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やる気がないときに、片付けスイッチを入れるシンプルで安上がりな方法をお伝えします。プロの整理収納アドバイザーに家に来てもらう必要もないし、断捨離セミナーで出る必要もありません。
始めるときが一番むずかしい
家の中がくしゃくしゃで片付けるべきなのはわかっているけど、「なんかやる気が出ない」という時がありますよね。
片付けを始めたものの、やってもやってもすぐに散らかって元の黙阿弥。むなしくなって投げ出して1年たつ、なんて場合があるかもしれません。
初めて片付けに取り組むのだけど、目の前にはガラクタとゴミの山。いったいどこから手をつけたらいいのかわからず、途方にくれる人もいます。
なんでもスタートするのが1番大変ですから。
いったん断捨離を始め、ある程度片付いてくると、見た目がきれいになります。すると、それがモチベーションとなり継続しやすいのです。
一度軌道に乗れば、片付けは進みます。最初に、ちょっとがんばって始めてみましょう。
今回は、カチっと片付けスイッチを入れる簡単な方法を7つ考えてみました。
人によって性格が違うし、生活環境も違います。7つのうち自分に1番合う方法を使って、片付けを始めてください。
片付けスイッチを入れる7つの方法
1.自分の理想の状況、ゴールを明確にする
2.片付けたい場所を紙にリストアップする
3.片付けたあとのご褒美を先に決めておく
4.1日のうちで、特に断捨離にあてる時間を決めてしまう
5.片付けの参考になる本を読んでみる
6.小さなところを一箇所だけ片付ける
7.片付けを毎日の習慣にする - ゆっくり確実に
1つずつ説明します。
1.自分の理想の状況、ゴールを明確にする
片付けをしてどんな状況を手に入れたいのか明確にします。
自分が片付けや断捨離をする理由とも言えます。
小さいゴールのほうが達成しやすいので、具体的な目標を立てたほうがいいです。
ゴールの例をご紹介しましょう。
先日、こちらの記事でご紹介した、息子の仮面ライダーベルトの処理で悩んでいたKさん。
⇒近藤麻理恵方式は本当にリバウンドしないのか?~捨てる順番を間違えたらだめなの?
この記事をごらんになってから、またメールを下さいました。
そのメールには、
あれから私は、一体何がしたいのか?と自分に問いかけてみました。
答えは、「友人を呼べるリビングになりたい」ということでした
とありました。
このゴールが見えたら、リビングルームにある子供のものだけでなく、お母さんからもらって捨てられずにいたピアノが邪魔になっていたことに気づいたそうです。
ガラクタって毎日目にしてるとそこにあるのが当然と思ってしまいます。自分の理想の状態をイメージできれば、あとは、それを達成するために必要なことをやっていくだけです。
2.片付けたい場所を紙にリストアップする
目につくところからどんどん片付けてもいいのですが、今ひとつさっと行動に取りかかれない人は、自分が片付けたいところを紙にリストアップしていきます。
付箋を使ってもいいです。
15分ぐらい時間をとって、どんどん書いてみましょう。
あとは上から順番に片付けていけばいいだけ。
「なんとなく家の中がくしゃくしゃだ」というぼんやりした理解ではなく、こことここを片付けたい、とタスクを具体的にすることにより、ずっととりかかりやすくなります。
3.片付けたあとのごほうびを先に決めておく
この引き出しを片付けたら、コンビニに行ってアイスクリームを買う、とか、読んでいる本の続きを読む、とか、コーヒーブレークを入れてのんびりする、など、片付けのあとに、楽しいことをする計画をします。
4.1日のうちで、断捨離にあてる時間を決めてしまう
「ヒマになったら片付けよう」と思っていると、いろいろ雑用が入って結局何もやらずに1日が終わってしまいます。
私は、やらなければいけないことは朝1番にやるといいと思います。それもちょっと早起きしてやるのが理想。
しかし、スケジュール上、それが難しい場合は、1日のうちでどこかを断捨離時間にあてましょう。
朝の家事の1番最初にやる、最後にやる、昼ごはんの前にやる、会社から戻ったらやる、お風呂に入るまえにやる、寝る前にやる、などなど。
ちなみに、以前、著書を紹介した村川協子さんは、お風呂に入るまえに、トイレの掃除をすると書いていました。
トイレを掃除してきれいにしてから、自分もお風呂に入ってスッキリするわけです。
☆村川協子さんの本のこと⇒村川協子の「アイデア家事の本」で学んだ家事の効率化の3つの柱~ミニマリストへの道(24)
☆こちらにも断捨離のやる気をアップする方法を書いています⇒一生、汚部屋の住人で終わりたいの?断捨離のやる気を出す9つの方法
5.片付けの参考になる本を読んでみる
今、片付けや断捨離は流行しているので、参考になる書籍がたくさん出ています。
どれか1冊、手に入れて読めば片付ける意欲がわいてくることこの上なし。
私のおすすめは
●ガラクタ捨てれば自分が見える:カレン・キングストン
⇒『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
●人生がときめく片付けの魔法:近藤麻理恵
⇒近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?
ですが、ほかにも片付ける本はいっぱいあります。たとえば
●やましたひでこの一連の断捨離本。
●『わたしのウチには、なんにもない。』 ゆるりまい
●『持たない暮し』 金子由紀子
ちょっと古いけど、
●『「捨てる!」技術』 辰巳渚
本屋に行けば、ありとあらゆるお片付けの本が並んでいますから、自分に合いそうなものを1冊だけ買って読んでみてください。
図書館で借りれば、モノが増えないので尚いいです。
電子書籍で手に入るものもあります。
6.小さなところを一箇所だけ片付ける
その部屋のごちゃごちゃは1日でできたものではありません。
これまで、「使ったあとすぐにしまう」、「いらなくなったらすぐに捨てる」という行為を先延ばしにしつつ、一方で相変わらずモノはたくさん買う、という行動を積み重ねた結果、不用品がいっぱいの部屋になってしまったのです。
何年もかかってがらくた部屋ができたのだから、片付けに時間がかかるのも当然です。
まずは小さな場所をスッキリさせましょう。
最初にタックルするのに向いている小さな場所の例:
– 財布の中
– バッグの中
– ペンケースの中
– 化粧ポーチの中
– テーブルの上
– 机の上
– 流し
– 引き出し1つ
– 棚1段分
など。
参考:
机の上の正しい片付け方:「きれい」のキープは難しくない
流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
7.片付けを毎日の習慣にする - ゆっくり確実に
「毎日1つ何かを捨てる」とか「1日15分だけ片付ける」というように片付けることを日々の習慣にすると、モチベーションがあろうとなかろうと片付けは進みます。
結局私がたくさんモノを捨てられたのは、毎日断捨離してるうちに、断捨離するのがすっかり習慣になってしまったから。
習慣を身につけるコツは、あまりハードルの高くない小さな行動目標を立てること。
参考⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
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番外として、ブログやツイターなどをペースメーカーにするという方法もあげておきます。私のブログのように大々的に他人に向けて発信する必要はありません。
「片付けたらツイターでつぶやく」とか「ブログに今週の片付け目標を書く」とか、そういう小さなことをするだけで、片付けのモチベーションはあがります。
習慣化のためのアプリもありますね。
ただ、ブログを作ったりアプリを使うのは更新したり記録するのが面倒です。そちらに時間をとられて、肝心の片付けが進まない、というデメリットもありますので気をつけてください。
目標はあくまでも「片付けること」です。
あなたの成功を祈っています。