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2019年の生活目標は、「買わない生活を徹底すること」だと、年末の記事に書きました。
今年が始まってまだ2週目なので、さすがに、今のところは買わない生活を継続できています。
きょうは、「買わないイヤー」を達成するために、私が決めたルールや、うっかり買わないために心がけていることを紹介します。
買ってもいいものを決めておく
買わないといっても、何1つ買わない、というわけにはいきません。食料品は買う必要があるし、車を運転する人なら、ガソリンも買わないと生活できないでしょう。
女性は生理用品もいります。
私は、以下のものは買ってもよいことにしました。
●生命の維持に必要な食料品(できるだけヘルシーなもの)と飲み物
●歯のお手入れグッズ⇒私の歯磨きグッズとその収納方法(写真つき)
ふだんの手入れをさぼると、歯科に使う料金がはねあがり、心身ともに苦しい思いをするため、歯のお手入れ品は継続して使うことにしました。ただし、種類はこれ以上、増やしません。
●ふだん使っている消耗品の買い替え分。
1)精油⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理。
エッセンシャルオイルをお風呂、部屋焚き、掃除に使っています。よく使うのはユーカリオイル、ティーツリーオイル、ラベンダーです。
この3種類のうちどれか1つを常備することにしました。いま使っているのはティーツリーオイルです。
2)キャンドル
キャンドルはぜいたく品に思えるかもしれません。が、キャンドルの火を見ると、心が落ち着くので、メンタルの健康を保つものとして、生活に取り入れています。
香りつきのキャンドルだと気持ちが悪くなるので、無香料のキャンドルを使っています。
安物のキャンドルは、かえって身体に悪かったりしますので、質のいいものを選んでいます。
3)下着⇒下着もミニマルにブラとショーツだけ、さらにノーブラ化をめざしています
ショーツを秋頃、買い換えるかもしれません(まだ使えそうだったらそのまま使いますが)。
5本指ソックスも、年に2回ぐらい買っているのですが、里帰りしたときに、義理の妹がせんべつに5足もくれたので、今年は、手持ちのものと合わせてこれらを消費していきます。
わりと薄手なので(日本の冬なら、このぐらいの厚さで充分でしょう)、冬場は寒いです。そこで、去年の2月の終わりに買った、厚手のソックスを重ね履きしています。
これは5本指ではなく、ふつうのソックスです。素材は、ウール:36% 、コットン:24%、ポリエステル:35%、スパンデックス:5%。
綿の5本指ソックスをはいて、キッチンに立つと、底冷えするため、買いましたが、大活躍しています。
●家族や友人へのプレゼント(ただし買いすぎない)。
以上が、必要に応じて、買ってもいいものです。
先に買ってもいいものやルールを決めておくと、あとでよけいな葛藤(かっとう)にさいなまれないと思います。
買い物をしたらしっかり記録する
買い物したら、ノートに記録しています。
私は家計簿に書いていますが、べつに、ふつうのノートでいいと思います。
記録することにはいくつかメリットがあります。たとえば、
●買い物に意識が向く(無意識にだらだらと買うことを防げる)。
●各消耗品がどのぐらい持つのか目安がわかる(よけいなストックを買うことを防げる)
●本当に必要かどうか、検討できる
●あとで値段を参照できる
●よい買い物だったか、反省点のある買い物だったか検討できる⇒今後に活かせる
節約が、よけいな物を買わない主な目的なら、お金の流れを把握できることも、大きなメリットです。
さらに、楽天やアマゾンの購入履歴もよく見ています。カナダのアマゾンには、2012年から履歴が残っているので、古い履歴を見ることもあります。
それ以前からアマゾンを使っていたはずですが、2012年の春に、メールアドレスを変えたら、なぜかすべての履歴が消えてしまいました。
楽天市場は2000年の5月から履歴が残っています。
古い買い物は、たいてい「商品が見つかりません」となっており、画像を参照できませんが、最近のものは画像があるので、「ああ、こんなの買ったんだ。ちゃんと活用できてるかな?」と考えることができます。
たいてい、断捨離しているので、「買ってもすぐに捨てるものを買うのはやめよう」という気になります。
これ以外にも、物が家に入ったら写真に残し、Googleドライブに入れているので、その写真を見ることもあります。
こうした記録を見ると、いかに、無駄な物を買っていたか、よくわかるので、買わない挑戦をするモチベーションがあがります。
買い物に使うエネルギーを別のことに向ける
買い物ばかりしていたときは、買い物に時間とエネルギーを使っていました。
会社の帰りにファッションビルの中をぶらぶらしてウインドウショッピングすること、カタログを見て、おまけがもらえる規定額まで注文すること、近年なら、ネットショップをだらだら見ることに。
そのエネルギーを別のことに向けるようにしています。
ようは、買い物のかわりに別のことをするだけですが、「自分のエネルギーやリソースを買い物じゃないものに注ぐ」と意識するところがポイントです。
自分のふだんの行動には、すべて時間、お金、体力といったリソースが注がれている、と考えることができれば、100均ですぐにゴミになるような物を買ってきて、部屋をガラクタだらけにし、あとで断捨離に苦労することは、あまり望ましい行動ではない、と気づきます。
最近、私がエネルギーを注いでいることは、ブログの運営とそれにまつわるすべての雑務(確定申告準備とか)、趣味の語学や塗り絵あたりです。
家事は自動的に行っているので、そこまでエネルギーを注いでいませんし、娘は一人暮らししているので、ろくに面倒を見ていません。スマホでメッセージをやりとりしたり、ふとしたときに、所在地を確認するぐらいです。
補足:娘との連絡用に使っているSnapchatというアプリでは、Snap Mapという機能で、友達になっている人の位置情報を確認できます。もちろん、この機能はオフにしたり、位置情報を共有できる相手を制限できます。親としては、所在地を確認できると、安心です。
家にあるものを使い切ることを意識する
新しいものを家に入れないかわりに、すでにある物をちゃんと使うことを意識しています。
所持品の棚卸し
使い切るために、手持ちの物の棚卸しをよくしています。先日紹介したカラーチャート作りもその1つです⇒明るい1年をすごすためにおすすめしたい5つの習慣。 2.すでに持っているものを書き出してみる、をお読みください。
カラーチャート作りはまだ終わっていませんが、これが終わったら、フランス語の教材の棚卸しをする予定です。
洋服ノートも、もう少しきちんと書きたいです⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方
衣類はそんなにないので、10年日記のうしろにある備考欄に書いていますが、ふつうのノートに書き出して、もう少し情報を書き添えたいと考えています。
手持ちの物をノートに書きながら、うまく使う方法を考えるのは、思いのほか楽しいのでおすすめです。
所持品のほとんどは、自分がいいと思い、好きだと感じて買った物だから、棚卸しは、楽しい時間になります。
もちろん、時間がたつうちに価値を感じられなくなっているものもあります。そういう物は断捨離します。
手持ちの物をすべて記録するのは、とてつもなく大変なので、私のように、特定の分野の本、洋服、趣味のものなど、カテゴリーをしぼって、書き出すといいでしょう。
片付けと同じで1日15分ぐらい時間をかけて、少しずつ書いていくのがコツです。
実際に使う
物の棚卸しをしつつ、ちゃんと使うことを意識します。
本や参考書は毎月ターゲット本を決めて、1冊ずつ読んだり使ったりします。
食品はパントリーチャレンジをして⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法、食べきってから買います。
文房具や画材は、特定の用途にこだわらず、生活の中で、幅広く使うように工夫します。
去年の今頃、ボールペンの芯がすぐになくなって困る、という記事を書きました⇒7年持つはずのセブンイヤーボールペン・2017年に買った物
その後、このボールペンのリフィルを買い、いまもボールペンはこれ1本だけを使っています。
モーニングページを書くのに使うと、すぐになくなるので、現在、モーニングページは、塗り絵用に買ったマーカー(細くて筆記にも向いているもの)を1本ずつ使っています。
私、今年60歳になるので、長生きしてもあと30年、元気で、自分の好きなように動けるのは20年ぐらいでしょうか。
もちろん、それより早く死ぬ可能性もあります。
生きているあいだに、使いきれる量だけを持ちたい、という意識が、年々強くなってきました。
いま、40歳あたりなら、好きなだけ買い物しても、まだ使い切れるだろうし、自分が年老いていく、という感覚はあまりないかもしれません。私も若い頃は、そんなことは考えていませんでした。
いまは、終わりが見えてきたせいか、ここ数年は、何かを買うとき、「長持ちするか?」よりも、「ちゃんと自分で使い切れるか?」と考えるほうが多いです。
物が多ければ多いほど、一つひとつの消費にさける時間は少なくなるので、厳選した物を持ち、確実に使う生活を心がけています。
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1年間、買い物せずに暮らしてみたらこんなにお金が貯まった(TED)
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きょうは、最近の私の買わない生活の様子をお伝えしました。
そういえば、「365日のシンプルライフ」の主人公、ペトリも、1年買わないチャレンジをしていましたね。
この映画を知らない方はこちらへ⇒映画『365日のシンプルライフ』の感想:「物を捨てる」映画ではなく、大切な物を選ぶ話
彼は、ガールフレンドの冷蔵庫がこわれて、「買わないといけないのか?」と苦悩していました。
ペトリの実験は1年でしたが、1年のあいだに、彼にとっての「必要な物」が変わります。私の買わない挑戦も、1年のあいだに、様変わりするかもしれません。
それも含めて、とても楽しみです。