ページに広告が含まれる場合があります。
筆子は一晩中、仰向けで寝ているのか、という質問をいただきました。
木枕の使用に関する質問です。
この記事で回答しますね。
まずメールをシェアします。おもちさんからいただきました。
木枕について気になること
件名:木枕について
毎日記事を読ませていただいている筆子さんファンです。
以前にも実家の片付けやお雛様を譲ったことに関してメールした事があるものです。
本日は木枕について少し気になってメールしました。
私は自分に合う枕に巡り合えず、首の寝違えを起こしたり、朝に肩や首が痛いという事が時々あります。
木枕は小さいようですが、筆子さんは一晩中、木枕に仰向けで眠る事ができておられるのでしょうか?
人間は一晩のうちに何度も寝返りを打つものだと思うのですが、いかがでしょう?
私は最近もこれは良さそうだと購入した枕が、小さめだったため朝になると枕から半分以上落ちて、余計に首に負担がかかってしまいました。
寝てみた当初はすごいフィット感でこれこそ求めていたもの!と喜んでいたのですが、、、。
私の寝相が人より悪いのかも知れませんが、筆子さんは木枕から落ちないのかな? 寝相がいいのだなと思ってしまいました。
以前の木枕の記事も読ませて頂きましたが、やはり基本は仰向けで寝ておられるようですね。
自分に合う枕を求め続けているので一回使ってみようかなと思いました。
短時間昼間に首のストレッチとして使うことから始めればいいかなと思いました。
おもちさん、こんにちは。
メールありがとうございます。
毎日、記事を読んでいただき、うれしく思います。
私の寝相
木枕は、頭ではなく、首をのせる枕なので、そう簡単には頭は落ちません。
自分の寝相について、深く考えたことはありませんが、ごくふつうだと思います。
以前は、起きると頭が枕からはずれていることがありましたが、最近はそういうことはないです。
ふつうに、枕の上で目覚めます。
敷いた毛布に対して、体が斜めになっているときも、枕ごと移動しています。
ただ、寝ているとき、自分が何をしているか、確認できないため、体が大きく動いて枕がはずれたとき、無意識に、半分寝たまま、また枕を頭の下にあてがっている可能性もあります。
起きたときに記憶がないだけで。
私はアイマスクをして寝ていますが⇒床に寝るミニマリストの必需品はこれ~ぐっすり眠るためのアイマスクと耳栓ご紹介
木枕より、アイマスクがはずれるほうが格段に多く、朝になると、たいていアイマスクは、頭の上のほうに飛んでいってます。
このアイマスクも長年使っていて、うしろのゴムがすっかり伸びているし、もともと、私の頭に対して大きめの作りだったので、はずれるのでしょう。
寝る前に、「寝ている間に、木枕がはずれるかな?」みたいな心配はいっさいしておらず、寝る時間になったから、布団に入って、枕の上に首をのせて寝て、朝になったから起きる、という行動を、自動的にしています。
以前も書きましたが、ふつうの枕に寝ていたときは、たまに寝違えることがありましたが、木枕にしてからは、そういうことはありませんし、起きたあと、どこかが痛いということもないです。
寝る姿勢は、基本、仰向けですが、寝つく前は、木枕の上に横向けになっているときもあります。頭部を斜めにあてがう感じです。頬骨の上の骨をダイレクトに、木枕に真横に当てて横になっているときもあります。
しかし、一番気持ちがいいのは、仰向けになって首の下に枕をあてる姿勢なので、最終的には、仰向けになって寝ることが多いです。
背骨を伸ばす、という観点から見れば、仰向けが一番いいですよね? 木枕だと、仰向けで寝ることが増えるので、その点も、木枕のメリットと言えます。
ふつうの枕と木枕を比較してみると
木枕は、いついかなるときも、コンスタントに首と頭を支えてくれます。
どんな姿勢で寝ようと、へっこみません。
これは、一般的な枕にはない利点です。ふつうの枕は、使っているうちに、だんだんへこみますよね?
カナダに来てから、私が使っていた枕は、やわらかい、まるでクッションのような枕ですが、頭部のサポートが甘かったと思います。
夫の枕と木枕を並べて写真にとってみました。
この枕は、わりと新しいのでふくらんでいます。
しかし、使っているうちに、ぺしゃんこになります。
夫は、いま、枕を3つベッドに置いており、古いものを一番下(壁側)に起き、その次に古いものを、最古参の枕の上(右側)に重ね、その横に一番新しい枕を置いています。
寝るときは、一番新しい枕を使っていると思います。
新品の枕がへこむまで、どのぐらい時間がかかるかわかりませんが、数年でへこみます。
枕がへこむということは、それだけ、寝ているとき、頭や首に重力がかかっている、ということです。
枕で首が痛くなるとすれば、重力がかかったときに、枕がしっかり支えてくれないから、不自然な姿勢で寝ることになり、その結果、首や肩の一部に負担がかかるからだと思います。
姿勢によっても重力のかかり方が変わるので、クッション性や、へこみ具合が均一でない、柔らかい枕のほうが、不自然な姿勢になりやすいのではないでしょうか?
その点、木枕は、コンスタントに支えてくれます。
私は整体師でも医者でもないので、科学的な説明はできませんが、以前、枕について書いた記事に、オーストラリアの整体師が説明している動画を紹介しているので、よかったら読んでください。
木枕を使うコツ
木枕を使ってみたいな、と思ったら、まずは、硬めの寝床を用意しなければなりません。
寝床が柔らかいと、木枕が沈んだり、バウンドしたりするから、姿勢によって、支え方が不安定になります。
木枕のあたりをやわらげるために、最初はタオルをあてる人もいます。
とりあえず、短時間だけ使ってみるといいでしょう。
海外では、木枕は、エクササイズに使うツールとして紹介されているので、そうしたエクササイズから始めるのもいいかもしれません。
こちらは、木枕を首、おなか、足のエクササイズに使っている動画です。
英語ですが、難しいことはいっさいなく、動画を見て真似するだけでOKです(英語に関して質問があるときはメールいただければ、追記します)。
床にヨガマットを敷いて、その上に木枕をのせて行います。ウォーミングアップ⇒エクササイズ⇒クールダウン、という順です。
7分10秒。
首の下に木枕をあてるエクササイズは、首や肩のこり、痛み、頭痛、偏頭痛、腰痛、消化のトラブルを緩和する、と説明されています。
西式甲田療法の漫画には、子供の骨は成長するから、小学生ぐらいまでは、小豆枕がよい、と書かれています。
小豆枕は自作できるから、自分の首や頭の形に合わせて作れるので、先に小豆枕を試すのもいいでしょう。
小豆枕なら、「枕としては、使えない」という結論に至ったとしても、カイロとして使うことができます。
まあ、いきなり木枕にしなくても、いまの枕から徐々に硬めの枕に変えていけばいいんじゃないですか?
木枕・補足情報
木枕の大きさは、過去記事に詳しく書いています。
木枕でウソのように肩こり解消~健康にいいし、小さいし、床に寝るミニマリストには理想の枕です
木枕の使い方やハンドルネームの由来など質問にまとめて回答します。
私が使っている木枕はこちら。
アマゾンや楽天だと、6000円以上するので、通販で買うなら、『少食サポートセンター さくら』の利用がおすすめです。
こちらで買えば、4500円です(プラス送料と消費税)。
利便性を求めるなら、アマゾンですが。
アマゾンの商品画像のページの下には、似たような硬めの枕がたくさんのっているから、手頃なのを1つ買って、使ってみてもいいかもしれません。
私が、木枕を買ったのは2014年の1月ですが、その頃は、まだ海外では木枕は有名ではありませんでした。
いまは、カナダのアマゾンでも、上に紹介した動画に出てきたような、底がない(真ん中がくり抜いてある)柿羊羹の入れ物の太ったような木枕が売られています(インポート品)。この形のほうが作るのが簡単なのでしょうね。
レビューを見ると、「首の痛みがなくなった」とおおむね高評価です。オフィスで使う椅子に置き、バックレスト(腰当て)として使っている人もいます。
*****
この記事を書くために、夫の枕をベッドからひっぱりだして、しげしげと見たとき、「わ~~ほこりっぽい」と思いました。
ポンポンとたたくと、目には見えない、無数の細かいわたぼこりが舞いそうです。
昔は、こういう枕、ふつうに使っていましたが。
アレルギー体質の人も、木枕を試すといいかもしれません。寝具から出るホコリを減らせます。