老朽化した実家

ミニマルな日常

捨てない世代の母の遺品整理をする前は、悲壮な気持ちでいっぱいだった。

しばらく、皆さんの今年の目標をシェアしていましたが、今回のお便り紹介コーナーから、通常更新に戻ります。

きょうは、2017年の11月下旬にいただいたメールから3つの断捨離体験を紹介します。

最初の2通は、お母さんが亡くなったあと遺品整理をした体験、3通目はなかなか捨てられなかった製菓道具を捨てた経験談です。

まずかんちゃんさんのメールです。



物を捨てない母の物を片付けて学んだこと

件名:ブログ感想と私の話です(返信不要です)

筆子さん、はじめまして。

いつもブログを読んでは、筆子さんのビシッとした文章にひきつけられています。

読者の方のメールは人それぞれで面白く、筆子さんのコメントはいつも芯が通っててカツコイイです。

私の家の整理のきっかけは、同居していた母の死でした。

母はとにかく捨てられない、というか捨てたくないという人で、持っていた服はセーターだけで200着。

4LDKの一軒家じゃないですよ。2Kのアパートにです。

その他大量の荷物を処分し、母の部屋を片付けたら…こんどは自分の部屋が汚なく思えて。

それまで、家が汚いのは母のせいだと思ってたんですが、実は私も片付けできてなかったと思い知りました。

今はそのアパートから引越したのですが、物が少ないおかげで毎日掃除も出来て快適です。

物を捨てられない人がよく「もったいない」と言いますが、最近私は別の「もったいない」を感じます。

使わない物をずっととっておくなんて、せっかくキレイな部屋がもったいない!と。

だって物は大抵、1度お金を払えば手に入るけど、部屋は毎月お金を払わないと住み続けられないですから!

これからも大切な部屋のために、物を厳選していきたいです。

筆子さんもお身体にお気をつけください。





かんちゃんさん、メールありがとうございます。

遺品整理、お疲れさまでした。

お母様、早くに亡くなられたのですね。アパートでよかったですよ。一軒家だったら、もっと大変だったと思います。

セーターはかさばるから、集めるならTシャツにしてもらいたかったですね。

とはいえ、物を大量に残していったお母さんのおかげで、かんちゃんさんは、片付けに目覚めることができてので、その点はありがたいことです。

今は快適な生活を送っておられるときき、私もうれしいです。

確かに、使わない物を取っておくといろいろなことがもったいないです。

部屋や家賃もそうですが、物のメンテナンスにかけるお金や時間も相当もったいないです。

これからも楽しくお暮らしください。

アメリカのミニマリスト、ジョシュア・フィールズ・ミルバーンも、母親が残していったガラクタのせいでシンプルライフに目覚めました⇒捨てる生活が夢を叶える。ミニマリストに学ぶ手放す技術(TED)

遺品整理を知らない方はこちら⇒生前整理のススメ~すべてを遺品整理に回すより、少しでも生前整理をしておくべき理由とは?

次はNさんからです。Nさんもお母さんが亡くなられ、遺品整理をがんばったそうです。

遺品整理・リフォーム・引っ越しをどこまでもがんばった話

件名:筆子さんこんにちは。

私は今年の2月頃に断捨離関係のサイトを彷徨っていた時、

筆子さんのブログにたどり着きました。

それからはいつも楽しみに拝見しています。現在51歳、小学生の子供がいる主婦です。

いつも素敵な記事をありがとうございます!

1年半前に実家で一人暮らしをしていた母が末期ガンで亡くなり、その家を相続、一部リフォームをして住むことにしました。

以来、遺品整理・リフォーム・引越と、ずっと断捨離系タスクに追われていました

築45年の一軒家+離れ、農機具や錆びたDIY工具が散乱するシャッター付きガレージ、物置、雑草生えまくりの庭で、捨てない世代の両親の遺品と、実家を物置代わりにしていた自分の荷物……。

去年の今頃(1年前)は1人でエベレスト登山に挑むような気分でした(旦那は仕事に集中してもらうので)。

しかも母親が他界した頃は、私自身ガン治療中で副作用がキツかったので、肉体的にも精神的にも遺品整理はしんどかったです。

仕事をしていないので、昼間の時間を集中して片付けに充てられたのはラッキーでしたが、病前よりも体力が落ちて、予定したタスクをこなし切れなくて焦ったり(愚痴ってしまいすみません)。

そんな中での筆子さんのブログとの出会いでした。

・ガラクタが多すぎて途方に暮れた時、やる気にならない時、筆子さんのブログを読んで片付け意欲を復活させてきました(今もです!)。

・リフォーム時、和室の押入れはつぶして、そこに奥行き半分の備え付けの棚を作ってもらいました……入れ物を減らすって大事ですね。

・私は抗がん剤で無毛状態になった際、徐々に湯シャンに切り替えることが出来ました。

・今はヘナで染めています。ヘナはデトックス効果が気に入っていて、染めた日に猛烈に眠くなり翌日スッキリします。化粧も病後はしていませんが肌には良いようです。

・野望ガラクタは自分との対峙ですね、今までの生き方を見つめ直すことが出来ます、まだまだですが。

・これから年末にかけて、「リフォーム仕立てでまだキレイだよね~」と、 サボっていた家の掃除に取りかからねば、まずは15分間から…。

本は2冊とも購入しました。私はネット依存気味なので、作業前や寝る前などPCを開けずに書籍で読みたいと思ったからです。

おかげさまで現在は、家族もリフォームした実家での生活に慣れ、遺品整理もガレージをあと半分残すのみ、と目途が立ってきました(雑草処理はこれからですが)。

気持ち的に一区切りがつき、お礼を伝えたくてメッセ―ジ致しました。(返信は不要です)

Nさん、メールありがとうございます。本も買って読んでいただき、重ねてお礼申し上げます。

お母さん、ご病気で亡くなられて残念でしたね。

その後、お体の調子はいかがでしょうか? 

実家の片付けの大半を1人でやられたようですが、雑草処理は業者に頼んでもいいと思います。

時間をかければいつかは終わるでしょうが、疲れすぎると気持ちもネガティブになるため、負のサイクルにはまります。

実際、遺品整理で心底疲れている人は多く、こんな質問をいただいたこともあります⇒物がいっぱいの実家の断捨離や遺品整理で疲れています←質問の回答。

ヘナを使うと眠くなる、という人はたまにいますね。私はそういうことはありませんでしたが、もともとすごくよく寝るタイプで、昼寝もしていたからかもしれません。

ブログや本がNさんの片付けに役立ったと聞いて、本当にうれしいです。

確かに、ネット依存気味の人は、本で読んだり、オーディオブックを聞いたりしたほうがいいですね。

遺品整理もあと一息とのこと。あまり無理せず、マイペースで片付けてください。

お体、お大事に。

野望ガラクタとは?⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法

ネット依存防止法⇒ダラダラとネットばかり見て時間を無駄にするのをやめる方法。

最後はたいこさんのメールです。長文だったので(1631文字)、申し訳ありませんが、一部省略させていただきます(もちろん中身はすべて読んでいます)。

なかなか捨てる決心がつかなかった製菓道具をとうとう断捨離した

件名:ただのファンレターです。

初めまして。毎日楽しく拝見させていただいております。

筆子さんのブログに出会ったのが1年前。第1次断捨離期に突入し、家を片付けなければ、と「断捨離」「片付け・収納」をキーワードにネット検索していた時でした。

その時も文章の面白さにひかれ読んでみましたが、笑っておしまい。

半年後の第2期断捨離期もデジャブのように、同じ状態で読んで笑っておしまい。

そして今回改めて筆子さんに行き着き、これまでとは違った気持ちで読ませていただいております。

過去2回もかなり読んだつもりでいましたが、筆子さんがカナダ在住だと気付かなかったくらいですから、きっと軽く読み流していたのでしょう。

もったいないことをしました。最初の出会いから1年間、結局何も変わらず物ばかり増やし続けていたのですから。

今回の断捨離は少しずつですが前に進んでおり、自分の中ではどうしても決心できなかった物を手放すことができたので、お礼方々メールを送らせていただきます。

今回処分できた物はお菓子道具。

筆子さんのようにお菓子作りを趣味としていた上、副業で料理教室で講師をしていたこともあり、家には何年も膨大な道具類が大きな顔で居座っていました。

妊娠を機に講師のバイトは辞めましたが、子育てが始まり時間がなくなり、お菓子作りからも遠のく日々が過ぎていました。

子供が大きくなったら一緒に作るかも!とぼんやり夢みていましたが、5歳になった我が家の一人息子はお菓子作りにも私が作る焼き菓子にも興味がない様子。

3歳頃から薄々感じてはいたのですが認めたくない自分がいました。

壊れれば捨てる決心もつくのですが、昨年の熊本大分地震の際も金属製であるが故、無傷で残り、持ち続けていたのです。

が、先日突然「もういらんわ」と思いつき、気が変わらないうちに職場に持って行きました。

私の職場はみなとても仲が良く、子供の年齢も近いのでお互い助け合う事も多いのですが、お菓子作りに興味を持ち始めた女の子のお父さん達もいて、あっという間に引き取り手が見つかりました。

持って帰った道具達はどこのご家庭でも大歓迎されたそうです。

うちにいてもこの先何年(何十年)も棚から出されないままになってしまったであろう道具達にも、新たな人生が見つかったような気がして、我ながらこの決断は素晴らしかったと思った次第です。

筆子さんのブログを読まなければ、恐らくこの先も「どうやって邪魔にならないように収納しよう」と悩んだでしょう。

手元に残した道具は30年近く前、お菓子作りに目覚めた頃に母に買ってもらったハンドミキサーと18㎝のケーキ用丸型1個。ここ5年間の自分を振り返ると、これだけあれば十分です。

今となっては「何であんなに集めたんだろう?」と不思議に思いますが、筆子さんのブログを読むとその理由も持ち続けた理由も自分なりに納得できます。

納得できるからこそ、共感し行動に移す事ができたのだと思います。(逆に数多くの収納アドバイザーの記事をどれだけ読んでも一向に行動には移せません)

今は断捨離と並行して徐々に砂糖絶ちパントリーチャレンジをしています。

台所があら方片付いてきたので、この冬は押入れに取り掛かる予定です。

たいこさん、メールありがとうございます。

本の内容やブログの記事は、読み手側の経験、知識、興味関心のありかによって、自分が受け取れるものはさまざまですね。

「自分にとって大事な情報だ」という意識がないかぎり、脳は短期記憶にすら留めません。

だから、同じ本を時を変えて何度か読むと、毎回、さまざまな発見があります。

私の記事が少しでもお役にたてばうれしいです。

大事なお菓子作りの道具がちゃんと使ってくれる人の手に渡ってよかったです。

私も、ベーキンググッズを処分するプロセスで、基本的な型があれば充分だと気づきました⇒道具が少ないほうがお菓子やパン作りは楽しめる

コレクションしているのならいざしらず、道具はやはり使ってなんぼ、だと思います。

引き続き、押入れの片付けをがんばってください。応援しています。

****

母が一人暮らししている私の実家はほぼ築50年です。私が小学校3年にあがる前の春休みに引っ越しました。ですが、家そのものは、前年の暮れにすでに建っており、しばらく祖父母が住んでいたような気がします。

新しい家で、年末年始のテレビ番組を見た覚えがあります。

タイガースのバラエティショーみたいなのを見ました。プロ野球のチームではありません。沢田研二やらがいたグループサウンズのバンドです。

あれからずいぶん時間がたちました。その間に、毎日毎日、物を家に入れ続け、ほとんど捨てていないとしたら、とてつもなく物が溜まってしまうのは当然ですね。





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