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ちょっとしたすき間時間に簡単に取り組める断捨離プロジェクトを提案する「プチ断捨離」シリーズ。第14回は「集めすぎたもの」や「数が多すぎるもの」を捨ててみましょう。
物は集めすぎるとガラクタになる
物は数が増えるとガラクタ化する性質があります。
1つ1つは便利だったり、可愛かったり、役立つものであっても、同じ物がたくさん集まると、ガラクタになってしまうのです。
たとえばピーラーなどのキッチン雑貨。
それ1つだけなら、暮らしに役立つ便利なツールなのに、ほかにも似たような用途のものがあると、みんな一緒くたに流しの引き出しに放り込まれて忘れ去られていきます。
あるいは、タンスの中にたくさんあるTシャツやソックス。
冷静に考えると、そんなにたくさんいらないのではないですか?
探しものが多かったり、忙しいと感じているのは、多分に物が多すぎるからです。
今日は、こんなふうにガラクタ化の道をたどっている物たちを救済しましょう。それが結局、自分を救うことにもなるのです。
以下に、特に「数が多すぎる物」が集まっているキッチンとお風呂場・洗面所を例にあげて、捨てたほうがいいものを提案しますね。
[キッチンにあふれている物]
キッチンは、うんざりするほど「多すぎる物」がたくさん発見できる場所です。たとえば、こんなもの、たくさんありませんか?
冷蔵庫の中にあるびんやチューブに入っている物
冷蔵庫に常駐しているが、全く使っていないものを捨ててください。
チューブ、びん、ジャーに入っている全然減らない物です。たとえば、ドレッシングや調味料、ピクルス、嫌いな味のジャム、マヨネーズ、各種ソース類。
賞味期限が切れているのはもちろんのこと、賞味期限前でも、ふだん全然手をつけないなら、持っていても意味がありません。
多すぎる調理雑貨
2つ以上ある調理雑貨は、1つに絞り込んでください。ピーラーやスパチュラ(へら)、お玉、しゃもじ。こうしたツールは3つも4つもいりません。
手は2本ですから。
キッチンツールはちょっとしたプレゼントや粗品でもらうことが多いし、安価な商品が多いので、気分で買ってしまうこともあり、数が増えてしまいますね。
一番よく使っているものだけ残してほかは捨てることを検討してください。
めったに使わないツールもついでに断捨離したほうがいいです。
私も4年前にこんなピーラーを捨てました。いただきものです。
1,2度使ってみましたが、今ひとつ使い方がよくわからなかったので、寄付センターに出しました。
レシピや料理本
レシピも家の中にたくさんありすぎるものの1つです。
本だけでなく、切り抜きとか手書きとか、その形態もバラバラかもしれません。本当に使うレシピだけ残して、ほかは捨てましょう。
200ページぐらいある本の中で、使うレシピ、好きなレシピはせいぜい10個ぐらいじゃないですか?
好きなレシピのページだけ、スキャンして、デジタルでストックしておくほうが使いやすいと思います。
私は料理本はすべて捨てました⇒料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない
でも別に困っていません。
娘に、私の料理はワンパターンすぎると文句を言われることがあります。ですが、これは料理本がないせいではありません。
料理本があったときだってワンパターンだったのです。
本人のやる気の問題です。
料理のレシピを知りたければ、今はインターネットで、どんなものでも探せます。
こちらは、夫が台所に常駐させている1970年代のレシピ本。全く使わないのに…。
お母さんからもらった本のようです。
本の裏表紙に、「持っていると重宝するときがあるかもしれないから」などとメッセージが書いてあります。重宝するどころか、誰も使わず、邪魔になっているだけです。
こんな本があったら、さくっと断捨離してください。
[お風呂場と洗面所にあふれているもの]
タオル
タオルって1人何枚持てばいいのでしょうか?
我が家では夫は自分のタオルを自分の好きなように使っているため、娘と私用に2枚ずつと考えて現在4枚のタオルを使っています。
バスタオルは不用⇒バスタオルを使わないシンプルライフ~バスタオルがないとこんな問題は一挙に解決
このタオルを、バスルームに手をふくタオルとして1枚ずつ置いています。娘はこのタオルで化粧も落とすのか(ファンデーションがついていることがある)、汚れるのでフル回転していますが、全4枚で大丈夫です。
多く見積もっても1人3枚でしょうか?
1人につき3枚以上あるなら、捨てたほうがいいかもしれません。押入れに新しいのがあったら、そちらをおろして、古い方はウエスにして掃除に使いましょう。
ウエスの作り方⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
余分なシャンプー
お風呂場や洗面所には「今、使っているものだけ」を置いておくのがベストです。なぜなら、共にとても狭いからです。
お風呂場は心身の汚れを落とす場所。ここが余計なものでゴチャついていたら、落ちる汚れも落ちません。
予備のシャンプーや、理由もなく余っているシャンプーがあったら、捨ててください。
香りが気に入らないなどの理由で、使いかけのまま放置しているシャンプーは、フライレディの言うように薄めてトイレ掃除に使ってみては?⇒トイレと洗面所をきれいに保つ秘訣は毎朝の簡単掃除にあった。
シャンプーのストックを常備する習慣があるなら、その習慣を見直してください。
「ストックを持とう」という気持ちがガラクタを生みます。
シャンプーや石鹸にストックなんていりません。水や食料品ではありませんから。
シャンプーが切れてもすぐに手に入れることができるし、シャンプーを使わず、髪を洗うことだって充分可能です⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ
バスルームに置くものでストックが必要なのは、生理用品ぐらいでしょうか?これにしても、タオルなどで作る手製の布ナプキンで対応可能です。
洗浄剤のストックは全くいらないと思います。
それは人間用も住宅用も同じです。
お風呂場に住宅洗剤のコレクションがあったら(家は夫のがありますが)、自分基準で最小限にしてください。
私はお酢を水で薄めたものと重曹と石鹸だけで対応しています。それで充分です。
お酢で作る洗剤の話⇒家事も簡単、シンプルに~お酢を使ったエコ掃除と洗濯のアイデア10選
洗面所にある細々としたもの
ヘアピンやヘアゴム、コスメのサンプル、洗剤のサンプルがたくさんありすぎたら、使う分だけ残して、あとは捨てます。
1人の人間が使うのに必要な数だけにとどめておいたほうがいいです。倉庫じゃないのですから。
数が多すぎるもののほかに、この場にふさわしくないものもあったらついでに捨ててください。
私の母は洗面所の一番下の引き出しに、なぜか大工道具や花切りばさみを入れています。何に使うのかよくわからない、錆びた釘も入っています。
ふつうの人はそんなものを洗面所の引き出しには入れてないでしょうが、洗面所には関係ないものが入っていたら、捨てるか、もっとふさわしい場所に移してください。
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物が多すぎてどこから断捨離をしていいかわからない。そんな時は、今日紹介したように、「数が多すぎるもの」をタックルしてみるのも1つの手です。
周囲を見渡してみれば、こういうものたくさんあると思います。
きょうは書きませんでしたが、食器もそうです。
「たった1つだけを持つ」というのはなかなか気分がいいものです。
いろいろ捨ててみると、物を集めすぎて、貴重なお金と時間を失う悪循環に気づくことができます。
たくさんの物を買うために忙しく働く⇒物が増えすぎて、探しものや掃除の手間が増えさらに忙しい⇒お金、時間、体力をどんどん失う。
こんな消費の負のサイクルから1日も早く抜けだしてください。