セールで買っていいのは、値引きを知る前に決めていたものだけ

買わない

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セールのお知らせが届くと、とりあえずサイトを開いてしまう人は多いです。

必要かどうかを考える前に、いま買わないと損をする気がして、買ってしまうのです。

買っていいのは、安くなっていると知る前から買うと決めていたものだけです。

それ以外は、安くても買いません。

私は買って使わなかったものを、山ほど手放してきました。

セールで買った服も食器も、使わないまま手放した

日本にいた20代から30代にかけて、私はお正月の福袋を毎年買っていました。

特にブティックの商品をよく買っていました。

縁起物だから、と口では言っていたけれど、単にお得商品が好きだったからです。

1万円で3万円分入っている、という売り文句にひかれました。

中身がわからないのに、袋を開ける前から得をした気になっていました。

実際に開けてみると、着られるものは1つか2つです。

あとは、色が好みでなかったり、サイズが微妙だったり、私の暮らしには出番のない華やかなものだったりしました。

当時は、持たない暮らしを意識していなかったので、そのままタンスにしまいました。

もともと服がたくさんあったので、着ないものが1枚や2枚増えても、見た目はたいして変わりません。

そうやってたくさんためこんで、最後はまとめて手放しました。

40代のはじめはもうカナダにいましたが、手に入れにくいのに、楽天市場で安い服を買い、母にまとめて送ってもらっていました。

送料が無料になるまであと少し、というときに、いらないものを足していたこともあります。

食器も安くなっているときに買いました。

来客用のつもりで買ったまま、ほとんど使わなかった皿があります。

私は筋金入りの貧乏性でした。

安く買えればそれはいい買い物で、定価で買うのは損だと思っていたのです。

そのころは家じゅうにものがあふれていて、そこまで必要でないものを、安いからという理由で買っていました。

安いものを買うために出したお金を全部合わせたら、欲しいものを定価で買っていたほうが、安くついたはずです。

⇒セールで得したと思うのは錯覚~「S字カーブ」で見る買い物の心理

セールを見てから欲しくなったものは買わない

たくさん手放す中で気づいたことがあります。

買い物までの順番が、逆でした。

セールのお知らせが来て、欲しい気持ちはあとから生まれました。

福袋も、楽天で買った服も、そこに安いものがあると知ってから欲しくなったものばかりです。

まず割引にひかれて、買う理由をあとから探していたのです。

安いから。

いつか使うから。

便利そうだから。

どれも、買っていいと自分を納得させるための言い訳です。

買い物の目的は、買い終わった時点で達成できていました。

買う行為そのものが目的だったので、使う場面は最初から考えていませんでした。

値下がりを知る前から買うと決めていたものは、買ったあとも使い続けていました。

欲しい理由が、私の暮らしの中にあったからです。

そこで私は、お知らせを見てから欲しくなったものは、そのときは買わないことにしました。

本当に欲しいものなら、期間が終わってもその気持ちは残ります。

必要なら、あとで定価で買えばいいです。

たいていは、翌週にはもう何が欲しかったのか忘れていたのですが。

私は欲しいものがあったら、とりあえず30日間待つノートに書いています。

すぐに買わず、30日たってもまだ欲しいかどうかを確かめるためのノートです。

書いただけで満足して、そのまま忘れてしまうものがたくさんあります。

⇒買う理由を探し始めたら要注意。買い物の言い訳を疑って無駄遣いを減らす

買うと決めたものでも、急がないならセールまで待つ

私がセールで買うのは、前から買うと決めていたものだけですが、条件がもう1つあります。

値段が下がるまで待っていても、暮らしに支障が出ないことです。

たとえば、Kindle(電子書籍を読む端末)はたいていAmazonの値引きを待って買います。

なくても本は読めます。

家に紙の本も数冊あるし、オーディオブックも利用できます。

だからいつも、数か月待って、安くなったときに買っています。

塗り絵に使うマーカーや色鉛筆のセットも同じです。

塗り絵をはじめたとき、色鉛筆は1セット買ったので、画材がないというわけではありません。

持っている色鉛筆で塗れるので、どうしても欲しいと思うものだけ、安くなっているタイミングで買いました。

日用品は、安くなる時期を狙って買うことはありません。

必要だと思ったとき、安いものを見つければ買いますが、そのために買う時期をずらしたり、まとめ買いしたりはしません。

洗剤のように、薄めれば長く使えるものは、使い切ることを心がけていて、もう残っていない、と思ったら定価で買っています。

⇒ニーズかウォンツか迷うなら、半年後に答え合わせをする

いつでも安く売っている店を1つ見つけておく

値下がりを待つ以外にも、安く買う工夫はします。

定価では売っていない店で買うという方法です。

型落ちした品物や、シーズンの終わったもの、在庫が余ったものを、いつでも安く売っている店があります。

日本ならアウトレットの店が近いでしょうか。

こういう店を1つ知っていると、割引の時期に合わせて動かなくてよくなります。

買う場所が決まっていれば、必要になったとき、そこへ行けばすみます。

ダウンジャケットは、過去2回ともWinners(メーカーの在庫品などを定価より安い値段で常時売っている店)で買っています。

いま着ているものも、5年以上前にそこで買いました。

ダウンジャケットは、定価で買うとかなりの値段になります。

暖かければそれでいいので、あまりお金を出す気にはなれません。

Winnersにはブランド品もありますが、ブランドものが欲しいわけではないです。

そこそこ質のいいものをリーズナブルな値段で手に入れられるので、値の張るものは、ここで買うことにしています。

1000円のものが800円になっても、たいして家計は変わりません。

でも、3万円のダウンジャケットを1万円で買えれば、私の場合、かなり助かります。

ただし、安い店を決めたからといって、始終行くわけではありません。

利用するのは、本当に必要なものがあるときだけです。

セール情報は、自分がよく買う店のものだけ見る

セール情報は、ほとんど追っていません。

私が使うのは、Amazonのプライムデーとサイバーマンデーの2つだけです。

ブラックフライデーは、のぞくことはあっても、結局あまり買っていません。

値段が下がる時期は、忘れていても必ず気づきます。

私が利用している語学アプリやデジタルサービスの提供元が、この時期になるとメールを送ってくるからです。

だから、ほかの割引情報は知らなくても事足りています。

ただ、私は買い物の多くをAmazonでしていて、しかも買うのはKindleのようなデジタルのものが中心なので、これですんでいます。

ほかの人は、そういうわけにはいかないかもしれません。

そんなときも、自分にとって重要なお知らせだけ追うことをおすすめします。

ふだんよく利用している店を1つか2つ決めて、そこのお知らせだけ受け取るようにするといいでしょう。

それ以外のメルマガは解除して、アプリの通知は切ったほうがいいです。

値引きの情報は、本当にたくさん入ってきます。

メルマガ、アプリの通知、SNSの広告、インフルエンサーの言葉。

この記事にも広告が出ているはずです。

私はメルマガをほぼすべて解除しました。

すると、必要なものがないのに買い物サイトへ行くことがなくなりました。

みんなが買っている安いものを、自分だけ見逃しているような焦りも、いつのまにか消えました。

買う店や利用するセールをしっかり決めてしまうと、ほかの広告になびかなくなります。

⇒セールで散財しないために。始まる前にやっておきたい4つの準備

****

セールを一切使わない暮らしをする必要はありません。

どうせ買うものがたまたま安くなっていれば、うれしいですよね。

セールは、使いどころさえ決めておけば、必要なものや欲しいものを安く手に入れるいい手段です。

ただし、主体的に利用しないと、セールのほうがあなたの買うものを決めてしまいます。

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カナダ在住の60代。ミニマリストです。

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