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読者のお便りコーナー、今回は8月の半ばにいただいたメールから3通紹介します。
最初の2通は引っ越しの記事に対して、ご自身の引っ越し体験を教えて下さった方、3通目は、プレゼントを使っているか聞かれたとき、うまく答える方法を書いた記事へのご意見です。
まず引っ越しの話からいきましょう。
ローズマリーさんからです。
タメコミアンの夫とする引っ越しはとても大変
件名:引越しの思い出
お盆が過ぎ、8月もあと半分になりました。
筆子さんの引越しのお話、大変さがよくわかります! 私も(大人になってから)6回引越ししました。2回はまだ独身時代。自宅の建て替えに伴って。あと4回は結婚後です。
すべて大変な作業でした。
独身時代のほうは自分のものだけ何とかすれば良かったのです。家のことは両親(主に母)がやってました。
しかし、結婚後は自分と夫で何とかしなければなりません。
夫はタメコミアンで、非常にモノが多いです。
そして考えがとても甘く、荷造りの段取りなど、大雑把で、そのことで私はずいぶん辛く嫌な思いをしました。
私もその時はかなりのものを所有していましたから、夫のことをとやかく言う筋はないのですが。
毎回、私の両親が遠方から手伝いに来てくれました。
あまりのモノの多さと、夫のスローな動きに呆れていました。
「まるで、他人事のようだね」
と両親は私に言ってました…。
夫の転勤のための引越しは2回。
辞令は2週間前に出るのですが、夫は引継ぎや送別会などで帰宅が遅く、なかなか作業ができませんでした。
私は仕事をしてませんでしたから、1日中荷造り。しかし夫のモノが邪魔でなかなか進まず。イライラの日々。
引越しのたびに、前回までの教訓を生かし、何とか乗り切ってきましたが…。
今は持ち家です。
しかし自宅から夫の職場まで遠いので、平日は単身赴任になってます。
夫は会社の寮に入ってます。
7年位前、寮の部屋へ行ってみたら、かなりモノが増え、散らかっていました。それ以来私は行ってません。(不便なところにあるので。)
きっとさらにモノが増えてると思います。
自宅にもかなりモノをためこんでいます。
私が一番恐れているのは、急に転勤になって、寮の私物を自宅に運ばなくてはならなくなった時です。
辞令は突然です。ある程度のものは処分してくるでしょうが、片付けや荷造りの時間もなく、「とりあえず自宅へ」となりそう…。
転勤がなくても、いずれは定年。
まだずっと先ですが、私がせっせと断捨離した住まいに、タメコミアンのものが流れ込んでくるのが恐怖です。
ところで、私の住んでいるところでは、来年2月から可燃ごみが有料になります。指定のごみ袋を買うことになります。
有料化になってもごみは収集してくれるのですから、今までと変わりはないのですが、お金がかからない1月までに不用品を捨てていきたいです。
夫に「2月から有料化だってさ。今のうちに捨ててよね」と言いました。「わかった」と言ってましたが、たぶん1月に慌てて捨てることになると思います。いつもギリギリまで動きません。
私はスローペースですが、断捨離をしています。昨日は食器や台所用品をチェックし、ごみ箱に入れました。
捨てるのを迷うものもあるのですが、いろいろ自分に質問してそれを手放すことに納得できた時、ものすごく快感です!
まだまだ家の中のモノが多く、断捨離してもあまり変化を感じられないのですが、今年中にもっと減らす計画を立ててます。夫がそれに気づいてモノを減らしていってくれれば、と願ってます。
ローズマリーさん、メールありがとうございます。
タメコミアンで、動きがスローで、ギリギリまで行動せず、引っ越しを自分ごととして捉えない…。ローズマリーさんのご主人は、私の夫とよく似ています。引っ越し、本当にご苦労さまでした。
でも、数々の苦労から、学びを得ているローズマリーさんは素晴らしいです。
それにしても、辞令が2週間前に出るのはきついですね。たとえ住む家が決まっているとしても、ほかにもいろいろやることがあるというのに。
転勤生活が続く人は、次第に物が減っていくだろうと思っていましたが、そうとも言えないのですね。
まあ、日本には便利そうな物が安価でたくさん売っていますから、物が多い生活の問題点に気づかなければ、どんなに引っ越しが大変でも、また物が増えてしまうのでしょう。
喉元過ぎれば熱さを忘れますから。
ゴミの収集の有料化(といっても、もともと税金を払っているわけですが)をきっかけに、少しご主人が不用品を捨ててくれるといいですね。
これからも、お元気でシンプルライフを追求してください。
私の引っ越し体験を書いた記事はこちらです⇒ゼロになって引っ越したいと思ったけれど叶わず:ミニマリストへの道(94)
次は、小さなお子さんのいるIさんの引っ越し体験です。
子供がいてもスッキリ生活をめざしています
件名:8月15日の記事を読んで共感しました。
8/15付の記事の中にありました「引っ越しで夫と娘は荷物を減らさないのでわたしの物を断捨離した」というような事をかかれていたと思います。
わたしも長年断捨離をしていますが 子供が産まれたタイミングで引越しをしており まったく同じ思いでした。子供は現在2歳です。
出産前に友人から子供のおさがりのモノ、出産後も出産祝いのモノ(もちろん嬉しかったですよ) 自分たちで買い揃えたモノ。
しかし、子供のモノというのはものすごい勢いで増殖するのだなと思いました。
引越し先は新築アパートですが、夫婦2人で暮らしていた頃よりは収納がなく 出産2ヶ月後での引っ越しということもあり とりあえずつめこんで持ってきた状態…。
もちろん収納(備え付けのクローゼット)には入りきらず 旦那はもう1つタンスを買おうかと言い出す始末。
タンスを買いたくない私は引っ越し後、育児の合間の少しの時間を見つけては、とにかく今後しばらく使わなさそうなものは全て捨てました。
1年かけて少しずつ。名古屋は粗大ゴミと不燃ゴミは月に1回です。その「月に1回」が待ち遠しかったです(笑)
捨てない人(旦那)はあてにせず、自分と子供のモノをせっせと捨てていたら収納にゆとりが出て 旦那もタンスの話はしなくなりました(^^)
遊びに来てくれた友人が「子供がいるわりには家がスッキリしてるね」と言ってくれたのがひそかに嬉しかったです。今後も断捨離は継続していくつもりです。
子供がいてもスッキリを目指しています。そのためにも筆子さんのblogをまた参考にさせてください(^。^) いつも長々とすみません。お返事は不要ですので!
Iさん、いつもメールありがとうございます。
確かに子供が小さいと物が増えますね。実際、必要な物もあるのですが。特に、もらい物が増えると思います。
お子様が小さいのに、今からら断捨離をがんばっているIさんの未来は明るいですね。私も、娘が小さいうちに、片付けを始めていたら、もっと後が楽だったと思いますが、私は逆に物を増やしてしまいました。
赤ちゃんのときはお下がりの服、少し成長したらバースデープレゼントが大量に家に入ってきたものです。
もらい物だけでなく、私自身、「子供のために」と言い訳しながら、無駄な買い物をいっぱいしていました。
子供服をたくさん買っていましたが、結局自分が買い物したくて買っていたわけです。
子供服を増やした話⇒主婦が物を増やす3つの習慣とは?~五十路主婦のミニマリストへの道(10)
バースデープレゼントでは、着せ替え人形をたくさんいただきました⇒おもちゃが大量に家に入っていたのは、断捨離マインドが定まっていなかったから~ミニマリストへの道(14)
今にして思うと、誕生日パーティももっと違うやり方をすればよかったと考えています。物に頼らないやり方はいくらでもありますから。
Iさんのご主人は、捨てない人だそうですが、Iさんなら、今後もきっとうまく乗り切ることができるでしょう。
ご家族仲良くお暮らしください。
次はぼうちゃんさんから、もらった物を使っているか聞かれた時の答え方に関するメールです。
記事を読んでいない方は、先に読んでくださると、話の流れがよくわかります⇒不用な贈り物を捨てられないのは、世の中の人全員に好かれたいと思っているから。
物は言いようです
初めてメールいたします。ぼうちゃんと申します。
筆子ジャーナルを愛読させていただき、1年と少しです。いつも、気づきをもらったり、共感したりしながら読んでいます。
さて、8月16日の記事について、ひとこと申し上げたく、メールいたしました。
記事の内容には、とても賛成しますが、正直な気持ちを伝えるにも、「ものは言いよう」だと思います。
自分の気持ちを正直に伝えるときに、何も「捨てた」と言わずとも、他に言いようがあると思うのです。
私の例ですが、義母が、人にモノをあげるのが大好きです。びっくりするほど気前がいいのに、自分自身は質素な人です。
あるとき、義母が編み物にこりまして、手編みのセーターを夫と私に3枚も4枚もくれました。それはそれはきれいに編んであり、愛情をこめて、時間もかけて編んでくださったことがわかりました。
とても温かいので、喜んで着ていたのですが、とにかく枚数が多くて。厚手で場所もとりますし。
数年後、着てるかとちらりと聞かれましたよ。
何回も着ていたものとあまり着なかったものがありましたが、既に処分したあとでしたので、こう答えました。
「気に入ってきていたら、ボロボロになってしまったので、処分しました。とってもあたたかかったです。ありがとうございました。」
相談者さんも、「あのときはもらって嬉しかったです。カジュアルな着こなしによく合うし、学生時代は丈夫で重宝しました。(通勤服には合わないので)最近は使ってなくてしまい込んでます」とか言えばよかったのに。
当時は使ってたわけですし、本当のことでしょう?
おばさんも、今も使っているか聞きたかったわけじゃないのでは?
下手な文章ですが、伝わったでしょうか?
本当の気持ちを伝えつつも、相手を怒らせない言い方をする、言葉を選ぶ、のが思いやりじゃないかなあと思いまして。面倒くさいかもしれませんが。
まあ、どう言っても怒る人は怒るので、それでも怒るなら仕方ないと思います。
返信は不要です。ブログの更新をとても楽しみにしております。
ぼうちゃんさん、こんにちは。メールありがとうございます。
確かに、伝える内容よりも、伝え方が問題なのだ、とはよく言われることですね。
もちろん、本当のことを言いながら、相手も幸せな気分でいられる状態で、その場を丸く納められれば、それがベストだと思います。
相手を怒らせない言い方がとっさにできれば、それに越したことはないでしょう。
しかし、そういうことができる人と、できない人がいると思うのです。
私はできないほうで、なんでも正直に言ってしまい、数々のトラブルを引き起こしてきました。本当の気持ちは伝えていますが、相手を怒らせない言い方をする技術が未熟なのです。
たぶん、相談者さんも、私と似たタイプなんだと思います。
そういう人は、あまり無理せず、自然体で生きていくほうがいいような気がします。
何をしても自分を嫌う人はいますので、無理やり相手に合わせて、自分を変えようとしないほうが、ストレスがたまりません。
自分を大事にできないと、他人を大事にすることもできないし、自分が気分よくいられるということは、とても大事なことだと思います。
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いつもたくさんのメールをありがとうございます。
紹介できなかった方、すみません。これにこりず、記事の感想やら、ご自身の体験や気づきなど、お気軽にお寄せください。
お待ちしています。