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引っ越しは、物を減らせる最大のチャンスです。
しかし、わざわざ不用品を新居に持ち込むことは多いもの(私も前回の引っ越しで同じミスをしました)。
そこで、引っ越しの前に、きっぱり捨てたほうがいい物を3種類紹介します。
不用品はしっかり捨ててから引っ越しましょう。
1.存在を忘れていた物
物置きの中、押入れの奥、天袋の中、キッチンの食器棚の奥の奥、見ないことにしている棚、ガレージなど、どこかにしまいっぱなしで、忘れていた物は、このさい全部捨ててください。
押入れの奥のほうにある箱を見て、「あれ、何が入っているんだったっけ?」とすぐに中身を思い出せないものです。
忘れ去られた物たちの例
ずっと押入れの中で眠っていそうな物の例を10個あげます。
・自分の結婚式でもらった祝儀袋⇒11年保管していた祝儀袋を、乾燥した虫ともども、ようやく捨てた話。
・人の結婚式でもらった引き出物
・10年ぐらい前の年賀状、クリスマスカード、誕生日カード
・古い日記帳、家計簿⇒日記帳や、自分が書いたものを捨てるタイミングを教えて←質問の回答。
・もらいもののタオル⇒私がタオルをためこむ理由(前編)
・置き場所に困り、箱詰めして押入れに入れた漫画本。
・置き場所に困り、箱詰めして押入れに入れた大きな皿。
・昔子供が使っていたゲーム機とゲームソフト
・クリスマスツリーの飾りや、お正月の飾り物⇒松の内がすぎたらすぐに断捨離したい。お正月用品の処分の仕方
・昔使っていた家電とその付属品(ビデオカセットレコーダー、カセットテープなど)
何度も書いていますが、7年半前に、この家に引っ越したとき、夫は、ビデオデッキをきれいにするためのクリーニングテープも箱に入れて持ち込みました。
ビデオデッキなんて、もはや使っていないというのに。このクリーニングテープ、まだ箱の中にあります。
夫は、以前使っていて、もう処分してしまったプリンター用のインクカートリッジも持ってきました。
半年ぐらい前でしょうか。インクカートリッジの箱を取り出していたので、「ああ、ようやく捨ててくれるんだ」と思っていたら、なんと、置き場所が変わっただけ。
なぜか、玄関のフックの上の棚の上にずっと乗っています。本人、忘れているのかもしれません。
このことから想像するに、物を捨てない人は、物を捨てるチャンスに、コンフォートゾーンから出て、ちょっとがんばらない限り、不用品をいつまでも持ち続けると思います。
何年も、それこそ自分が死ぬまで。
いらない物を持ち続ける行為がどんなにバカバカしいとしても、持ち続けます。
「ちょっとやそっとでは捨てない」というライフスタイルにどっぷりはまっているからです。
あなたは、そういう愚かなことはしないでください。
2.ろくに使っていない物
別に忘れてないし、押入れの奥ではない意外と手の届くところにある。
だけど、ほとんど使っていない物。
こうした物も新居に持ち込んではいけません。
少しだけ使ってお蔵入りした物の例
・イベントでもらって1ヶ月ほど飾ったポスター
・2,3回着ただけで出番のなくなったスポーツウエア
・パンやお菓子を作るマイブームのときに買い、1,2回使っただけの道具(ホームベーカリーとか)、引き出物でもらって1回だけ使ったたこ焼き器。
・結婚式に1回だけ着た服(ウエディングドレスとか)
・買ったとき1回見ただけの卒業アルバム
・子供が小さいとき、数回ピアノの発表会で着たビロードのワンピース
・1回料理に使っただけの特殊なスパイス
・自宅で法事をしたとき1回だけ使ったお客さん用の座布団
・もらって数週間だけ飾ったプリザーブドフラワー
・テレビショッピングを見て衝動買いした運動器具
昔、ぶら下がり健康器というものが流行ったことがあります(昭和の時代の話)。
うんていの最初の方だけを切り取ったようなものです(こんな説明ではわからないかもしれませんね)。
この健康器、人間がぶら下がるものですが、多くの人が、数日ぶら下がっただけでやめてしまったのか、衣類をぶら下げるバーになってしまいました。
3.すでにしっかり使った物
1番で紹介した物とは逆に、もうしっかり使って、ボロボロになっているのに、捨てそびれていた物も捨てましょう。
捨てそびれている物の例
・古い明細書、伝票
私のように、さまざまな情報がすべて紙に印刷されていた時代を体験した人は、紙類を意外とたくさん持っています。
この時代を生きた人は、「紙に書かれていることはすべて重要な情報である」という錯覚を持ちがちですが、もちろん、これは違います。
大昔の明細書や伝票なんて、メモ紙や計算用紙にすらなりません(計算はパソコンがやってくれます)。
・ためこんでいたショップの袋や包装紙、きれいなリボンなど(こんなもの、引っ越し先に持ち込む人はいないと思いますが、念のために書いておきます)。
・古びて着なくなり、タンスの肥やし化した下着⇒捨て時の下着、見逃していませんか?:プチ断捨離25
・なんとなくためているクリーニング店のハンガー
「針金のハンガーをかわいくリメイク」などと考えないほうがいいです。
私の母は、クリーニング店のハンガーの両端を折り曲げて、帽子を乾かす専用のハンガーを作りましたが、このハンガーに帽子がかかっているところを見たことがありません(めったに帰らないせいかもしれませんが)。
同じく針金ハンガーを折り曲げたものに、母が、こわれたラジカセをぶらさげていた話は、以前書いています⇒吊り下げ収納?何でもぶらさげる母に資本主義社会の構図を見た~実録・親の家を片付ける(15)
ハンガーは服をかけるものなので、ハンガーがたくさんあると、服も増えます。
・以前使っていたスマホ、PC、ガジェットとその付属品(マニュアル含む)
・さんざん着倒した部屋着
・昔、子供がさんざん遊んだおもちゃ
・かかとがすり減り、足を入れる部分もボロボロで、もう履く予定はないのに、なぜか捨てていない靴
・半分まで使って期限が切れたもの(食べ物、お茶、薬、シャンプーなど)。
使い切るチャレンジをするなら持っていてもかまいませんが、何かを使い切るのは、なかなか大変ですよ。
特に、数がたくさんあるときは。
・インクの出の悪いボールペンやサインペン
ペンを断捨離しようと、そのへんの紙に試し書きして、インクの出具合をチェックすることがあると思います。
私も実家に帰ると、いつも、茶の間のペン立ての中にあるペンを1本1本取り出して、メモ帳にこすりつけています。
この時、完全にインクのなくなったものだけでなく、出が悪くなったものはすべて捨ててください。
ふつうちゃんとインクの出るものを使いますよね?
使いそうにない色のペンも捨てたほうがいいですよ。
番外:その他、捨てたほうがいい物
引っ越し先に持っていかないほうがいい物は他にもたくさんあります。
・明らかに引越し先に入らない物
・間に合わせで使っている中途半端な家具
・人から借りてそのままになっている物
・デジタルで読めるもの(電子書籍)
・デジタルで見られるもの(写真)
・ストリーミングで視聴できるもの(CDやDVD)⇒CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
・もう読むつもりのない本、買ったけど使っていない参考書類、資格取得用勉強本
・やたらと場所を取る趣味グッズ
・衝動買いした雑貨
・やたらと数がたくさんあるもの(衣類、食器、靴、バッグ、タオルetc.)
たくさんの物を持って引っ越しをするのは、自分も大変だし、業者を頼むならお金もかかります。
エネルギーの無駄なので、「これ、もういらないかも?」と少しでも思うものはどんどん処分するべきです。
☆関連記事もどうぞ⇒引っ越し先に不用品をたくさん持ち込まない5つのコツ。
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引っ越し前に、きちっと捨てたほうがいい物を紹介しました。
荷物が少なければ少ないほど、荷造りも荷解きも楽です。
しかも、新生活がとてもシンプルになります。
このチャンスを活かして、しっかり捨てきってください。