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物があふれる世の中で、どうやったらスッキリ暮らせるか?
部屋の中を物であふれさせないコツを10個紹介します。
どれも実践的で効果がある方法です。ふだんの心がけ次第で、生活は大きく変わりますよ。
1.安いからという理由で物を買わない
100円均一ショップで買った物をガラクタにする人がたくさんいます。
安いから、手軽に買えますが、安いから、大事にできません。
100均を利用するなとはいいません。
本当に必要な物だけを、それが必要なタイミングでのみ買ってください。
これを意識するだけで、ガラクタの発生率がかなり下がります。
用もないのに、100均やコンビニに出向くクセがついている人は、まず、その習慣をあらためるといいでしょう。
「買わない生活」をするためにコンビニと100円均一ショップへ行くのをやめてみる
私は、ふだん100均もコンビニも全く利用しませんが、生きていくのに困ることはありません。
2.飾りすぎない
インテリア小物などを飾りすぎないようにします。
「ちょっとさみしいかな?」「ちょっと殺風景かな?」ぐらいのところでとどめたほうが身のためです。
特に気をつけたいのは洗面所、トイレ、お風呂場、冷蔵庫の扉など、本来は物を飾らなくていい場所です。
こうしたスペースに無理に物を飾る必要はありません。飾り立てようとすると、狭いからごちゃつきます。
「見せる収納」にも注意してください。雑誌には、「見せる収納」のアイデアがたくさんのっていますが、私の経験では、どれもうまくいきません。
美しさを保てるのは長くて数日。へたするとその日のうちにぐしゃぐしゃになります。
見せる収納は、「使いやすいようにしまっておく」という収納のゴールに、もう1つ、「見た目を美しく整える」というゴールが加わります。
物が多すぎると、最初のゴールを達成することですら、けっこう大変なのに、さらにハードルをあげる必要があるのでしょうか?
雑誌にのっている収納が美しいのは、スタイリングしたその一瞬だけを切り取っているからです。
一方、私たちは、毎日、死ぬまで生活していかなければなりません。それはずっと続く線です。
とくに努力しなくても、ごく自然に「見せる収納」ができてしまう人以外は、手を出さないほうが無難です。
飾り物を捨てるすすめ⇒センスのいい人なら知っているインテリア小物(飾り物)をガラクタにしない10のルール
3.収納スペースに100%詰め込まない
押入れ、本箱、たんす、クローゼットなど、物を入れるスペースや収納家具にぎっしり詰め込まないようにします。
多くても収納キャパシティの80%、理想は60%ぐらいではないでしょうか?
さらに、家具の上に、物をのせないようにします。上に積み重ねるとごちゃつきますし、何かを引っ張り出したら、ほかの物も落ちてきます。
そもそも取り出しにくくてストレスが増えます。
100%どころか、みっしり入っていて、あふれんばかり。もし、そんな家具があったら、さっそく、中身を断捨離してください。
持っている必要のない物まで、しまっている可能性、大です。
4.フックやハンガーの数を意識的に減らす
スペースがあると、人間は不用な物でそのスペースを埋めます。
その理由⇒さっさと断捨離を終わらせるコツ:パーキンソンの法則から学ぶ
それと同じで、フックがあると何かかけたくなるし、ハンガーがあれば、洋服をかけたくなります。
物をかけるものを意識的に減らして、物が増えすぎないように、自分で防波堤を作ります。
そうしないと際限なく物が増えますよ。
吊り下げ収納の恐ろしさ⇒吊り下げ収納?何でもぶらさげる母に資本主義社会の構図を見た~実録・親の家を片付ける(15)
5.写真に撮る
人間は環境に順応するので、ガラクタがたくさんある部屋の中で暮らしていても、それが当たり前になってしまいます。
実は、全然、当たり前でないことを思い知るために、まめに部屋の中の写真を撮るようにします。
ごちゃつきが気になるコーナー、テーブルやデスクの上、クローゼットの中、引き出しの中、洗面所の棚の中、本箱の様子、玄関のたたき、キッチンのカウンター、冷蔵庫の中。
バチバチ撮影し、冷静に観察してください。
物が多すぎることに気づき、片付けたくなります。
断捨離をして、きれいに整理できたら、それも写真に撮っておくといいでしょう。片付いた状態を思い出せるリマインダーになります。
6.何もないスペースを作る
家の中に1箇所だけでいいので、ここだけは何も置かない、ガラクタフリーゾーンを作ってください。
どこでもいいです。棚の一段、引き出し1つ、など。
流しをきれいにしておくのもいいと思います⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
テーブルの上にもういらない物(空のペットボトルなど)を1つ置くと、そのまわりに物が集まってきます。
逆に、何もない場所を1つ作ると、そこから、きれいな場所が広がっていきます。
我が家では、バスルームの引き出し1つと、棚を一段からにしています。
うちのバスルームの写真をのせています⇒私の歯磨きグッズとその収納方法(写真つき)
7.不用になったらすぐに捨てる
使い終わったり、用済みになったりしたら、そのタイミングで処分します。
当たり前のことですが、これをしない人がたくさんいます。使い終わったときに捨てないから、部屋に物があふれます。
近頃は簡易包装が増えたので、ショップの袋をためこんでいる人は、あまりいないと思いますが、ショップの袋がたまるのも、用済みになったときに、すぐに捨てないからです。
お店で買ったものが入っている袋は、家に帰って中身を取り出したときに役割を終えています。
そのタイミングで、捨てます。
食品が入っていた空き缶や、空き箱も同様です。しまい込むと、どうやって使うか、あとで考えるはめになります。
明確な使いみちがあるなら残してもいいですが、使い道がないものは、収納してはいけません⇒しまい込むな。なんでもかんでも収納するクセを直す5つのステップ。
8.買ったらすぐに使う
物を買ったら、できるだけ早く(48時間以内)使い始めたり、食べ始めたりします。
ものによっては、そうできないこともあるでしょうが、とにかく、できるだけ早く使うことを意識してください。
使わずに、そこらに置きっぱなしにすると、ガラクタ化します。
家にあるのに、買ったことを忘れて同じ物を買ってしまったりもします。
ふだん、必要な物だけを買うようにしていれば、否が応でもすぐに使うことになります。
すぐに使えないことが多いなら、本当に必要な物を買っているのか、見直してください。
すぐに使うコツ⇒物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ
9.そろえようとしない
新しい物を買うと、それに合う物をどんどん買ってしまうことがあります。これをディドロ効果といいます⇒止まらない買い物を止める方法。ディドロ効果のワナを知れ。
たとえば、新しいバッグを買ったら、それに合う靴や、アクセサリー、ジャケットなどが欲しくなって買うことです。
新しい食器を買ったら、それに合うほかの食器や小物を揃えることもそうです。
一から揃えようと思っていると、ディドロ効果のワナにはまって、物が増え続けます。そして、部屋が散らかります。
そろえたがる傾向がある人は、以下のことをしてください。
・おそろいでなくても、問題ないと考える
・きのうまでそれがなくても生きていられた。なぜ、きょうそれが必要なのか、ましてや、なぜいろいろとそろえなければならないのか? それが自分の人生にとって、なんの意味があるのか? と自問する。
・トータルコーディネートをめざさない(あなたは雑誌や映画撮影のためのスタイリングをしているわけではありません)
・毎月の予算を組み、余分な物は買えない仕組みを作る
・ワン・イン・ワン・アウト(1つ買ったら1つ捨てる)
ディドロ効果とは、言うなれば、ワン・イン・ファイブ・インのような状態です。これを阻止するために、まめに断捨離をします。
ただし、読者の中には、買い物がしたいがために、まだ充分使える物を捨てていた人もいました。
そのような人は、買い物習慣から変えるといいでしょう⇒どうしたら、今持っているもので充分、満足だと思えるか?
10.小さな断捨離を日々の習慣にする
物が増えすぎないように、毎日コンスタントに不用品を捨てます。
大規模な断捨離をする必要はありません。1日15分ぐらいの、小規模な片付けを続けます。
朝一番、夜、お風呂に入る前、帰宅したらすぐ、など毎日同じ時間にやるようにすると、習慣になりやすいです。
小規模な片付けのアイデアを書いています:
⇒何を捨てていいのかわからないときは、こんな物から捨ててみては?:プチ断捨離のまとめ、その2。
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部屋の中に物をあふれさせない暮らし方やコツを10個紹介しました。
特におすすめなのは、1番の、安いからという理由で物を買わないことです。
私だって、値段が高いよりは安いほうが好きですし、日本の100均には魅力的な商品が多いです。
ですが、私が去年100均で買った画材(塗り絵グッズ)は、あまり満足できない商品が多く、使い切ったものもありましたが、大半は、母の手に渡りました。
こういう失敗をするのは、私だけではないと思います。