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心が満たされないから、手っ取り早く買い物で気分転換やストレス解消をする。それを繰り返しているうちに、すっかり買い物がくせになる人がいます(過去の私です)。
洋服や化粧品、かわいい雑貨を買いすぎる人に多いケースです。
こうした買い物グセを直すために、買わない挑戦をしたり、予算を立てて計画的な買い物をしたりするのも効果的です。ですが、多少なりとも心が満たされれば、おのずと落ち着いてくるものです。
今回から、心を満たす方法を紹介していきます。初回は、「自分の心と身体を大事にする」、です。
自分の心と身体を大事にする
心を満たすために、真っ先にできることは、自分を大事にすることです。
親や家族、友達やペットを大事にするように、自分自身を大切に扱えば、次第に心が満たされていきます。
心に大きな欠乏感のある人は(自分では気づいていないかもしれませんが)、自分自身に養分を全然供給していないか、逆に痛めつけるようなことをしています。
だから、心が干からびてしまうのです。
大事な植物を育てる要領で、自分で自分の世話をしてください。
以下に、自分を大事にする方法を10個書きます。好きな方法から始めてください。
1)じゅうぶんな睡眠をとる
睡眠不足だと全身が不調になるし、思考はネガティブになるし、昼間のパフォーマンスは落ちるし、いいことは何もありません。
いろいろな健康法を試す前に、まず睡眠を確保すべきです。
「いつもすごくがんばっているのに、なぜかうまくいかない」とか、「ずっと片付けようと思っているのに、なぜかずっと汚部屋のままだ」という人は、だまされたと思って、少し寝る時間を増やしてください。
2)デジタルデトックスをする
SNSやYouTubeの見すぎや、スマホのチェックのしすぎで、よけいなストレスをかかえている人が多い時代です。
自分もその傾向がある、と思ったら、積極的にデジタルデトックスをしてください。
やり方⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
SNSやYouTubeを見たあと、「とても感動した」「あ~おもしろかった」「元気が出た」「私もがんばらなくちゃ」とポジティブな気分になれるなら、そんなに心配ないかもしれません。
逆に、見ていて不愉快になったり、「また、つまらんことに時間を使ってしまった」と罪悪感を感じたり、目がしょぼしょぼしたり、首や肩がこったりして、明らかに心身に悪影響が出ているのなら、要デトックスです。
YouTubeの見すぎをやめるには? ⇒YouTubeの見過ぎをやめる9つの方法。本気で依存から抜け出したい人へ。
3)定期的に運動する
運動することも、自分を大事にすることです。物と一緒で、身体を大切にするためには、それなりに使う必要があります。
運動すると、気分が晴れるし、筋力の衰えを防ぐこともできます。抵抗力を高まります。
私の感じたスロージョギングの効果⇒50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?
ふだん全く運動していないと、遅かれ早かれ病気になります。まだ足腰が丈夫なうちから、運動習慣をつけておくといいでしょう。
ウォーキングなら手軽に始められます⇒ウォーキングを開始して楽しく歩く4つの工夫:メリットとコツを知り継続する
4)心から楽しいと思うことをする
自分が好きなこと、楽しいと思っていることをやります。
誰でもやっていて楽しいことってありますよね?
毎回同じことを書いて恐縮ですが、私の好きなことは語学、読書、最近は塗り絵です。それに、ブログを書くのもけっこう好きです。
ほかにも、健康法を試してみたり、生活をミニマルにする方法を考えたりすることも好きです。音楽を聞くのも好きです。
友だちからは、「暗い遊びが好きだ」とか、「受動的なことばかり」と非難されることもあります。 そのような言葉はすべて無視して、自分の好きなことを楽しんでください。
5)感謝日記を書いてみる
周囲にあるものごとに、ごく自然に感謝できれば、心は温かいもので満たされます。
感謝するメリットは、以前記事にしています⇒幸せになる最強の方法、感謝する気持ちがうむ7つの効果。
「感謝してみてはどうですか?」と言うと、「無理に感謝するのはおかしいです!」と学級委員の口調で言う方がいます。
ですが、別に無理しなくても、感謝できることなんて、いくらでもあります。
1人で生きている人なんていませんから。
いま、自分がこのブログを読むのに使っているスマホだって、着ている服だって、はいている靴だって、誰かが開発して、別の誰かが作って、別の誰かが店まで運んで、別の誰かがあなたに売ってくれたわけです。
すごくありがたいことです。
命を削りながら服を作っている人だっています⇒「真の代償」The True Costはファストファッションの真実を暴く映画 ~これでもあなたは安い服を買い続けますか?
蛇口をひねれば水が出るし、病気になれば医者にかかることもできるし、バスや電車はたいてい毎日走っているし、電気だって、ずっと届いています。
最近、日本は暑いですが、それでも四季がめぐってきて、おいしいお米や果物がとれます。
そもそも自分がこの世に生まれることができたのも、ご先祖様がいたからこそです。
6)身体にいいものを食べる
ジャンクフードや、高度に加工された物ばかり食べるのは、身体を痛めつける行為です。
べつに、高いオーガニックフードを食べろ、というわけではありません。身体に悪いものを避けるだけで、体調がよくなります。
ジャンクフードをやめるには? ⇒健康生活の天敵。ジャンクフードをできるだけ食べない7つの方法。
甘いものもあまり摂りすぎないほうがいいです。血糖値が急上昇し、その後また下がるからです。
生物の身体は、いつも一定の状態を保つようにできています(恒常性)。そのバランスをくずすようなことを、何度も繰り返して、身体に負担をかけるのはやめたほうがいいです。
砂糖の害⇒甘い砂糖は病気や不調を引き起こすという不都合な真実。
7)本を読む
本を読むと、知的好奇心が満たされたり、自分以外の誰かの人生を追体験できたりします。
本はそんなに高くないし、図書館なら無料で借りられます。たまに読んでみると、いろいろな発見があるでしょう。
いまは活字より、動画を好む人が多いかもしれません。動画を見ているより、文字を読むほうが、ずっと想像の余地があります。想像の翼をはためかせるのはなかなか楽しいものです。
8)コーヒーを飲むかわりにお茶を飲む
カフェインは刺激物なので、あまりとらないほうがいいと思います。
お茶(緑茶や紅茶)にもカフェインは入っていますが、コーヒーよりも少ないです。
日に3杯コーヒーを飲んでいるのなら、1杯はお茶にする、とか、毎日コーヒーを1杯ずつ飲んでいるのなら、週に2日はお茶にする、など頻度をさげてはどうでしょうか?
べつに私はコーヒーに対して、敵意があるわけではありません。
私自身、昔は、ものすごくたくさんコーヒーを飲んでいました⇒カフェインの本当の恐ろしさにせまる~私がカフェインをやめた理由とは?
喫茶店めぐりが趣味だったときもあるし、何も言っていないのに、周囲の人に、「筆子さんは、将来、喫茶店を開きたいんだよね?」なんて言われていたぐらいです。
けれども、カフェインを避けるようになってから、「嗜好品は、人を生かしも殺しもする」ということに気づいたのです。
9)働きすぎない
一般に日本人は、働きすぎる傾向があります。働きすぎて命を落としたり、重い病気になる人がいる国、それが日本です。
最近、うつの人が増えていますが、職場環境のせいで、そうなってしまう人も多いのはないでしょうか?
労働基準法があるにもかかわらず、長時間サービス残業をする人がいます。日本社会は、意識してセーブしないと、どこまでも働いてしまう風潮があります。
たまに里帰りすると、日本の便利さに感動します。アマゾンや楽天に注文を入れれば、さっと翌日に届きます。しかも、中身は間違っておらず、包装もきれいです。
本物のお店ではなく、趣味でオークションで売っているような人から買っても、すぐに品物が届きます。本はきれいに消毒されていたりします。
電車やバスは定刻に来るし、コンビニをはじめ、24時間あいている店がたくさんあります。お盆やお正月も開いています。
アマゾンに何か注文すると、届くまで1ヶ月以上かかったり、配達予定日が勝手にずるずるのびたり、「配達済みです」と出ているのに、届いてなかったりすることがある国に住んでいる人間には、日本の便利さはまるで奇跡のようです。
日本では、その奇跡を起こすために、サービス産業で、鬼のように働いている人がたくさんいるということです。
働きすぎないように気をつけるだけで、自分にやさしくできます。
10)不用品を捨てる(断捨離)
最後は断捨離です。
先日、じょじょにしみわたってくる断捨離のメリットを書きました⇒自分の心の中でひっそり育つ、目には見えない断捨離の4つのメリット。
3番目の「なんとなく毎日が楽しい」というのは、見逃せない利点です。
我知らず、心が軽くなり、笑顔になり、これからやりたいことをいろいろ思いつきます。
こういう気持ちは物を買うことではなかなか得られません。
もちろん、片付けをすると、視覚的ノイズがなくなるし、物の管理が楽になるので、よけいなストレスも減ります。
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今回は、心を満たす方法として、自分自身を大事にすることを紹介しました。
自分を大事にする、とは、自分を甘やかしたり、好きなものを買ったりすることではありません。
本当の意味で、自分の心と身体によいことをします。どれも簡単なことばかりだし、お金もかからないので、「満たされない思い」をかかえている人はやってみてください。
それでは、この続きをお楽しみに。