風鈴

断捨離テクニック

断捨離に行き詰まったら、風通しのよい部屋にすることを意識してみる。

楽しく断捨離をしていたはずなのに、最近、なんだか行き詰まってしまった。

そういうこと、よくあります。今回は、そんなスランプ状態の人に、「風通しのいい部屋にする」ための断捨離を提案します。

徹底的に風通しにこだわってみると、家の中にあるガラクタに気づくものです。

断捨離を始めたばかりで、何がガラクタなのかわからない人にも、この方法は効果があるでしょう。

まず、なぜ風通しにこだわるべきか、その理由からお伝えしますね。



風通しをよくしたほうがいい理由

風通しが悪いと、空気がよどんで、部屋が湿気てしまう、というのが、風通しにこだわる一番の理由です。

日本は湿度が高いので、風通しの悪いところに物を置くと、あっという間にカビがはえます。

カビについて⇒カビはなぜ生える?対策する前に知りたいカビの基礎知識

カビがはえると、柱や壁など、家そのものがダメージを受けるし、カーペットや家具も痛みます。新品のバッグでも材質によっては、カビが生えます。

もちろん、カビのまわりにいると、人間も体調が悪くなります。

カビとはあまり親しくしないほうがいいわけです。

部屋が湿気ていると、ダニに代表される、虫もすくいますね。

風通しがよいほうがいいもうひとつの理由は、新鮮な空気が入ってこないと、脳に酸素がいかないから、というものです。

人間は酸素がないと生きられませんが、特に脳は酸素を必要としている臓器です。脳のエネルギー源はブドウ糖ですが、ブドウ糖を分解するとき、酸素が必要なのです。

酸欠になってしまうと、全身に影響が及びます。からだの動きだけでなく、心の動きにも大きく影響します。

大気中の酸素の濃度があがったときに、地球上の生物の進化が進んだ、と言われています。ふだんから、新鮮できれいな空気を吸うことを意識していると、すべてのパフォーマンスが向上します。

風通しの悪い、よどんだ空気の中で過ごすと、体調が悪くなるだけでなく、発想が貧困で、暗い考え方をする人になってしまうのです。

住宅ローンのお金や家賃を払っているのですから、わざわざ暗い人生を引き起こす環境にしておくのは、馬鹿げています。





風の入り口と出口を考える

風通しをよくしよう、と思ったとき、とりあえず窓を開ける人が多いです。

確かに、開けないよりは開けたほうが、風が入ってきますが、風を通すためには、入り口と出口が必要です。

まどを開けて、風を入れても、その風を出す場所(出口)がなければ、風は動かないのです。

忘れがちですが、出口を確保するのは、ひじょうに重要なポイントです。

人が酸素を吸って、二酸化炭素を排出するように、何ごとも、入れたら、出すことを意識すべきなのです。

風を入れたら、その風がどこを通って、どこから出ていくのか、考えてみてください。

風は目には見えませんが、ちゃんと道筋を確保しています。その道筋をイメージし、邪魔になっているものを排除すれば、風通しのよい家になります。

風の入り口/出口や、風の道筋にある物をチェックして、邪魔になっている物を捨てていきましょう。

ドアのあたりの見直しポイント

ドアは風だけでなく、人間も行き来する重要な場所です。

「風を通す」「人を通行させる」という扉のもっとも重要な機能がしっかり果たされるように、整えてください。

そばに物を置きすぎて、扉を自由に開けられない、なんて状態のまま放置すべきではありません。

扉を開け放とうとすると途中で家具にあたる、なんて部屋は、風通しが悪いです。完全に開け放つことができるように、そばにある物は撤去します。

まあ、実際は、ほんの少し開けただけでも、風は通りますが、人間がきゅうくつです。

ドアが何かにぶつかると、そのたびにプチなストレスを感じますが、そういうちょっとしたストレスの元を取り除くと、とても気分がよくなりますよ。

ドアの裏を収納に使う人もいますが、、「これは、どうしても必要な物だし、どうしても扉の裏に置くしかないんだ。ほかに選択肢はない」と思う物だけにしたほうがいいです。

ただなんとなく、ドア裏に収納しておくと、そのへんに散らからないから、という理由で、安易にドア裏を収納場所にすべきではありません。

本来、ドアは収納スペースではありませんから。

ドア裏の収納は、物がどんどん増えた結果、家中のありとあらゆるスペースの中で、収納に使えそうな場所はないだろうか、と検討した結果生まれたものだと思います。

昔はドアにぶらさげるものは、クリスマスのリースやお正月のしめ縄ぐらいでしたから。

ドア裏に物を収納しようと考えるとき、風通しや、人間の通りやすさは優先順位の下のほうに来ています。

窓周辺の見直しポイント

窓はドアと違って、太陽の光を入れる機能もになっている重要な場所です。

風通しに注意すると、おのずと日当りもよくなります。

窓辺に植木を飾ったりしますが、最小限にしたほうがいいです。ドア裏の収納と一緒で、「これは、どうしてもここに置くべきものだ。ここ以外ない!」と思うものだけ、厳選して置きます。

雑誌や新聞、雑貨などを、ただなんとなく、’出窓や窓のそばにおいてある家具に積み重ねるのはやめたほうがいいです。風が吹くと、はらはらと落ちてくるものがあったら、それは風の通り道にあるものです。

風通しを妨害してまでも、そこに置く、確固たる理由があるでしょうか?

「これは、風の通り道にあったほうがいいものか? と考えると、「ちょっと邪魔しているよね」と気づきます。

風の通り道にあったほうがいいものは、風があたって、愛らしい音色を奏でる風鈴や、海上を進むヨットの帆みたいなものです。

こういう物は意味があって、風の通り道にあるわけです。

意味もないのに、風の流れを邪魔して大きな顔をしている物は、置き場所を変えるか、断捨離を検討してください。

カーテンやブラインドのチェックも忘れずに

窓辺にぶらさがっているものにも注意を向けてください。

たいていカーテンがあると思いますが、カーテンの数を増やしすぎたり、存在感のありすぎるタッセルをつけて、過剰に装飾をしてはいないでしょうか?

カーテンの機能は、外から見えないようにする(プライバシーの確保)、調光や遮光、保温効果(冬場)、吸音などです。使う面積が大きいのでインテリアの役割もありますね。

カーテンは、風を通したくないときに使うもの、といえますが、風を通したいときには、はしっこに寄せて、風の道筋を作るのに協力します。

風と友好的な関係が保てるように、カーテンをしつらえたほうがいいです。

風とカーテンとどちらが大事か、といったら、風のほうです。場所によっては、カーテンなしでもいいかもしれません。

もちろん、それぞれの持ち味を発揮させることができる使い方をするのがベストではあります。

我が家は引っ越してからしばらくのあいだ、カーテンなしで過ごしていました⇒あなたは大丈夫?捨てすぎてミニマリストの落とし穴にはまるべからず

それはそれで普通に暮らせていたのですが、ブラインドをつけたら、「ああ、なんとなく人間の暮らしらしくなった」と思いましたし、娘も、「やっと、ブラインドがついた」と心底、喜んでいました。

ほかにも、風をふさいでいる物がある

部屋の真ん中に立ってあたりを見回し、風の通りを邪魔しているものはないか、調べてください。

大きな家具や、床の上に積み重なっている物たちです。

地震が多い日本では、高いところに、物を積み重ねる人は、そんなにいないと思います。が、床近くにあるものでも、風の通り道を邪魔していることがあります。

本棚や洋服ダンスには、物をびっしり詰め込まないほうがいいです。風通しが悪いですから。収納量が100だとすると、60ぐらいにとどめておくと、風の通りもいいし、取り出しやすいです。

収納スペースは、ゆったり使ったほうがいいですね。

☆関連記事もどうぞ☆

心地よい部屋にするために見直したい7つのポイント(前編)

気分よく暮らせる部屋づくり、7つのポイント(後編)

*****

今回は、風の通り道を意識する断捨離について書きました。

スランプ中の人だけでなく、断捨離を始めたばかりの人にもこの方法は効果があります。

断捨離に不慣れな人は、何がガラクタなのか、わからないものです。「物を減らすために何か捨てよう」と考えると、どれも皆、大事な物に思えます。

そうではなく、「心地のいい部屋」「風通しのいい部屋」「地震のとき安全な部屋」にするために、捨てよう、と考えると、いらない物があぶり出されるのではないでしょうか?

目に見えるものだけではなく、風のように目には見えないものも大事にすると、生活の質があがります。





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