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部屋が汚いから、思い立って片付けても、三日坊主で、すぐにやらなくなり、また部屋が汚くなる。
こういう読者の方が多いのですが、そんな時は片付け状況を記録することをおすすめします。
簡単な記録でも詳細な記録でも自分に合った方法で、片付けるたびに記録をつけてください。
記録を取れば、その日した片付け作業について考えるし、翌日やりたいことなども思いつくので、はモチベーションを保つのにすごくいい方法だと思います。
いくつかアイデアを紹介しますね。
1.ブログやSNSに記録する
これは私がやっていた方法ですが、ネット上に記録すると、日付が自動的につくので便利です。
私はなんでもブログに書いていました⇒すべてをブログに記録した~シンプルな生活にするために役立ったこと(その3)
「ブログに書いて」と勧めると、文章を書くのかと身構える人がいるんですが、そんな必要はなくて、ただ、捨てたものを書くだけでいいのです。
たとえばきょうだったら5月22日だから、ブログの投稿画面に、
-スカート
-こわれたおもちゃ
-かたまった乳液
こんな感じで、箇条書きしておけばいいんだけです。
べつに人に見せるために書くわけではないので、自分がわかればよし。
もし余力があったら、
-スカート 福袋に入っていたけど好みじゃなかった
-こわれたおもちゃ ずっと居間に転がっていたキティのぬいぐるみ
-かたまった乳液 いつ買ったかわからない
こんなふうに多少、情報を付け加えてもいいでしょう。
私は、捨てたものだけをただただ毎日列記するブログを作っていたことがありますが、たまにコメントをくれる人がいました。
ブログがいやだったら、インスタグラムとかXでもいいと思います。SNSは長々と書くものじゃないので、やりやすいかもしれません。
ネット上に書いておくと、あとで見返すのが簡単なので、時々見返して、「ああ、私、こんなに捨てたんだ、がんばってるじゃん」と自分で自分をほめましょう。
2.アナログの日記帳やノートに書く
「私はデジタルデトックス中なので、スマホは使いたくない」
そんな人は、そのへんに転がっているノートに書いてください。
日記帳、家計簿、スケジュール帳など、すでに自分が書いているノートの片隅にちらっと書きましょう。
たまに、「ほかの話題と一緒くたにしたくない」という、完璧主義気質の方がいるのですが、そのような時は欄外に書いたり、捨てたものを書く時はボールペンの色を変えればいいですね。
紙のノートは、手軽に書けるのがメリット。ノートにもいろいろ書く必要はなく、ただ「スカート」と書いておけばいいんです。
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
3.アナログのカレンダーに書く
もっと簡単なのはカレンダーの余白に書くことです。
カレンダーは1ヶ月が一覧できるので、毎日書いていると捨てたものがたまっていくので達成感を感じます。
昔、脚本家の向田邦子さんが飛行機事故で亡くなったとき、追悼雑誌がマガジンハウスから発売されたので買ったことがあります。
たぶん、「向田邦子の手紙」というクロワッサンの別冊ですが、その雑誌に向田さんの部屋の写真があり、原稿の締め切りのスケジュールは、全部カレンダーに書いてありました。
向田さんは、連載を何本もかかえていて、すごく忙しかったと思うんですが、カレンダーが1つあれば、とりあえず事足りていたようです。
アナログのカレンダーだと、管理が複雑になりようがないので、めんどくさいことが嫌いな人におすすめです。
もちろん、デジタルのカレンダーを使ってもいいですよ。でもアナログのカレンダーのほうが物理的に大きいので書きやすいし、インパクトもあるんじゃないでしょうか?
4.写真で残す
写真で残したい人は、写真を撮ってください。
ただ、すごく写真がたまるのでスマホの容量を圧迫するかもしれません。
昔私は、家に入ってきたものも、捨てたものもデジカメで撮影していて、その日のうちに、パソコンに入れて、ブログに写真をアップしていました。
今はスマホで撮影すれば、ストーレージのサイト(iCloudとか)に自動的に同期されるので、そういう手間はいりませんね。
私は、捨てたものの写真をブログにアップしたら、もとの写真は削除しました。そうしないと本当にどんどんたまってしまいますから。
写真の場合、ビフォー・アフターを撮影することができるので、見比べてみるとか、すごくきれいになった場所を撮影しておいて、心の支えにするとか、そういう使い方ができます。
5.トラッキングする
マス目のあるノートで、消し込むのもいいかもしれません。
この写真、以前も紹介したことがありますが、塗り絵の進捗状況をトラッキングするノートです。
このノートの説明はこちら⇒気になっているのになかなか片付けに着手できないとき、ちゃんと始める4つのコツ。 | 筆子ジャーナル
このノートみたいに、トラッキングできるマス目入りのノートを買ってきて、上に日付書いて、1日ずつ塗っていくのもいいでしょう。
日本だとマス目入りのノートは比較的安価で手に入ると思います。
ジャポニカ学習帳とか。
アマゾンへのリンクです。
5冊360円ってすごく安くないですか? 実はカナダはノートが高いので、最初このページ見た時、「あ、1冊360円なんだ、思ったより高いな。ジャポニカってブランドものなのかな」と思ってしまいましたが、5冊360円だったんです。夢のような値段ですね。
もちろんすでに家にある大学ノートに線をひっぱってマス目を作ってもいいし、そういう紙をネットからプリントアウトしてもいいです。
6.アプリに記録
私はやったことがありませんが、記録するためのアプリはいろいろあるので、そういうのを使ってもいいかもしれません。
これは何でも記録できるアプリです⇒「記録、なんでも自由に | キログ」をApp Storeで
このアプリ、名前が「キログ」で、「記録」と「log (ログ)」を合体させたネーミングなので印象に残りました。
習慣化アプリを使ってもいいかもしれません。
まあ、アプリを使うのが好きなら、の話です。
私はやはり、アナログのノートやカレンダーのほうが簡単だと思います。
ただ、ノートアプリやデジタルなツールは、他の人のにシェアしたり、内容を共同で編集したりできるから、誰かといっしょに片付けをしたい人には向いています。
ほかの人と一緒に片付けるとモチベーションが続きますから。
7.動画/ドキュメンタリーの制作
やる気のある人は、ビデオにとって、SNSやユーチューブにアップするのもいいでしょう。
すると、視聴者がコメントを入れてくれたり、応援してくれたりしますので、それがやる気の元になります。
スマホのカメラのタイムラプス機能を使うと、部屋がだんだん片付いていく様子がわかるので、見ていて楽しいかもしれません。
記録するときのコツ
最後に記録を取るコツを書いておきます。
1)手軽さを優先する
めんどくさい方法は取らないでください。これは、化学の実験記録ではありませんので、正しい数値を取るとか、いつも同じ条件で記録するとか、毎日記録するといった配慮はいっさいいりません。
断捨離をするモチベーションをアップするために記録をとるのですがから、一番簡単な方法にしておきましょう。
2)目的は断捨離で記録を取ることではない
断捨離を促進するための記録なので、記録をとることにこだわりすぎないようにしましょう。
記録を取らなくても、何か捨てることができるなら、それで充分です。
ちなみに、断捨離する目的も、断捨離そのものではなく、もっと快適に暮らすことが目的です。
3)お金のかからない方法にしておく
お金がかからない記録法を採用しましょう。お金がありあまっているなら別ですが。
記録はある程度、長期間、続けることになるので、記録するたびにお金がかかっていると(アプリの継続課金とか)、家計に影響があり、それがいやで、記録をストップし、断捨離もストップする可能生があります。
4)時々振り返る
ログをとりっぱなしにせず、時々振り返るようにしてください。
なぜこんなに部屋にものがたまってしまったのか、どんなものをよく捨てているか、それらのものはどこからやってきたのか、なぜ今までに捨てなかったのか、など。
5)文章を書くならポジティブな言葉を使う
もし、記録に反省を書くなら、ネガティブな言葉は使わず、前向きな言葉、もしくはニュートラルな言葉を使ってください。
断捨離が続かないのは、それが楽しくないからです。否定的な言葉で自分を責めていると楽しいわけがないので、ポジティブな心理状態をキープできるような言葉を使いましょう。
6)自分なりの一工夫を加える
既存のフォーマット(たとえばジャポニカのノート)を使うときも、自分なりの工夫を加えるようにしてください。
使うボールペンの色はこれにするとか、シールを貼ってみるとか、記号を使うとか。
自分なりの工夫をほどこすと、主体的に取り組めるようになるので、記録も片付けも続きます。
7)ポジティブなアプローチをする
足りないマインドではなく、たっぷりあるマインドで記録してください。
たっぷりあるマインドになるおすすめの練習法6つ~もう十分ある、と考える。
できなかったことではなく、できたことに意識を向け、持っていないものではなく持っているものに光を当てましょう。
やる気を出したい人が読む過去記事
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断捨離を継続するために記録を取ることをおすすめしました。
上に書いたこと、すべてがめんどくさかったら、手帳に「正」の字をためてください(記録したら線を引っ張る)
これだけでも、何も記録しないときより、やる気が継続します。