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買い物が止まらない人のために、ちょっとの間だけ、買うのがやめられそうな方法を5つお伝えします。すべて私がやってみて効果を感じたことです。
断捨離をするためには、物を捨てるだけでは片手落ちだと、何度か書いてきました。
物を捨てるのは断捨離の「捨」の部分。断捨離でもっとも始めやすいのが「捨てること」なので、ここから始めるのは、理にかなっています。
ですが、どんなに捨てても、相変わらず家に物を入れ続けていたら、いつまでたっても物の絶対量は減りません。そこで、捨てる方が軌道にのってきたら、今度は買わないシステムを少しずつ作ることをおすすめします。
こんな方法をとってみてはどうでしょうか?
1.断捨離する
私の場合、断捨離をするにつれて、できるだけ物を減らしたいという意識が強くなり、それだけでよけいな物を買わなくなりました。
物を捨てるのは大変ですから。時間もかかりますし、精神的にも疲れます。毎日、過去の無駄遣いの結果を目の当たりにして、その処理に追われていたら、いやでもそんなに簡単に買い物しなくなるものです。
よって、買い物をしないクセをつけたいなら、まず手持ちの不用品を捨てることをおすすめします。
できれば私のように断捨離の様子やミニマルライフのよさなどをブログに書くか、人に話すとさらに効果的。
自分で人に話しているうちに、断捨離のメリットや、「物を減らした方が楽だ」という考えが強化されるからです。
つまり信念が強くなって行くのです。
さらに、ブログを書いていると、「断捨離」や「ミニマルライフ」をキーワードに、いろいろな情報が目に入ってきます。
たとえば、先日、映画「ザ・トゥルー・コスト」を紹介しました⇒『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』11月日本で公開。服を買い過ぎる人は必見です
断捨離やミニマリズムを追求していなかったら、この映画は私のレーダーにひっかからなかったと思います。
2.自分の買い物の記録をとる
1ヶ月何を買ったのか、ノートに書いてみます。全部を書くのが大変なら、特に買うのを減らしたいものだけ数字を追って行きましょう。
私は昔、家計簿はつけていませんでしたが、クレジットカードで何を買ったか、記録をとっていたことがあります。
洋服、雑貨、文房具、本など。お金がないと言いながら、すぐにいらなくなるものに浪費しているのに気付きました。
今は食費を含めたすべての物を記録しています。
私の記録方法⇒家計簿がつけられないズボラ主婦が行き着いたお手軽な支出の記録法とは?
1ヶ月だけ記録をとり、足し算するだけでいいです。それだけで、買い物は減ります。
3.すぐに買わない
何事もタイミングが大事です。タイミングをのがすと、いろいろな物の魅力が色あせてみえます。
そこで、わざとタイミングを逃すように仕向けます。つまり、すぐに買わずに1ヶ月ほど待ってみるのです。
私は、以前ほしいものがあったら、とりあえずノートに書いて30日は買うのを待つようにしました。1ヶ月ぐらい待つと「やっぱりいらないかな」と思うようになります。
そのうち、「もしかしたら、これはなくてもいけるかもしれない」というものもノートに書いて行きました。なければないでなんとかなるものです。
4.買い物にかけている時間に意識的になる
時間は有限です。貴重な時間をどれだけ買い物に費やしているか意識的になることも買い物を減らすコツです。
時間に意識的になるために、以下の3つのうち、好きなものをやってみてください。
1.) 1ヶ月単位で考える
1ヶ月自分が自由に使える時間のうち、どれだけ買い物に費やしているか計算してみます。割合を出してください。
現在の私は、食材の買い物には月に10時間ぐらい費やしていますが(多すぎですかね?)、それ以外の買い物にはほとんど時間を使っていません。
インターネットで買うことが多いからです。
その代わり、歯医者にやたらと時間を費やしています。
2.) 1日単位で考える
日々のスケジュールを洗い出し、すべてのタスクに時間を割り振り、買い物もタスクの1つにしてしまうと、もっと意識的に買い物ができます。
私は毎日やることを付せんに書いて、おおまかではありますが、それぞれに時間も割り振っています。
たとえば、土曜日の午後、どこかに買い物に行くのなら、「午後、買い物」とぼんやり考えるのではなく、紙の上に「買い物、3時間」としっかり時間を割り振るのです。
そうすれば無駄にショッピングビルをうろうろしません。制限時間があるのですから。
ぼーっと楽天市場やアマゾンを見ている時間も、きっちり計算してみましょう。セシールのカタログを見ている時間も入れてください。
10年ぐらい前でしょうか? プチプラのお買い得商品を紹介していたり「今日のコーデ」みたいな写真をのせているブログを見ていたことがありました。
ほぼ毎日見ていました。安い服を売っている店も見ていました。買う頻度は少なかったのですが、商品を見たりレビューを読むのにやけに時間をかけていました。
ウインドーショッピングと言えます。今思うと、ものすごくもったいない時間の使い方をしていました。
このころは、今みたいに、日々のタスクに時間を割り振っていなかったので、このような時間の無駄遣いを平気でしていたのです。
3.) 一生涯単位で考える
人生の残り時間を計算したことがありますか?
私の場合、80歳まで生きるとして、あと24年。
1日のうち睡眠が8時間、食事やお風呂、家事に6時間とるとすると、1日の持ち時間は10時間。その時間をすべて自分のために使えるかどうかはわかりませんが。
そうすると、10x365x24=87600で、あと、87600時間残っていることになります。
残り時間のうち、あなたはどれだけ買い物に費やしたいでしょうか?
このように終わりを意識すると、ただなんとなく買い物するクセはだいぶ改まります。
5.自分が買い物する理由を見つける
なぜそんなにしょちゅう買い物に行き、すぐに不用になるものを買ってしまうのでしょうか?
1度、自分の買い物の動機や理由を追求してみましょう。
先日私は、自分の若いときの買い物の理由をこのように分析しました⇒何があなたを買い物に走らせるのか?私の買い物が止まらなかった5つの理由
理由を知り、そもそもの問題を解決すれば、病的な買い物は止まります。
2で紹介したやり方で、買い物に使ったお金を記録するとき、それを買った理由も詳細につけてください。「ただの衝動買い」「どうしても必要だと思った」「たまたま店で見かけたから」など、いろいろな理由があると思います。
こういう理由を書いたあと、さらに一歩進んで、「なぜ衝動買いをしたのか?」「どうして必要だと思ってしまったのか」と深く分析します。
ストレス解消なのか、ただの習慣なのか、何かからの逃避なのか。
ストレス解消なら、散歩に行けば、お金もかからず、物も増えません。習慣になっているのなら、別の習慣に置き換えましょう。その方法はこちらに詳しく書きました⇒買い物する習慣をやめる5つの方法。買わない人になって断捨離も節約も加速する
こういうことを考えるのは、めんどくさい作業です。しかし、1度とことん考えてみることは、意識的な買い物をする大きな手助けになります。
買い物するたびに、記録もつけて、理由も分析するのは面倒ですから、それがいやで、買い物が減ることも充分考えられますよ。
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今回お伝えした方法は、別に難しくもなく、お金もかかりません。ただ、自分の頭で考えることが必要です。
「それが、面倒」という声が聞こえてきそうです。
こういう手段を取るのが面倒なら、私のようにミニマリストになってしまうのも1つの手です。
物を買わないからミニマリストになったのか、ミニマリストだから物を買わないのか、そのへんは自分でもよくわかりません。
確実に言えることは、できるだけ少ないもので生きようと決めたら、そうそう簡単に物を買うことができなくなったことです。
この生き方に興味のある方は1度お試しください。