たまりすぎた植木鉢

断捨離テクニック

片付けに着手できないハードルを1つずつクリアしていく。

今朝、インターネットで断捨離に関するアンケート調査に関する記事を読みました。

https://www.excite.co.jp/news/article/Cobs_2378067 「断捨離をしたことがない」が38%、最多の理由は? (2022年3月8日) – エキサイトニュース ☆2023/03/16:記事が削除されたのでリンクをはずしました。

ゲオホールディングスが行ったゲオアプリ会員対象に行ったもので、回答した人は2,655人とそこまで多くありません。

アンケート結果に、断捨離をしたことがない理由がありましたが、こんな理由で、不用品を捨てないのは、人生における大きな損失です。

片付けに着手しない理由を私がすべてクリアしますから、ぜひ、きょうから不用品を捨てることを始めてください。

3月は年度末で、気分的に掃除をしやすい時期ですから、今こそやるべきでしょう。



断捨離をしたことがない理由

アンケートによると断捨離をしたことがない代表的な理由は

1.面倒くさいから(42.7%)

2.物を捨てられないから (28.4%)

3.時間がないから (26.6%)

4.今使わなくてもいつか使うと思うから (22.5%)

5.断捨離の仕方がわからないから(14.0%)

以上、5つです。

それぞれ、もともと、アンケートにあった選択肢かもしれません。

面倒くさいから不用品を捨てないなんて、おかしくないですか?

不用品を捨てないせいで、毎日、面倒くさいことがたくさん起きているのに。

面倒くさいことの例:物の管理、整理整頓、掃除、探しもの、ダブリ買い、ストレスによるイライラ、日々のパフォーマンスの低下、無駄な物を一生買い続けることなど。

もちろん、断捨離をしたことがないからといって、物をたくさん持っているとは限りません。

もともとミニマリストみたいな生活をしていたら、改めて、断捨離する必要などありませんから。

しかし、回答者の中の8割以上が、「自分の家にはたぶん不用品がある」、と答えているので、多くの人は、不用品をたくさん持っていることを自覚しつつも、捨てるという行動に出ていないのです。

では、そうしない理由を1つずつ解決していきます。





面倒くさい、という一言で終わらせない

「面倒くさい」という言葉は便利な言葉で、なんとなく自分がやりたくないことは、すべて、「面倒くさいこと」の一言で片付けられます。

面倒くさいことをする一番のコツは、「面倒くさい」という言葉で、どんな状況を表しているか、具体的に言葉にしてみることです。

子供の「めんどくさい」という言葉の裏にあるもの。

すると、興味がない、そういうことは考えたくない、ほかにもっとしたいことがある、なんとなく大変そうな気がする、かっこわるい気がする、物を大事にしていない気がする、なんだか損する気がする、という新しい言葉が出てきます。

このように、現状をもう少し具体的な言葉で的確に表現し、「面倒くさい」と感じるポイントを明らかにすると、片付けしやすくなります。

作業が大変⇒面倒くさい、という流れなら、作業を細分化すればいいのです。

参考記事

片付けってしんどい、大変、めんどくさい。そう思うから大変な作業になるんです。

めんどくさいから片付けができない。そんな人におすすめの5つの簡単プロジェクト。

物を捨てられないと思っているだけ

「物を捨てられないから、断捨離をしたことがない」というのは、ロジックが変です。

断捨離をしたことがないのに、自分が不用品を捨てることができるのか、できないのか、わかるわけありません。

まだ何もやっていないのに、「きっと私にはできっこない」と思っているだけなのです。

こういう理由で尻込みしているときは、ごく小さな断捨離を実際にやってみて様子をみるのがおすすめです。

今すぐできる8つのプチ断捨離。捨てるのが苦手でもトライする価値あり

何でもそうですが、やったことがないことは、いきなりうまくできません。

しかし、何度も繰り返すことにより(練習を重ねる)、だんだんうまくできるようになります。

今は、「捨てられない」と思っていても、何度も、不用品を処分しているうちに、さっさと判断して、捨てることができるようになります。

時間はある

忙しいから、時間がないから、何かができない、というのはよくある言い訳です。

時間は誰でも1日24時間あります。

問題はその時間を自分がどう配分するかです。

「時間がないからできない」というのは現状を正しく言い表していません。「時間はあるけど、断捨離をすることに時間をさく気はない」と言うべきです。

時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)

「時間がないから断捨離をしたことがない」と言う人は、ほかに大事なことや、やりたいことがあるので、不用品を捨てることには、時間を使っていないわけです。

しかし、不用品を捨てることは、かなり大事なことだと私は思います。

時間がない、と言う人は、ふだん自分が、どんなことに時間使っているのか考えてみてください。

時間を投資している行動すべてが、不用品を捨てることより、今、優先すべきことなのでしょうか?

買い物や、買った物の管理、探しものなどに時間を費やしているなら、1日15分でもいいので、不用品を捨てることに時間を使ってください。

すると、「忙しい、時間がない」と感じる状況から抜け出すことができますよ。

忙しいわりに肝心のことができない4つの理由とその対策。

いつまでたっても使いません

家に(筆子の言う)不用品がたくさんあるのはわかっている。しかし、私にとっては、不用品なんかじゃない。だって、いつか使う時が来るのだから。

こう言うのなら、その「いつか」がいつなのか、私に教えてください。

3年、5年と使っていない物でも、7年目に使う時が来る。こんなことがコンスタントに起きているなら、遺品整理で苦労する人はいません。

不用品を回収する業者も、遺品整理士認定協会もないはずです。

近藤麻理恵さんの本も、やましたひでこさんのセミナーも需要がありません。

整理整頓アドバイザーなんて人も登場しません。

Netflixで、近藤麻理恵さんのお片付けの番組は配信されません。

しかし実際は、今でも、片付け産業には一定の需要がありますよね?

この現実に照らし合わせてみると、「今は使っていないこれもあれも、いつか使う時が来る」という認識は、間違っているのではないでしょうか?

それとも、あなただけは特別で、死蔵しているお茶っ葉を、8年目あたりに、確実に使う人なんでしょうか?

使わないと思いますよ。

いつか使うかもしれない物をそこに置いておいても誰も使わないよ。

不用品をただ捨てるだけ

断捨離の仕方がわからない、と言う人は、断捨離の意味を知らないだけだと思います。

断捨離って、要するに不用品を捨てることなので、やり方もへちまもありません。

「断捨離の仕方がわからないのよ」と言っている人でも、毎週、ゴミは収集日に出しているはずです。

ゴミ袋に入れる前にめんどくさい分別もしているでしょう。

不用品を捨てることも、要領は全く同じです。

ただ、「きれいだから、ゴミ袋に入れるのは抵抗がある」と思うかもしれません。

その場合は、人に譲ったり、リサイクルショップに出したり、寄付したりすればいいのです。

実際、まだ使えそうな物は、いきなりゴミにせず、世の中に循環させたほうがいいです。

この記事を参考にしてください⇒断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方

「ゴミ袋に入れるには大きすぎる」と思ったら、粗大ゴミとして出してください。

大きな家具を自力て解体して捨てている人もいます。

「やり方がわからない」と言う人は、不用品を捨てるイメージがつかめていないだけかもしれません。

または、自分がいらない物をどんどん捨てている姿を想像できないのです。

もしあなたがそうなら、このブログを1年分ぐらい読んでいただくと、不用品を捨てるとは、どういうことなのか、だんだんわかってくるでしょう。

ムック本には、写真があるので⇒ムック本:『8割捨てて、すっきり暮らす』、著者による紹介。

見ているうちに、「ああ、いらない物を捨てるってこういうことなんだな」とイメージできます。

読むのと平行して、捨てる抵抗の少ないガラクタ度の高い物から、ぼちぼち捨て始めてください。

「ああ、断捨離するってこういうことね。なかなか、いいじゃん」と、身を持ってわかります。

*****

断捨離を始めない理由をすべてクリアしました。

このアンケートに答えた人が、必ずしも断捨離に興味があるとは思えませんし、アプリを使ったアンケートは、「ポイントが欲しいから回答する」という人も多いでしょう。

よって、本当に断捨離をしたいけど、断捨離を始めることができないという人たちの、「始めない理由」とは違うかもしれません。

ですが、5つの理由は、しばしば、片付けを先延ばしする理由でもあるので、「面倒くさい、あとにしよ」と思うたびに、この記事を読み直してください。





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