タオルの在庫を調べている女性

ミニマルな日常

捨てることが苦手でも、 3つの前準備でスムーズにスタートできる。

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もう何年も『筆子ジャーナル』を読んでいるけど、何1つ捨てていません。

たまにそういうお便りをいただきます。

たぶん、日々、忙しくて、なかなか断捨離に着手できないのでしょうね。まあ、わかります。他にもやることはいっぱいあるでしょうから。

でも、不用品は早めに捨てておいたほうが、後の人生が楽になります。

きょうは、本格的な断捨離をする前に、前準備をしてみてはどうでしょうか?

前準備としてできることを3つお伝えします。

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1.心の準備をする

最初に心の準備をします。気持ちの準備をしておくと、実際に作業するときスムーズに進めることができます。

断捨離の目的について考えてみる

なぜ断捨離をしたいのか? なぜいつも『筆子ジャーナル』や片付け本を読んでいるのか、不用品を捨ててどんな生活をしたいのか、断捨離をする目的を考えてみましょう。

目的があると、モチベーションを維持しやすいし、障害に出会ったときも、簡単にはあきらめません。

目的を考えるとき断捨離のメリットを確認しておくといいでしょう。いろいろありますが、不用品を捨てるのは新しいスタートを切ることであり、本当に大切なものにフォーカスする暮らしを実現させることです。

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捨てることに対する抵抗感を減らす

捨てることに抵抗があって、なかなか始められないなら、その気持ちを手放すことから始めましょう。

ものに対する執着心を減らすために、真正ガラクタと呼べるものを自宅から探しててください。探すだけなので、まだ捨てなくてもいいです(もちろん捨ててもOK)。

たとえば、

-使い道が全くなく、誰にも必要とされないもの:古いカレンダー、本体がなくなった電化製品のマニュアル

-完全に壊れていて修理不能なもの:割れた食器、どうやって直していいかわからない家電

-保管しておく意味が全くないもの:もうしないゲームの攻略本、読むと気分が落ち込む一方の手紙、字が汚くて読みたくても読めない日記やノート

こうした真正ガラクタを取っておく理由は何でしょうか? 

たぶん、説得力のある理由はありません。

真正ガラクタは捨てたほうがいいとわかれば、捨てることにそんなに抵抗を感じません。

感謝する練習を始める

自分が置かれている状況や、その日起きたできごとに対して感謝できるようになると、「ああ、もう私には十分あるな」とか、「気分よく暮らすのに、こんなにものはいらないよね」と思うようになれます。

すると、「こんなにものはいらないから、少し手放そう」と気持ちが動くでしょう。

リマインダーとしての感謝ノートのすすめ~感謝できるようになる方法(その1)

2.捨てやすい環境を作る

断捨離をするときに必要なのは、やる気や思いきりではなく時間と心の余裕です。この2つを確保することを心がけてください。

捨てる時間帯を確保する

不用品を見つけて捨てる作業をいつするか考えて、スケジュールに入れます。

1日15分ぐらいでOKです。

忙しい人は、朝、作業するといいでしょう。帰宅後は、疲れているし、食事やお風呂など、やることがたくさんありますので。

15分だけ早起きして、捨て活タイムを作ってはどうでしょうか?

心の余裕を得る

スローダウンしてゆったり暮らすと心に余裕ができます。

ミニマリスト流、スローライフの始め方。心と身体が疲れている人におすすめです。

ゆっくり暮らすために、あまりスケジュールを詰め込みすぎないほうがいいでしょう。

やりたいことがたくさんあるときは、以下の記事を参考にして、取捨選択してください。

やりたいことを絞り込む方法~優先順位をつけられない人へ。

不用品を出すスペースを作る

意外と盲点なのは、不用品を出すスペースがないのに、片付けを始めてしまうことです。

床や大きなテーブルの上がものだらけだと、作業スペースを確保できません。押入れや引き出しの中身を引っ張り出す場所を決めて、そこだけはきれいにしましょう。

その場所になくてもいいもの、別の場所にあるべきものを全部拾って、スペースを作ってください。

ゴミはしっかり捨てましょう。

3.何をどう捨てるか考える

捨てる計画を立てて、実際の捨てる作業がどんなふうに進むか、シミュレーションします。

何を捨てるか? 捨てたいか?

具体的にどんなものを捨てるか、考えてみましょう。

このとき、ものや場所ごとに考えると思いつきやすいです。

■ものごと

衣類、書籍、昔の仕事の資料、食器、タオル、古いもの(昔使っていたおもちゃや教科書)、親から譲られた着物、CDやDVDのコレクション、ファングッズなどなど、少し数を減らしたい、減らすことができたらいいなと思うものを、ものごとに書き出してください。

■場所ごと

寝室、リビング、キッチン、バスルーム、廊下の押入れ、階段など場所ごとに片付けるほうがやりやすいなら、片付けたい場所をピックアップします。

捨てたいものは、すべてノートに書いて、後々のレファレンスとしてください。

どうやって捨てる?

捨て方(寄付、販売、処分など)を心づもりします。

私は、処分するものは、寄付か廃棄のどちらかです。

捨てるものの行き先を複雑にすると、作業が進まないので、慣れないうちは、シンプルな処分方法にしておいたほうがいいです。

メルカリなどのフリマアプリで売るつもりで、いつまでたっても、家の外に出せないことがあります。

自分の性格や不用品の処分にかけられる時間について考えてから、売ることを検討してください。

これまで、「捨てたいけど、捨てることができない」状態だったのは、時間の余裕があまりないからです。

「不用品を売ってお金を作ろう」という記事はたくさんありますが、全員が全員、そうする必要はありません。

確かに不用品を売れば、お金はできますが、その分、時間を差し出すことを忘れないでください。

捨て基準を考える

ふだんから優柔不断で、ものごとを決めることが苦手、なかなか決断できない、ぐるぐる迷ってしまう。

そんな人は、はじめに、捨て基準を考えておくと、本番で捨てやすいです。

定番の捨て基準は、このブログにたくさん書いていますが、改めて、自分のルールを確認しましょう。

たとえば、以下のものは捨ててもいいと私は考えています。

・3年間ずっとしまいっぱなしだった

・使い道を思いつかない

・それを使うシチュエーションをイメージできない

・ふだん全く触らない

・ただの場所ふさぎ

・正直、見るのもいや

断捨離する物にやたらと迷う人向け、捨てる物チェックリスト。

必要なものを揃える

捨て活に必要なものを揃えておきます。

まあ、たいしてありません。

捨てるものや寄付するものを分別するための袋や箱があれば、すぐに捨て活を開始できます。

先ほども書きましたが、本当に必要なのは、目的意識、時間、心の余裕だけです。

番外:サポート体制を整える

必要だと思うなら、周囲の人に「私、不用品を捨てるから」と宣言しておいてください。

誰にも言わずにこっそり捨て活をする人が多いのですが、家族がいるなら自分の意図を伝えておいたほうがいいです。

家族に言っておけば

協力を得られやすい

全く協力してくれない可能性もありますが、子供はわりと協力してくれます。

モチベーションが上がる

人に「不用品を捨てます」宣言をすると、今より、責任感が増すので続けやすくなります。ただし、他人の期待やプレッシャーを強く感じてしまうと逆効果なので、自分の性格と相談して宣言してください。

家族全体で取り組める(かもしれない)

人は、身近な人の行動に強く影響を受けるので、家族も、「あ、私もこれ捨てる」と言って、捨て始める可能性がとても高いです。

捨て活が家族共同プロジェクトとなり、家族の絆が深まるかもしれません。

フィードバックを得られる

たとえ、家族が協力してくれなくても、何らかのフィードバックはあります。人の意見を聞くと、新しい視点を得られ、捨てるつもりなんて全然なかったものまで、捨てることができるかもしれません。

*****

なかなか捨て活を始められない人に、前準備をすることをおすすめしました。

準備をすることで、捨てる生活が、より身近になります。あなたの脳が、「そうだ、私、捨て活するんだった」と思い出してくれます。

繰り返しますが、捨てることに必要なのは、目的意識、作業する時間、心の余裕の3つです。

まずは今の自分にこの3つがあるか、確認してください。

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