文房具

ミニマルな日常

自宅が火事になり、たくさんの物が燃えてしまって思うこと。

火事にあって、所持品を強制断捨離することになったという読者の体験談を紹介します。

Kさんからいただきました。6月のはじめにいただいたお便りです。小見出しは私が入れました。



火事で強制的に身軽な生活に

件名:自宅が火災にあいました…

筆子さんこんにちは。

何度かお便りをし、ブログで紹介していただいている者です。

この数年間、1000個捨てチャレンジなどをして、少しずつ自宅の片づけを続けていましたが、今年の2月に自宅が火災に遭い、かなりの持ち物を一気に強制断捨離してしまいました。

滅多にない経験ですよね。

自室から火が出た

出火したのは私の寝室兼書斎部屋、古くなった電気コードからの漏電でした。

火元の部屋にあったものは、ほとんど焼けてしまいました。

ほかの部屋にあったものも、消火活動のために水浸しになったり煤けたりして、特に電化製品は使えなくなりました。

家自体も半損して住めなくなり、修繕の間は仮住まいをしていました。この度自宅の修繕がおわり、3か月ぶりに仮住まいから戻ってきました。

死蔵品がたくさん燃えた

思えば、火元の部屋(私の部屋です)は、「不良在庫の山」でした。

火元近くにあった机の引き出しの中には、レターセットや一筆箋、メモ帳、クリアファイルなどの文房具のストックがたくさん入っていました。

クリアファイルは使わないでコレクションしていたものが多かったです。

タンスの中には未使用の靴下やハンカチ、手袋などが入っていました。

それまでの片づけの成果で、家の中の「不用品」は激減したものの、それらのストック品は捨てるに忍びなくて、取ってありました。

その他にも部屋の中には「ずっと着ていないけれど、思い出の服」みたいな服、「読んで感動したけれど、再読はしていない本」みたいな本がたくさんありました。





ちゃんと使えばよかった

自室にあったそれらのものが、数時間で灰になってしまい、残った思いは「きちんと使ってやればよかった」でした。

メモも一筆箋も、クリアファイルも、燃えてしまうのなら使えばよかった。

本も読めばよかった、服も着ればよかった。

持ち物をなくした悲しみよりも、きちんと使わなかった後悔の方が大きかったです。

本当に必要なものがわかる

 
その一方で、火災により、「本当に必要なものは何か」が、わかりました。

まずは命。家族全員無事に逃げました。

それから当座の生活再建のために不可欠だったものは写真付きの身分証明書(私の場合、運転免許証)、スマートフォン、健康保健証、銀行印。

それらは持ち出したり無傷で回収できたりしました。

暮らしていくために必要だったものは、衣服と寝具とタオル、冷蔵庫と洗濯機。

焼け残った部屋から持ち出したり、親族や友達がくれたり、買ったりしました。

仮住まいで3ヶ月過ごす

仮住まいに置くものは、必要最低限のものだけにしようと思ったので、調理器具も食器も最低限だけ、衣服も最低限で3か月暮らしました。

その結果、それでも困らない、ということが分かりました。

自宅にあったもののうち、焼け残って使えそうなものは、修繕中は梱包して焼け残った部屋に置いておきました。

このたび自宅に戻ったわけですが、その、梱包しておいたものも結構処分してしまいました。

3か月間それなしでも生活できたわけですから。

自宅に戻って、エアコンは健康のために買いました。

それから電子レンジも買いました(ごはんの温めなおしができるのは、家族のQOL向上に重要です)。

テレビは家族会議で買うことに決定し、固定電話は解約しました。

すさまじく身軽な生活となってしまいました。

いろいろな学びがあった

火災と、3か月の仮住まい生活は、持ち物について考える貴重な機会となりました。

それから、水浸しになった本や服を運びながら、各地の自然災害被災者の方のことを考えました。

焼けたり水浸しになったりして、自分の持ち物を強制的にゴミにするのは、心が痛むし、体力も使います。

私は今、50代前半ですが、これが70代になってからの出来事だったら、身体的精神的なダメージはもっと大きかっただろうなあ。

広域災害の場合は、みんな被災者だから大変だなあ、みたいなことを考えながら作業していました。

災害にあった場合も、持ち物が少ないほうが片づけが楽ですね。

決して良いことではありませんが、貴重な経験でした。

筆子さんも、読者の皆様も、火災にはお気を付けください。

家庭用火災報知器の設置と、火災保険の加入はしておいたほうが良いと思います。

それでは、これからもブログの更新を楽しみにしています。

Kさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

いつもブログの更新を楽しみにしてくれていて、うれしいです。

自宅が半焼するような火事にあったのですね。

Kさんも、ご家族も無事で本当によかったです。

火事とその後の後始末、仮住まい、新しい生活の再建と、いろいろ大変でしたね。

もう落ち着いたでしょうか? 

自宅が火事にあう確率は、0.1%未満だそうですが、火事になるときはなりますよね。

火事にあう確率はこちらのページで調べました⇒火災保険Station

すごく、怖かったんじゃないですか?

昔、まだ実家にいたころ、一度、石油ストーブから大きな火が出て、母が消防車を呼んだことがあります。

幸い、消防車が到着する前に、火を消すことができました。

でも、大きな火を見たとき、こわかったですよ。

さらに、あっという間に、野次馬が集まってきたことにも、恐れおののきました。

母によると、ストーブのタンクにいっぱいまで石油を入れたから、火が大きくなったそうです。

Kさんの家は本格的に燃えたから、恐怖も私の比ではなかったでしょう。

しまってあるだけの物は結局使わない

たくさんの物が燃えてしたったとのこと。残念でしたね。

ですが、ストック品や、「いつか使うかもしれない」という理由からしまってあったものは、本質的には不用品だから、燃えてもそんなにダメージはないですね。

もちろん、物として使ったほうが、それらの物が、Kさんの部屋までたどり着くまでに要したリソース(材料、開発や販売に要したエネルギーや人的リソース、購入するとき支払ったお金など)も、そこに置いておくためにKさんが使ったリソース(時間、スペース、手間など)も、無駄にはならなかったでしょう。

リソースとは?⇒私たちが持っているいろいろなリソース~たっぷりあるから、そんなに買わなくても大丈夫。

ですが、たぶん火事にあわなかったら、Kさんは、そういう「いつか使うもの」を、ずっとしまいっぱなしにしていたと思います。

長年、『筆子ジャーナル』を読んでいて、持たない暮らしをめざしている人の中にも、死蔵品やストック品を持っている人は、たくさんいます。

しかも、けっこうな量を持っています。

私の母もそうなんですが、ストックや予備の品物をたくさん持っていると安心感があるんでしょうね。お守りみたいなものでしょうか。

そんなにお守りばかり、たくさんいらないのですが。

結局、その手のただしまってある物は、いつまでたっても使いません。

「いつか使うかもしれない」の「いつか」って本当に来ないんですよ。

買わない挑戦などをして、物の供給を止めてしまえば、別ですが。

誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。

物との付き合い方を考える暮らし

今回、火事にあって、Kさんが、大事な物を見極めることができたことと、身軽な生活になったこと、そして、物との付き合い方が変わっったのは不幸中の幸いでしたね。

火事にあう前から、Kさんは、暮らしの見直しをして、不用品を捨てていたから、そういうことができたのだと思います。

1000個捨てる⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。

確かに火事やその他の災害にあって、一瞬にして所持品を失うと、本当に大事なものを確認できて、人生の優先順位が変わります。

去年から始まった、新型コロナウィルスの問題も、人の価値観を変えたと思います。

しかし、人間は、どんなことでも忘れるし(喉元過ぎれば熱さを忘れる)、物欲があるから、しばらくは、買い控えていても、また、たくさん物を買ってしまって、元通りの生活になる人も多いと思います。

Kさんは、今回の火事で得た気づきや学びを、今後の人生に活かしていってください。

私も死蔵品を使うチャレンジをしています⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。。一緒にがんばりましょう。

kさんは、火事のショックや片付けで、自分で思う以上に疲れているでしょうから、しばらくは無理せず、ゆったりお暮らしください。

どうぞ、お元気で。

******

火事にあった読者の体験談を紹介しました。

あなたも、感想、質問、言いたいこと、ほかの読者に伝えたいことなどありましたら、お気軽にメールください。

お待ちしています。





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