Tシャツ

ファッションをミニマルに

最終更新日: 2017.10.6

服の数も、洗濯の回数も大幅に減らした理由:ミニマリストへの道(49)

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私が物を減らして行く過程をお伝えしているミニマリストへの道。ただいま2011年1月あたりまで来ています。この頃私は、服の数も洗濯の回数も大幅に減らしました。



プロジェクト333とは?

当時の私は、フライレディのメールを購読しながら、家の中を片付けつつ、海外のミニマリストのブログを読み、おもしろそうな企画があれば、自分も試していました。

ミニマリストのファッションプロジェクト、「プロジェクト333」をやってみたのもこの頃です。

プロジェクト333は、3ヶ月間、33アイテムのみ身に付けるという企画です。すでに以前記事にしています。

私がこのプロジェクトについて知ったのは、2010年の10月に入ったばかりの頃。最初、ジョシュア・ベッカーというミニマリストのブログで読み、ついで提唱者のコートニー・カーバーの記事を読みました。

2人のことはこちらに書いています⇒いかにして私は「物を買わないミニマリスト」になったのか?

☆プロジェクトの概要はこちら。
期間:2010年の10月1日から12月31日まで
内容:33点の洋服、アクセサリー、靴のみを着用する。ただしパジャマ、部屋着、運動用の服、下着は含まない。開始までに自分で33点選んで、残りの服などはすべて箱にしまいこんでおく。

プロジェクト333は、その後、どんどん有名になっていくのですが、これは初回です。参加表明をした人たちは、それぞれのブログに、自分が選び出した33点のリストや、画像をのせていました。

このプロジェクトのみそは「33点選ぶ」ところです。カプセルワードローブを作るわけですね。

しかし、私はズボラだったので、この「33点選び」をはしょりました。だから、私のは「プロジェクト333もどき」です。

詳しいルールはこちらを読んでください⇒3ヶ月33アイテムでおしゃれを楽しむ方法~アメリカの女性ミニマリストに学ぶ、プロジェクト333

すでに毎日着る服は2パターンになっていた

コートーニーの記事を読んだとき、すでに私はほぼ毎日同じ格好をしていました。だいたい2セットの服を着まわしていたのです。

だから、自分は33点も着ていないだろう、というのが最初の反応でした。ただ、寒いところに住んでいたし(今も住んでいますが)、そのころはまだユニクロのヒートテックを重ね着していたので、もしかしたら33点よりはあるのか?とも思いました。

今はもうヒートテックを着ていない理由⇒超乾燥肌でカサカサでかゆい、そんなときの改善法

この当時の私の定番ファッション(ユニフォーム)は、上はTシャツ(気候によって重ね着する)、下は綿のスパッツ、ソックス、かぶりのエプロン(カジュアルな割烹着ふう)でした。

外出するときは、エプロンを脱ぎ、代わりにパーカーやダウンジャケットをはおります。まあ、今とほとんど同じです。私の定番ファッションは5,6年前には、完成していたのです。ただ、よけいな服をまだ持っていました。

現在のワードローブ⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)

筆子がプロジェクト333もどきから学んだこと

私は、着る服をゆるめに限定し、自分が、3ヶ月に何アイテム使うのか調べてみました。

毎日その日着たものをノートに書いたのです。といっても1つの服をノートに書き、次にその服を着たら、チェック印を入れただけです。

3ヶ月やってみたところ、私の着用した衣類、アクセサリー、バッグ、靴は28点でした。自分で思ったより多かったです。先にも書いたように、ふだんの組み合わせは2パターンですが、重ね着をしていたからです。

今は、昔ほど重ね着をしなくなりました。





このプロジェクトを終えて気づいたことは
●着るものを決めてしまうと、その日何を着ようか考えなくていいので、とても楽である。

●3ヶ月間着なかった服で、着ている服と重複しているものは処分してもよさそうだ。

この2点です。当時は、フライレディの毎日のルールで、明日着る服は前の晩にレイアウトしておく、というのをやっていました。

毎日同じものを着ていれば、脱いだ服をハンガーにかけるだけでレイアウトが終わりました。

フライレディについて⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ

さらに、3ヶ月のあいだ、新たに衣類を買う必要がなかったので、買い物もしませんでした。重複アイテムは断捨離しました。

服が多すぎる人は、プロジェクト333をやってみると、減らせると思います。

洗濯の回数を減らした理由

333をやりながら、洗濯の回数も減らしました。その前から洗濯は控えめにしていましたが、もっと意識的に減らしたのです。

以前は、1日着たらすぐに洗っていました。プロジェクトをきっかけに、毎日洗うのは下着や肌にあたる服だけにして、上に着るものは汚れ具合に応じて洗うように変えました。

すると冬場は1週間に1度か2度洗えば事足りるように。服は洗い過ぎないほうが長持ちします。洗濯の頻度が下がれば資源の使用も減り、水道代も電気代も節約でき、家事の手間も減ります。以後、このやり方を継続しています。

洗濯の回数を減らす方法⇒洗濯物の量と洗濯の回数を減らす簡単な方法~服の数が少なくても大丈夫

洗濯の記事で、ある有名なデザイナーが「服はあまり洗濯しないほうがいい」と言っているのをネットで見た話を書いていますが、そのデザイナーの名前を思い出しました。1980年代にHALF MOON(ハーフムーン)の服をデザインしていた横森美奈子さんです。

横森さんは、服は「賞味期限」を見定めて、適宜整理、着ない服は持たない主義なので、数もそんなにないそうです。

さらに、日頃のメンテナンスのポイントはいろいろしないこと。それも「なるべく洗わない」のだそうです。クリーニング屋の利用は年に数回、手洗いも1週間に1回するかしないか。

横森さんは、洗濯機は使いません。

多少の汗の輪ジミには水をスプレー、あるいはしわ取りスプレーを使用。ほかにハンドスチーマーや毛玉カッターなども使用。

ジーンズやデニムも、好みの色あせぐあいになったらもう洗濯はストップ。くたっとしたら水をスプレーするそうです。

横森さんは服を大事にしているから、あえて余計な洗濯をしないのです。多くの人は汚れも確かめずに1回着た服を盲目的に洗濯機に放り込んでいます。

「服は洗濯すればするほど劣化する」。当たり前のことなのですが、気づいていませんでした。横森さんの記事を見てから、私はめったに洗濯しない人間になりました。

☆ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらからどうぞ⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

☆次のミニマリストへの道の記事はこちら⇒これで捨てたつもりになっていた(写真あり):ミニマリストへの道(50)

洗濯物を干す

洗濯しなくても大丈夫な話が後押し

同じころ、地元のニュースサイトで、「学生が15ヶ月、毎日同じジーンズをはいた」という記事を見ました。

男子学生が1本のジーンズを、洗濯せずに、15ヶ月着用したあと、バクテリアの数を調べたそうです(調べたのは大学の先生)。その後洗濯して、また2週間着て、バクテリアの数を調べたら、15ヶ月はいた時とたいして変わらなかったとのこと。

バクテリアの数が多かったのが股のあたり。しかしこの学生は健康だし、肌のトラブルもないため、なんら健康上の問題はないとありました。

実検開始後、2、3ヶ月でジーンズが匂うようになったそうですが、学生はビニール袋にジーンズを入れて冷凍庫にほうりこんでこの問題を回避しました。

この学生がこんな実験をした理由は「科学(バクテリアの数を調べる)」と「ファッション」のため。そのジーンズはRAW(ロウ)というタイプで、まったくケミカル加工がほどこされていないものだったのです。

ロウデニムの新品は、ずいぶん硬いそうですが、最低6ヶ月、洗濯をしないで毎日はいていると、だんだん自分のからだにあった形になり、とてもおしゃれな雰囲気になるのだとか。

ちなみに、冷凍庫に服などを入れてばい菌を殺す方法は、ライフハック系のサイトで見たことがあります。臭い靴はジップロック袋に入れて、冷凍庫に入れておくと匂いが取れるそうです。試したことはありません。

それにしても、1年3ヶ月、毎日はいても大丈夫なジーンズはとても便利なアイテムですね。洗濯しなかったから、生地もさほど傷まなかったのでしょう。でも裾のあたりとか汚れなかったのでしょうか?

いずれにせよ、この記事を見て、私は、洗濯機で洗っても、その服の清潔さ加減は、洗わないときとたいして変わらないんだ、なるべく洗濯はしないでおこう、と考えるようになりました。

「健康」という観点から見ると、洗剤のほうが、よっぽどからだによくない化学薬品が入っています。ちょっとした汚れは、横森さんの言うように水スプレーで対応したほうがよさそうだ、と思ったのです。





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