ある夫婦

ミニマルな日常

最終更新日: 2023.04.20

がまんするのをやめた読者のお便りを読んで感じたこと。

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がまんするのはやめたと教えてくれたいろどりさんのお便りに関する感想を3通紹介します。

まず、Jackieさんのお便りです。



愛される妻でいる義務からの解放

件名:しなくてもいいがまん、共感しました!

「しなくてもいいがまんをするから、無駄に物が増える」の回、投稿者様に心から共感しました。

しなくてもいいがまんをするから無駄に物が増える~がまんするのをやめるには?

うちも、夫は「人からは、幸せそう、と羨ましがられる」ように見えて、「妻を否定するのが日常」のタイプ、そのままです。

それを「受け入れなければいけない」というのは単なる思い込みだった、と気づくのに、私も20年かかりましたし(!)、その過程で、やはり激太りと痩せを経験しました。

夫ひとりに大事にされなくたって、大事にされない人間の気持ちがわかり、人に優しくできる自分には、この世に存在していていい理由はちゃんとある――そんなふうに、「愛される妻」であるという(実は無理な)義務から解放されることが、じつはどんなに幸せか、やっとわかりました。

そうすると、「思い出グッズ」のカテゴリーにはいるものの大半が、「人から大事にされた」証拠、「つながりのある場所がある」証拠、つまりは自分の存在を肯定するためのアリバイでしかない。

そんなものにしがみついていること自体がさびしすぎる、ということにも気づきました。

そんなものなどなくても、裸の自分でいい、自分の中に必要なものは全部入っている、そういうふうに思えたら、無駄な物も減る。

片づけの根本は、心の問題だと、実感します。

いまでは、夫の言うことを聞きながら、「主張の大半は反論・否定・批判だな」とか、「口癖は『でも』・『だけど』・『ただ』だな」と、内容や表現を客観的に観察し、「こういう人だから、ほおっておこう」と、だいぶ聞き流せるようになりました。

地球上に何億人もいるうちの、たまたま一人とぴったり合わなくたって、それで自分を責めることなどない。

人生の後半、自分で自分を、今までの分も取り返せるくらい、しっかり愛おしんで生き終えたい、と思います。

そのために必要なものは、なんといっても時間的・空間的なゆとり、スペースだな、と感じます。

なにもないこと、なにもしないことの贅沢は、それこそがマインドフルネスで、瞑想の極意なのかも、とも思います。

筆子様のおかげで、物の奥に隠れていた本当の自分が見つかった気がします。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。





Jackieさん、こんにちは。メールありがとうございます。

Jackieさんのご主人は、どちらかというと、奥さんを見下すタイプなのですね。

でも、それは家庭の中だけで、外からはとてもいいご主人に見えるのって、なんだか悔しいですね~。

夫婦だからといって、なんでもかんでもぴったり合うっていうのはまずないですよ。

円満な夫婦もいるでしょうが、ドラマや映画に出てくる、とても仲がいい夫婦は、あくまでフィクションで、多くの人が思い描いている理想像です。

それは、童話(フェアリーテール)みたいなものだから、無理にその形にあてはめようとがんばる必要はないし、そういうことをすると、いろどりさんのように、ストレスがたまります。

家族は大事ですが、一番大事なのは自分だから、自分が心地よくいられる生活をするのがベストですよね。

Jackieさんは、自分は大丈夫と認めることができたから、人生の後半はもっと明るくなりますよ。

これからもお元気でお暮らしください。

マインドフルネスとは?⇒マインドフルネスで実現する。今この瞬間を生きて幸せになる4つの方法。

次は、チョコクッキーさんのお便りです。

コミュニケーションを取ってほしい

件名:いろどりさんのメールを読んで思ったこと

こんにちは♪

いつも役立つ記事をありがとうございます。

今日の記事を読んで、思ったことを書きます。

いろどりさんの今年の目標が「輝いて生きること」はとても良いと思いますが「離婚して引っ越して…」という後半の方は、なんだか残念な気がしました。

「結婚後すぐにコロナ禍になった」とありますから、モヤモヤの原因は『結婚』だけではなく、コロナ禍で生活が色々制限されたことにもあるのではないでしょうか?

それに、念願の一人暮らしができて楽しい毎日を過ごしていたのに、その生活を手放してまで結婚したいと思ったのですから、ご主人はとても魅力的な人なのだと思います。(少なくともその時は大好きだったはずです)

筆子さんも『思い込み』について書いておられますが、私も別の角度からそう感じました。

例えば『出かける時は必ず夫婦一緒でなければならない』とか『どんなに夫が遅く帰って来ても、食事を待っていなければならない』という思い込みです。

もしかしたらご主人は、お腹が空いたら先に食べてもいいと思っていたかもしれないし、いろどりさんが出かけたい時には1人で出かけてもいいと思っていた可能性はないでしょうか?

実際、いろどりさんは現在そのような生活をしているわけで、そのためにご主人に怒鳴られたり文句を言われたり殴られたりしていないのですよね?(そうだとしたら、それはそれですごくストレスになると思いますので)

自分はすごく我慢している、と思っていても、もしご主人に「あなたの帰りを待っているとすごくお腹が空いちゃうから、先に食べてもいいかしら?」と相談していたら、案外すんなり「いいよ」と言ってくれたかもしれません。

私の体験

実は私にも似たような経験があり、もう20年以上も前の話ですけど、『関白宣言』のように、妻は夫より早く起きるべき(ずっと遅く起きるなんてとんでもない)と思い込んでいました。夫もそれを望んでいると。

私は夜型なので、せっかくの休日に朝型の夫と一緒に起きるのは苦痛でしたが、我慢して頑張っていました。

でも、ひょんなことから、夫は朝の静かな時間に1人でコーヒーを入れ、録画していたビデオを見るのが好きで、本当は私にもっと寝ていて欲しかったということが分かりました。

私が起きると内心「あーあ」と思っていたそうです(笑)

私は、早く起きて自分がコーヒーを入れてあげなければと思い込んでいたんですね。「もっと早く言ってよ!」と思いましたが、私も自分の気持ちを言ってなかったんです。(コミュニケーション不足の典型)

もしかしたら、いろどりさんも同じような思い込みはないでしょうか? ご主人もたまには1人で出かけたいと思っているかもしれませんよ。ぜひ、自分の気持ちを伝えてみてください。

結婚してすぐにコロナ禍になったそうなので、ご主人もストレスで以前とは少し変わってしまったのかもしれません。

コロナが終わって世の中が結婚前の状態に戻れば、また状況も変わるかもしれませんので、離婚を急がないで欲しいなぁと、他人の私ですが応援しています。

チョコクッキーさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

確かに、自分が勝手に、「夫はこういうこと望んでいるはずだからそうしなければ」と思うことってありますよね。

それは、自分が思い描いている理想の妻の姿であり、誰に強制されたわけでもないのに、そうしようて無理をして、ストレスをためることは、夫婦の仲だけでなく、ほかの人間関係においてもよくあると思います。

でも、蓋を開けてみれば、実は、相手はそんなことは何も期待していなかった、むしろそんなことをしてほしくなかった、というわけです。

いろどりさんは、まだ結婚して間がないみたいだから、離婚をゴールにするのは早急かもしれないと私も思います。

しかし、新型コロナウィルスのせいで、これまで隠れていた問題が表面化した可能性もあります。

いずれにしろ、本当のところは、私たちにはわからないことなので、いろどりさんには、ぜひモーニングページなどを書いて、全体をバランスよく見てほしいです。そして、伝えるべきことはご主人に伝えてください。

それでは、チョコクッキーさん、これからもお元気でお過ごしください。

最後は、ちどりんさんのお便りです。

私もがまんをやめたい

件名:今日の記事の感想

筆子さん、こんばんは。

メールはお気軽にとありますので、送らせていただきます。

今日(3/29)のいろどりさんのお便りの記事がとても心に響きました。

我慢をやめたらストレスが減り、衝動買いや食事の量が減り、体重が減った、という話に感心しました。少し勇気を分けてもらえた気がします。

私も無駄な買い物や無駄なおやつを摂る、ストレスの根本的原因を断てば、そうなれるだろうか? でも、なかなか変えられない…やめられない…と思ってしまいます。

コンフォートゾーンと認知のゆがみの話もためになります。

仕事をやめたいけど

わたしはずっと今の仕事を辞めたいと思っている、

しかし、次の仕事探しを思うと、またハローワークへ行ったり、面接を受けるのがすごく嫌、

自分は大した経験もスキルもないし、年齢でも(私は38歳です)きっとどこも採用してくれない

(本音を云うと、勤めるという働き方はもう嫌だが、そんな独立するようなことは、雇われるよりも難しく自分には無理と思っている)と思って動けなくなり、

保険料の手続きなど辞めた後のことを思うと煩わしい、

次の仕事を探すのが嫌だから、我慢して今の仕事を続けているという状況が数年。

コンフォートゾーンにしがみついていることはわかっている

これもまさに、コンフォートゾーンから出られない状況、認知もゆがんでいるというのはわかっています。

私は今、両親と暮らしていますが、いつまでもそうしていられない、親も亡くなり、本当の一人ぼっちになったら、どうしよう、などと考えれば考えるほど、恐怖しかない。

それで、その恐怖を紛らせるために、無駄な買い物をしたり、それに自己嫌悪し、捨てたり、過食する。

買い物も断捨離することも逃避に過ぎない、ということがようやくわかりました、

もっと客観的に恐怖と向き合い、足かせとなっている思い込みを手放したいです。

自分の本当にやりたいことをやれば、買い物などしなくなる、というようなこと書かれていましたよね。

わたしは絵や文芸、アート関係が好きなのですが、自分の望む分野に進むのはためらっていましたが、どうでもいい買い物にお金を使うのではなく、学びなどに使いたい、と思うこの頃です。

わたしにとっては、筆子さんにメールを送ると云うのも一大決心でしたが、去年から送るようになって、そうして、それがきっかけにもなったのか自分のブログも始めて、恥ずかしくてできないと思っていた自分の小説の公開も始めて(アクセス数のほぼないブログですが、それは気にしていません、自分のためにやっているという境地に立てました)、

今は色彩検定の3級を受けてみようかと思って勉強を始めたり、オンラインで受けられるアートセラピー講座というのも始めましたが、これは正直、期待外れで、受講料2万円は高かったな…と後悔しています。

長々と失礼しました。

いつも示唆を与えてくれる記事をありがとうございます。

わたしもなんとか変わりたいと思います。

ちどりんさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

仕事をやめたいけど、やめたあとのことを考えると、やめられないという人はたくさんいると思います。

その状況を改善する方法が2つあります。

1)仕事に対する取り組み方を変える

2)やめて別の仕事につく

仕事をやめたいと思うとき、いったい何が嫌でやめたいのか考えると、いろいろな要因があると思います。

代表的なのは、仕事そのものが嫌いなこと、人間関係が嫌なこと、待遇に対する不満。

そういう「やめたい要因」を詳しく分析してみると、仕事に対する取り組み方を変えるだけで、今より意欲的に仕事をできるときがあるので、一度試してください。

仕事をやめたあとめんどくさいことをするのが嫌、というのは、取り越し苦労にすぎません。

だって、世の中、転職する人、たくさんいますよね? 新しい職探しが、ちどりんさんの書いているように、絶望的なほど面倒で困難なことなら、誰も転職しませんよ。

それから、可能なら、半年から1年、休職して様子を見るのもいいと思います。有給休暇がたまっていたら、一気に取って、旅行に行ってみるといいでしょう。

自分にスキルがないとか、私はもう年だ、と自分で壁を作るのは、思い込みにすぎないというのは、過去記事に何度も書いています。

一度きりの人生なので、ぜひ、充実感を感じられる方向に舵を取ってください。

コンフォートゾーンに関しては最近、こんな記事を書きました⇒小さな一歩のパワー(TED)

それでは、ちどりんさん、どうぞお元気で。創作活動も楽しんでくださいね。

*****

読者のお便りの感想を紹介しました。

いろいろな意見をありがとうございます。

あなたも、お気づきのことなどありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。





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