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今回は、べつに必要じゃなかったのに買ってしまったものを捨てるすすめです
インターネットで気軽に買い物できる今、本当は必要ではないものをうっかり買ってしまうことはよくありますよね。
買うときは、それなりに、理由を用意しますが。
いらないものでも、一度手に入れると、なかなか捨てられないので、ずっとしまってあるはずです。
中には、なんとかして使おうと四苦八苦しているものもあるかもしれません。
もうあきらめて処分しましょう。
いらないのに買ってしまいそうなものを、4つのカテゴリーに分けて紹介します。自分の部屋の中に転がっていないか調べてください。
1.衝動買いしたもの
事前にあまり検討することなく、その場で購入を決めたものは、たいていそこまで必要ではありません。
若い頃、私がよく衝動買いしていたのが、本や雑貨、衣類です。
まあ、昔は、今のように、お金の記録をつけていなかったし、ニーズとウォンツなんて、考えたこともなかったので、すべて衝動買いと言えば、衝動買いでした。
ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
読みきれないほどたくさん本を買ってしまい、すべて積読していたのは、とても苦い思い出です。
本はくさらないから、「いつか時間ができたら読もう」と思いがちですよね?
買うときは、「読みたいな、読めたらいいな」と思ってお金を払うので、基本的にはどれも読みたい本だと思います。
でも、今日まで読むことはありませんでした。
「読みたいか?」と聞かれると読みたいけれど、すぐに読むほどは読みたい本ではなかったのです。
時間がたつうちに、興味や関心は変わります。
必要のない本を整理して、読みたい本に焦点をあてると、より充実した読書体験を得られますよ。
2.セール品
値段の安さを優先して購買を決めたものも、限りなく必要性が低いです。
セール品を買うとき、あなたが手に入れたかったのは、その品物ではなく、「安くゲットできた! うれしい!」というドーパミンヒット(ドーパミンの放出)だったのではないでしょうか?
買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
購入したとき、家に持ち帰った戦利品をしげしげ眺めた時、友達にお得なものをゲットした話をした時、ネットで買い物の体験をシェアしたとき、目的のドーパミンヒットは得られたはずです。
当初の目的を達成した今、手元に残ったセール品は、ただの場所ふさぎです。
かつて私は福袋を購入し、自分では使わない物をたくさん家に入れてしまったことがあります。
考えてみると、福袋は、ドーパミンの放出が出るポイントがたくさんあります。
まず、中身がわからないので、「いったい何が入っているんだろう? あれかな? これかな?」という期待感があります。
「どうせ、売れ残りや福袋用の商品ばかりだろう」という考え方もできますが、こう考える人は、そもそも福袋は買いません。
買って袋を開けたときに、サプライズもあります。
中身の定価の合計金額は、通常、その福袋の代金より高いので、お得感も相当あります。
「こんな安い値段で、こんなにいっぱい入ってた~~~いえ~い!!!」という気持ちです。
福袋の中身をブログなどで見せる人は、必ず、定価ならいくらいくら、と記載します。全部で1万5000円相当のものが、8000円で買えました、みたいに。
そんなふうに、自分が福袋を購入して得をしたことを、他人に自慢するときにもドーパミンヒットがあります。
さらに、数量限定で販売されることが多いので、限定性や希少性もあります。
限定品という言葉につられて買ってしまわないために:要注意のキャッチフレーズ、その2
福袋は、買う側にとっては、ドーパミンヒットのためだけにあると言ってもいいぐらいです。
そんな福袋の中には、高い確率でガラクタが入っています。
「メルカリで売るから」「バザーに出すから」と思っているなら、今日、売ったり、バザーに出したりする算段をしてください。
無策のまましまっておくのは今日を最後にしましょう。
3.ストレスを解消するために買ったもの
ストレスを解消したくてショッピングをすることってありますよね?
自分へのごほうびだと言ってする買い物も、結局はストレス解消のためだと思います。
新しい商品を手に入れたり、お気に入りのものを見つけたりする行動は、基本的に楽しいので、退屈なときや落ち込んだときに買い物をすると、一時的に気分が上向きになります。
買い物は、手軽な気分転換法でもあります。
買い物をして気分をあげるのは悪いことではありません。ですが、感情を調整するために購入した品物は、べつに必要だったわけではないので、ガラクタになりやすいです。
ショッピングしたときに、目的としていた感情の調整はある程度終わっていると思います。
もちろん、ストレスや不安、寂しさなどの負の感情が、恒常的なものだと、しょっちゅう感情の調整をする必要がありますが。
闇の深い気持ちの問題をかかえていて、それをいつも買い物で対処しているなら、もっと根本的な解決を試みたほうがいいですよ。
いくら買い物しても、問題は解決しませんから。
ストレスを解消するためだけに買ってしまったものを全部捨てたあとは、べつの方法で感情を調整するようにしましょう。
4.人に合わせるために買ったもの
自分が欲しかったわけではなく、親兄弟や友達、仲間、同僚、近所の人、世間など、他者に気を回した結果買ってしまったものも、ガラクタになりやすいです。
「いや、私は自分の欲しいものしか買っていません」と思うかもしれませんが、流行に弱いなら、かなり他人や社会の影響を受けています。
ふだん、広告などのマーケティングにのせられてものを買うことが多い人も同じです。
他の人が持っているものが欲しくなるのもそうだし、皆が買い物している時期(年末年始など)に、買い物が多くても、他人の影響が大きいと言えるでしょう。
社会的承認を受けるために、着るものや持ち物を購入していたら、やはり、他人の意向を反映した買い物をしています。
こう考えると、ほとんどの買い物が、社会的な影響を受けた結果、行われています。
どこまで影響を受けるかは、個人差があります。
たくさん影響を受けていればいるほど、ガラクタもたくさんあるでしょう。
1つひとつチェックしながら、自分が受けた影響について考えてください。
先日こんな記事を書きましたが⇒YouTuberが勧める「買わないと損するもの」をうっかり買わない方法5選。
今、ソーシャルメディアのインフルエンサーは、フォロワーの買い物や購買の決断にものすごく大きな影響を与えています。
だからこそ、インフルエンサーは、インフルエンサー(Influencer、影響を与える人)と呼ばれるわけです。
インフルエンサーから、いい影響を受けているなら問題ありません。
しかし、影響を受けすぎて、たくさんものを買い、ガラクタをすごく作ってしまったけど、捨てることもできなくて、部屋がどんどん散らかり、銀行残高はどんどん減っている、なんて状況にあるなら、影響を受けすぎない手立てをするべきです。
もっと自分の興味や価値観に意識を向けて、本当の自分が必要としているものや、欲しているものを手にいれましょう。
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実は必要じゃなかったのに、買ってしまったものを捨てることをおすすめしました。
ふだん買い物の記録をつけていると、何に影響されて買ってしまったのか調べやすいです。
記録をつけていない人は、それを買ったときの経緯を思い出すようにしてください。