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断捨離テクニック

最終更新日: 2018.08.23

めんどくさいから片付けができない。そんな人におすすめの5つの簡単プロジェクト。

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部屋の中が荒れているのに、「めんどくさくて片付けられない」という理由でそのままになっていませんか?

そんな人におすすめの、ごくごくシンプルな片付けプロジェクトを5つ紹介します。

お正月に、「今年こそは断捨離する!」と決めたものの、何もしないまま、お盆もすぎてしまったのなら、今こそ、巻き返しのチャンスです。

以下に、やってみるといいかもしれないタスクを複数紹介します。「横のものを縦にするのもいやだ、だけど、部屋はきれいになってほしい」という方は、1つだけ選んでやってください。

最初に、1つだけ選ぶのがコツです。それが片付けのとっかかりになります。大がかりなことを、たくさんやろうと意気込むと失敗します。



1.小さなタスクを毎日続ける

簡単な片付けを毎日コツコツ続けると、部屋がきれいになっていきます。誰でも知っていることですね。

毎日やるので、やり忘れがないし、3週間もすれば、習慣になります。

おすすめのタスク

◯流しを毎日磨く⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)

◯トイレの掃除⇒トイレと洗面所をきれいに保つ秘訣は毎朝の簡単掃除にあった。

◯1日15分の片付け⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)

私が毎日やっているのは、流し磨き、トイレ掃除、床拭きです。

くどいですが、全部やろうとしないでください。どれか1つだけでOKです。





毎日、片付けをやるコツ

行う時間やタイミングを決める

朝一番、昼休み、帰宅したらすぐ、寝る前、など。

◯やらない日があっても、気にせず、次の日からまたふつうに始める。

完璧主義の人は、1日やらなかっただけで、「やっぱり私は三日坊主だ」「また失敗した、もうだめだ」と必要以上に、心にダメージを受けます。その後、そのままズルズル何も片付けない生活に戻ります。

考えてみれば、これまでろくに片付けないまま来たのですから、1日や2日、やり忘れたところで、たいして影響はありません。

毎日コンスタントにやる

余裕がある日に、「明日の分もやっておこう」とやりすぎると、毎日、淡々とやるリズムがくずれます。「やりすぎない」のは意外と重要なポイントです。

タイマーを使えばやりすぎを防ぐことができます⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?

2.週に1度、やることを決め、それを継続する

毎日、片付けをやる気になれない人は、1週間に1度、ごくシンプルな片付けプロジェクトをすることにします。

やる曜日を決めておくといいです。たとえば、毎週月曜日に、財布の中を整理する、とか。

財布の中身を全部開けて、いらないもの(ゴミや、財布の中にあっても仕方がないもの)を取り出し、捨てるなり、保存場所に移動させるなりします。

ついでに、ポイントカードや割引券の期限もチェックして、使いそうにないものは捨てます。

財布が汚れていたら、ちょっと拭きます。

確定した中身を、きれいに財布に戻します。最後に財布を所定の場所に戻します。

週末は、家族でお出かけしたりして、お金を使うことが多いと思うので、月曜日としましたが、べつに自分の好きなタイミングでやればよいです。

財布ではなく、ポーチやバッグ、車のダッシュボードなど、ほかの場所の整理をしてもいいでしょう。

私が、1週間に1度やっているのは、普段使っていないものを使ってみること(火曜日)と、先伸ばししているちょっとした用事をやること(水曜日)です。

以前、週間プランを考えてやっていたときのなごりです⇒家事の週間プランで綺麗部屋の住人へ~ミニマリストへの道(29)

1週間、日替わりで何かをやってもいいのですが、そうするとハードルがあがってしまう人も多いでしょう。

手始めに、週に1度だけ、「◯◯をやる日」にすることをおすすめします。

毎日、外食やお惣菜で食事をすませている人は、週に1度だけ、自炊する。逆に、毎日節約料理作りにがんばっている人は、週に1度だけ外食をして息抜きをする、など。

週に1度は何も買わない、と決めてもいいですね。ゆるやかに物が減っていきます。

3.捨てるものを決めて、ひたすらそれを捨てる

「家中、片付けてきれいにしなければ」と思うからハードルがあがります。

特に散らかっている物だけをターゲットをし、なくなるまでひたすらそれを捨て続ける、という方法をとってはどうでしょうか?

床に落ちている紙類や衣類をひたすら拾い続ける(捨て続ける)、食器棚にびっしり入っている食器をひたすら間引く、など。

捨てる物を決めておくと、「ああ、どこから片付けよう」「何から始めよう」と考えることに、脳のエネルギーを取られません。

最初だけちょっとがんばって「私は、やたらと本をたくさん持っているから、本をターゲットをしよう」とか、「売るほど化粧品があるから、少し減らそう」と決めるだけです。

私も、今月は書類、今月は本、とわりとターゲットを決めて断捨離をしています。

「何をターゲットにしたらいいのか迷ってしまう」というときは、明らかに多いものにすればいいですね。部屋の中であふれている物です。

べつに収納スペースが少ないからあふれているのではなく、数が多すぎるから、はみだしているのです。

やり方の参考にどうぞ⇒捨てる物に迷ったら、数が多すぎる物を捨ててみる(プチ断捨離14)

4.入ったら出す

何かが家に入ったら、代わりに2つ捨てる、と決めて、実行すれば、ゆっくりと、でも、確実に物が減っていきます。

現状維持なら、ワンインワンアウト(1つはいったら1つ捨てる)ですが、もっと物を減らしたいときは、入った分の2倍か3倍、捨ててください。

こう決めておくと、家に物が入ったときが、片付けのきっかけになるので、忘れることもありません。

きっかけ⇒ルーティン(行動)⇒報酬というプロセスをふむので、そのうち習慣になります。

習慣のループ⇒今の自分を変えたい。3Rで新しい習慣を身につける方法

きっかけ:何かが家に入る

ルーティン:べつの物を2つ捨てる

報酬:見た目がちょっとすっきりする。達成感が得られる。

こんな感じです。

この3つのプロセスを意識すると、本当に習慣づけに成功します。

私は、毎日、モーニングページ10年日記をつけていますが、モーニングページは一度挫折したことがあるし、10年日記も書いたり、書かなかったりしていました。

ところが、書くタイミング(きっかけ)を、(すでに習慣になっていた)朝のジョギングのあとで、と決めたら、毎日書くようになりました。

いまは、ジョギングに行かない日も、当たり前のように書いています。

入ったら、出すという行動は、すでに物が少ないと大変です。けれども、まだまだたっぷりある時は、余裕で取り組めます。わりとおすすめの片付け方法です。

家に物が入ってくるプロセスにも意識が向くので、断捨離の「断つ」部分も、上手にできるようになります。

5.使い切る

「捨てたり、片付けたりするのはおっくうでできない」という人は、手持ちの物を使い切るようにしてください。使い切れば、その物が消滅するので、捨てるのと同じ結果になります。

物を使い切るコツ

1)使い切るまでの時間(期間)に意識を向ける

物をじっと見て、「これを消費するのに、いったいどれぐらい時間がかかるかな?」と考えるクセをつけるといいです。

お米や調味料、トイレットペーパー、シャンプーといった消耗品が、どれぐらいでなくなるのか把握している主婦も多いと思います。

消耗品だけでなく、自分が本を読むペース、作品を作り上げるまでにかかる時間(手芸が趣味の人)、衣料品がだめになるまでの期間なども、過去のデータを調べ、あたりをつけてください。

実際に、何かを使い切るまでにかかる時間(期間)を計測するのもおすすめです

私は、ボールペンや鉛筆など、筆記具を使い切るまでの日数はだいたい把握しています。

こんなことをしたからです⇒持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ

2)使い切るまで次のを買わない

まだ前のがあるのに、新しい物を買うのはやめます。同じ種類のものを2つ同時進行で使うと、1つを使うまでの時間がつかめないし、いつまでも使いきれません。

3)同じ種類のものは同じ場所におく

ストック商品をあちこちに分散して保管していると、在庫状況を把握できず、「まだあるのに、うっかり買ってしまう」というミスにつながります。

筆子も実践中

最近の私が、一番強く心がけているのが、この「すでに家にある物を使い切ること」です。

こう意識して、家の中を見ると、いろいろなお宝が見つかります。

「私って意外といろいろ持ってるなあ。ミニマリストなのに」と思ってしまいます。

使い切ることを意識すると、無駄遣いも防げます。片付けという行為そのものが嫌いな人に、特におすすめのプロジェクトです。

☆関連記事もどうぞ⇒なぜすぐに片付けを始められない?5つの理由とその対処法

****
今回は、片付けの取っかかりに使える、ごく簡単なプロジェクトを提案しました。

「めんどくさい」「やる気が出ない」と思っても、実際にやり始めてみると、意外とどんどん捨てられます。

「大々的に捨てよう」「徹底的にきれいにしよう」などと思わず、「とりあえずやってみるか」と軽い気持ちで取り組むのがコツです。





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