歯医者

歯の健康

インプラント(2回法)の手術を受けた体験談。歯より懐が痛い:インプラント(8)

インプラント(スクリュー部分)3本を入れて、およそ2ヶ月たちました。本日、ヒーリングキャップというのをつけてもらいましたので、その体験をお話します。

インプラントとは、何らかの理由で抜けてしまった歯、抜いてしまった歯の代わりに、人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯(義歯)をつける、歯科の治療です。

歯茎を切ったり、歯の骨をドリルでグリグリと削ったりする外科手術が伴います。

よって、費用もそれなりにかかります。



私のインプラントの流れ:2回法

数時間前に、私の歯のことを心配してくださり、「削らない治療があります」というメールをいただきました。ご心配、まことにありがとうございます。

残念ながら、私はとうの昔に歯を抜いてしまいました。これまでのインプラントの流れをここで軽くまとめておきますね。

1.2015年1月:歯の根の炎症が治らなかったので3本抜いた。
歯の根の炎症のまとめはこちら⇒根管治療をあきらめインプラントを決意した理由とは?~根管治療(8)

2.2015年7月(抜歯から半年後):上顎に人工の骨を入れた。
抜歯したのは上の右奥歯の隣から3本です。ここは骨が薄いので、インプラントを入れる前に骨造成(骨を増やす)の施術を受けました。

骨造成のとき、サイナスリフトというのをしたのですが、術後10日間ぐらいは人相が変わりました。

サイナスリフトでやったっこと⇒牛の骨を上顎(うわあご)に3本入れた話:インプラント(5)

こんなふうに人相が変わりました⇒サイナスリフト(骨造成)のあと注意すること~インプラント(6)

3.2016年1月(サイナスリフトから半年後):専門施設で、インプラントを入れるあたりの3Dデジタルイメージを撮影。

4.2016年3月19日:インプラントを入れた。
抜歯後、15ヶ月後にとうとうインプラントを入れました。インプラントを埋め込む前に、骨造成をしたから、時間がかかったのだと思います。

骨を増やさなくてもいい場合は、いきなりインプラントができるはずです。また、骨を少しだけ増やす場合は、インプラントするときに、一緒に入れたりできます。

実際、私もインプラントするとき、少し骨が薄い部分があったので、先生が入れました。その分、最初の見積もりより、治療代が高くなりました。

インプラントしたときの様子はこちら⇒歯を3本インプラントした体験談。痛みはこんな感じでした~インプラント(7)

5.2016年5月12日(インプラントから7週間後):ヒーリングキャップをかぶせた。←今ここ。

私のインプラントは2回法と呼ばれる施術だと思われます。





インプラント1回法と2回法の違い(ラフな説明です)

まず、インプラントで使われるパーツを紹介します。基本的なものは
●フィクスチャー(骨に埋め込む人工歯根)
●アバットメント(義歯の土台。ネジになっていて、フィクスチャーにグリグリとねじ込んで装着)。
●義歯(上モノ、クラウン)

このほかにも工程によって使うパーツがありますが、一時的に使うもので、結果的に自分の口の中に残るのはこの3つだと思われます。

1回法:インプラントを埋め込むとき、インプラントの上のほうが少し出た状態で施術を完了します。

インプラントが骨に完全にくっついたら、歯茎の上に出ている部分に、土台(アバットメント)をつけてその上に義歯をつけます。

2回法:インプラントを埋め込む時、完全に歯茎の下に入れます。

インプラントが骨にくっついたら、歯茎を切開して土台をつけます。歯茎が治ったら、義歯をつけます。

簡単に書くと、1回法では、アバットメントまで1回でやってしまい、2回法は工程を2回に分けます。1回法にも部品を1つ使う場合と2つ使う場合があります。詳しいことは、歯医者さんに聞いてください。

2回法は、2回麻酔をかけて歯茎を切開することになります。外科手術が1回だけですむ1回法のほうが、当然、費用が安くなります。

ただ、1回法は骨造成などをすると感染のリスクが多少あがります。

しかし、今はインプラントの技術が進んだので、日本ではほとんど1回法で対応しているようです。私の場合、1回にするか、2回にするかという相談すらありませんでしたので、カナダではこちらが一般的なやり方なのかもしれません。

あるいは、インプラントする部位によるのかもしれません。

☆2回法のプロセスをCGで表している動画を紹介します(英語)
説明とアニメーションが合っていないので、ややわかりにくいですね。まあ、だいたいこんなことをやるわけです。

ヒーリングキャップをつけた体験

今日は、朝11時半の予約でした。診察台に座って待っていると、アシスタントの女性が、コンセントフォーム(治療の同意書)を持ってきたので、イニシャルを入れたり署名をしました。

それから、痛み止め(アドヴィル)を2錠もらって飲みました。量にして800mgです。骨造成をしたときと、インプラントをしたときも、やはり事前に痛み止めを800mg飲みました。

アドヴィルは非ステロイド抗炎症薬で、一般によく使われています。成分は、イブプロフェンです。800mgは一度に飲む時の最大量。これ以上飲まないほうがいいです。

私はふだん、薬は全然服用しないので、鎮痛剤や麻酔はすごくよく効くのではないでしょうか?

そのあと、リステリンをもらって口の中を30秒すすぎ、施術に入りました。

先生がやってきて、「きょうはこれを入れますよ」とケースに入ったキャップを見せてくれました。ちらっと見ただけなので、形まではしっかり把握できず。小さいですし。

例によって、上顎の中と外から、麻酔を何本か打ちました。しかし、請求書には麻酔の価格が入っていなかったので、今回の施術の料金は、すべて前回のに入っているようです。

麻酔がかかるのを待って、施術が始まりました。

自分では、何をやっていたのかわかりませんが、何かガシガシやってる雰囲気でした。思ったより上あご(骨部分)に衝撃がありました。

ただキャップをかぶせるだけなら、こんなにガシガシ来るとは思えません。何かをはずしていたのでしょうか?もちろん血もたくさん出ていました。

1本ずつやって、そのうち縫合に入りました。今回の糸は、時がたてば、勝手に溶ける糸だそうです。

縫合が終わって、すべてのプロセスが終了しました。

時間にして25分~30分ぐらいです。

きょうの施術では、たまに痛いときもありましたが、これまでやった2回の手術(骨造成とインプラントそのもの)に比べると、ずっとましでした。

抗生物質も処方されませんでした。前に処方した痛み止めが残っているか聞かれ、「まだたくさん残っている」と答えたら、それを飲んでおいてください、と言われました。

ですが、痛み止めを飲まなくても大丈夫でした。

以前やった手術のつらさは日毎に薄れていきますが、一番、きつかったのは骨造成です。

インプラントはとても費用がかかります

日本とカナダでは費用に差があると思いますが、一応書いておきます。

前回の請求書を見ると、surgical implant placement w/cover screw とあり、これがインプラント(人工歯根)です。1本、2800ドル。私は3本入れました。

今回の請求書には、surgical re-entry, removal of healing screw and placement of, 1.00×600.00 とあります。今回は、3本まとめて600ドルです。

自分の歯茎からネジが出ているのかどうか確かめたいのですが、施術をした直後は、触らないように言われているのでできません。

どのみち、血が固まってぶよぶよしているので、舌でさわってもわからないでしょう。

動画で見ると、パーツは大きいのですが、実際はとても小さいと思います。(☆2016/05/21追記:下でさわるというより、ネジというより、突起が3つあります。)

実は、インプラントのクリニックでやるのはここまでなのです。あとは、1ヶ月後に経過をチェック(レントゲン撮影)し、問題なければ、今度は、いつも行っている歯医者に行き、義歯(クラウン)をかぶせます。

☆クラウンを入れた話はこちら⇒ようやくインプラントの上部構造(クラウン)を設置:インプラント(9)

それにしても、2800ドルって高いですね。だいたい我が家の家賃の2ヶ月プラス5日分です。これを3本入れましたからね。半年以上の家賃がインプラントで吹っ飛びました。

しかも、骨造成もしていますし。きょうまでの段階で、インプラント関係の費用だけで、16,185ドル(保険適用前の金額)払っています。これ、およそ1年分の家賃です。

ただ、私は3本入れので、1本の3倍なのです。それに日本での治療代は、もっと安いと思います。

16,000ドルには抜歯やクリーニングした料金は入っていません。もちろん、その前にやった、歯の根や虫歯の治療代も。

生活費を除くと、私が生涯でいちばんお金をかけたのが歯の治療かもしれません。

以前は、「留学にすごくお金を使ってしまった」と思っていましたが、今回のインプラントで、歯の治療が生涯支出の1位に躍り出た気がしてなりません。しかも、治療は現在進行形です。

皆さんは、ぜひ、歯を大事にしてください。何よりの節約です。





ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊「それって、必要?」7月20日発売のお知らせ。著者による内容紹介です。…

関連記事

  1. 歯の治療でほっぺたが腫れる

    歯の健康

    なぜ歯が悪くなるのか?根本的な原因とズボラにもできる究極の予防法。

    なぜ虫歯や歯周病(歯茎の病気)になったり、口臭がひどくなるのか?…

  2. バイキンにやられる歯

    歯の健康

    いったい何度目?また歯の根に膿がたまった~根管治療(7)

    50代主婦筆子の歯の根の治療体験を書いています。難しい言葉で書くと根管…

  3. 歯磨き

    歯の健康

    51歳の冬、突然やってきた歯の痛みの正体は? 根管治療(1)

    歯の根管治療と抜歯、インプラントまでの治療体験をつづっていきます。…

  4. 歯医者

    歯の健康

    ようやくインプラントの上部構造(クラウン)を設置:インプラント(9)

    先週の水曜日にようやく歯のインプラント3本の施術が終了しました。今回は…

  5. 歯のイラスト

    歯の健康

    初めて歯のインプラントの専門医に相談した日~インプラント編(1)

    50代貧乏主婦の歯の治療体験を書いています。今回からインプラン…

  6. バイキンにやられる歯

    歯の健康

    虫歯になりやすい人は要注意。歯に悪い7つの食品

    歯の健康によくない食べものを7つ紹介します。私、歯磨きや歯によ…

「お気に入り」に登録する

ブックマークしてまた遊びに来てね。

Ctrl+D 同時押しで登録できます。

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

697人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 色鉛筆やペン
  2. 罪悪感
  3. 落ち葉のしおり
  4. フリマ
  5. ハンガー
  6. 海をいくコンテナ船
  7. 和室
  8. お金を数える人
  9. 迷う人
  10. 古い写真

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 赤いドレスを持つ店員さん。
  2. 掃除する主婦
  3. ヘアサロン
  4. クローゼット
  5. フライパン
  6. 家計簿をつける主婦
  7. 白い机
  8. お手伝い
  9. woman
  10. kitchen

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP