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この週末はお盆休みの人が多いでしょうね。ちょっとペースダウンできるお盆休みから、シンプルライフを始めてみてはどうでしょうか?暮らしをシンプルにする簡単な方法を5つお伝えします。
夏はシンプルライフの始めどき
実はアメリカでは8月の第1週は、National Simplify Your Life Week(ナショナル・シンプリファイ・ユア・ライフ・ウィーク)です。直訳すると「全国的に人生をシンプルにしよう週間」。
いつから始まったのか知りませんが、3、4年前にはもうありました。
8月の最初といえば、アメリカ人にとっては、そろそろ夏も終わろうかという気分になるとき(学生の休みは6月~8月の3ヶ月のところが多いため)。ですが、一応まだ休みである、というわりと1年の間でリラックスした期間です。
夏は仕事をセーブしている人が多いし、この期間を利用して、少し人生をシンプルにしてはどうだろうか、と誰かが考えたのでしょう。
というわけで、今回は、お盆でのんびりしている間に、暮らしをシンプルなほうに切り替えるちょっとした方法をいくつか紹介することにしました。
なぜシンプルにするのか?
物を持ちすぎ、スケジュールを詰め込んで忙しく暮らしていると、ストレスがたまるばかりで不幸だからです。
休みのあいだに、自分の人生を振り返って、シンプルライフの可能性をさぐってください。
人生に不用なものを少しずつ手放していけば、暮らしはシンプルになっていきます。
1.デジタルデトックス、あるいはつながるのをやめる
インターネットのせいで、いろいろ便利になりましたが、つながりたくない時に、人とつながると、気疲れします。
昔は、仕事は会社でのみやればよかったのに、今は、家でも仕事関係のメールをチェックすることができるし、プライベートタイムなのに、仕事関係の人(上司とか)のFacebookを見て、むりやり「いいね!」を押さねばならないという余計な仕事が増えました。
インターネットとスマホがあるため、誰もがいつもオンラインでオンデマンド。求められたときに、返事をしなければなりません。
もしあなたが、食事をしながら何度もメールチェックや、SNSのタイムラインを見ているとしたら、相当重症です。
こういうことをすればするほど、ストレスや心配ごとが増え、リラックスする時間が奪われてしまいます。
お盆は、SNSデトックスをしてみてはどうでしょうか?お盆休みの間は、SNSはいっさいチェックしないのです。
お盆は休業の会社が多いので、別にオフラインでいても、人から変に思われたりはしないだろうし、たとえ変に思われたとしても別にどうってことないのです。
あるいは、1日数時間だけ、パソコン、スマホ、タブレットなどの電子機器の電源を完全に落とす、デジタルデトックスをしてもいいです。
もちろん、数時間だけでなく、1週間ほどかやってもいいですよ。そのほうが、人生はずっとシンプルになります。
パソコンの電源を切って、スマホを持たず散歩に行ったり(ポケモンGOをやってはいけません)、ジョギングしたり、ヨガをしたり、人と話せば、ずいぶんリフレッシュできます。
これをきっかけに、お盆休みが終わったあとも、1日1時間でも、電子機器の電源を切る時間を作ると、かなりストレスが軽減します。
関連⇒ミニマリズム~何もしない時間、何もないスペースを作ってより充実した人生を
2.入ってくるものを制限する
自分のところに入ってくるものすべてをちょっと制限してみてください。
デジタルなEメール、物理的なダイレクトメール、ポストにはいってくるたくさんのチラシ、かかってくる電話、不要な贈り物、などなど。
そもそも、自分の家に、何がどのぐらい入ってくるか、注意を向けたことがありますか?
意外といろいろ入ってくるのですよ。
メールを止めるには、購読を解除するだけ。ダイレクトメールは、インターネットで、「郵便を送らないでください」と頼めば対処してくれます。もちろん電話してもいいです。
惰性で取りつづけている新聞や雑誌があったら購読をキャンセルしたり。
さまざまな勧誘電話に関しては、日本ではどういうシステムになっているのかわかりませんが、カナダでは、「電話するリストからはずしてください」、という依頼をすることで、ある程度減らすことができます。
銀行の明細を郵送してもらっているなら、オンラインで確認するようにすれば、その分郵便物が減ります。
3.使わない物を断捨離する
不用品を捨てることは、人生をシンプルにするために、もっとも基本的で、効果のある方法です。
いらない物が減れば減るほど、それに応じてストレスも減ります。体験してみないとわからないかもしれませんが。
ガラクタがたくさんあると、見るだけでストレスが増えるし、探しものがさっと見つからなくて、イライラするし、無駄なことに時間を使ってしまうし、時に同じものを2つ買ってお金も無駄にします。
いらない物を捨てると、必要なものだけが残るので、何をやるにもスムーズになるし、フラストレーションが減ります。
もういらない物を捨てるのは、1日中デジタルデトックスをするより、簡単です。時間もほとんどかかりません。
簡単な断捨離のアイデア3つ紹介します。5分間だけやってみてください。
●もう着ない服を捨てる(寄付するか、資源ごみにするのをおすすめします)。
●ダブっている調理雑貨や食器を捨てる。計量カップや、マグカップ、おはし、スプーンなど。
●もう読みそうにない本、読んだ本を捨てる。
4.時間の使い方をシンプルにする
時間をシンプルに使うとは、たとえば以下のようなことです。
●一度に1つのことだけをやる(シングルタスクする)
マルチタスクをすると気ぜわしいだけです⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
まずは、ブラウザのタブをたった1つだけ開けることにしてみてはどうでしょうか?
●時間を決めて家事や仕事をする
だらだらやるのではなく、始める時間と終わる時間を決めます。特に大事なのは終わる時間。終了時刻がきたら、何がなんでも終わってください。
●休息する時間をちゃんと取る
●寝る時間をちゃんと確保する⇒なぜみんないつも睡眠不足なの?人が夜しっかり寝ない6つの理由。
●何もしない時間を作る
●自分1人の時間を持つ⇒自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
5.お金に関する問題をシンプルにする
お金の管理が複雑になりすぎていたら、少しシンプルにしてください。
たとえば、こんなことをしてみてはどうでしょうか?
●財布の中をきれいにする
いわゆる「財布の断捨離」です。古いレシートや使いもしないポイントカードは捨ててください。
私は現金で買うことにしている食料品と日用品の予算を1週間単位でたて、買い物するたびに簡単に家計簿をつけています。家計簿は翌朝書いていましたが、最近は買い物が終わったらすぐに書くようになってきました。書き終わったら、レシートは速攻で捨てます。
●余計なクレジットカードを解約する
勧められるままに作って、まったく使わないカードがあったら、たとえ年会費が無料でも解約したほうがいいです。
カードの裏に書いてある電話番号に電話して、解約をお願いすれば、すぐに解約できます。
●あちこちに銀行口座がありすぎたら使っていないものを解約する
使っていない口座や通帳がたくさんあっても、特に困ることはないし、解約に手間がかかるから、そのままにしておいたほうがいい、という意見があります。
しかし、私はやはり使っていないものは、捨てるべきだと思います。
使っていないものや、未完了のものが家にいっぱいあると、たとえ本人は意識していなくても、心の奥底ですっきりしない気分がたまっていき、重くなっていきます。
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以上、5つの方法から、やってみたいこと、やりやすいことから始めてください。
暮らしをシンプルにすると、次第に思考もシンプルになっていきます。
思考がすっきりして、マイナス感情や迷いなどからある程度自由になると、とても生きやすくなります。