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捨てるべきか、捨てざるべきか?
こんなふうに迷ったときに使える7つの捨てる基準をお伝えします。
断捨離をしている人は自分なりの「捨てる基準」「捨てるルール」を持っていると思いますが、きょうご紹介するのは誰でも今すぐ使えるユニバーサルな捨て基準です。
何を捨てていいのかわからない時に思い出してサクサクと捨ててください。
捨てる基準を書く前に、ガラクタに関する大前提を確認しておきます。捨てるものを見極める基本原則です。これを押さえていないとわりと早期に断捨離に行き詰まる可能性があります。
捨てる前に確認しておくべきこと
大前提:すべての物はいずれ捨てられる。すべての物はガラクタになる可能性がある。だから、何でも捨てられる。
社会的に偉い人の所持品は美術館などに展示されますが、これは例外です。一般人の持ち物はいずれ捨てられる運命です。
先祖代々伝わっているもの、親の形見も例外ではありません。たとえばあなたがお母さんの形見の七宝焼きのペンダントを大事にしていたとします。
この場合、そのペンダントは誰にでも価値があるわけではありません。それが「大好きなお母さんの物」だと知っているあなたにとってだけ価値があるのです。
もしあなたがこの世から消えてしまって、あなたの子供がそのペンダントを手にした時、事情を知らなかったらゴミだと思うかもしれません。
物に価値があるのではなく、それを手にしている人が価値を見出すのです。
この理由から、買ったとき値段が高かったとか、安かったということはその物の価値に何の関係もありません。
またその物の出自も関係なし。人からもらったものであろうと、自分にとって価値を見出すことができなければ不用品です。
誰か別の、価値を感じてくれる人の手に渡したほうが、その物にとっては幸せなことなのです。
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現在愛用しているもの、役に立っているもの、あなたの人生をよりよくしてくれている物以外はすべて捨てても問題ありません。
物の使命をフルに活用することが物を大事にすることだと私は思います。
☆今すぐ捨てるものを見つける7つの捨て基準☆
1.明らかなゴミ
誰が見ても明らかなゴミが部屋にありませんか?
まずはゴミ箱の中身を開けることから始めましょう。次に、カラになったペットボトルや缶。お菓子の包み紙。
紙くず。レシート、洋服についていたタグや値札。
ここまで娘の部屋を見ながら書きました。
さらにカビが生えている食品、くさっている食品、変質している食品、みんな捨てましょう。
空き箱、空き缶も捨てます。
注意:ここで再利用は考えないこと。
関連▶リサイクルの落とし穴、再利用願望がシンプルライフを遠ざける理由とは?
2.こわれているもの、使えなくなったもの
こわれたエアコン、映らなくなったテレビ、水漏れする洗濯機、修理に出すと高いし、処分するのも面倒だからと放置していませんか?
買い取りサービスもありますので今すぐ断捨離しましょう。
ミキサーやドライヤーなど小さな家電も見逃せません。だましだまし使っているものがあったらすべて捨てます。
扉がしっかりしまらない洋服ダンス、ヒビの入っている鏡(なんて使っている人はいないかもしれませんが)、ガラス戸にヒビが入っている食器棚も処分です。
タンスや食器棚はないほうが断捨離が進みます。
小さなものでも放置していてはいけません。熱くならないアイロン、腕がもげたぬいぐるみ、どんどん遅れる時計、書けなくなったボールペンもみんな即捨て可能です。
3.だぶっているもの、数が多すぎるもの
同じものが2つあったら、よい方、好きな方を残してもう1つは断捨離します。缶切り、ハサミ、爪切りなど小さいものはうっかり増やしがち。引き出しの中をじっくり見てください。
この手のものは台所にたくさんあります。マグカップやお皿、おはし、ストロー、ジップロック的な袋、弁当箱、ふきん、タオル、紙袋など数が多すぎるものは間引き捨てします。
使い切れないほどクリップやボールペンを持っていたら、それも捨てます。
読みきれないほど本を持っていたら、読みそうにないものは捨てます。
50歳すぎたらもう残り時間はそんなにありません。
4.1年間使わなかった実用品
実用品は使うためにあります。もし過去1年間使わなかったら、次の1年も使わないので捨てても大丈夫です。
例:洋服、バッグ、靴、アクセサリー、ダイエット器具、製菓道具、調理雑貨、ベビー用品など。
5.嫌いな飾り物
インテリアや装飾品として家に置いているものは、すべて自分が好きなものにしましょう。
飾り物は生活必需品ではないのですから、わざわざ嫌いな物を置いておくのは馬鹿げています。
知らず知らずのうちに毎日目にするものに気分を左右されます。
信じなくてもいいですが、置き物は、私たちの潜在意識にメッセージを送っています。特にネガティブ思考にとらわれる傾向のある人は、要注意。
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6.期限切れのもの
ちょっと前までは大事なものだったのに、期限が切れてガラクタになってしまったものです。
期限の切れた保証書、割引券、クーポン。用済みになった税金申告に必要な書類、もう使っていない家電のマニュアルなど。
こうしたものはしまいっぱなしにしている可能性が高いです。引っ張りだして、日付をチェックし、いらなくなっていたら捨てます。
昔は入ったのに、今は自分の体が入らない洋服や、学生時代に使っていた教科書やプリントもこのカテゴリーです。
7.中身の思い出せないもの
押入れの奥や天袋に入っている箱で、中身が思い出せないものは中を見ずに捨てて差し支えありません。
記憶にないということは、もうあなたの生活に必要のないものです。
ただし、今はゴミを分別しないとまずいので、誰かほかの人に分別して捨ててもらいましょう。
捨ててくれる人がいなかったり、中身を見られるのがいやなら自分でやることになりますが、このときはビジネスライクに感情を切り離して分別することが大事です。
ずっとしまいこんでいて平気だったのですから、捨てても大丈夫なものばかりです。
今日は明らかなゴミ、明日はこわれているもの、とテーマを決めて捨ててもいいし、明らかなゴミがなくなるまでそればかり捨てるというのでもいいです。
汚部屋の持ち主の場合、ゴミそのものを捨てるのに相当時間がかかるかもしれません。でもあきらめないでください。
大切なことは楽しんでやることです。義務感からやっているとつらくなるだけです。人間、楽しいことしか長続きしません。