかもしれない、という錯覚に浸れるかもしれません。
でも、いくら物で幸せをアピールしても、現実の問題は何ら改善されません。
この場合は、現実に直面して、問題解決のためにやれることをやったほうが、自分や周囲の人のためですし、無駄な物も増えません。
人生がうまくいかないことはよくあり、自分だけがそういうわけではありません。どんな人も、何らかの問題を抱えています。
5.他人の幸せを喜ぶ
過度に自慢する人は、あまりにも自分に意識が向きすぎているので、たまには他人の幸せや他人の身に起きたよいできごとに目を向けてください。
家族や友人からよいニュースを聞いたら、一緒に喜んであげる、友人の誕生日や記念日は積極的にお祝いしてあげるなどするといいでしょう。
もちろん何かを祝うとき、物を使いすぎないことをおすすめします。
体験をプレゼントしたり、その体験を共有する形で祝ってください。
誰かと話をするときは、できるだけ相手に話をさせて、自分の話は最後にちらっとするぐらいにしておくのもおすすめです。
聞き上手になる。よく聞くための5つの方法・ジュリアン・トレジャー(TED)
6.達成したことはしっかり喜ぶ
自分が達成したことは、誰にも認められなかったとしても、「ああ、やった私、すごいよ~!!」と喜んでください。
物を見せて、「ほらほら、私すごいでしょ~」と他人に自慢したい人は、ふだん自分の身に起きたよい出来事をしっかり認めて、「よかった、うれしい」とか、「私、すごい!」と思っていない可能性があります。
以前、日本人は謙遜しがちだと書きました。
私の今年の抱負~定年後もできるだけ長く働く、夫にやさしくする。
何かを達成しても、「こんなのたいしたことないわ」と、特に祝いもせずスルーしてしまうのです。
どんな人にも承認欲求があります。
できたことをきちんと認めないことが度重なると、自信がなくなって、認めたいのに認められないという欠乏感が生じるため、物を使って、「すごいでしょ~」と自慢する行動をしてしまうのではないでしょうか?
ずっと汚部屋の住人で、服を捨てるのが超苦手だったのに、捨てることができたのはすごいことですから、「こんなのあたりまえ。他の人はみんなやってる。もっと頑張らなきゃ」と思うのではなく、「すごい! 私、すごい成長だわ」と自分で自分を認めましょう。
ドラマや映画では、最初はものすごく自己肯定感の低い主人公が、新しくできた恋人やよき友人が、「きみってこんなところがすごいんだよ」「僕はきみが大好きなんだよ」と教えてくれるせいで成長します。
しかし、現実はなかなかそううまく運ばないので、自分が達成したことは、自分できっちり「すばらしい!」と認めましょう。
7.物を使わず自慢する
1番から6番を実践してみても、どうしても自慢するくせが抜けない。自慢しないと生きていけない。
そんなときは、物を使わずに自慢するといいでしょう。
あらゆることが自慢するネタになります。
貧乏自慢、薄幸自慢、体力なし自慢、博識自慢、部屋に何もなさすぎ自慢。
自慢できることはいくらでもあります。
ただ、自慢のしすぎは、今の自分のためにも、将来の自分のためにもよくありません。
結局、他人の称賛を過度に求める生き方ですから。
そのようは不毛なことはせず、自分で自分を認めてしまったほうが、手っ取り早いし、自己肯定感もあがるので、より幸せに生きられますよ。
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自慢しなくてすむ方法を7つ紹介しました。
多くの物が、ただ人に見せつけるためにだけ購入され、部屋にとどまります。
いずれは捨てなければならなくなるので、最初から買わないほうが経済的です。