ページに広告が含まれる場合があります。
甘いものを控えたらどうなったか、教えてくれた読者のお便りを紹介します。
ちょっと甘いものをやめてみようかな」と思う方の参考になれば幸いです。
内容:
・チョコレート断ちをしたら起きたこと
・砂糖を控えたら起きたこと
・ゆるい砂糖断ち
まず、おもちさんからです。
チョコレート断ちをしたらアトピーのかゆみがなくなった
件名:御礼
約3年前から筆子さんのブログを愛読し(著書2冊も)、断捨離も少しずつ進んでいる、40代主婦です。
今回は健康面での変化があり、御礼を差し上げたいと思い初めてメールします。
筆子さんの影響で、去年の夏から砂糖を断つとまではいかないのですが、減らす努力を続けています。
私はとにかく甘いものが大好物で、毎日大量のチョコ菓子を食べておりました。それをやめようと決意し、チョコ菓子などをとにかく買わないことから始めました。
チョコ断ちです。
買わなければ食べられないという当たり前のことですが、効果はてきめんでした。
ただ、料理にはこれまで通りきび砂糖や蜂蜜は使っています。
それでもかなりの砂糖を減らせたと思います。
身体の変化としては、まず1カ月を過ぎたあたりから、アトピー性皮膚炎の痒みが無くなったこと!
何十年も薬が手離せなかったのに、半年以上たった現在は飲み薬はもちろん塗り薬も不要になりました。掻きむしって血だらけになっていたのが嘘のようにツルツルになりました。
そして一番の驚きは、チョコ断ちをして4カ月ほどのときに受けた健康診断の結果です。
私は身体は細身なのですが、ここ5年ほど毎年LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の数値が高く、毎度「要受診」判定。
医師によれば、「年齢も体質もあるし、減らすには服薬しかない。でも一度飲み始めたら一生飲み続けることになるよ」とこれ以上高くなれば服薬と宣告されていたのです。
そのLDLコレステロールが基準値内だったのです!
食生活は変わっていないし、変わったのはただ1つチョコ菓子をやめたこと。私は砂糖(とバター)を減らした結果だと思っています。
筆子さんのおかげだと感謝しています。
ありがとうございます。
補足
ただ、チョコも悪いばかりではなく、カカオ70%以上のものを決まった分量食べることは逆にLDLコレステロールを減らすことになるという医学的なデータもありますよね。
当然ながら私がこれまで食べていて断ったものはそういう高カカオのチョコではありません。
おもちさん、はじめまして。
長く、ブログを読んでいただき、本も目を通してくださっているときき、とてもうれしく思います。
体調がよくなってよかったですね。
かゆいのもいやですけど、薬を飲むのもいやですよね。
どんな薬も副作用がありますから。
からだに悪いものを食べながら、その影響を薬で相殺するのは、お金ももったいないですが、何より身体に負担がかかると思います。
おもちさんは、服薬をまぬがれて本当によかったです。
これからも、お元気でお過ごしください。
次は豊子さんのメールです。
砂糖断ちしたら元気になった
以前から気になっていた、砂糖断ち! 昨年10月からスポーツジムに通いながら、何となく「お砂糖控えよう!」と思いドーナツ、ケーキ、バームクーヘンが大好物。
今年の春ぐらいから我慢して、久しぶりにドーナツを食べてみたら、甘くてたべれず。
お菓子やジャンクフードは癖のものだとよくわかりました。
お料理にも砂糖は使わず、ほんの少し味醂で素材の甘さで調理してます。
そこで気付いたのが、アレルギーの湿疹や冬場の足の乾燥が全くなくなり、友人の娘さんから「最近、肌つや良いね!」なんて言われて、嬉しくて。還暦ですけど~!
身体が軽くなったような気がします。体重は変わりませんが~。
これからも筆子さんのブログ楽しみにしております。お元気でお過ごし下さい!
豊子さん、はじめまして。メールありがとうございます。
還暦ですか。同い年ですね。
湿疹がなくなってよかったです。
そうなんですよ。甘いものやジャンクフードをたくさん食べるのは単なるクセです。
以前も書きましたが、私も、かなりの甘党で、「甘党式部」というハンドルネームを使っていたほどです。
ですが、今はお菓子はいっさい食べません。
豊子さんと同じで、体重は減りませんが、これは、体質+ナッツの食べすぎによるものと思われます。
それでは、豊子さんもどうぞお元気で、引き続き楽しくお過ごしください。
次はさくらさんのメールです。
2018年の6月にいただいたものです。今ごろですが、シェアさせていただきますね。
食のマインドフルネス
件名:砂糖断ち、マインドフルネス、出費と食べたものの記録をとること
いつも更新をありがとうございます。何度かメールしたものです。
砂糖断ち4週間チャレンジをしているのですが、まーまー順調に??いっています。
もともと完璧にやろうと思っていなかったので(砂糖断ちは難しいことなので)、でも以前と比較するとはるかに量が減っているので、長い目で見れば大変順調といえるなあと感じます。
口にするときは完全に意識的になっています。
お砂糖は、ながーいながーい間、人生、生活とともに存在していたので(母もすぐに甘いものを与える人でした)、その甘さでなぐさめられていたとも言えるのでお砂糖にはありがたさも感じでいます。
でももう、別れを告げる時です。
今回筆子さんに聞いていただきたいことは、「マインドフルネス」のことです。
言葉自体は知っていましたが、筆子ジャーナルで取り上げられていたのを、何度か目にするうちに、自分の中にストンと落ちてきたのかもしれません。
そして、食べたもの逐一、お金を使った際の逐一を小さなノートに記録するようになったところ、ものすごーーーく意識的になりました。
「なんとなく食べる、買う」が一切、なくなりました。
すると、ああ、私はお腹いっぱい食べたくはないんだ、少しだけ美味しくいただきたいんだとはっきり自覚しました。そして、そうなりました。
お金を使うときも、とても意識的になりました。
すると、本当に本当に自分が必要な物、環境にできるだけ負担をかけないもの、作り手をサポートしたいと思えるものを、と買い物するさいの意識がはっきり
しっかりしてきました。
まあ、これでいいか、がなくなり、ストックを買うって実はすごーくムダなんだなとはっきり分かりました。当然、出費も減りました。
それと同時に、自分は今までなんて愚かな買い物の仕方をしていたんだろう!!とはっきり自覚しました。
そういう自分はもう終わりにしました。
そしてこれは一種のマインドフルネスでは??と思いました。
毎瞬のマインドフルネスというとすごく漠然としていますが、食べることのマインドフルネス、買い物のマインドフルネスだと思いました。
このあり方は自分にとってとても心地よいです。
恩恵をとても受けています。
読者さんへの一押し記事と、イチオシ言葉は「マインドフルネス」を推したいと思います。記事というより言葉ですね。
過去記事を読んでいても、読者さんのお便りにはよく感銘を受けています。人の深い変化や気づきは、生きながらに生まれ変わるようなものなので、だから感動的なんだと思います。
TEDの訳も本当にありがたく思っています。
読みやすく大変分かりやすいです。筆子さん、すごく時間を使って丁寧に訳されていると思います。本当にありがとうございます。
ありがたく拝読しています。
長くなってすみません。これからも楽しみにしています。(私の毎日の楽しみです)
さくらさん、こんにちは。メールありがとうございます。
いろいろ気づきを得られてよかったですね。
あまいものを食べるとドーパミンが出るので(脳の報酬系が活発になる)、いやされた気分になります。
詳しくは⇒砂糖を食べると脳内で起きること(TED)
だから、ふだんの生活が、不幸だったり、何も考えていなかったりすると、知らないうちに、甘いものに依存します。
さくらさんのように、家に入れるものや、体に取り込むものに、意識的になるのはとてもいいことですね。
ガラクタを入れないようにすると、自分の生活(人生)や時間、健康をより大事にできます。
もう、このブログは卒業されたかもしれませんが、今年もお元気でお暮らしください。
マインドフルネスについて⇒落ち着いて、注意を向けて、ありがとうと言う、その方法(TED)
関連記事もどうぞ
砂糖に関する記事のまとめ⇒砂糖の害について書いた記事のまとめ
*****
確かに、チョコレートはからだにいい、という研究があります。
チョコレートの原料のカカオ豆は、昔は大変、貴重で、薬や滋養強壮に使われていました。
ですが、このチョコレートは苦い物質なので、いま、工場で大量生産されるチョコレートとは、似て非なるものです。
カカオが苦いぶん、チョコレートには、たくさん砂糖が入っています。
一口にチョコレートといってもいろいろありますが、甘すぎるチョコレートは要注意ではないでしょうか?
いま、Googleで、how much sugar in chocolate と検索してみたら、100グラムあたりの砂糖の量を教えてくれる窓が出てきました。
それによると、チョコレート100グラムあたりの砂糖の量は、
Dark Chocolate 48g
Milk Chocolate 52g
White Chocolate 59g
でした。
つまり、半分は砂糖というわけです。
もちろん、製品によって、この割合は変わります。
チョコレートをよく食べる人は、いったい何が含まれているのか、成分表示を見てから、そのチョコレートを食べるか、食べないか、食べるなら、どのぐらいの量を食べるのか、決めたほうがいいです。
バターやミルクが多いもの、からだにあまりよくない油脂がはいっているもの、人工的な香料や添加物が多いものもありますから。
それから、「チョコレートは身体にいい」とアピールしているリサーチ結果をみるときは、そのリサーチは、どこが資金を出しておこなったものかもチェックしたほうがいいです。
チョコレートメーカーがお金をだしているリサーチは、巧妙に、「チョコレートはからだにいいから、積極的に食べるべき」という結果に誘導している可能性があります。
これは、コーヒーやアルコールについてもいえることです。
以前(30年以上前)、ミスタードーナツで、オールドファッション(ドーナツの名前)を食べながら、コーヒー(ブラック)を飲んでいましたが、身体によくなかったと今になって思います。
いま、コーヒーは全然飲みませんが、飲めと言われても、きつすぎて飲めないでしょう。
かなりの甘党で、お菓子作りが大好きだった私が、いっさい甘いものは食べなくなったので、いま、甘いものをよく食べる人も、ちょっと気をつければ、量を減らせると思います。
買い物と同じで、単なるクセで、さしたる感動も意味づけもなく摂取しているだけです。
制限してみると、たまに食べる甘いものがすごくおいしくて、大きな感動体験を得られるかもしれません。