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最終更新日: 2019.02.1

服の枚数を減らすと困るかもしれない5つのことと、それを解決するコツ

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手持ちの服を減らしたいと思っている女性はたくさんいます。ただ、なかなか実行に移せないようです。洋服の断捨離に関するお便りを拝見していると、あんまり枚数を減らすと、あんなことやこんなことで困るのではないだろうか、と心配しているようです。

そこで、服の数を減らすと困るかもしれない5つの状況とそれを解決する方法をお伝えします。



服を捨てるとこんなことで困りそう

5つの状況とは
1.着るものがなくなりそうで心配だ
2.フォーマルウエアはどうしたらいいの?
3.「あの人、いつも同じ服を着ている」と人に思われそうでいやだ
4.少ない服でおしゃれに装う自信がない
5.いつも同じ服だと飽きるのでは?

1つずつ詳しく説明しますが、先に書いておきたいことが1つあります。以上の5つはすべて、スタートする前に自分が勝手に頭の中で作り出している不安や恐れです。

まだ何もやっていないうちから、自分で「障害」を作り出しているのです。

このように、多くの人はやってみたいことがあっても、何もやり始めないうちから、「~だったらどうしよう?」「できるわけがない」と勝手に、不安要素を思いつき、先に進みません。

これはとてももったいないことです。

ワードローブのミニマム化は「案ずるより生むが易し」です。

1.着るものがなくなりそうで心配だ

服を減らさない前から、「着るものがなくなりそう」と心配する人が本当にいます。

しかし、今、タンスに服がたくさん入っているのに「着るものがない」と思っている人も大勢います。

これはいったいどういうことでしょうか?

たぶん、自分がどんな時に、どんな服を着たいのか全くイメージできていないのです。服の数が多すぎて、自分で自分の服を把握しきれていないせいもあります。

まずは少し捨てて、自分の服の全貌がわかれば、「着るものがあるのか、ないのか」もっとはっきりします。

あるのかないのか、はっきりさせましょう。

数を減らせば、それを着るしかなくなりますし、本当に足りないなら、買ってこればいいだけです。

自分のワードローブを把握すると、死蔵した服を活用できる可能性も出てきます。

ワードローブの管理の仕方はこちらに⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)

どうしても「着るものがなくなりそうで怖い」と思う人は、「着ないかもしれない」「いらないような気がする」と思ったものを箱に入れてしまっておけばいいでしょう。

安全ネットを作るわけです。

ただし、断捨離という面から見るとこの方法は効率がよくありません。同じアイテムに対して、何度も「これ取っておこうか、捨てようか」と検討しなければならないからです。

2.フォーマルウエアはどうしたらいいの?

結婚式や葬式などふだんとはちょっと違うイベントに着る服まで捨ててしまっていいの?と迷うかもしれません。

もし、必要だと思うのなら、残せばいいのです。誰も「全部捨てろ」とは言っていません。

服をミニマムにするということは、何もかも捨てることではなく、自分にとって必要な服を残すということです。

また、特别な時にいる服は、家族や親戚、友だちに借りることもできますし、レンタルしている会社もあるので、そういうサービスを利用してもいいでしょう。もちろん、買いに行くこともできます。





3.「あの人、いつも同じ服を着ている」と人に思われそうでいやだ

こういうふうに心配している人が思いのほか多いのですが、それは全くとり越し苦労です。

あなたが芸能人で、毎日ニュースやワイドショーなどに出ていたら、視聴者はあなたの服から髪型から化粧から細かくチェックするかもしれません。

しかし一般人ならば、そんな心配は無用です。

なぜなら、世間の人はよくも悪くもあなたの服装などにたいしてい注意を向けていないからです。

通常、みんな自分のことで頭がいっぱいです。

「人からいつも同じ服を着てるって思われそう」というのは、自意識過剰です。

仮に、同僚に毎日、服装チェックをされ、「毎日同じ服ね」と言われたとして、それが何か大きな問題になるのでしょうか?

「毎日同じ服を着ている人」と思われるだけでそれ以下でも以上でもありません。

私にはなぜそれがそこまで問題なのかよくわかりません。

それに服をミニマムにしたって、毎日同じにはなりません。私ですら、ときどきボトムスが変わります。

いつもはトラックパンツをはいていますが、すごく寒いときは、大昔セシールで買った中綿の入ったパンツをはいて出かけます。セーターの下に着ている長袖のトップスも2つ持っているのでたまに変わっています。

私はやりませんが、髪型を変えたり、顔周りにつけるものをちょっと変えるとだいぶ印象が変わるので、そういうので変化をつける手もあります。

☆擦り切れた服を着ていて「貧乏オーラが出ている」と言われたらこう対処してください⇒服をミニマムにしたら、貧乏オーラが出てると言われた。そんな時の対処法

4.少ない服でおしゃれに装う自信がない

アイテムが少ないとおしゃれな格好ができない、やはりある程度は数が必要なのではないか、と考える人も多いです。

しかしここで考えてほしいのは、これまでたくさんのアイテムを持っていて、おしゃれな格好ができていたのか、ということです。

できていなかったのなら、数を減らすことで、より自分らしいおしゃれを楽しめるようになります。

これまでも満足の行くおしゃれができていたのなら、その場合も、やはり数を減らすと、さらにセンスが磨かれます。

その理由はこちら⇒おしゃれになりたいなら、服をどんどん断捨離したほうがいい理由

特におしゃれにこだわる人は以下の点を気をつけてみては?

自分らしいスタイルにすること
借り物はやめて、自分らしいな、と思う服装に持っていくといいでしょう。結局、他のだれでもない自分の人生を生きることが幸せにつながります。

色を合わせること
全部同じ色にする必要はなく、組み合わせやすいように色の系統を合わせておきます。

アイテム数をしぼりたいなら、色数からしぼっていくのも手です。無地を大目に構成すると合わせやすいでしょう。

私は柄物は1つも持っていませんが、柄物は色数が複数になるので、複数の服と合わせることができます。うまく選べば、重宝な1枚になるでしょう。プリントの服は、シミをつけても目立たないというメリットもあります。

服のカラーコーディネートに関しては、専門の本やサイトがたくさんありますので研究してください。

質のいい服を選ぶこと
おしゃれに装いたい人は、多少、質にこだわって、チープなものではなくそこそこ良い物を買うことをおすすめします。

5.いつも同じ服だと飽きるのでは?

私は、毎日同じ服にすると、服について考える時間や、着るものを選ぶのに使うメンタルエネルギーを他のことに使えるのでよい、と思っています。実際大変ラクになりました。

ですが、毎日、いろいろな服をカメレオンのように着替えたい、と思う人もいるでしょう。

そういう人は無理に服の数をミニマムにすることはないです。

ただ、同じ服ばかり着ていると飽きるか、というとそうでもありません。私は毎日同じ顔をしてますが、別に自分の顔に飽きるということはありません。特に好きでもありませんが、これしかないので、これで行くしかないのです。

顔の場合は、日々細胞が古くなって行くので、変化があるとも言えますが、おおむね毎日同じ顔です。

服の場合も、いつも同じような服を着ていると「そういうものだ」と思い、それがふつうになります。

さらに、アイテムをミニマムにするとヘビーローテーションすることになるので、消費のサイクルは多少早くなります。

私は服を20着以下にしてからは、捨てることはあっても、買い足しはしていません。けれども、けっこう傷んできているので、ふつうの人はとっくに買い替えていると思います。

買い替えするとき、別のアイテムを買えばいいので、飽きないでしょう。もちろん、前と同じような物を買ってもいいです。

いずれにしろ、自分はだんだん年をとっていくし、時代も変わって行きます。いったんミニマムにした服も、それが最終決定で、死ぬまでずっとこの20着を着続けなければいけないんだ、ということではありません。

常にメンテナンスや微調整はあります。

おしゃれな人ほど、いったんコアアイテムを決めても、これはこれに変えたほうがいいんじゃないかしら、色はもうちょっとこのほうがいいんじゃないかしら、とあれこれコンスタントに、それこそ毎日のように考えると思います。

だから飽きないのではないでしょうか?

結局、「飽きる」というのは自分の気の持ちようでいくらでも変えられます。ミニマルなワードローブを持つことは、主体的に着るものを決めること。創造力や感性を発揮する余地は逆に広がります。





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