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大掃除や汚部屋の掃除、そして日々の掃除、人生に掃除はつきものです。けれども、掃除を好きな人ってあまりいません。
端的にいって面倒くさい作業です。
今回は少しでも、掃除を楽しくできるアイデアを10個紹介します。
大前提:ふだんから断捨離をしておく
物が多いと掃除は大変なのです。
物が少ないと本当に楽です。
掃除や家事が嫌いな人ほど、ふだんからまめに断捨離をしてください。必ず、掃除が楽になります。
おすすめは、1日15分だけいらない物を捨てる方法です。15分で27個捨てるセッションを毎日やってみてください⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
1.タスクをリストアップ
一口に掃除といってもいろいろあります。どこまでやるかは自分次第。大掃除したい場所、これから1ヶ月のあいだに掃除をしたいところ、または、今日掃除をしたい場所なをリストアップしてください。
リストの例:
1日分はそんなに欲張らないほうがいいです。
リストを作ると、やるべきことが明確になるので、掃除しているときのロスタイムが減ります。
1つずつ完了し、チェックマークを入れたり、線をひっぱって消していくととても達成感があり、モチベーションを保てます。
やる気のある人は、掃除リスト用にノートを1冊あてて、時々眺めてみると、無駄なことをやっていないか、このタスクはこんな日にやるほうがいい、などさまざまなアイデアが湧いてくるでしょう。
2.効果的な掃除道具、好きな掃除グッズを使う
大掃除お助けサイトなどには、大掃除に備えて、汚れがよく落ちる洗剤を買えとか、かわいいスポンジを揃えろ、と書かれています。
ミニマリストとしては、安易に掃除道具を増やすのはおすすめしたくありません。
しかし、道具がないと掃除ができないので、最低限の道具は揃えてください。
バケツに変な匂いのする雑巾がかかっていると、全く掃除する気になれません。小学校の教室の清掃で使ったぬるぬる雑巾を思い出してしまいます。
出だしで気持ちがくじけないように、せめてきれいな掃除道具を用意しましょう。
掃除機を買うなら、自分が使って気持ちがいいもの、見た目が素敵なものを買ったほうがいいです。
私のおすすめ掃除グッズはウエスです⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
手作りの洗剤なら、好みの精油で香り付けをすることができます。自分で洗剤を作る(といっても混ぜ合わせるだけ)ほうが、安全だし、主体的に掃除に取り組むことができるのでおすすめです。
エコクリーニングに使えるもの3つ:
家事も簡単、シンプルに~お酢を使ったエコ掃除と洗濯のアイデア10選
エコな掃除の決定版。私のベーキングソーダ(重曹)の使い方7つ
エコな大掃除にも活躍。重曹、お酢、石けん以外で掃除に使えるもの4つ
3.長時間掃除しない
大掃除のように、数時間、半日、ときに1日など、長々と掃除をしていると誰でも嫌になってしまいます。
理想は毎日少しずつ掃除すること。
1番に書いた断捨離と、1日15分の掃除を続ければ、大掛かりな掃除をする必要はなくなるでしょう。
4.何か聞きながら掃除する
無音のほうが掃除がはかどる、という人以外は、何か聞きながら掃除をすると、多少は楽しい気分でできます。
聞くものはいろいろあります。
・好みの音楽
・ラジオ番組
・ポッドキャスト
・オーディオブック
・DVD(画面は見ず音声だけ)
テレビやビデオをつけて掃除をする人もいますが、映像だと気が散るので、音だけのほうがいいと思います。
ただし、人が掃除している映像を見ると、やる気が出るかもしれません。
私は娘の部屋の掃除をしているとき、オーディオブックか動画(音声のみ)を聞いていることが多いです。
ミュージカルのサウンドトラックを流して、歌いながらやるのも楽しいですね。
5.掃除用のコスチュームを作る
掃除用に、着ていて楽しいもの、うれしいものを用意しておくのも掃除を楽しくする1つの手です。
お気に入りのエプロンや割烹着など、掃除するときにだけ身につけるものを用意しておくと、やる気が出るかもしれません。
実際、着ている服がその人の心理状態に大きな影響を与えます。
掃除のたびに、同じものを見につけていると、そのうちその服を着たら、自然に掃除をするようになります。
カレン・キングストンの本によると、断捨離するときは、黒やグレーなどのモノトーンではなく、赤やピンクなど明るい色の服を身に着けたほうがよいとのこと。捨てる決断がさくさくできるそうです。
このアドバイスに従って、私もできるだけ明るい色の服を着て片付けをしていたこともあります。
といっても、ビタミンカラーの服はないので、黄色のカーディガンなどを着ていました。
今は、いつもの服でやっていますが。
どうにもこうにも掃除が嫌だ、という人は、気分のあがる服を着てみてください。
6.掃除ではなく運動(ダイエット)だと思う
掃除を掃除ではなくて、エクササイズだと思ってやると、やる気がでます。
掃除は肉体労働なので、ただ座っているよりも消費カロリーが増えます。
座りっぱなしはひじょうに体に悪いです⇒座りっぱなしが寿命を縮める。座りすぎのリスクとそれを回避する方法。
スクワットなどの運動を組み合わせれば、筋力を鍛えることも可能。
掃除はけっこう重労働なので、のろのろやらず、キビキビと動くと、ますますカロリーの消費を期待できます。
一説によると、掃除機を30分かけると、110キロカロリー消費するそうです。とは言え、30分掃除機をかけ続けるためには、相当、大きな家に住んでいる必要があります。
掃除機をかけると歩く量が増えるのは確かですね。
バスルームの鏡や窓ガラスを磨くときは、思いっきり手を伸ばせば、ストレッチになります。私はわざと利き腕でない左手を使ってみたりします。
掃除は、日常生活では使わない筋肉や筋(すじ)を使うことができるとても健康によいありがたい活動なのです。
7.タイマーを使う
タイマーをかけて掃除をすると、だらだら掃除するより集中できて効率があがります。
しかも、ゲームのようで楽しくなります。
実際、世に出ているゲームの中には、制限時間をもうけてエキサイティングにしているものが多いです。
タイマーを15分に設定して、15分だけはがまんして掃除をする、という使い方もできるし、経過時間をはかって、記録を打ち立てる、という使い方もできます。
私のタイマーの使い方⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
8.ゲームにする
タイマーを使わなくても、やり方しだいで、掃除をゲームとして楽しむことができます。
たとえば、汚部屋の床から服を拾うとき、「まずは赤い服だけ」「次は青い服」「次は黒い服」と色ごとに拾ってみてはどうでしょうか?
私は娘の洗濯物(洗濯は本人がしていますが、洗濯して乾かした物はカゴに入れっぱなし)をタンスやクローゼットに戻す時は、服のカテゴリーごとにやっています。
まず、レギンス、次にジーンズ、トップス、下着、という順番でカゴから拾いだし、それぞれを畳んでまとめておき、最後に種類ごとにタンスにしまうという手順です。
レギンスからやるのは、それが一番量が多いから。かさばるものから先に片付けると、作業が一気に進んだように見えて、うれしいものです。
9.休息を入れる
掃除が大変になってしまうのは、長時間ダラダラやってしまうから。私はどんなに長くても1回15分以上はやりません。
まあ、毎日の掃除は5分~10分というところです。
長丁場になりそうな掃除は、15分タイマーをセットして、1セッション終わったら椅子やソファーに座ってぼーっとしたり、伸びをしたり、水を飲んだりして、休憩を入れています。
オフィスワークなど一般の仕事は50分~90分に1回は15分ぐらい休憩をとるのが理想だそうです。私はもっとまめに休息するのが好きです。
休憩する癖のない人は、意識して休憩時間をもうけてください。作業効率があがるし、疲れすぎません。
10.ご褒美を設定
日々の掃除をするのにご褒美なんていらないような気もします。掃除をすると、きれいになるので、それが充分リウォードになっています。
ですが、汚部屋の掃除や大掃除など、ちょっと大掛かりな掃除をするときは、ご褒美を設定するとやる気が出るかもしれません。
さっぱりやる気が出ないときは、掃除が終わったら、あのおいしいお茶をいただこう、とか、ミステリーを読もう、とご褒美を用意してみては?
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掃除は、無心になれる、1人の時間を楽しむ行為とも言えます。
こう考えると掃除タイムはリラックスタイムです。
ただし、1人でもくもくと掃除をしていると、どんどん暗くなってしまう人は、家族(とくに子供)や友だちと一緒にやってみてください。
全くやる気がでなくても、まずはちょっとだけ手をつけてみると、加速がつきます。
それでもやっぱりできないときは、家事代行などプロの方にお願いしてみる手もあります。