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そろそろ冬も終わりに近づき、「春物の服を買いたいな」、と思っている人も多いかもしれません。
買う前に、一度、手持ちの服を見直すと、ワードローブの活用度があがります。
今回はワードローブの見直しをした読者2人のメールを紹介します。メールの文面から、2人ともかなりファッションが好きでこだわりがあることがうかがわれます。
同じように、ファッション好きで、服の処分に苦労している人の参考になるのではないでしょうか?
内容:
・洋服が大好きだけど、時間をかけて減らした
・着物の活用の仕方を見直す
まずKayさんから、12月下旬にいただいたメールです。
洋服リストを作って数を絞り込んだ
数年前に10年以上着なかった高価なコートを数点処分したのをきっかけに、洋服だけでなく貴金属・家具などの家中の片づけがはかどり、家の中の景色が変わり快適に過ごしていました。
その際、衣料品処分に弱い私は、勇気をもって所有している服を全て書き出しました。
予想に反して100アイテムを下回っていることが判明して、独り静かに喜んだほどでした。
次は靴・バッグ・帽子・手袋等を含めて100アイテムにできたら嬉しいなぁ~と漠然と考えながらも、断捨離リバウンドを警戒して「買った数だけ捨てる」を徹底し、プラスアルファで季節ごとに数個捨てるといった亀のような片づけでした。
洋服リストをアップデート
今年11月に入り寒い日が増えてくると、「去年の今頃何を着ていた?」と懐かしい感覚に襲われました。
そこで、以前作ったお洋服リストの加除作業をしてみました。
着る服に悩むわりに総数は減っていました。
スカートが入れ替わっていて、スカート丈が以前より長いものが多くなっていました。私はスカート合わせのみなので……。
ここで、コートからスカート裾が中途半端に出る問題に直面していることに気づきました。
そこで、筆子さんの過去記事を読み漁り、服やアウターについての記載を読み返しました。
似たような冬用コートが複数あることが原因と気づきました。
4着の似たようなコート
数年前の大規模な断捨離以降、コートは買っていないのですが、冬用のコートが4点あります。ひざ上丈ダウン・ひざ下丈ムートン・ひざ下丈トレンチ・腰下丈スエードがあります。
以前はそれぞれの違いが明確だったのですが、今は似たりよったりで中途半端に思えました。
コートやスカートが膝丈ばかりだから、足が寒くないようにロングブーツを何本も買っていたこと、そのせいでヒールの打替えや収納場所で手間がかかっていたことに気づきました。
ダウンはデザインにこだわり極寒の寒さには心もとなく、かさばる。
ムートンはデザイン重視で選んだせいか、重く着にくく、手入れが大変でかさばる。
トレンチは、真冬は寒く、中に厚手のニットやストールを合わせるため着膨れ、微妙。
腰下丈のコートは、ここ数年着ていない。
この冬は、防寒に徹したロングコートを探し購入したら3枚は捨てようと考えました。手持ちのコートを無理して着まわしながら、街ゆく人の服装や店頭を眺めコートを探しました。
新しいコートを買って古いほうを手放した
で、見つけたのです。細身極暖ベンチ風ダウンコートを。
そこから、それが本当に必要か、買ったら着倒すぐらいに着るかを考えました。
手持ちのコートを何度も見直し、ダウン・ムートン・スエードのコートは「これ、もう着たくない」「暖かい1枚、あのロングがあれば」と思いながらも10日ほど悩みました。
連日の日本海側の大雪映像に後押しされ……。
先日とうとうダウンコートを買うことができました。
その翌日、コート3枚を資源回収に出し、ブーツ2足を捨て、ついでに帽子を3点処分しました。
気をよくした私は、服・バッグ・靴・手袋・帽子をリストにしました。総数、100点を切っていました。この10年、本当に細々とお洋服を減らした効果が、やっと……。
数にこだわっているわけでもないのですが、お洋服好きの私には到底無理と思っていたレベルがファッションアイテム100だったので嬉しかったです。
全てのお洋服をクローゼットにつるして管理するのが夢のまた夢でした。
もしかしたら、もう少しでそれも叶うかもしれません。
さらに衣料品を捨てた
そこまで、片づけが進んだことが嬉しく、昨年着なかった厚手のニットやストール数点を“春になったら捨てる袋”に移動させました。
大物が減り、クローゼットとシューズボックスがすかすかになり喜んでいるところに、お洋服についての筆子さんの記事(12/21)がアップされました。
洋服を大事にするとはどういうことか? 着ないままクローゼットに詰め込んでおくのは違うと思う。
そして、さらに春になったら捨てる予定の物が増えました。
そして、今日12/22の記事、私には良いタイミングでした。
捨てにくい物があるときは、心の奥底にある恐怖に向き合うと上手に処分できる
お洋服大好きだし、私服勤務だから洋服が少し多くても大丈夫、春になったらまた考えようという心の隙に不用品は住み着くようです。
春になったら捨てる袋は処分を先延ばしせず、今日で決着させることができました。
先ほど資源回収へ出しました。
お洋服を処分し、1つのハンガーには1枚の服、畳んで保管している服が減り、ハンガーが余るようになり、それを捨てる段階にきました……ここまでくると感慨深いものがあります。
年末の資源回収が間に合うタイミングで良い記事をありがとうございました。
Kさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
洋服の断捨離が、ほぼ終了し、満足できるワードローブになったのですね。
よかったです。
記事が参考になればうれしいです。
Kさんは、洋服やおしゃれが好きみたいですね。
そういう方は服も小物も増えがちだと思います。でも、一度に何着も着ることはできないし、たくさん持っていても、結局は、気に入った服を何度も着ることになるので、数を減らしても、問題はないと思います。
コレクションしているなら別ですが。
Kayさん、これからもおしゃれを楽しんでください。
洋服ノートを作る⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。
次は、自称着物ミニマリストさんのお便りです。こちらは今朝いただいたばかりのメールです。
手持ちの着物を見直す作業を開始
件名:着物のProject333について
学生時代に、筆子さんのブログに出会い、かれこれ6年以上拝見しています。
洋服より着物が好き
おかげさまで洋服は、以下の6点で生活できるようになりました。
・ワンピース3セット
・スーツ
・喪服
・スポーツウェア
これらは特定のデパートブランドの古着を購入し、自分に合ったサイズになるようお直しを頼み、何年も大切に着用しています。
家は35平米ですが、着物の入った桐箪笥一棹を除き、備え付けの収納で間に合っており、夫婦でミニマリストを自負して、生活していました。
現在、私は着物にハマっています。
譲り受けた着物や古着の着物が中心で、洋服よりも環境負荷を気にせず、長い年数着用できる点に魅力を感じています。
洋服必須の場面を除き、仕事中や就寝中も着物を着ています。
現在、着物・羽織・コートが24枚、帯が9本、小物・草履・長襦袢が36点あります。
思ったより着用できていない
最近、筆子さんの著書を読んで、3つの気付きがありました。
1)昨年1年間に使った着物費を書き出してみたところ、合計52万円になりました。
一点一点は数万円以下ですが、譲り受けた着物の仕立て直しやクリーニングで、私の年収の1割弱を使っていて、大変驚きました。
2)着用回数が30回未満の着物や帯を数えてみたところ、なんと全体の7割が30回未満でした。
パレートの法則がミニマリスト(だと思っていた)の私にも当てはまっていたと知り、ショックを受けました。
3)着物中心のProject333を始めてみました。
数年前に実施した際は、上記の洋服中心で過ごしていたので、難なくクリアしましたが、今回は選定の段階でかなり難儀しました。
着用回数が30回未満の着物や帯を中心に選定しました。
2/1から始めたので結果はどうなるかわかりませんが、不要な着物を洗い出せるよう頑張ります。
大して似合わない譲り受けた着物に執着し、闇雲に仕立て直すのをやめて、さらにミニマムな暮らしを送れたらいいなと思っています。
私の衣服に対する執着の強さ(物質主義)に気が付かせていただき、ありがとうございました。
今後も筆子さんのブログ記事や本を読むのを楽しみにしています!
着物ミニマリストさん、お便りありがとうございます。
長くブログを読んでいただき、とてもうれしいです。
着物ミニマリストさんは、日常生活のほとんどの場面で着物を着用しているのですね。
着物って洗濯が面倒そうな気がしますが、洗うのは長襦袢だけだから、そうでもないんでしょうか?
着物に使っているお金を計算してみたのはとてもいいことですね。
着物が大好きで、金に糸目はつけない主義でもない限り、実用品である衣料に、あまりお金をかけたくないでしょうから。
プロジェクト333を始めたのも、グッドアイデアですね。
ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。
自分で制限をかけてみると、いろいろな気付きを得られますから。
いい学びがあることを祈っています。
それでは、自称着物ミニマリストさん、どうぞ、お元気でお暮らしください。
パレートの法則について⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です
着るものの見直しに役立つ記事
春こそワードローブの計画をたてる時。収納スペースを意識した服の整理のやり方
マインドレスからマインドフルへ、ファッションを変えていく(TED)
徹底的に在庫を調べる:本気で服の買いすぎをやめたいあなたへ(その2)。
たくさん服を持っているのに、なぜ着るものがないと思ってしまうのか?
たくさんありすぎて何から始めていいのかわからない:着ない服を捨てない理由と、うまく捨てる方法(27)
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衣料品に関する読者のお便りを紹介しました。
当面、洋服を捨てる予定がない人も、一度、手持ちの服をすべてスプレッドシートなどでまとめてみると、今後の買い物で、無駄が出ないのでいいと思います。
それでは、あなたも、質問や感想などありましたらお気軽にメールください。お待ちしています。